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6.はじめての造形

最初の1個は、いちばん簡単なUSBメモリで造形する方法でつくってみましょう。データをUSBに入れて本体に差し、画面を数回タッチするだけです。ネットワーク接続は不要です。

用語:gcode(ジーコード) ideaMaker でスライスした後に出てくる、造形の指示ファイルのこと。3Dプリンターは、この gcode のとおりにヘッドを動かして1個をつくります。これがないと造形できません。
最初の造形の前に必ず 初回は、本体のオフセット調整(S4)が必須です。これを飛ばすと1層目が台に定着しない/ノズルがぶつかる原因になります。まだ済ませていない場合は、先に S4. オフセット調整 を済ませてください。

全体の流れ(USBで1個つくる)

  1. ① ideaMaker でスライスした gcode を USB に入れる パソコンの ideaMaker で 3Dデータ(stl)をスライスし、「ローカルディスクへ書き出す」で USBメモリに gcode を保存します。
    ここはくわしく別ページでインストールやスライスの手順は 7. ideaMaker 入門 で順を追って説明します。テスト用データは付属USBメモリにも入っています。
  2. ② USB を本体横のポートに差す gcode の入ったUSBメモリを、タッチパネル横のUSBポートに差し込みます。
    タッチパネル横のUSBポートにUSBメモリを差し込む様子
    ▲ USBメモリは画面のすぐ横にあるポートへ差し込む
  3. ③ 画面右下「印刷開始」→「USBストレージ」→データ選択→「印刷」 タッチパネル右下の「印刷開始」を押し、保存先で「USBストレージ」を選びます。造形したいデータを選んで、赤い「印刷」ボタンを押すと造形が始まります。
    印刷ソース選択画面(ローカルストレージ/USBストレージ)とファイル選択、印刷ボタン
    ▲ 「USBストレージ」を選び、データを選んで「印刷」
  4. ④ Home画面で進捗を確認する 造形が始まると、タッチパネルの「Home(ホーム)」画面で残り時間・進捗(%)・造形の高さを確認できます。完了まで待ちましょう。
    造形中のHome画面(温度・残り時間・進捗・モデルプレビュー)
    ▲ 造形中のHome画面。残り時間や進捗(%)が表示される
ヒント:モデルの画像が出るのは 造形中にHome画面へモデルの絵が出るのは、ideaMaker でスライスしたデータのときだけです。絵が出なくても造形そのものには影響ありません。

造形が終わったら(造形物の取り出し)

完成した造形物は、台ごとプレートを外して、プレートを曲げて剥がします。力ずくでこじる必要はありません。

プラットフォーム(造形台)のしくみ E3の造形台は「プラットフォームトレイ(加熱される土台。最高110℃)」の上に、薄い鋼板の「フレキシブルプレート」が磁石でくっついている2枚構造です。プレート表面は定着に優れたPEIシート仕上げ。曲げられるので、造形物を簡単に剥がせます(→ 4. 各部の名前 の「H」)。
  1. 完了表示を確認し、台が冷めるまで待つ Home画面でプラットフォーム(Heatbed)の温度が下がるのを待ちます。熱いうちはやけどの危険があるうえ、冷めると造形物は自然に剥がれやすくなります。
    Home画面。上段にノズルとプラットフォームの温度が表示される
    ▲ Home画面の温度表示で、台(Heatbed)が冷めたのを確認
  2. フレキシブルプレートを台ごと取り外す プレートは磁石で吸い付いているだけです。手前の端を指でつまんで少し浮かせ、そのまま持ち上げれば外れます。工具は使いません。
    本体から取り外したフレキシブルプレート。薄い鋼板で手で持って扱える
    ▲ 本体から取り外したフレキシブルプレート(写真はお手入れ時のもの)。薄くてしなる鋼板です
  3. プレートを軽く曲げて「パキッ」と剥がす 造形物の近くを持ち、プレートを外側へ軽くしならせると、底面が「パキッ」と音を立てて剥がれます。向きを変えて2〜3回しならせると、大きな造形物も外れます。
  4. 外れにくいときだけスクレーパー(ヘラ) 付属のスクレーパーを造形物の底にプレートと平行に差し込み、テコの要領で少しずつ浮かせます。刃の進む先に手を置かないでください(→ 2. 安全に使うために)。
    付属のスクレーパー(ヘラ)と隙間ゲージ
    ▲ 付属のスクレーパー。鋭い部分があるので取り扱い注意
  5. プレートを元に戻す プレートのゴミや樹脂カスを払い、トレイの位置に合わせて置けば、磁石が自然に吸い付いて固定されます。浮きや傾きがないかだけ確認してください。
熱いうちに触らない 造形直後はノズルもプラットフォームも高温です。温度表示が十分下がってから取り出してください。
うまく剥がれない・反ってしまうときは 毎回はがれにくい、逆に途中で剥がれて反ってしまう——どちらも調整で直せます。→ 8. 困ったとき「反り・剥がれの実践対策」
このページでおさえること ① 最初の造形の前にオフセット調整(S4)を済ませる。 ② USBに gcode を入れて本体横に差す。 ③ 「印刷開始」→「USBストレージ」→データ選択→「印刷」。 ④ 進捗はHome画面で確認。 ⑤ 終わったら冷めるのを待ち、プレートごと外して曲げてパキッと取り出す。