Form3鋳造用キャスタブルワックスレジンのサポート設定が改良

Form3のライトタッチサポートがキャスタブルワックスに対応

Form 3キャスタブルワックスレジンはジュエリー鋳造の工程を効率化することができる材料です。

指輪やネックレスなどのアクセサリや時計など、3Dデータからダイレクトにワックスモデルを3Dプリントすることで、鋳造の工程をより効率化します。

ただ、ジュエリーや時計などの鋳造品の特長として、細かく高精細で精密なデザインが求められるケースが多く、より細かく繊細な造形が求められます。

Formlabsによると、多くのジュエリーメーカーがSTLデータに変換する前の段階、CADデータの段階で手作業でサポート材を付けているケースが多く、サポート材の除去がユーザーの大きな悩みの一つということがわかりました。

こうしたユーザーの皆様の手間、悩みを解決するため、PreForm 3.4.6(6月3日現在は3.51)から、キャスタブルワックスレジンのライトタッチサポートが新たに追加されました。これにより造形後のサポートの除去や仕上がりが向上します。

キャスタブルワックス
キャスタうブルワックス(画像引用:Formlabs)

サポート材の意味

Form 3のような反転方式の光造形3Dプリンターにとって、サポート材は造形物を支え、データ通りの形状に正しくプリントできるようにするための重要な要素です。

サポート材と仕上がりと手間の関係はトレードオフ

サポート材が多ければ、造形物の形状は安定しデータ通りに近づきます。その反面、造形後の後処理が大変で、サポート材の跡が多くなります。

一方で、サポート材が少なければ、造形後の後処理は楽になり、サポート材の跡も少なくて済みます。その反面、造形中の安定性に影響を与え、サポートが足りない場合、造形が正しくできない可能性がでてきます。

Form 3のPreFormでは、造形モデルの形状や大きさに合わせて、自動で最適なサポート材が設定できるようになっていますが、『どこまでサポート材を減らして正確にプリントできるか』を造形モデルごとに探る必要があります。

キャスタブルワックス

キャスタブルワックス用にサポート材が最小限に

とりわけ軽量で小さく、精密さが求められるジュエリー鋳造用の場合、支柱であるトラスを増やすとプリントが絡まったり、取り外しが難しくなる可能性が出てくるため、より『どこまでサポート材が減らせるか』が大きな課題だったのです。

今回、新たにバージョンアップしたPreFormでは、キャスタブルワックスに最適化されたサポート生成を可能にします。トラスを最小限に抑え、サポートの取り外しや、サポート構造よりも薄いデザインの場合でもサポートの取り外しが簡単になりました。

キャスタブルワックス

再設計されたサポート材:チップ形状で表面を保護

今回のPreFormのバージョンアップは、サポート材を最小限に抑えるだけではなく、新たにキャスタブルワックスの表面を保護するためにチップ形状を再設計しました。サポート材の除去で課題となるのが除去した後の表面の跡ですが、チップ形状をペグ状に改善することで除去も簡単で跡が残りにくく、くぼみがより少なくなっています。

また金属鋳造後の後処理も従来よりも簡単になりました。これにより複雑なジュエリーデザインなど安心してプリントが可能です。

このサポートチップは、従来の大型サポートでは損傷を受けやすい突起形状やレタリングといった小さな形状をサポートするのにも役立ちます。

キャスタブルワックス

PreFormのダウンロードと更新

PreFormの最新版は、以下のURLのFormlabs公式ページ、“PreForm release notes”のページから確認しダウンロードすることができます。

ページの上部にある“Latest versions”の項目にあるForm3の欄から、Windows、Macそれぞれお使いのPCに合わせて選択してクリックします。

インストール方法は「PreFormのインストール・更新方法」をご参照ください。

FormlabsはForm 3に関するさまざまなアップデートを行っており、サポート材の性能やプリント性など、ソフトウェア、ファームウェアの両面から改善をしています。

2020.6.3 投稿者:i-maker

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