Form3+/Form3L購入キャンペーン

本日11月7日から12月16日にかけてFormlabs製品の購入キャンペーンを実施します。

1. Form 3+ / 3B+をご購入のお客様

Form3+・Form3B∔をキャンペーン期間内にお買い求めのお客様には、Form Wash &Form Cureのセットを無償で付属、もしくはスタンダードレジン(ブラック、ホワイト、クリア、グレイから選択可能)の 8本を差し上げます。

2.Form3+コンプリートパッケージをご購入のお客様

Form3+コンプリートパッケージをご購入のお客様には、スタンダードレジン(ブラック、ホワイト、クリア、グレイから選択可能)の 8本を差し上げます。

3. Form 3L 3BL

Form3Lをキャンペーン期間内にご購入のお客様にForm Wash L、もしくはForm Cure Lのいずれかを差し上げます。

是非、お申込みください。詳細はメール(info@i-maker.jp)・お電話(042-444-7220)にてお問合せください。

3Dプリンター業務用の値段。価格帯別にご紹介

3Dプリンターの業務用とは?

3Dプリンターにはさまざまな用途のものが登場していますが、しばしば業務用家庭用とったくくりで分類されることがあります。

元来3Dプリンターは製品開発における試作の領域で使用が開始されたもので、以来30年の進化によって製造や生産の領域に入り込んでいます。

そのため基本的に3Dプリンター自体が業務用なのですが、初心者の方にわかりやすくあえて業務用というくくりで値段や用途別の価格帯についてご紹介してまいります。

i-MAKERが決める業務用3Dプリンターの条件

ひとくくりに業務用といっても、今や3Dプリンターは星の数ほど登場しており、造形方式も多岐にわたっていますが、機種や造形方式、値段などによってできることや作れるものが異なっています。

ただ業務用で使用するためにはいくつかの条件が必要かと考えています。

  1. 安定性
  2. 目的と値段

2点です。

安定性がなぜ最も重要なのか?

3Dプリンターを業務用で使用する場合、欠かすことができない前提条件として安定性が挙げられます。

プリントの失敗と試行錯誤の時間は業務に不要

3Dプリンターは普及しつつあるとはいえ、まだまだ安定性が高い機種は一握りです。製品開発の試作で使うことを想定しても、プリント自体が失敗してしまえば、その分の時間や材料費は無駄になってしまいます。

特に安価な3Dプリンターは、プリントが成功するための条件を見つけるまでにかなりの試行錯誤が必要で、業務に支障や遅れが出るかもしれません。

安定性をクリアする機種は限られている

特に3Dプリンターは別名積層造形といわれ、物体を0.1mm0.2mmなどの非常に薄い層を積み上げることで形にします。この積層は、物質を化学変化させながら積層していくため、造形方式と材料の種類ごとに条件が正しく整わなければなりません。こうした機種は現在非常に限られており、これから紹介する機種はこの安定性という条件をクリアしたものになります。

確かに3Dプリンターは1台数万円~10万円程度の低価格な機種が登場していますが、こうした機種と50万円以上の機種では安定性が異なります。形状や材料ごとで成功条件が変わる低価格機種で、十分な試行錯誤の時間が取れれば問題ありませんが、限られた開発期間や常にスケジュール管理が求められる業務用で使用するにはかなり難しいと思われます。

目的と値段の明確化

第二の条件として、何に使用するのか、できることを明確にする必要があります。どのような目的で、いくらの予算が必要なのかという点です。

3Dプリンターはできることで値段が変わる

例えば単純な形状確認用の試作で使用するのに、量産までカバーしている機種は必要ありません。また形状確認の試作一つでも、高強度な材料は必要ありません。3Dプリンターは使える材料の種類、できること(試作なのか生産レベルなのか)、で金額が大きく異なります。

年間保守料なども考慮する

またハイエンドな生産レベルの3Dプリンターは、試作などもカバーしていますが、その分年間の保守料や材料費なども高額になります。そのため試作のみにしか使用しないケースだと無駄になってしまいます。

3Dプリンター業務用の価格帯

それではここからは3Dプリンターの業務用について、各価格帯別でご紹介してまいります。ご紹介している機種は上記の安定性と用途を踏まえi-MAKERで導入を行っている機種を中心に紹介してまいります。

