3Dプリンターをメーカーから選ぶ

3Dプリンターメーカーはどのような種類があるの?

3Dプリンターは現在、多種多様な機種が登場しています。FDM方式、光造形方式、レーザー焼結方式など数々の特許が失効したことにより、2013年ごろから急速に開発が進み、現在では1台数万円から購入することもできます。

FDM方式の3Dプリンターメーカー

FDM方式の3Dプリンターメーカーでは、1台数万円から数百万円まで幅広いメーカーが登場しています。

FDM方式について

FDM方式とは熱溶解積層法といわれ、フィラメント材料という糸状のプラスチックを加熱したノズルに通して、溶かして積層する技術です。特長としてABSなどの高強度な造形物が作れる半面、材料が一度溶けて冷えて固まるため、安定させるのが大変です。この安定性の部分が高いメーカーが人気です。

FLASHFORGE(フラッシュフォージ)

デスクトップFDM 3Dプリンターで、高い導入実績を誇るのが中国メーカーのFLASHFORGEです。日本国内の累計導入台数が1万5千台を超え低価格ながらもメンテナンス性と安定性に優れた品質を提供しています。30万円台で複数のフィラメント材料が使用できるのも人気の一つです。

Creator3 Pro

造形サイズ:300 x 250 x 200mm

Creator4s

造形サイズ:400×350×500mm

Adventure4

造形サイズ:220×200×250mm

Guider2

造形サイズ:280×250×300mm


Raise3D(レイズ3D)

日本のFDM 3Dプリンターで圧倒的な導入台数を誇るのが中国メーカーのRaise3Dです。Raise3Dは、Raise3Dの最大の特長がハードウェアとの高い連携を誇るソフトウェア技術です。これにより、デスクトップタイプでありながら、1台でPLAからABS、カーボン配合などのエンプラ系のフィラメントも利用可能です。また自社製のフィラメント以外にも他社製のフィラメントが使えるパラメーターを提供しており、幅広い用途を提供します。

Pro3

造形サイズ:300×300×300mm

Pro3 plus

造形サイズ:300×300×300mm(シングルヘッド造形時)

E2

造形サイズ:330×240×240 mm

E2CF

造形サイズ:330×240×240 mm


MarkForged(マークフォージド)

MarkForgedはカーボンファイバー配合やガラス繊維などファイバー材料を入れた高強度&高硬度造形に特化したアメリカの3Dプリンターメーカーです。フィラメントそのものに繊維強化剤を配合するのではなく、2本のノズルでフィラメントの中に本物の繊維材をプリントすることで、高い剛性と強度を両立します。

Onyx One

造形サイズ:320×132×154mm

Onyx Pro

造形サイズ:320×132×154mm

Mark 2

造形サイズ:320×132×154mm

X3

造形サイズ:330×270×200mm

X5

造形サイズ:330×270×200mm

X7

造形サイズ:330×270×200mm

Metal X

造形サイズ:330×220×180mm


TearTime(UPシリーズ)

Upシリーズを展開するのがTearTimeです。UP Box、UP300など代表的なデスクトップ型のFDM 3Dプリンターを展開するメーカーで、ABSやPLA、TPUを中心に3Dプリントできます。ABSは小型の造形物であれば綺麗な仕上がりが可能です。

Up 300

造形サイズ:255 x 205 x 225mm

Up BOX

造形サイズ:255×205×205mm

Up Plus2

造形サイズ:140×140 ×135mm


AFINIA

AFINIAはUPシリーズと同型タイプのデスクトップ3Dプリンターです。ABSやPLA、TPUを中心に3Dプリントできます。ABSは小型の造形物であれば切れいな仕上がりが可能です。

AFINIA H+1

造形サイズ:255×205×225mm


Infinity

Infinityは積層跡が目立ちにくい造形が特長のFDM 3Dプリンターメーカーです。InfinityX1 SpeedからX2シリーズまで、大型造形も実現しています。

Infinity X1 SPEED

造形サイズ:210×210×240mm

Infinity X2

造形サイズ:310×310×260mm


Creality 3D(クリアリティ3D)

Creality 3Dは、中国の低価格タイプのFDM 3Dプリンターメーカーです。1台1万円台からの機種があり、組み立て式というタイプの3Dプリンターです。3Dプリンターの仕組みを学ぶなど、教育用のキットとしても人気です。

