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フィラメント材料ガイド

Formlabsレジンの選び方

i-MAKER 研究室 編集部 | 公開 2026.04.07 更新 2026.04.15 読了 約19分

更新日: 2026年4月8日 | i-maker株式会社 技術チーム

この記事の重要ポイント

  • Form4レジンは大きく4タイプ:Standard(試作)・Engineering(機能部品)・Flexible(ゴムライク)・Special(耐熱・鋳造)
  • 迷ったらGray V5(¥13,300)が万能。積層痕の確認しやすさと物性バランスが最も優れている
  • i-maker取扱い実績300社以上のフィードバックから、用途別の最適解を解説
  • 全レジン3DMedSupoで洗浄可能 ― IPA不要・廃液回収無料

Formlabsレジンとは?Form4対応レジンの全体像

Formlabs Form4は、LFD(Low Force Display)技術により従来比2〜4倍の造形速度を実現した最新の光造形3Dプリンターです。

Form4と同時にリリースされたV5世代レジンは、Form4の新造形システムに最適化された専用配合です。V4世代と比較して、以下の3つが大幅に改良されています。

  • 造形速度がV4比3倍に高速化(Form4のLFD技術との最適化)
  • 破断伸びがV4比2倍に向上(靭性・耐衝撃性の大幅改善)
  • 衝撃強度が25%向上 + 超低VOC配合で臭いを大幅低減

Form4対応レジンは全16種。大きく4つのカテゴリに分類できます。

カテゴリ レジン数 価格帯 主な用途
Standard(標準) 6種 ¥13,300〜¥23,200 試作・プロトタイプ・プレゼンモデル
Engineering(機能部品) 7種 ¥22,000〜¥53,800 高強度部品・治具・金型インサート
Flexible(柔軟) 2種 ¥35,800 ゴムライク・ガスケット・ウェアラブル
Special(特殊用途) 1種 ¥53,800 ジュエリー鋳造

i-makerはFormlabs正規販売パートナーとして、導入300社以上の実績をもとにレジン選定をサポートしています。この記事では、その知見を凝縮してお伝えします。

レジン選びで失敗しないための3ステップとは?

16種もあると「どれを選べばいいか分からない」と感じるかもしれません。以下の3ステップで整理すれば、最適な1本が確実に見つかります。

1

用途を決める

「何を作りたいか」で
4カテゴリに絞る

2

物性で比較する

引張強度・弾性率・破断伸びで
候補を1本に絞る

3

容量・コストを確認

1Lカートリッジ or 5Lバルクで
コストを最適化

i-maker技術チームの推奨

初めてのForm4ユーザーにはGray V5(¥13,300)がおすすめ。ニュートラルグレーは積層痕やエッジの視認性に最も優れ、プロトタイプから治具まで幅広く対応します。

【用途別】あなたに最適なレジンはどれ?

用途から逆引きで最適なレジンを特定します。あなたの目的に近いセクションをお読みください。

試作・プロトタイプ用レジンはどれを選ぶ? ― Standard系6種の使い分け

形状確認、デザインレビュー、プレゼンモデルが目的なら、Standard系6種から選びます。Standard系はForm4用に新開発されたV5世代で、V4世代から造形速度3倍・破断伸び2倍・衝撃強度25%向上という大幅な改良を遂げています。超低VOC配合で造形中の臭いも大幅に低減されました。

Standard系の色付きレジン(Gray・Black・White・Clear)は物性がほぼ同等(引張強度60〜62 MPa、弾性率2,675〜2,750 MPa)なので、「色」と「仕上がり」で選ぶのが正解です。

Formlabs Gray V5レジン 造形サンプル - 精密ギア・ネジ部品
Gray V5 レジンの造形サンプル。精密ギア・ネジ部品も高精度に再現

Standard系6種 ― 色と特徴の比較

レジン 価格(税別) 引張強度 破断伸び 選ぶ理由
Gray V5 ¥13,300 62 MPa 13% 最も万能。積層痕・エッジが最も見やすく、設計レビューの定番
Black V5 ¥13,300 61 MPa 10% 深いマットブラックで塗装不要の展示品質。射出成形品に匹敵する外観
White V5 ¥13,300 62 MPa 13% 塗装のベースカラーに最適。医療・ヘルスケア製品のプロトタイプにも
Clear V5 ¥13,300 60 MPa 8% アクリルに匹敵する透明度。内部機構の可視化・導光板・フロー可視化に
Fast Model ¥13,300 62 MPa 11% 速度特化。1日に複数回のデザインイテレーションを回したい時に
Precision Model ¥23,200 50 MPa 8.6% 造形面積の99%以上が100μm以内の寸法精度。歯科模型・ジュエリー原型に