50万円以下

50万円以下の3Dプリンターは基本的にデスクトップタイプの3Dプリンターになりますが、安定性が高い機種はかなり限定されています。特に30万円以下の機種になると、造形物の形状や材料の種類によって調整がとても大変です。

推奨機種 RaiseE2の値段とできること

50万円いかのおすすめの業務用3DプリンターでFDM方式でお勧めな機種がRaiseE2です。RaiseE2498,000円のデスクトップタイプの3Dプリンターで、PLAABS、ナイロン、PCなどの多彩なフィラメントが使用可能です。特に安定性の面では優れており、専用ソフトウェアのIdeaMakerによってミスが少なくプリント可能です。

RaiseE2の値段や価格帯

RaiseE2にはPLAフィラメントが付属してます。また製品保証は3カ月なため別途延長保証が用意されています。

製品名

概要

価格(税別)

RaiseE2

デスクトップのFDM 3Dプリンター。1台で複数種類のフィラメントに対応しており、高い安定性を持つことから、業務用に最適です。

498,000

9カ月延長保証

通常の3カ月保証に加えて保証期間を1年間にするもの

75,000

RaiseE2でできること

Raise E2では以下の業務に使用することができます。

できること

概要

試作

PLAフィラメントで安定して造形が可能。形状のみの試作に最適。

高強度の試作

ABSフィラメントやPCフィラメントが使用できる。ただし造形サイズが大きいものは反る可能性があり。

治工具

高強度系のABSPCフィラメントで治具なども作成可能。

ゴムの試作

TPUフィラメントが使用可能。ただし大きいサイズは反りが発生する可能性があり。

50万円~100万円

50万円から100万円代の3Dプリンターでは、Form3+とRaisePro2RaisePro33機種が業務用としてはお勧めです。どちらのメーカーもソフトとハードがメーカー純正のもので、高い安定性と幅広い材料の使用が可能です。

推奨機種 Form3+の値段とできること

Form3Form2の後継機としてさらに業務用に最適な機種です。安定性はさらに向上し、ユーザー側のプリント設定のミス以外(サポート材が足りない等)は、ほぼ失敗やエラーがない機種です。また造形の品質もForm2よりも向上しさらに業務用として人気です。

製品名

概要

価格(税別)

Form3

光造形3Dプリンター。1台で18種類以上のレジンが使用可能。

製品保証期間:2

711,000

FormCure

二次硬化機。追加で紫外線を照射することで、造形物の耐久性がUP

102,000

FormWash

自動洗浄機。造形後の洗浄を簡単にしてくれる。

88,000

Form3+関連の消耗品値段一覧

上記に加え、消耗品では下記の3種類があります。

製品名

概要

価格(税別)

レジンタンクV2.1

レジンを入れて使用するトレイのようなもの。レジン1種類につき1個必要。

20,000

ビルドプラットフォーム

造形物が積層される土台。

14,000

ビルドプラットフォーム2

造形物が積層される土台。造形物の取り外しがワンタッチで簡単

30,000

Form+の洗浄液の値段一覧

光造形3Dプリンターは洗浄用に使用するにはIPAもしくはエタコールが必要です。エタコールはIPAよりも安全性が高く、洗浄力が高い液体です。

製品名

概要

価格(税別)

エタコール(14リットル)

IPAの代替で洗浄力が同等の洗浄液

10,000(うち送料2,000)

セットでのコンプリートパッケージがおすすめ

Form3+は二次硬化が必要なエンジニア系レジンを使用する場合、単品で導入するよりもセットのコンプリートパッケージが推奨です。

製品名

概要

価格(税別)

