ESD (静電気拡散)レジン Form3+/Form2 専用
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ESDレジン:静電気放電から保護&高い靭性

ESDレジンは静電気放電から保護する機能があるレジンです。電子機器などの製造、試作工程において、静電気が発生した際にESDレジンは静電気を拡散することで電子回路に影響を与えることを防ぐ効果があります。
また電子機器のハウジングやジグにも耐えうる高い靭性を持っています。
電子機器のエンクロージャーやハウジング、治工具に

ESDレジンは電子機器のエンクロージャーやハウジング、治工具などに最適です。静電気発生による不良から内部の電子回路を保護します。これまで3Dプリンター用のESD専用材料は高価格なものばかりでしたがESDレジンはForm3やForm3+などで使用が可能です。
ESDレジンの互換性、積層ピッチ、洗浄・二次硬化の条件
対応3Dプリンター: | Form3、Form3+、Form3B、Form3B+、From3L、Form3BL |
対応ビルドプラットフォーム: | ルドプラットフォーム、ビルドプラットフォーム2 |
積層ピッチ: | 50ミクロン、100ミクロン |
洗浄条件: | 仕上げキット20分、FormWash20分 IPAもしくはエタコール使用 |
二次硬化条件: | 70℃で60分 |
安全な取り扱い
樹脂は直射日光に晒されない冷暗所で保管するようにしてください。Formlabsのプリンターの最適な運転温度は、18~28℃です。最適なプリントを実現するためには、樹脂もこの温度の範囲内で保管してください。樹脂が入った容器は、常にキャップを締めた状態にしておいてください。また、火元からも遠ざけてください。さらに、保管している樹脂を月に一度、軽く振っておくと、色素が沈殿するリスクを軽減できます。プリントを開始する前も同様に、色素の沈殿を防ぐために、樹脂を撹拌するかタンク内に充填した後でまんべんなくかき混ぜるようにしてください。Formlabsの樹脂は安全面に最大限配慮していますが、お使いになる際は、一般的な接着剤や家庭用洗剤を使用する時と同様の注意が必要です。揮発性の溶剤は含まれていないため、特別な換気は必要ありませんが、皮膚への接触は避けることをお薦めします。樹脂の取扱い方法の詳細については、Formlabsが発行している製品安全データシートをダウンロードするか、オンラインで樹脂メンテナンスのヒントをご覧ください。
スペック
物性 | METRIC 二次硬化後 | IMPERIAL 二次硬化後 | METHOD |
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引張強度: | 44.2 MPa | 6410 psi | ASTM D 638-14 |
曲げ強さ: | 61 MPa | 8860 psi | ASTM D 790-17 |
アイゾット衝撃強さノッチ付き: | 26 J/m | 0.489 ft-lbs/in | ASTM D 256-10 |
耐熱性@ 1.8 MPa: | 62.2 °C | 143.9 °F | ASTM D 648-18 |
電気特性表面抵抗率: | 105 - 108 Ω/sq | 105 - 108 Ω/sq | ANSI/ESD 11.11 3 |
物理的密度: | 1.116 g/cm3 | 69.67 lbs/ft3 | ASTM D792 |
硬度: | 90 Shore D | 90 Shore D | ASTM D2240 |
※材料の特性は、部品の形状、印刷方向、印刷設定、および温度によって異なります。
※Green:Form3、100μmの設定で追加処理なしでプリントしたデータ。
※Postcured:FormCureで60℃で20分間硬化した部品から得たデータ。