i-maker技術チームが推奨する定番はGray V5です。ニュートラルグレーは積層痕やエッジの確認しやすさが全色中No.1で、設計者が最初に手に取るべきレジンです。クライアントへの見せ方を重視するならBlack V5、塗装やカラーリングを前提とするならWhite V5が適しています。Clear V5はほぼ無色透明で、研磨すればガラスに近いクリア仕上げが可能です。

Standard系レジンをECで見る >

Tough 2000・1500・1000はどう違う? ― 3種の比較と選び方

見た目だけでなく実際に力がかかる機能部品を作りたい場合は、Toughシリーズ3種から選びます。3種はそれぞれ異なる汎用樹脂(ABS・PP・HDPE)の物性を再現しており、「どの汎用樹脂に近い性能が必要か」で選ぶのが最も確実です。

Formlabs Tough 2000 V2レジン 治具・筐体の造形サンプル
Tough 2000 V2 レジンの造形サンプル。治具・筐体・スナップフィット部品に対応

Tough 3種の物性比較 ― 汎用樹脂との対応

レジン 相当する汎用樹脂 引張強度 弾性率 破断伸び 衝撃強度
Tough 2000 ABS 46 MPa 2,100 MPa 44% 41 J/m
Tough 1500 V2 PP 34 MPa 1,460 MPa 155%
Tough 1000 HDPE 26.3 MPa 932 MPa 180% 72 J/m

Tough 2000(ABSライク) ― 3種中で最も高強度・高剛性。引張強度46 MPa・弾性率2,100 MPaでABS樹脂に匹敵します。優れた耐クリープ性により、長期荷重下でも変形しにくいのが特長です。スナップフィット部品、筐体・ケースの嵌合テスト、製造ラインの治具・固定具に最適。破壊靭性4.1 MPa・m1/2で、ドリル・タップ・セルフタッピングネジの後加工でもクラックが入りにくく、組立工程を含む部品に使えます。

Tough 1500 V2(PPライク)剛性と靭性のバランスが最も優れています。V2で破壊靭性が従来比10倍に向上し、ドリル・タップ加工でも割れません。破断伸び155%の高い延性で、ラッチ、フレクシャー(板バネ)、リビングヒンジなどの繰り返し屈曲が必要な部品に対応。Rossフレックス疲労8,000サイクル超のUV安定性も備え、屋外使用にも耐えます。

Tough 1000(HDPEライク) ― 3種中で最も柔軟で衝撃に強い素材です。破断伸び180%・アイゾット衝撃強度72 J/mはHDPE成形品を上回り、落下・衝突が想定される耐衝撃エンクロージャーに最適。Delrin(POM)並みの低摩擦係数で、ベアリング面やスライド機構の試作にも使えます。10万サイクル超の耐疲労性を実現しています。

当社テスト結果

  • Tough 1500 V2はM3ネジのタップ加工で割れが発生せず、繰り返し着脱50回以上の耐久性を確認
  • Tough 2000は60°C環境で24時間荷重をかけても変形が0.1mm以下(耐クリープ性実証)
  • Tough 1000はDelrin製スライド部品と同等の摺動性能を発揮

Durable・ESDレジンはどんな場面で使う?

Toughシリーズ以外にも、特殊な機能を持つEngineering系レジンが2種あります。

Durable(¥22,000)― PP(ポリプロピレン)の物性を再現。弾性率1,000 MPa・破断伸び55%で、しなやかで衝撃に強い部品を造形できます。最大の特長はFormlabsエンジニアリングレジン中最高のアイゾット衝撃強度114 J/m。低摩擦表面も備え、ギアやジョイントなど摺動部品の圧縮変形パーツに適しています。Tough 1000よりさらに安価(¥22,000)でコスパも優秀です。

ESD(¥41,200)― 静電気拡散性を持つ唯一のレジン。表面抵抗率106〜109 Ω/sqで、ANSI/ESD S20.20に準拠したESD対策部品を造形できます。半導体・電子部品を扱う製造ラインの治具・テストソケット・ESD安全ハウジングに不可欠です。引張強度44 MPa・硬度90 Shore Dの高い剛性も備えています。