Form3+コンプリートパッケージ

Form3+:1

FormCure1

FormWash1

スタンダードレジン:1

がセット。

871,000

Form3+でできること

Form3+は業務用として以下のようなさまざまな用途に使用ができます。

できること

概要

試作

高速造形ができるドラフトレジンや、滑らかで高精細な仕上がりができるグレイレジンなどを使い試作・プロトタイプで使用可能。

模型

フィギュアやジオラマなど模型作りに最適。

高強度の試作

タフ2000ABSライク)やタフ1500PPライク)、デュラブル(PETGライク)のような高強度の材料が使用可能で、機能性のプロトタイプなどに利用できる。

高耐熱の試作

ハイテンプ、リジッド10Kといった耐熱性が100度を超える(三次硬化で200度以上)の試作が作れる。

治工具

タフ2000ABSライク)やタフ1500PPライク)、デュラブル(PETGライク)のような高強度の材料が使用可能で治具などに使用可能

ゴムの試作

フレキシブル80Aやエラスティック50Aなどゴムライク材料で柔らかい造形物の試作などが可能。

ジュエリー鋳造

鋳造用レジンを使用することでジュエリー鋳造が可能。

推奨機種 Raise3Dシリーズの値段とできること

Raise3DシリーズではPro2Pro32機種が100万円以内の業務用としておおススメです。E2との違いは、Pro2Pro3は造形サイズが大きい点に加え、カーボンファイバー配合材料なども使用することができる点です。

Pro2とPro3の違いは、メンテナンス性や使い勝手などが向上(ノズルのマグネット着脱や、ビルドプラットフォームの柔軟性)している点です。2機種ともFDM方式としておススメです。

RaisePro2/Pro3の値段や価格帯

RaisePro2/Pro3PLAフィラメントが付属しています。また製品保証は3カ月保証で別途延長保証もあります。

製品名

概要

価格(税別)

RaisePro2

デスクトップのFDM 3Dプリンター。1台で複数種類のフィラメントに対応しており、高い安定性を持つことから、業務用に最適です。

770,000

RaisePro3

Pro2のインターフェース(マグネット着脱ノズル、ビルドプラットフォーム)をさらに向上させた機種。

920,000

9カ月延長保証

通常の3カ月保証に加えて保証期間を1年間にするもの

116,000

RaisePro2/Pro3でできること

Raise Pro2/Pro3では以下の業務に使用することができます。

できること

概要

試作

PLAフィラメントで安定して造形が可能。形状のみの試作に最適。

高強度の試作

ABSフィラメントやPCフィラメントが使用できる。ただし造形サイズが大きいものは反る可能性があり。

治工具

高強度系のABSPCフィラメントで治具なども作成可能。

ゴムの試作

TPUフィラメントが使用可能。ただし大きいサイズは反りが発生する可能性があり。

100万円~500万円

100万円から500万円代の業務用3Dプリンターでは、従来のデスクトップタイプからさらに大型造形が可能な機種が中心になります。これまで大型の造形、例えば20センチや30センチ近い造形物を安定してプリントするためには1,000万円クラスの機種が中心でしたが、開発が進みこの値段で導入が可能です。

推奨機種 Form3Lの値段とできること

Form3LForm3+の大型造形版です。Form3+の造形サイズが145mm×145mm×175mmであるのに比べ、Form3L300mm×335mm×200mmの大型造形が可能です。また大型でも安定性は高く、数日間から数週間もミスなく造形が可能です。

製品名

概要

価格(税別)

Form3L

光造形3Dプリンター。1台で18種類以上のレジンが使用可能。造形サイズは300mm×335mm×200mmを実現。

製品保証期間:2

2,296,000

FormCure

大型の二次硬化機。追加で紫外線を照射することで、造形物の耐久性がUP

520,000

FormWash

大型の自動洗浄機。造形後の洗浄を簡単にしてくれる。

455,000

Form3L関連の消耗品値段一覧

上記に加え、消耗品では下記の3種類があります。

製品名

概要

価格(税別)

Form3L専用レジンタンク

Form3L専用のレジンを入れて使用するトレイのようなもの。レジン1種類につき1個必要。

45,000

Form3L専用ビルドプラットフォーム

造形物が積層される土台。

52,000

FormLの洗浄液の値段一覧

光造形3Dプリンターは洗浄用に使用するにはIPAもしくはエタコールが必要です。エタコールはIPAよりも安全性が高く、洗浄力が高い液体です。

製品名

概要

価格(税別)

エタコール(14リットル)

IPAの代替で洗浄力が同等の洗浄液

10,000(うち送料2,000)

セットでのコンプリートパッケージが推奨

Form3Lで二次硬化が必要なエンジニアリングレジンを使用する場合、コンプリートパッケージがお勧めです。FormCureLFormWashLがセットになっています。

