SOL PRO 3Dスキャナーの遮光テントとは?

SOL PRO 3Dスキャナーが他の3Dスキャナーと異なる点が、専用の遮光テントが付属している点です。基本的にスキャン中はこの遮光テントの内部でスキャニングを行いますが、この遮光テントにはどのような効果があるのでしょうか?
遮光テントを使う理由
一般的に3Dスキャナーで遮光テントを使用するケースは非常に珍しいですが、なぜSOL PRO 3Dスキャナーは遮光テントを使用するのでしょうか?その理由は二つあります。
外部環境からの影響を極力排除

3DスキャナーはレーザーやLEDカメラなどによって対象物の形状や表面のテクスチャを撮影しながらスキャニングを行います。そのため、スキャンする環境などによっては、蛍光灯や自然光など外部の環境がスキャン結果に影響を与える可能性があります。SOL PROでは、こうした外部環境の影響を極力排し、スキャン結果をより高品質にするために、遮光テントを付属で提供しています。
マーカーを貼る手間を排除

遮光ケースを使用しない3Dスキャナーは遮光しない代わりに、マーカーを対処物に貼ることで物体の形状をスキャンします。そのためスキャンごとにマーカーを貼るといった作業が必要になります。一方、SOL PRO 3Dスキャナーは、ターンテーブルにマーカーが描かれており、ケースと合わせることで、スキャンごとに貼る手間をなくしてスムーズに正確にスキャンできるようにしています。
遮光ケースの使い方



SOL PROの遮光ケースの使い方は簡単です。そのままケースの内部にSOL PROを配置し、通し穴からUSBケーブルを出してパソコンに接続します。遮光ケース上部に暗幕をかぶせ完了です。これでスキャンスタートです。遮光ケースは持ち運びの際には折り畳みができるようになっているので、スキャナーとともに携帯も可能です。