Rigid 10Kと4000はどちらを選ぶべき? ― ガラス繊維配合レジンの違い

金属に近い剛性が必要な場合はRigid系レジンを選びます。どちらもガラス繊維を配合した複合材料ですが、繊維含有率が異なるため物性と価格に大きな差があります。

Formlabs Rigid 10Kレジン 精密ギア・金型部品の造形サンプル
Rigid 10K レジンの造形サンプル。精密ギアや金型部品を高剛性で再現
レジン 価格(税別) 引張強度 弾性率 HDT 仕上がり
Rigid 10K ¥53,800 65 MPa 10,000 MPa 163°C ダークブルー
Rigid 4000 ¥41,200 69 MPa 4,100 MPa 77°C 美しい白色

Rigid 10K ― 弾性率10,000 MPaはFormlabs全レジン中で最高の剛性です。HDT 163°Cの高い耐熱性も兼ね備え、射出成形金型インサート・風洞テストモデル・精密位置決め治具など、力・圧力・トルクに対する変形を最小限に抑えたい用途に選んでください。金属加工品に近い寸法安定性を発揮します。

Rigid 4000 ― 弾性率4,100 MPaで十分な剛性を確保しつつ、引張強度69 MPaは10Kを上回ります。最大の特長は美しい白色仕上げで、塗装なしでもクライアント向けプレゼンに使えます。精密治具・固定具や射出成形テスト(77°C以下)に最適。10Kより¥12,600安いため、コストを抑えつつ高剛性が必要な場合に選ぶのが賢い選択です。

耐熱レジンの実用温度と設計上の注意点とは?

High Tempレジン(¥35,800/税別)は、HDT 238°C(0.45 MPa)でFormlabs全レジン中で最高の耐熱性を誇ります。

Formlabs High Tempレジン 耐熱プロトタイプ造形サンプル
High Temp レジンの耐熱プロトタイプ。製品と造形品の比較

引張強度58 MPa・弾性率2,800 MPaの機械的強度を備え、耐熱マウント・ハウジング(エンジン周辺部品や照明器具内部のマウント)、射出成形テスト用金型インサート(溶融樹脂の熱に耐える短期テスト金型)、はんだ付け・熱硬化工程の治具に活用されています。

High Tempの注意点

  • 破断伸び3.3%と脆いため、衝撃や曲げには弱い。落下リスクがある用途は避ける
  • 耐熱性を最大限に発揮するには二次硬化(60°C 60分)が必須。未硬化ではHDTが大幅に低下
  • はんだ付け工程など200°C超の環境ではHigh Tempが唯一の選択肢。100°C前後ならRigid 10K(HDT 163°C)も検討可

ゴムに近いレジンはどれ?Shore硬度で選ぶ柔軟レジン

ゴムやシリコーンに近い柔軟性が必要な場合、Shore A硬度(数値が小さいほど柔らかい)で選びます。身近な製品で硬さをイメージすると選びやすくなります。

Formlabs Flexible 80Aレジン ゴムライク柔軟パーツ造形サンプル
Flexible 80A レジンの造形サンプル。柔軟な構造や複雑形状に対応
レジン 価格 硬度 破断伸び 硬さのイメージ 対応機種
Flexible 80A ¥35,800 80A 120% 自転車タイヤ・靴のソール Form4
Elastic 50A ¥35,800 55A 160% 消しゴム・靴のインソール Form4
Silicone 40A ¥66,400 40A 230% 輪ゴム・やわらかシリコーン Form3/Form2専用

Flexible 80A(Shore 80A) ― 自転車タイヤや靴のソール程度の硬さ。繰り返しの伸縮サイクルに強く、クッション・ダンパー・ガスケット・シールの試作に最適です。半透明な仕上がりで内部構造の確認も可能。引裂強度24 kN/mで、実用的な耐久性を備えています。

Elastic 50A(Shore 55A) ― 消しゴムやインソール程度の柔らかさ。シリコーンゴムに近い弾性を持ち、肌に触れるウェアラブルデバイス・ソフトタッチ部品・軟組織シミュレーションモデルに適しています。繰り返しの伸縮に耐える復元力があり、医療教育やシミュレーショントレーニングにも活用されています。

Silicone 40A(Shore 40A) ― 世界初のアクセシブルな100%シリコーン3Dプリント素材です。輪ゴム程度の柔らかさで、リアルシリコーンと同等の耐熱性・耐薬品性・生体適合性を備えます。ただしForm3/Form2専用のため、Form4ユーザーで最も柔らかい素材が必要な場合はElastic 50Aを選んでください。

ジュエリー鋳造に最適なレジンとは?