製品名

概要

価格(税別)

Form3Lコンプリートパッケージ

Form3L1

FormCure1

FormWash1

スタンダードレジン:1

がセット。

3,291,000

Form3LCureLWashLに関する送料

Form3LCureL、WashLは通常のデスクトップタイプの3Dプリンターとは違い、サイズも大きく、重量もあるため、専用のボックスチャーター便での手配になり送料もかかります。

製品名

概要

価格(税別)

Form3L送料(軒下わたし)

専用便で軒下わたしの場合

50,000

Form3L送料&設置

専用日でお届け後、開権設置まで

120,000

FormWash L送料(軒下わたし)

専用便で軒下わたしの場合

50,000

FormWash L送料&設置

専用日でお届け後、開権設置まで

120,000

FormCure L送料(軒下わたし)

専用便で軒下わたしの場合

10,000

Form3LCureLWashLに保守・PSPを推奨

Form3LCureL、WashLは保守プランと、Formlabsが提供するプロサポートプランがお勧めです。その理由はForm3Lは万が一の不良の場合にはセンドバックによる本体交換が行われます。その際の返品時の送料はユーザー側の負担となります。また交換機が到着するまでにタイムラグが発生する可能性があります。PSPに加入しておけば、返品時の送料はメーカー負担となり、代替機の手配も優先的に行われます。

製品名

概要

価格(税別)

Form3L プロサービスプラン24カ月

メーカーのサポート(電話、メール)。返品時の送料負担、交換機の優先手配

258,000

Form3L プロサービスプラン36カ月

メーカーのサポート(電話、メール)。返品時の送料負担、交換機の優先手配

475,000

WashLCureL延長保証サービス(24カ月)

WashLCureLの保証期間を+1年で2年に

63,000

Form3Lでできること

Form3Lは業務用として以下のようなさまざまな用途に使用ができます。また大型の試作に加え、小ロットの試作量産も可能です。

できること

概要

試作&大型試作

高速造形ができるドラフトレジンや、滑らかで高精細な仕上がりができるグレイレジンなどを使い試作・プロトタイプで使用可能。また大型の試作も可能。

小ロット試作&量産

小さい造形物であれば、一度に複数の小ロット試作&量産が可能。

模型

フィギュアやジオラマなど模型作りに最適。

高強度の試作

タフ2000ABSライク)やタフ1500PPライク)、デュラブル(PETGライク)のような高強度の材料が使用可能で、機能性のプロトタイプなどに利用できる。

高耐熱の試作

ハイテンプ、リジッド10Kといった耐熱性が100度を超える(三次硬化で200度以上)の試作が作れる。

治工具

タフ2000ABSライク)やタフ1500PPライク)、デュラブル(PETGライク)のような高強度の材料が使用可能で治具などに使用可能

ゴムの試作

フレキシブル80Aやエラスティック50Aなどゴムライク材料で柔らかい造形物の試作などが可能。

500万円~1000万円

500万円いじょうの機種になると、試作から製造、小ロット量産の領域に用途が広がってきます。業務用として使用する際にも1台で複数用途に使用することが可能です。その分、高い安定性が求めら、かつ業務に最適なコストパフォーマンスも必要です。

推奨機種 Fuse1の値段とできること

500万円以上の業務用としておすすめの3DプリンターがFuse1です。Fuse1Formlabsが開発するレーザー焼結3Dプリンターで高強度でかつきれいな造形が可能です。特にレーザー焼結法ではサポート材がつかないことから、表面もきれいです。また造形エリアも立体でプリントが可能なため、一度に複数の造形モデルをプリント可能。材料の再利用も可能でより生産レベルに近い3Dプリンターです。

Fuse1の値段

製品名

概要

価格(税別)

