JESMONITE®
「液体リキッド」と「粉末ベース」を
混ぜるだけで硬化する新世代の樹脂造形素材
ロンドンデザインフェア2017 マテリアル・オブザ・イヤー受賞
無限の表現力、次世代の水性造形素材
ジェスモナイトは、水性アクリル樹脂と反応性ミネラルベースからなる次世代の水性造形材料です。ベース材にあらゆる素材を配合することで無限大の表現力が楽しめます。プロダクトからアート、建築、インテリア、アクセサリーなど、あらゆる用途で楽しめます。
ジェスモナイトとは?
ジェスモナイトは溶剤やVOCが含まれない安心安全な水性の造形材料です。
3種類のベース材にカラー着色剤や金属粉末を配合することで多彩な質感を表現することができます。
ジェスモナイトの5大特徴
幅広い用途
ジェスモナイトはペースト状にして型に流し込む造形方法です。建築からアート、プロダクト開発、アクセサリ、インテリア、舞台美術、内装まであらゆる用途で手軽に使用ができます。
無限の表現力
ジェスモナイトは、3種類のベース材に10色の着色剤、3種の蛍光剤、4種の金属粉末を配合することで無限の表現力を発揮します。また配合素材は自分で自由に用意して混ぜることも可能です。
かんたんな加工方法
ジェスモナイトは、リキッド材とベース材を混ぜ合わせて型に流し込むだけで造形が可能です。収縮が少なく常温で硬化するため特別な設備はいりません。
安全で環境に優しい
ジェスモナイトは水性アクリル樹脂を使用しており有機溶剤や有害物質であるVOC(揮発性有機溶剤)を一切含んでいません。人と環境にやさしく、造形後も安心して使用することができます
BS不燃認定で燃えにくい
ジェスモナイトはイギリスの国家規格である火災試験BS不燃認定を受けており燃えにくく火災に強い素材です。屋内などのディスプレイや内装に最適です。
主なジェスモナイト材料
JESMONITE主材 AC100
最終品推奨
AC100は、水性アクリルのリキッドと粉末状の無機原料を配合することで硬化するアクリル複合素材です。
二つの材料を重量比1対2.5の割合で混合し、ペースト状になったら型に流し込んで固めます。
着色剤であるカラーピグメントやガラス繊維、金属粉末のメタルフィラーなどを混ぜることで多彩な表現が可能です。
JESMONITE主材 AC200
試作
マスターモデル推奨
AC200は、AC100よりも柔らかく削りやすい素材です。こちらも水性アクリルリキッドと粉末材を混ぜるだけ。
硬化後には電動工具やCNC、ルーター、金ヤスリ、ノミや彫刻刀等様々な削ったり、サンドペーパーで仕上げることができます。
試作用途やマスターモデルとして使用することができます。
※AC200は、長期間展示等の最終成型物としての利用は推奨しておりません。
(削りやすく粘りのある質感に設計されている為、AC100と比較して傷が汚れが着きやすくなります)
JESMONITE主材 AC730
屋内・野外用途推奨
AC730は、水性アクリルリキッドとセメント系無機原料を配合することで硬化する材料です。
AC730は軽量で衝撃性、耐火性に優れており屋内・屋外用途に対応しています。ガラス繊維で強化することでFPRとして使用することができます。
AC730は8種類のフィニッシュパターンがあり、研磨や後仕上げでさまざまな質感を表現することができます。
着色顔料 PIGMENT
pigment
ジェスモナイトではAC100、AC200、AC730のベース材に専用のピグメントを配合することで、多彩なカラー表現が可能です。
ピグメントは全10色で、ホワイト、ブラック、ブライトイエロー、ブライトレッド、グリーン、ブルー、イエローオキソイド、レッドオキソイド、テラコッタ、コードのラインナップがあります。
また10色を配合することでカラー表現は無限大です。
金属充填剤 METAL FILLER
METAL FILLERS(メタルフィラー)は金属充填材です。AC100やAC730に配合することでジェスモナイト造形物に金属調を付加できます。ブロンズ(青銅)、コッパー(銅)、ブラス(真鍮)の3種類をラインナップ。
硬化後に研磨を施すことで多彩な質感が楽しめます。また酸化処理やコーティングを行うことで錆び防止や耐久性も向上できます。
JESMONITE主材 FLEX METAL
フレックスメタルは、金属粉によるベース材とリキッドを主材にした材料です。バックアップ材としてAC730を使用して補強できます。
ブロンズ(青銅)、カッパー(銅)、ブラス(真鍮)の3種の主材シリーズです。
屋外使用に対応した耐候性と耐久性を備えています。
造形の幅を広げる付属品
作業性向上
ジェスモナイトの作業性を向上させるさまざまな付属品のラインナップ
硬化遅延材
ジェスモナイトに混ぜることで硬化を遅らせます。作業時間を延長します。
増粘剤
ジェスモナイトに混ぜることで粘土を向上させます。表現の幅を広げます。
離型剤
型に塗ることで、硬化後にジェスモナイトを取り外しやすくします。
攪拌ツール
ジェスモナイトを混ぜる際に効率的に攪拌することができます。
強化剤
QUADAXIAL FABRIC
(ガラス繊維)
ジェスモナイトにガラス繊維を配合することでFRPとして強化することができます。
6mm CHOPPED STRANDS
(チョップ度ガラス繊維)
事前にリキッドに混ぜてFRPとして強化することができます。
表面処理
コーティング材
ジェスモナイトAC100/AC300造形物の表面保護剤。耐久性、耐候性が向上します。
研磨剤
ジェスモナイトを研磨することで、滑らかで美しい質感を表現することができます。
ジェスモナイト基本の使い方(AC100)
材料、道具の準備
・はかり ・流し込み型
・スプーン ・サンドペーパー
・拭き取りぺーパー ・トレー
・紙コップ、プラコップなど
・ヘラ(かき混ぜ棒)
1
リキッドと粉を別々に計量する。
混合比は リキッド1 : ベース(粉)2.5の割合。
2
リキッドの方にベース(粉)を入れる。
※リキッドに入れた方がダマになりにくい。
3
ヘラ、もしくは攪拌ツールを使ってよく混ぜて下さい。
はじめはダマがありますが、混ぜ続けるとダマがなくなります。
硬化が10分〜20分で始まるので手早く進めていきます。
4
ピグメント(着色材)を混ぜる場合はここで入れます。
添加量は最大2%まで。(100gの場合2gまで)発色 が良いので僅かな量でもはっきりと色が変わります。
ダマがなくなってからさらに3分くらいよくかき混ぜます。(しっかりと攪拌することで混ぜムラのない綺麗な仕上がりになります。)
5
用意した型に流していきます。
6
流した後、型に振動を与えたり、2センチくらいの高さから静かに落として中に残った気泡を出す。
泡が抜けるとより頑丈なものになります。
7
30〜40分程度で型から抜ける固さまで硬化します。硬化熱は40度くらいで人肌程度です。硬化直後は完全に硬化していないので脆いため、優しく型から取り出して下さい。
8
離型後完全硬化まで1日から二日程度乾燥させて、出来上がりです。