Castable Waxレジン(¥53,800/税別)は、天然ワックスを20%配合したロストワックス鋳造専用レジンです。

Formlabs Castable Waxレジン ジュエリーリング鋳造パターン
Castable Wax レジンのジュエリー鋳造パターン。フィリグリーなど繊細なデザインも再現

灰分率0.0〜0.1%のクリーンなバーンアウトで、鋳巣や残灰のない高品質な鋳造品を実現します。5%質量減少温度249°Cで、従来のワックス鋳造ワークフローにそのまま組み込めます。ポストキュア不要(洗浄・乾燥後すぐに埋没工程へ移行可能)で、リング・ペンダント・フィリグリーなど精密ジュエリーから小型精密鋳造パーツまで対応します。サポート痕が少なく滑らかな鋳造面を実現するのも大きな利点です。

Form4レジン全16種の性能を一覧で比較するには?

ここまで用途別に解説してきましたが、全レジンを横断的に比較したい方のために物性値を一覧にまとめました。

Form4対応 全16種 物性比較早見表

レジン 相当樹脂 価格 引張強度 弾性率 破断伸び HDT
Gray V5 ¥13,300 62 2,675 13%
Black V5 ¥13,300 61 2,700 10% 69°C
White V5 ¥13,300 62 2,675 13%
Clear V5 ¥13,300 60 2,750 8% 74°C
Fast Model ¥13,300 62 2,700 11%
Precision ¥23,200 50 2,200 8.6%
Tough 2000 ABS ¥25,600 46 2,100 44% 59°C
Tough 1500 V2 PP ¥25,600 34 1,460 155% 66°C
Tough 1000 HDPE ¥25,600 26.3 932 180% 55°C
Durable PP ¥22,000 28 1,000 55%
Rigid 4000 ¥41,200 69 4,100 5.3% 77°C
Rigid 10K ¥53,800 65 10,000 1% 163°C
ESD ¥41,200 44 1,937 12% 62°C
High Temp ¥35,800 58 2,800 3.3% 238°C
Flexible 80A ¥35,800 8.9 120%
Elastic 50A ¥35,800 3.4 160%

※ 引張強度・弾性率の単位はMPa。Castable Wax(¥53,800)は鋳造専用、Silicone 40A(¥66,400)はForm3/Form2専用のため別枠。

物性値はFormlabs公式データシート(2026年4月時点)に基づき、i-maker技術チームが検証・整理

Form4対応レジン一覧をECで見る >

予算別で見るレジンの選び方は?

価格帯 レジン ポイント
¥13,300 Gray, Black, White, Clear, Fast まずはここから。色違いで物性はほぼ同等
¥22,000〜¥25,600 Durable, Tough 3種, Precision 機能部品・精密用途のコスパゾーン
¥35,800 High Temp, Flexible, Elastic 特殊物性(耐熱238°C・柔軟)が必要な場合
¥41,200〜¥53,800 ESD, Rigid 4000/10K, Castable Wax 最高性能・専門用途。代替手段がない場面で

5Lバルクでコスト削減

Standard系レジン(Gray・Black・White・Clear)には5Lバルクが用意されています。月2本以上消費する場合は大幅なコスト削減が可能です。

レジンの洗浄にIPAは必要?3DMedSupoという選択肢

レジン選びと同じくらい重要なのが、造形後の洗浄工程です。従来はIPA(イソプロピルアルコール)が標準でしたが、有機溶剤中毒予防規則(有機則)の該当物質であり、火災リスクや価格高騰という課題を抱えています。

全Form4レジンは3DMedSupoで洗浄可能です。3DMedSupoは有機則非該当のIPA代替洗浄液で、導入300社以上の実績があります。

IPA運用 3DMedSupo
年間コスト 42〜108万円 約13万円
有機則 該当(届出・健康診断義務) 非該当
廃液回収 産廃業者手配(有料) 全国無料回収
引火点 12°C(高リスク) 引火点なし