Fuse1 本体

レーザー焼結3Dプリンター。

Build Chamber、クリーニングキット 各1式

サービスプランのご加入が必須

製品保証期間:2

3,124,000

FuseSift

造形後の後処理機。パウダーを除去し、自動で再利用に振り分ける。

1,520,000

150 Sieve

パウダーのふるい

12,000

パウダーカートリッジ

パウダーを再利用する際に使用するカートリッジ

20,000

プリンタースタンド

Fuse1を乗せる専用の台

39,000

ビルドチャンバー

造形を行うチャンバー

591,000

バキュームクリーナー

FuseSiftに接続して吸引するバキューム

392,000

吸気用エアフィルター

吸気用のフィルター

7,000

排気用エアフィルター

排気用のフィルター

12,000

HEPAエアフィルター

FuseSift用のエアフィルター

20,000

Fuse1関連の消耗品値段一覧

Fuse1では下記の3種類の材料があります。

製品名

概要

価格(税別)

ナイロン12 (3kg×)

高強度ナイロンのパウダー

79,000

ナイロン12GF3kg×2)

高強度ナイロンにガラス繊維が配合されたパウダー

79,000

ナイロン113kg×2)

ナイロン12よりも靭性が強いパウダー

91,000

初期導入用のパッケージが推奨

Fuse1では初期導入用のパッケージが用意されています。

製品名

概要

価格(税別)

Fuse1 エッセンシャルパッケージ 

3Dプリンタ Fuse1+Fuse Sift

 【パッケージ付属品】 ¥4,940,000

Build ChamberPowder CartridgePrinter StandNylon12(3Kg×6)、クリーニングキット

サービスプランのご加入が必須となります。

4,940,000

Fuse1に関する送料・トレーニング費用

Fuse1は通常のデスクトップタイプの3Dプリンターとは違い、Fuse1FuseSift、ビルドチャンバーなどの大型の製品がセットになっています。サイズも大きく、重量もあるため、専用のボックスチャーター便での手配になりかつ海外工場から日本へ向けた送料もかかります。

また設置には別途トレーニングも必要になります。

製品名

概要

価格(税別)

Fuse1本体、Fuse Sift 運送諸掛・操作トレーニング(交通費、宿泊費は別途) 

※1 北海道、沖縄、離島の場合は別途ご相談

国内送料とトレーニングの費用

450,000

海外輸入運搬費 為替レートにより変更する場合がございます。

Formlabs海外工場からの日本への搬入費

600,000

Fuse1に関する保守

Fuse1は据え置き型の3Dプリンターになるため、年間保守料が発生します。

製品名

概要

価格(税別)

Fuse1保守スタンダードプラン12カ月

・メール、電話、オンサイト修理のサポートを行います。

・年1回の定期メンテナンス

・スタンダードプランは部品代のみ保守内容に含まれます。

・修理が必要と判断された場合、部品代を除く修理対応費用を頂戴しております。

修理対応による交通費、宿泊費は別途

275,000

Fuse1保守スタンダードプラン24カ月

842,000

Fuse1保守スタンダードプラン36カ月

1,355,000

まとめ

3Dプリンターの業務用の値段を価格帯別にご紹介してまいりましたが、導入前にはベンチマークプリントをお勧めします。I-MAKERではテストプリントを無料で承っておりますので是非お気軽にお申込みください。

SOL PROの精度&カラー比較とは? 他社製品との実寸スキャン値を公開

SOL PROの性能とは?

SOL PRO 3Dスキャナーはデスクトップ型の3Dスキャナーとして、どの程度の性能があるのでしょうか?

またSOL PROは通常のスキャンモード以外に、高精細モードも搭載しており、50ミクロンの精度も実現可能です。そこで今回はSOL PRO 3Dスキャナーの通常モード、高精度モードの比較に加え、同型のデスクトップタイプの3Dスキャナーとの比較したデータをご紹介します

比較にあたっては実寸値の比較と、カラーでの見た目の比較2つをご紹介します。

SOL PROの精度比較

まず初めにSOL PROの精度比較ですが、以下の条件で行いました。サンプルにはなるべく精度検証がしやすい金属のパーツを使用しています。

比較対象

  • SOL PRO 通常モード:100ミクロン
  • SOL PRO 高精度モード:50ミクロン
  • 競合デスクトップ3Dスキャナー:100ミクロン

3Dスキャンの方法

今回の精度比較の3Dスキャンの方法はワンショットでのスキャンで、複数のスキャンデータのマージは行っていません。

検証ソフトと基準について

実際に使用するパーツの実寸値はデジタルノギスを使って計測を行いました。3Dスキャナーでスキャンしたデータは、3DソフトであるSpaceClaimFreeformでデータ計測を行いました。

