知っておきたい光造形洗浄液の
廃棄方法と費用

光造形の洗浄で使用した洗浄液はどう廃棄するのか

光造形3Dプリンターで造形が終了した後に、洗浄液で未硬化のレジンを洗い流す洗浄という工程があります。この洗浄を繰り返していくと、洗浄液に洗い流されたレジンがたまってきて、洗浄力が落ちてしまいます。そのため、定期的に洗浄液は交換する必要があるのですが、使い終わった洗浄液はどのように処理したらよいのでしょうか?ここでは洗浄液の廃棄方法とコストについてご紹介します。

洗浄液の処理方法とは?

レジンが溶けだした洗浄液はどのように処理したらよいのでしょうか?洗浄に使用する液体は有機溶剤が一般的ですが、レジンが溶けだした洗浄液は産業廃棄物処理扱いになります。

一般的に産業廃棄物と一言でくくられていますが、実際には20種類に分かれており、さらに、通常の産業廃棄物と、特別管理産業廃棄物という分類に分けられます。

特別管理産業廃棄物とは?

特に有機溶剤の廃棄は、この特別管理産業廃棄物という分野になります。特別管理という名の通り、管理が厳しく、危険性が高いものが該当します。例えば、アスベストや水銀など危険なものが廃棄する際に該当します。有機溶剤はこの特別管理産業廃棄物に該当するのです。

廃棄コストが2-5倍の費用

さらに詳しい話をすると、引火点が70度以下であることから、特別管理産業廃棄物の引火性廃油というものに該当します。そのため、有機溶剤の処理コストは、処理する際の費用が他の廃棄物に比べ2-5倍の費用がかかります。

自治体や産廃業者さんへ相談する

産廃が出たときは産業廃棄物処理業者に相談します。廃棄を依頼する際には、産廃業者さんへレジンが溶けだした有機溶剤であることを伝え、廃油や引火性廃油の処理ができる産廃業者さんに相談します。また、自治体によって判断などが異なるため、自治体にまず確認することも必要です。

産業廃棄物処理のコスト

ここではIPA(イソプロピルアルコール)を例にとってご紹介しますが、産業廃棄物処理の費用はどの程度するのでしょうか?おおよそですが、産廃処理の費用は1回ごとに概算ですが45,000円~70,000円程度かかります。

産廃処理に手間とコストがかからない
メディカルクリーンがおすすめ

3Dメディカルクリーンでは、産業廃棄物の処理の手間やコストがかかりません。専用の回収箱がセットでついているため、引き取りのための費用も掛からず、専用の回収フォームから申し込みをするだけで引き取りが可能です。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。