トップ③ ideaMaker 基本操作編 / IM5. スライスして確認

IM5.スライスして確認

準備ができたらスライスを実行し、プレビューで「このまま造形したらどうなるか」を確かめます。ここでの答え合わせが、失敗や「思っていたのと違う」を減らす近道です。

スライスを実行する

「スライスへの準備」の右下、または画面上部の「スライスを始める」を押すと、変換が始まります。数秒〜数十分(モデルの大きさ・細かさによります)で終わり、画面がプレビューに切り替わります(IM1で自動プレビューにチェックを入れていれば自動で開きます)。

スライスの前にひと確認モデルに黄色い三角(!)が出ていたら、データが壊れているサインです。先に「修復」を押してからスライスしましょう(→ IM3)。

プレビューの見方 ― 3つのポイント

(1)層送りスライダー ― 積み上がりを見る

プレビュー下のスライダー(横長のバー)を動かすと、1層目から最後まで、どう積み上がるかを順に見られます。空中に浮いた部分がないか、サポート(支え)が要りそうかを確認できます。

プレビュー下部の層送りパネル。ファイル名(.gcode)、現在の層のみ、層数のスライダー、Stepsのスライダー
▲ 層送りスライダー。上のバーで層(高さ)、下のバーでその層の動き(Steps)を送れる

(2)断面表示 ― 中身(充填)をのぞく

「中までちゃんと詰まっているか」を見たいときは、左のレンチマークから「断面」を開き、「可能」にチェック。X・Y・Z で切る向きと位置を決めると、中身が見えます。

「断面」ダイアログ。可能チェック、X・Y・トップZ・ボトムZ、コントロール、面を表示する、リセット
▲ 「断面」。切る向き(X/Y/Z)と位置を決めると、内部の詰まり方を確認できる

(3)見積り ― 造形時間と材料の量

画面の左上(または右上)に、造形時間・フィラメント使用量・価格のおおよそが出ます。「時間がかかりすぎないか」「材料が足りるか」を造形前に把握できます。

見積りパネル。造形時間・フィラメント(g/m)・価格
▲ 見積り。造形時間フィラメント量(g とm)価格の目安が分かる

構造の色分けを読む

プレビューでは、造形物の各部分が色分けされて表示されます。左の「構造」パネルに、色と名前、そしてどこに時間と材料がかかっているか(Time=時間、%=割合、Material=材料の重さ)が一覧で出ます。これを見ると「何に時間がかかっているか」が分かります。

構造パネルの色分け凡例。充填=黄、ソリッドフィル=橙、内壁=緑、外壁=赤、サポート=水色、スカート/ブリム=紫など。各行にTime・割合・材料量
▲ 「構造」パネル。色=部分の種類、右の数字=かかる時間と材料の量

初心者がまず覚えるとよい色は次のとおりです(残りは慣れてからで十分です)。

部分これは何?
充填モデルの中身(すき間のある模様で埋める部分)
赤茶外壁いちばん外側の壁。見た目・寸法に直結
内壁外壁の内側の壁。厚みが強度になる
ソリッドフィル上面・底面のすき間なく塗る層
水色サポート張り出しを支える仮の支え(あとで外す)
スカート/ブリム底に付ける土台(→ IM7
時間がかかりすぎるとき「構造」の一覧で%が大きい部分が、時間を食っている犯人です。たとえば充填の割合が大きいなら、充填率を下げると短くできます。
このページでおさえること ① スライスは「スライスを始める」を押すだけ(黄三角は先に修復)。 ② プレビューは層送り・断面・見積りで確認。 ③ 色分けで「何に時間と材料がかかるか」が分かる(黄=中身、赤=外壁、水色=サポート)。