Ender-3

造形サイズ:220×220×250mm

Ender-3 Pro

造形サイズ:220×220×250mm

Ender-3 Max

造形サイズ:300×300×340mm

Ender-3 S1

造形サイズ:220×220×270mm

Ender-3 S1 Pro

造形サイズ:220×220×270mm

Ender-3 V2

造形サイズ:220×220×250mm

Ender-5 Plus

造形サイズ:350×350×400mm

Ender-7

造形サイズ:250×250×300mm

Ender-3 S1 Plus

造形サイズ:300×300×300mm


ストラタシス

ハイエンド機の代表的なメーカーです。FDM方式そのものを開発したアメリカのメーカーで、庫内温度を安定させる加熱オーブン機能を搭載し、ABSやPCなどのエンプラなどを高精度、高強度に造形することができます。同社の3Dプリンターは精度、強度、安定性に優れており、最終品レベルを作ることができます。ただ導入コスト、ランニングコストともに高いので、導入は生産レベルが中心になります。

F123シリーズ

造形サイズ:355×254×355mm(最大)

Fortusシリーズ

造形サイズ:406×355×406 mm

F900

造形サイズ:914×610×914mm

光造形方式の3Dプリンターメーカー

光造形3Dプリンターではハイエンド機から100万円代の様々な機種が登場しています。

光造形方式について

光造形方式とは、液体のUV硬化レジンに紫外線を当てながら固めていく造形技術です。紫外線の当て方が数種類あり、ビームであてる方法やプロジェクタであてる方法などがあります。この硬化を安定させる技術もメーカーごとに違います。

3Dsystems(スリーディーシステムズ)

3Dsysmtesは、光造形方式を開発したアメリカのメーカーです。開発元としての技術力は高く、非常に高精度かつ優れた安定性を誇ります。またもともと高価格帯のハイエンド機が中心でしたが、最近では300万円代から導入が可能です。100万円以下の光造形方式では実現できない最終品レベルの造形を提供します。

Figure 4

造形サイズ:124.8×70.2×196mm


Formlabs(フォームラブズ)

FormlabsはSLA方式の光造形3Dプリンターの代表的メーカーでアメリカの会社です。同社のForm2、Form3、Form3+は高い安定性と高精細な造形、多彩な材料に対応しており、100万円以下の価格帯の中では圧倒的な市場シェアを誇っています。

Form 3+

造形サイズ:145×145×185 mm

Form 3L

造形サイズ:145×145×185 mm

Form 3B

造形サイズ:145×145×185 mm


RayShape

RaySapeはDLP方式の光造形3Dプリンターのメーカーです。DLP方式は高速造形可能で、RayShapeも継ぎ目が目立たずに高速で3Dプリントが可能です。材料も豊富で高速造形用から最終品レベルが作れるナイロンライクの高強度レジンまで使用が可能です。

Shape 1+

造形サイズ:92×108×190mm

P200

造形サイズ:144×81×190mm

P400

造形サイズ:250×140×395mm

レーザー焼結方式の3Dプリンターメーカー

レーザー焼結方式は2014年に特許が失効して以来、低価格機種の開発が進んでいます。低価格機種といっても初期導入コストで500万円近い費用がかかります。

レーザー焼結方式とは

レーザー焼結方式は粉末状のナイロンにレーザービームをあてて焼き固めて造形する技術です。特長としてサポート材が付かないことから精度が出しやすく、かつ高強度な造形が可能です。ただし粉末を取り除く後処理に専用の設備や機械が必要です。

Formlabs(フォームラブズ)

Formlabsは光造形方式のメーカーとしてスタートしましたが、レーザー焼結方式のFuse1を開発しました。デスクトップ型として専用の後処理機FuseShiftを備え、窒素ガスなどを使用しなくても3Dプリントを行うことができます。

Fuse 1+

造形サイズ:165×165×300mm

インクジェット方式の3Dプリンターメーカー

インクジェット方式はUV硬化性樹脂をインクジェットのように噴霧し硬化することで高精細、滑らかな造形、フルカラー、マルチマテリアルが実現できます。

インクジェット方式とは

インクジェット方式は紫外線で固まるUV硬化性樹脂を吹き付けながら固めていく造形技術です。光造形よりもさらに細かく、かつ専用のサポート材がつくので後処理が楽です。またUV硬化性樹脂を混ぜながら造形できるため、フルカラーマルチマテリアルが可能です。その反面、ノズルが詰まりやすく定期的なメンテナンスが必要です。

ミマキエンジニアリング

日本国内の代表的な3Dプリンターメーカーで、フルカラーの3Dプリンターを提供するメーカーです。インクジェットで長年培った技術によって1000万色を超える多彩な表現力を発揮できます。またインクジェット3Dプリンターでは低価格で、400万円以上から導入が可能です。

Mimaki 3 DUJ-2207

造形サイズ:203×203×76mm(3kg以下)


ストラタシス

PolyJet方式はイスラエルのObjet社が開発する造形方式ですがストラタシスと合併することで同社のラインナップになっています。同社のPolyJet3Dプリンターはフルカラーやマルチマテリアルなど多彩な表現が可能です。

PolyJetシリーズ

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