気に入った色を瞬時にスキャン
オーストラリアのハイテク企業SwatchMateがキックスターターで資金調達を開始した。
このSwatchMateというキューブだが、スイッチを押すだけで物理的なモノの色を検出することができるという。カラーキャプチャーで検出された色のデータはスマートフォンもしくはパソコンに転送することが可能で、フォトショップでデータを開くことができる。
またスマートフォンやパソコンが身近にない場合でも20色までキューブ本体に保存することができる。このSwatchMateキューブの凄いところは実世界にある好みの色や塗料などを見つけた場合には即座にスキャンして色見本として使用できる点だ。
プロダクトデザイナーや建築デザイナー、グラフィックデザイナーやカメラマン、フアッションデザイナーあるいは企業のブランド構築に携わる人など色は欠かすことができない存在だ。
現在対応している塗料のカラーライブラリは制作中とのことだがオーストラリア、英国、カナダ、アメリカの塗料メーカーの色に対応する予定のような。また、既に大手のデザインスタジオでもおそらく試験的に使用もされているようで、精度が気になるところ。
swatchmate
まとめ
SwatchMateキューブはデザイナーたちにとって画期的な製品だと考えられる。
なぜならデザイナーがデザインを行う際の色見本を決めるときには、従来はカラーチャートや実物の色見本をもとに制作されるモノの色を決めていたからだ。
あくまでも精度によるとおもわれるが、SwatchMateを使うことで色見本として実物を使っていたものをデータに即座に落とし込むことが可能となる。
また、デザインの仕事に携わる人は普段の日常生活から、世の中に存在する数々の物体やデザイン、色などについて観察を行うという行動をとっている人が多い。こうしたデザイナーの人たちはたいていカメラを持ち歩いているかスマートフォンのカメラで気になったモノや色、デザインを撮影していたりする。
しかし口をそろえて言うことばが、「あとで自分のデザインの参考にしようと思って写真を見ても、カメラで撮影したものでは実物の色彩感が全く残っておらず、色をそのまま残すものが無いか」という要望を多々聞くことが多い。
SwatchMateキューブはこうしたデザイナーやクリエイティブな人たちがもつ潜在的なニーズに上手くマッチした製品だと思える。
SwatchMateキューブを使うことによってリアルなモノの色をデザイン制作に落とし込むことが可能になり、よりデザインが活性化させることができるかもしれない。
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