競合精度比較の検証結果

今回使用した金属パーツはデジタルノギスで計測した数値が縦64.5mm×13.92mm×高さ10.57mmであった。SOL PRO高精度モード、SOL PRO通常モード、他社製品でスキャンしたデータをFreeformで計測したデータが以下の通りです。

SOL PRO高精度モード 

SOL PRO高精度モードで3Dスキャンしたデータはデジタルノギスで計測した実寸値と比較して縦で0.495mm、横で0.258mm、高さで0.399mmの差異がありました。

単位:mm

デジタルノギス

スキャン結果

実寸との差異

64.5

64.995

0.495

13.92

14.178

0.258

高さ

10.57

10.969

0.399

SOL PRO通常モード

SOL PRO通常モードで3Dスキャンしたデータはデジタルノギスで計測した実寸値と比較して縦で-0.194mm、横で0.644mm、高さで0.693mmの差異がありました。

単位:mm

デジタルノギス

スキャン結果

実寸との差異

64.5

64.306

-0.194

13.92

14.564

0.644

高さ

10.57

11.263

0.693

競合他社

競合他社の3Dスキャナーは同型のデスクトップタイプです。3Dスキャンしたデータはデジタルノギスで計測した実寸値と比較して縦2.139mm、横0.991mm、高さ1.996mmの差異がありました。

単位:mm

デジタルノギス

スキャン結果

実寸との差異

64.5

66.639

2.139

13.92

14.911

0.991

高さ

10.57

12.566

1.996

3DデータのSpaceClaimFreeformでの比較データ

次に3Dスキャンしたデータが、開く3Dソフトでどの程度データが異なるのかを検証した結果をご紹介します。使用するデータは高精度スキャンで計測したデータを使用します。

縦データ比較

縦の比較データでは、デジタルノギスで計測した実寸値64.50mmに比べて、SpaceClaimで開くと64.715mmで、その差異はわずか0.215mmでした。一方Freeform64.995mmでその差異は0.495mmでした。

単位:mm

デジタルノギス

スキャン結果

実寸との差異

SpaceClaim

64.5

64.715

0.215

Freeform

64.5

64.995

0.495

横データ比較

横の比較データでは、デジタルノギスで計測した実寸値13.92mmに比べて、SpaceClaimで開くと13.725mmで、その差異はわずか0.195mmでした。一方Freeformでは14.178mmでその差異は0.258mmでした。

単位:mm

デジタルノギス

スキャン結果

実寸との差異

SpaceClaim

13.92

13.725

0.195

Freeform

13.92

14.178

0.258

高さデータ比較

高さの比較データでは、デジタルノギスで計測した実寸値10.57mmに比べて、SpaceClaimで開くと10.550mmで、その差異はわずか-0.02mmでした。一方Freeformでは10.969mmでその差異は0.399mmでした。

単位:mm

デジタルノギス

スキャン結果

実寸との差異

SpaceClaim

10.57

10.550

-0.02

Freeform

10.57

10.969

0.399

精度比較のまとめ

今回SOL PROの高精度モード(50ミクロン)、通常モード(100ミクロン)、他社製品(100ミクロン)の3つのスキャンを同サンプル、同条件のもとデータをとり比較検証を行いましたが、SOL PROの高精度モードが最も精度が高く、デジタルノギスの実寸値と比べた場合にも、値段の割には高い精度を誇っていました。またSpaceClaimで開いた場合には、約0.10.2mm程度の誤差しか見られず、高い正確性が見えました。

カラー3Dスキャンの比較

さて次にご紹介するのがカラー3Dスキャンの比較です。SOL PRO 3Dスキャナーはデスクトップのフルカラー3Dスキャナーですが、カラーテクスチャのキャプチャの良さが特長の一つです。

比較対象

  • SOL PRO 通常モード:100ミクロン
  • 競合デスクトップ3Dスキャナー:高精度モード

3Dスキャンの方法

今回のカラー比較の3Dスキャンの方法もワンショットでのスキャンで、複数のスキャンデータのマージは行っていません。

競合カラー比較の検証結果

カラー比較用の検証ポイントは以下の3点です。全体のカラー、詳細のディティール、暗い影になる部分です。そのため、対象サンプルにはなるべくカラフルで、ディティールや影になる箇所が多いインテリア雑貨を使用しました。

