Form 4周辺の「片付け・廃棄」完全ガイド|梱包材の仕分けから安全管理まで

Form 4周辺の「片付け・廃棄」完全ガイド|梱包材の仕分けから安全管理まで
「Formlabs製品を使っていると、段ボールや空のカートリッジが山積みになっていませんか?」
「レジンが付着した袋や容器、どう捨てるのが正解か迷って、とりあえず放置していませんか?」
新しい3Dプリンター、特に造形スピードの速い Form 4 を導入すると、消耗品の回転率も上がり、必然的に「空き箱」や「使い終わったボトル」が増えていきます。これらの廃棄物の処理ルールを明確にすることは、単なる片付けではなく、異物混入を防ぎ「安全な造形環境」を作るための第一歩です。
今回は、Form 4 や周辺機器から出る梱包材・廃棄物を、日本のオフィス・工場環境に合わせて効率よく処分・管理する「プロの標準手順」を解説します。
【準備編】作業前に理解しておくべき基本原則
Formlabs製品の梱包材は、段ボール、ビニール、フォーム材(緩衝材)など多岐にわたりますが、廃棄の大原則は以下の通り極めてシンプルです。
レジンが付着していないもの
素材ごとの資源ごみ、または一般ごみとして処理可能です。
レジンが付着しているもの
産業廃棄物扱い、または「無害化(硬化)」処理が必須です。
Form 4 のレジンカートリッジやForm 4 レジンタンク(レジンを入れるトレイ)の外箱はリサイクル可能な素材が多いですが、正しく仕分けないと回収不可となってしまいます。未硬化レジンが混入したゴミを一般廃棄すると、環境汚染や回収業者の事故につながるため、企業のコンプライアンスとして正しい知識を持って作業しましょう。
【実践編】プロが教えるステップ・バイ・ステップ
ここでは、新しく届いた消耗品を開封し、使い終わったものを廃棄するまでの一連の流れを、実際の作業順序に従って解説します。
Step 1: 開封直後の「即時仕分け」
製品が届いた直後のアクションが、現場の美観を左右します。後でまとめて片付けようとせず、開封と同時に以下の手順で仕分けてください。
- Form 4 のレジンカートリッジやレジンタンクの箱を開封します。
- 外装の「段ボール」は畳んで「資源ごみ(古紙)」へ分類します。
- 内部で製品を固定している「緩衝材(発泡系素材)」を取り出し、プラスチックごみ(または可燃ごみ)へ分類します。
この「即時分離」を徹底するだけで、作業スペースが段ボールで埋め尽くされるのを防げます。
Step 2: レジン付着物の無害化処理
使用済みの消耗品や、作業で発生したゴミの処理手順です。カートリッジを包んでいたビニール袋、交換時に使用した手袋、こぼれたレジンを拭き取ったペーパーなどは、そのままゴミ箱に捨ててはいけません。
- レジンが付着したゴミを、UV硬化機(Form Cure等)に入れるか、直射日光の当たるトレイに並べます。
- 表面のベタつきがなくなり、完全に硬化するまで光を照射します。
- 硬化して無害化された状態で、地域の区分(可燃ごみ、またはプラスチックごみ)に従って廃棄します。
未硬化のレジンは化学物質です。環境への配慮はもちろん、ゴミ回収担当者の安全を守るためにも、この「硬化プロセス」は必ず実施してください。
Step 3: 「捨ててはいけない」パーツの確保
開封時にすべてを捨ててしまうのは間違いです。特にForm 4のレジンタンクの箱には、運用上必須となる重要なパーツが含まれています。
STOP! 捨てないで!
「ミキサー(撹拌棒)」と「タンクカバー(蓋)」
Form 4のタンクに「黒い下皿」はありませんが、以下の2点は必須です。
① ミキサー:これがないとプリントできません。
② タンクカバー:タンク保管時、積み重ねるために必要です。
特にForm 4 ミキサーは、緩衝材と一緒に誤って捨ててしまいがちです。必ず確保し、「保管用」と明記した場所に整理してください。
【技術パート】失敗しないためのプロの運用テクニック
よくある失敗:液垂れによる二次汚染
使い終わったボトルやカートリッジを交換する際、注ぎ口からレジンが垂れたままゴミ袋に入れていませんか? これが原因でゴミ袋からレジンが染み出し、床や廊下を汚してしまうケースが多発しています。
成功のポイント:洗浄液 3D Medsupo で「廃棄前のひと拭き」
弊社では、廃棄物をゴミ箱に入れる前に以下の処理を徹底しています。
- ウエス(布切れ)やペーパータオルを用意します。
- 洗浄液 3D Medsupo(スリーディーメドサポ) をウエスに適量含ませます。
- カートリッジの口元や、レジンが付着した工具を綺麗に拭き取ります。
- 拭き取ったウエスは Step 2 の手順で硬化させ、綺麗になった容器を廃棄します。
■ ここがポイント
洗浄液 3D Medsupo は、IPA(イソプロピルアルコール)等の有機溶剤に代わる、安全性の高い洗浄剤です。洗浄力が強く、揮発後のベタつきも少ないため、造形品の洗浄だけでなく、こうした「廃棄物の事前処理」や「作業台の清掃」にも最適です。このひと手間で、ゴミ箱周辺の不快なベタつきや臭いを劇的に防ぐことができます。
【応用編】効率化とクリーン環境のベストプラクティス
整理整頓が行き届いたクリーンな環境こそが、造形失敗(異物混入)を防ぐ最大の防御です。弊社の推奨する「最強のワークフロー」は以下の通りです。
- Formlabs専用ソフトウェア PreForm でプリントデータを送信します。
- Form 4 が高速で造形を開始します。
- 造形中の待ち時間を利用して、空き箱の解体や不要なゴミの仕分け・硬化処理を行います。
- 造形完了後の後処理では、洗浄液 3D Medsupo を使用して、パーツだけでなく工具も常にクリーンに保ちます。
このサイクルを回すことで、常に作業スペースが広く保たれ、次世代機 Form 4 のスピードを最大限に活かした生産が可能になります。
まとめ
本日の作業で確認すべき重要ポイントは以下の3点です。
- [ ] 段ボールと緩衝材は、開封と同時に分別しましたか?
- [ ] レジンが付着したゴミは、二次硬化させてから廃棄しましたか?
- [ ] Form 4のミキサーとタンクカバーを確実に確保しましたか?
「自社の地域での廃棄区分が不安」「大量に排出される廃棄物の運用フローを相談したい」という方は、ぜひ一度弊社の運用担当までご相談ください。ショールームでの実機見学の際には、洗浄液の活用状況もご覧いただけます。
出典:Disposing of Formlabs packaging

3D Medsupo(メドサポ)
非有機溶剤で「毒性なし・臭いなし」。さらに「廃液回収サービス付き」だから、面倒な産廃処理の手間とコストをゼロに。
★ キャンペーン中 今なら使用済みのIPA廃液も回収します!
洗浄液の選定、レジンの相談、お見積りなど、お気軽にご相談ください。無料サンプルもご用意しています。