SOL PRO 3Dスキャナーの仕様要件

SOL PRO 3Dスキャナーを使用する基本的な条件

SOL PRO 3Dスキャナーは、デスクトップ型の3Dスキャナーとして、フルカラーからテクスチャ無の形状データまで、高精細にスキャニングが可能です。ここではSOL PRO 3Dスキャナーを使用する際の基本的な条件についてご紹介しましょう。

システム要件

3Dスキャナーは、物体をレーザービームに充てて、その表面を点群データ化し3Dのモデルを生成します。そのため使用するパソコンはそれなりに負荷がかかり、一定のシステム要件を満たすことが必要です。詳しくは「SOL PRO 3DスキャナーのパソコンPCの必要スペック」でご紹介していますが、以下の通りです。

対応OS:Windows 10/11 64ビット(x64)
グラフィックカード:2GB以上のメモリ、OpenGL 3.3以上をサポート
(OpenCL 1.2以上のサポートが推奨)
推奨ハードウェア:2.4GHz processor, 8コア(16 logical processors), 32GB RAM, 100GB free disk space (system drive)
電源入力:USB3.0(最大 800 mA)×1
インターネット接続:セットアップ時、ソフトウェアやアップデートのダウンロード時に必要

電源供給がUSB3.0でパソコンから

SOL PRO 3Dスキャナーを使用するもう一つの必要要件が、電源供給が直接ではなく、USB3.0によるパソコンからの電源供給になります。そのためUSB3.0に対応してないパソコンは変換ケーブルが必要になります。

インターネット接続

SOL PRO 3Dスキャナーは、初回起動時にメーカーであるグローバルスキャニング社のサーバーへアクセスしてシリアルNOを読みにいきます。そのためインターネット接続が必要です。

オブジェクトのサイズ

SOL PRO 3Dスキャナーはスキャンできるサイズが決められています。ターンテーブルに乗る範囲内の大きさで最大17センチ四方までです。また最小は2センチ以上です。

物体の表面

3Dスキャナー全般に言えることですが、スキャナーはレーザービームを当ててその反射の距離によって対象物の形状を点群データ化します。そのため物体の表面が第一にレーザーが当たるものです。例えば、透明や半透明、光沢があるものなどレーザーが反射してしまうものはスキャンできません。こうした対象物をスキャンする場合にはスキャン専用スプレーを使用しましょう。

物体の形状

SOL PRO 3Dスキャナーは、ターンテーブルを10回転し、10方向から対象物にレーザービームを当てて物体の形を3Dデータ化します。そのため、物体の形状があまりに細かすぎたり、形状として、レーザーが入らない形状などはスキャンができない場合があります。

スキャン時間

SOL PRO 3Dスキャナーのスキャン時間は使用するパソコンのスペック、メモリやグラフィックカードのスペックによって異なります。システム要件を満たしていても、パソコンの性能が高いほどスキャン時間は短くなります。