3Dモデルデータ共有サービスSketchfabが200万ドルの資金調達

拡大する3Dモデルデータの需要

3Dモデル共有サイトのSketchfabはオープンしてから1年半たったが、200万ドルの資金調達を行なったとのこと。

Sketchfabはパリとニューヨークを拠点にしたデータ共有サービスを展開する企業で、デザイナーやパーツ修理屋が自分の3Dモデルデータをアップロードし共有しているプラットフォームサイトを運営している。

使い方がきわめてシンプルで、ユーザーはリアルタイムに好きなページに自分の3Dモデルをアップロードして公開することができる。

またユーザーはこのサイト上で、気に入った3Dモデルがあった場合には、デザイナーに問い合わせすることができ、3Dモデルデータのコピーをもらったり、そのデザイナーを雇ったりすることが可能。

今では1日平均300もの3Dモデルデータがアップロードされ、トータルで7万点の3Dファイルを格納し、10万ユーザーがいるという。

今回の200万ドルの資金調達は急速なユーザー増加に対応するため行われるもので、プラットフォームを拡張し、サイト運営チームの人員拡大のために充てられるとのこと。

ちなみに最近話題になったAmazonの30分以内に配達する自動配達ロボットAmazon Prime Air DroneもSketfchfabで3Dモデルデータが公開されている。

まとめ

3Dプリンターの急速な拡大によって、3Dモデルデータの制作者の需要もたかまりつつある。

それにともない3Dモデルデータの共有サイトが各国で立ち上がりを見せている。

最も代表的な3Dモデルデータの共有サイトはshapewaysで、shapewaysと同様のサービスを展開するサイトが多い。

一方、今回資金調達を行なったSketchfabは単純な3Dモデルの売買サイトではなく、モデルデータを公開することでデザイナーの受注につなげることが主な目的のようだ。

もともと3Dモデル作業はプロダクトデザインの制作プロセスの中において、デザイナーが設計したデザインをもとに、3Dモデルに落とし込むだけの作業であったが、昨今の3Dプリント技術の浸透で従来とは異なる価値を持ちつつある。

特に3Dプリント技術が飛躍的に向上することで、3Dデータからダイレクトに製品やパーツ類が製造するようになりつつあるため、今後はますます3Dモデル制作者が必要になるだろう。

むしろグラフィックデザイナーがイラストレターやフォトショップといったグラフィックソフトを使いこなすのが必須のように、プロダクトデザイナーやファッションデザイナーなどにとって3Dモデルソフトを使いこなすのは必須スキルとなってくるに違いない。

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