本文へ飛ぶ
Formlabs製品ガイド

Form3を使用する環境について

i-MAKER 研究室 編集部 | 公開 2020.02.28 更新 2026.04.15 読了 約3分

Form3を使用する環境について

まず初めに、Form3の設置や使い方をご紹介する前に、Form3を使用する環境についてご紹介します。Form3は、LFS方式の光造形3Dプリンターです。

光造形3Dプリンターは液体状のUV硬化レジンに紫外線レーザービームを照射することで、固めていき物体にしていく造形技術です。

このレーザーを使用するという点と、液体レジンを使用するという二つの点から、使用する環境には何点か注意を払わなければなりません。

紫外線(太陽光や蛍光灯)を避ける

Form3は、UV硬化レジンという液体状の樹脂に、紫外線レーザービームを照射することで固め、物体にしていく製法です。そのため、UV硬化レジンは、太陽光や蛍光灯などの紫外線でも、長時間さらされると固まってしまいます。

Form3の本体のガラスカバーは紫外線を遮蔽し、埃などが入るのを防いでくれる機能を備えていますが、使用しない樹脂などは、しっかりとレジンタンク付属のプラスチックカバーで遮蔽し、紫外線があたらない状態で保管します。

埃を避け室内をクリーンな環境に保つ

Form3はレジンタンク内に液体樹脂を満たし、そこにビルド・プラットフォームが浸かり、レーザービームが照射されることで一層ずつ物体になります。

そのため、レジンタンク内の樹脂にわずかな埃やゴミが入ってしまうと、綺麗な造形が出来ません。

Form3本体がガラスカバーで保護されているとはいえ、室内はなるべく清潔にし、埃やゴミが無い状態を心がける必要があります。

樹脂の膨張を抑え高温多湿を避ける環境

また、Form3のUV硬化レジンは、高温化に晒されると膨張する可能性があり、造形精度に影響を与えることがあります。

Form3本体を使用する環境やレジンタンクを保管する環境では、なるべく空調で温度と湿度を一定に保つ(室温25℃程度が最適)必要があります。

推奨電源環境

Form3は、Form2からレーザーの機関部がユニット化されることで、より高精度な出力が可能になりました。その反面、電源の供給がForm2よりもシビアになっています。

Form3本体の電源ケーブルはなるべく壁からの直電、もしくは延長ケーブルを使用する場合にもForm3本体と壁を1本でつなぐことをお勧めします。

タコ足などを使用すると電圧が安定せずレーザー部分が十分な出力が得られず造形が正しくできない可能性があります。

※タコ足などで多数の電源を取っている場合、レーザーが出力されず造形がされない不具合が報告されています。この不具合は壁からの直電、もしくはForm3本体のみの接続、UPS(無停電圧装置)を使用することで解消します。

水平な設置場所

基本的な前提として、Form3を設置する場所は水平でなければなりません。

3Dプリンターは、X軸、Y軸、Z軸という三次元の座標軸をもとに垂直に造形を行います。

3Dプリンター本体そのものが斜めな状態でプリントを開始すると造形モデルを正しく造ることはできません。

Form3はセットアップの段階で付属のレベリング調整治具を使って4つの足を調整し水平にします。

この記事をシェア
ご相談・無料サンプル
光造形の導入・運用、3DMedSupoのご相談

洗浄液の選定、レジンの相談、お見積りなど、お気軽にご相談ください。無料サンプルもご用意しています。

AUTHOR
i-MAKER 研究室 編集部

株式会社アイ・メーカーが運営する、ものづくり情報サイト「i-MAKER 研究室」の編集部。3Dプリンター・光造形・洗浄の現場に10年以上携わる経験をもとに、実機検証と取材を軸とした記事を制作しています。

3DMedSupo 無料サンプル

光造形の導入・運用でお困りですか?

洗浄液の選定、レジンの相談、お見積りなど、お気軽にご相談ください。

お電話: 042-444-7220(平日 9:00-17:00)