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U5.日常のお手入れ
E3 を長く調子よく使うための、ちょっとしたお手入れをまとめました。特に高速造形(Hyper Speed)を使うときは、いくつか気をつける点があります。
高速造形(Hyper Speed)の注意
Hyper Speed は速く造れるモードですが、高速だからこそ起きやすいこともあります。症状ごとの対処を覚えておきましょう。
- 難しい形は速度を落とす形状によっては高速だとうまく造れないことがあります。そのときは速度を落とした(通常速度の)造形にすると、問題なく仕上がる場合があります。
- 反りはスティックのりで対策高速用の材料でも、形によっては反りが出ることがあります。プレートにスティックのりを塗ると定着が良くなり、反りを抑えられます。
反りの例。端が浮き上がってしまう(大型の造形やABSで起きやすい) - 摺動部はグリスアップ高速でヘッドを動かすぶん、シャフト(金属の棒レール)が摩耗しやすくなります。シャフトのグリスが黒ずんできたら、グリスを塗り直しましょう。
用語:摺動部(しゅうどうぶ)こすれて動く部分のこと。E3 ではヘッドが滑る金属シャフトなどが当たります。グリスアップ=潤滑グリス(機械用の固い油)を塗り直すお手入れです。
- ノズル周りをこまめに清掃高速造形では、ノズルのまわりにフィラメントのゴミが付きやすくなります。こまめに掃除して、きれいに保ちましょう。フィラメントが入らない・詰まるときは、ヘッドを開けて奥のフィーダーギアまで掃除します(→ M1. ノズルの清掃)。
日常の清掃
ふだん気をつけること
① ノズル周りに付いた樹脂カスを取り除く(加熱直後は素手で触らず、冷めてから、または耐熱手袋で)。 ② プレートののり残り・油分をふき取ると、次の造形が定着しやすい。 ③ 造形台や本体内部にたまった糸くず・かけらを取り除く。
やけど注意
ノズルと造形台は、稼働中・稼働直後はとても高温です。清掃は必ず電源を切って冷ましてから、または付属の耐熱手袋を使って行ってください。
本格的なメンテナンスは ⑥メンテナンスへ
分解をともなう作業は ⑥メンテナンスにまとめています。M1. ノズルの清掃(詰まり対処)/M2. オフセットキャリブレーション(清掃・移動のあとの高さ合わせ)。
フィラメントの保管
材料は湿気が苦手
フィラメント(材料の糸)は湿気を吸うと、造形中にプチプチはじけたり、表面が荒れたりします。使わないスプール(糸巻き)は、乾燥剤と一緒に密閉袋や保管ケースに入れておくと長持ちします。

このページでおさえること
① 高速で難しい形は速度を落とす。 ② 反りはスティックのり。 ③ 摺動部はグリスが黒ずんだら塗り直し。 ④ ノズル周りはこまめに清掃。 ⑤ 材料は乾燥剤と一緒に密閉保管。