Form3のファームウェアの更新方法

Form3のファームウェアについて

ファームウェアとは3Dプリンター本体に組み込まれたソフトウェアプログラムです。Form3の専用ソフトウェアであるPreFormと連動するもので、Form3の動作などを制御するだけではなく、バグを解決した場合や、新たなレジンが登場した際などに、アップデートされます。

Formlabsではファームウェアとソフトウェアを頻繁にアップデートしており、常にファームウェアとソフトウェアを最新の状態に保つことで、Form3の機能性を向上させ、ミスのない造形を可能にします。そのためファームウェアは常に最新の状態に保つようにしましょう。

Form3のファームウェアは簡単にアップデートすることができます。ここではその手順をご紹介します。

アップデートはとても簡単でたった3ステップで完了することができます。

ファームウェアをアップデートする前に

ファームウェアをアップデートする前に、Form3本体とパソコンを付属のUSBケーブルもしくはWifiなどで接続してください。

Form3のファームウェアは下記URLのリリースノートのページ（英文）からダウンロードできます。

リリースノートの最上部「Latest versions」に最新版のファームウェアがアップロードされています。

「Latest versions」のForm3の項目でDOWNLOADをクリックします。クリックすると保存の欄が開きますので、デスクトップに保存します。

ファームウェアのダウンロードが完了したら次に専用ソフトウェアPreForｍを開きます。

この時、ご使用のパソコンとForm3が接続されていることを確認してください（USBケーブル、もしくはWifi）。

PreFormを起動すると接続できるForm3が選択することができます。ファームウェアを更新したいForm3を選択してクリックします。

Form3を選択してクリックすると次のような画面が登場します。右上の「更新」ボタンをクリックします。

「更新」ボタンをクリックすると下記のような更新が開くので、手動更新の「ファイルを選択する」をクリックします。そうするとログが開くので上記でダウンロードしたファームウェアを選択します。

ファームウェアを選択するとForm3へのアップロードが開始しゲージが表示されます。アップロードが完了するとForm3本体のタッチスクリーンに下記のような表示が出るので「Continue」をクリックします。

タッチスクリーンにファームウェアの更新の進捗がでます。ファームウェアの更新が完了するとForm3は自動で再起動します。再起動したらファームウェアの更新は完了です。

Form3のファームウェアの更新時にはいくつかのエラーが起きる可能性があります。その事例と対策方法をご紹介します。

ファームウェアの更新中または更新後にタッチスクリーンがフリーズしてしまったときは、Form3の再起動が必要です。再起動は以下の手順で行います。

Form3はプリントデータを3Dプリンターのハードディスク内にためておくことができます。しかし、容量がいっぱいになってしまうとファームウェアをインストールできなくなってしまいます。その場合にはForm3内にある3Dデータを削除することで空き容量を増やすことができます。

Form3/Form3B：タッチスクリーン上のSettings（設定）メニューを開き、「System（システム）を選択、次にPrinter Details（プリンタの詳細情報）、続いてStorage（ストレージ）」を選択しデータを削除します。

Form3にすでにインストールされているファームウェアのバージョンの確認は以下の手順で行うことができます。

Form3のタッチパネルの左のアイコンの一番下、工具のボタンを押します。Firm Wear Updateの欄をクリックすると現在のバージョンが確認できます。