3Dプリンターの展示会 TCT Japan 2023が開催予定

TCT Japan 2023が開催。

今年も3Dプリンターの展示会がリアルとバーチャルの両方で開催予定です。

3Dプリンター関連でも世界最大の3Dプリンティング展TCT Japan 2023が、2023年2月1日~3日の3日間 東京ビッグサイトで開催する予定です。

(今回も前回同様オンラインとのハイブリッド開催にて行われる。ちなみにオンライン展は2022年121日~2023228日予定)

公式サイト:https://www.tctjapan.jp/

今回は新型コロナウィルスがある程度落ち着いているということもあり、出展者数も多く、3Dプリンタメーカーから3Dスキャナー、材料や計測機器、造形サービスなどデジタルマニュファクチャリングに関する数多くの企業が出展予定です。

今回は前回のレポートをもとにTCTの特長についてご紹介します。

TCT Japanとは

TCTとは、Time Compression Technologyの略で、3DプリンティングやAM(アディティブマニュファクチャリング)などの応用によって、あらゆる産業における新製品・技術開発/製造プロセスの加速化・最適化を図る技術のことを指す。

今回もコロナ後のリアルとオンライン両方の同時開催で、オンライン商談会は先月末から登録が開始されており、検索とレコメンド機能によって、最適な商談相手を探し、オンライン上でマッチングができる。リアルとオンラインの併用で、最新の3Dプリンター導入の検討が可能です。

来場者4万人を見込む

今年のTCT Japan はコロナ前の来場者数に近い、4万人を見込んでいます。リアルな場で開催されていた2020年度は出展者数は123社、47,692名の来場者が訪れました。。

来場者の業界別データを見てみると、さまざまな分野の人が3Dプリンターやアディティブマニュファクチャリングに興味を持っていることがうかがえます。

各製造業の業界が3Dプリンターに関心

前回のTCT JAPANでは精密機器産業・機械が14.1%、自動車や輸送機器、部品が12.9%、材料・化学が9.2%で、鉄鋼・非鉄金属など金属製品で6.7%、総合電気・家電が11%である。大学関連が6.1%で、上記製造と研究開発で60%近い比率を占めています。

製品開発&製造技術の来場者が50%を占める

次に、職種ですが、来場者の半分が製品開発や製造に関する分野で占められています。内訳では研究開発が26.4%、製品設計・商品企画が23.3%とこの二つで50%近くを占めています。また営業や販売デモ13.5%、経営者、経営企画で19%と、マーケティングや経営層での関心も増えていることがうかがえます。

レポートやアンケート調査の回答によると約65%が将来的な製造・量産への3Dプリンター活用検討を進めている状況で、導入のハードルにはコストと品質保証が60%以上を占めている状況です。他の加工技術に比べて、単体で造形ができる分材料コストが高くなってしまう点と、金型や切削加工など従来からの製造技術に比べてプリントごとに条件が異なる3Dプリンターは品質保証の部分で課題が残っていることがうかがえます。

製造や量産への期待が高まる

こうしたことから現在3Dプリンターが最も使用されている分野が試作での領域だ。試作での利用が48.6%と最も高く評価試験などでの利用が中心です。その一方で量産や生産領域での期待が非常に高いことも事実で、約65.9%が将来的な製造・量産への3Dプリンター活用検討を進めている状況です。

まとめ

3Dプリンターは、モノづくりをデジタル化し自動化するキーテクノロジーの一つとして、今後もますます普及をしていくだろう。導入までにいくつかのハードルがあるが、技術や素材の進歩によってより加速していくことが見込まれるが、アディティブマニュファクチャリングはロボティクスとともにインダストリー4.0の中の自動化を担う分野として、いかに自社の生産体制や開発体制に取り入れるかがカギとなる。そうした点から、今後3Dプリンターの展示会は注目度が高いと言えるだろう。

中でもTCT Japanは出展数も多く豊富なセミナーによって日本だけではなく海外も含めた3Dプリンターの先進事例を知ることができる。さらにビジネスマッチングシステムを通して、気になる出展者と事前に製品に関する個別相談が可能だ。

TCT Japan 概要

名称 TCT Japan 2023 -3Dプリンティング & AM技術の総合展

主催 株式会社JTBコミュニケーションデザイン

日程 展示会開催(東京ビッグサイト): 2023年2月1日(水)~3日(金)10:00-17:00

オンライン展示期間: 2022年12月1日~2023年228

会場 東京ビッグサイト 東ホール・会議棟

予定参加者数 40,000名 同時開催展・オンライン参加者含む

入場料 無料(完全WEB来場登録制)