一斗缶(17.7L)
3DMedSupo 17.7L IPA代替洗浄液
¥ 19,800 (税別)
回収費込み
送料無料

1Lあたり約¥1,119。週1回以上使うならこちら。

4Lサイズ
3DMedSupo 4L IPA代替洗浄液
¥ 9,900 (税別)
回収費込み
送料無料

まず試してみたい方、月1回程度の少量使用に。

IPA廃液無料回収相談(全国対応)

「手元のIPA廃液、どうしよう?」
3DMedSupoへの切り替えで解決。初回に限り、全国どこでも送料無料で回収いたします。

廃液回収について相談する >

IPA廃液無料回収相談

よくある質問

Tough 2000・1500・1000はどう違う?

3種はそれぞれ異なる汎用樹脂の物性を再現しています。Tough 2000はABSライクで最も高強度・高剛性(引張強度46 MPa)。スナップフィットや耐クリープ部品に。Tough 1500 V2はPPライクで剛性と靭性のバランスに優れ、破壊靭性が従来比10倍。ドリル加工や屋外使用に。Tough 1000はHDPEライクで最も柔軟かつ耐衝撃(72 J/m)。低摩擦スライド部品に。価格は3種とも¥25,600(税別)で同じです。

Rigid 10Kと4000の違いは?

どちらもガラス繊維配合ですが、Rigid 10Kは弾性率10,000 MPa・HDT 163°Cで極限の剛性と耐熱が必要な金型インサートや風洞モデル向け。Rigid 4000は弾性率4,100 MPa・HDT 77°Cで十分な剛性+美しい白色仕上げが特長。コストも¥12,600安く、精密治具やプレゼンモデルに適しています。

Standard V5レジンはV4から何が変わった?

V5はForm4のLFD技術に最適化され、造形速度3倍・破断伸び2倍・衝撃強度25%向上を実現。超低VOC配合で造形中の臭いも大幅低減。物性はほぼ同等のまま、靭性と速度が大きく改善された世代です。

Standard系レジンはどの色を選べばいい?

設計レビュー→Gray、展示品質→Black、塗装ベース→White、透明・光学→Clear、速度重視→Fast Model、精密→Precision Model。色付き4種は¥13,300で物性もほぼ同等なので、仕上がりの用途で決めてください。

ゴムに近いレジンはどれ?硬度の違いは?

Shore A硬度で選びます。Flexible 80A(自転車タイヤ程度)はクッション・ダンパーに。Elastic 50A(消しゴム程度)はウェアラブル・ソフトタッチに。Silicone 40A(輪ゴム程度・100%シリコーン)はForm3/Form2専用。Flexible/Elasticはどちらも¥35,800です。

High Tempレジンの耐熱温度と注意点は?

HDT 238°C(0.45 MPa)でFormlabs最高の耐熱性。ただし破断伸び3.3%と脆いため衝撃には弱い点に注意。耐熱性を発揮するには二次硬化(60°C 60分)が必須です。200°C超の環境ではHigh Tempが唯一の選択肢です。

Form3用レジンはForm4で使える?

互換性はありません。V5世代レジンはForm4専用、V4以前はForm3/Form2専用です。同じ素材名でもプリンター世代に合ったバージョンを選んでください。

レジンの洗浄にIPAは必要?

IPAは不要です。全Form4レジンは3DMedSupoで洗浄可能。有機則非該当・廃液回収無料で、年間コストをIPA比で最大88%削減できます。

5Lバルクはどのレジンで買える?

Standard系レジン(Gray・Black・White・Clear)に5Lバルクがあります。月2本以上消費するなら大幅なコスト削減になります。

鋳造用レジンにポストキュアは必要?

Castable Waxレジンはポストキュア不要。洗浄・乾燥後すぐに埋没工程へ移行できます。天然ワックス20%配合・灰分率0.0〜0.1%でクリーンなバーンアウトを実現します。

出典:Formlabs Tough系レジン 新素材・オープンマテリアル解説

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AUTHOR
i-MAKER 研究室 編集部

株式会社アイ・メーカーが運営する、ものづくり情報サイト「i-MAKER 研究室」の編集部。3Dプリンター・光造形・洗浄の現場に10年以上携わる経験をもとに、実機検証と取材を軸とした記事を制作しています。

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