全体比較 

SOL PRO通常モードで3Dスキャンしたデータは競合のHigh Poly meshモードと比べて全体的に明るくスキャンができました。

ディティール比較

細かいディティール部分を比べた場合もSOL PRO通常モードではより実物に近くスキャンされています。

暗い部分の比較

暗い影になる部分もSOL PRO3Dスキャナーはよりはっきりとスキャンができます。今回は通常モードですが、暗めの対象物はダークモードを使用してスキャニングもできます。

カラー3Dスキャンの比較

SOL PRO 3Dスキャナーの通常モードでは、明るさやオブジェクトのディティールなどもより詳細にスキャンすることができます。またオブジェクトの大きさに応じて近距離モードと遠距離モードの2つのスキャンモードを使い分けることが可能で、より対象物の大きさにあったスキャニングが可能です。

SOL PRO 3Dスキャナーから3Dプリントへ

スキャン to プリントとは?

SOL PRO 3Dスキャナーは、17センチ以下のオブジェクトをフルカラーで3Dスキャン可能です。特にカラーテクスチャなどが得意で、対象物のカラーだけではなく文字情報や細かいディティールなどもスキャニング可能です。こうしたフルカラーで3Dスキャンできたデータはさまざまな3Dプリンターで出力が可能です。

SOL PRO3Dスキャンデータに対応した3Dプリンターとは?

SOL PRO 3Dスキャナーでスキャンした3Dデータはさまざまな3Dプリンターで出力が可能です。SLTデータで書き出せば低価格タイプの3Dプリンターからハイエンド機まで出力ができます。またOBJ形式のカラーデータであれば、フルカラー3Dプリンターでそのまま3Dプリント可能です。

スキャン to プリントでできること

3Dデータからそのまま3Dプリントするスキャンtoプリントのソリューションを使うとどのようなことができるのでしょうか。ここではその代表的な事例についてご紹介いたします。

試作・ラピッドプロトタイピング

スキャンto プリントで最も多様するのが試作・。ラピッドプロトタイピングでの使用です。製品開発を行う前に、既存のプロダクトやパーツなどを3Dスキャンし、そのデータを編集し3Dプリンターで出力します。試作やラピッドプロトタイピングで求められる3Dプリンターは、再現度の高さや安定性が求められます。

おすすめ機種

おすすめ材料

安定性

価格

FlashForge Creator3Pro

PLA

30万円~

Raise E2

PLA

50万円~

Form3

グレイレジン

ドラフトV2

76万円~

フィギュア・ミニチュア

スキャン to プリントのソリューションのもう一つの代表例がフィギュアやミニチュアでの利用です。SOL PRO 3Dスキャナーの最大の特長がフルカラー3Dスキャンの再現性の高さです。フルカラーの3Dプリンターを使えば、スキャンされたフルカラーをそのままミニチュアとして出力ができます。

おすすめ機種

特長

Stratasys Jシリーズ

高精度かつ高精細のフルカラー3Dプリントが可能。パントーンカラーなど再現性が高い。

ミマキ 3DUJ-2207

最大1000万色のカラー表現ができる。産業用インクジェットで培われた高い再現性。

XYZ PRINTING ダヴィンチColor/mini

フルカラーのFDM 3Dプリンター。インクジェットと融合し手軽にフルカラー3Dプリントが可能。

FDM方式/光造形方式での代表機種

最も一般的な3DプリンターがFDM方式や光造形方式の3Dプリンターです。1台数万円から数十万円まで幅広い機種が登場しており、試作や形状確認などでも多用されています。

FDM方式/光造形方式のデータ形式

FDM方式も光造形方式も基本的には単色での3Dプリントが中心であるため使用するデータはSTL形式が一般的です。SOL PRO3DスキャンしたデータはSTL形式で保存ができます。

FlashForge Creator3Proの例 FDM 3Dプリンター

FlashFoegeCreator3ProFDMタイプのデスクトップ3Dプリンターの中では、低価格で安定性に優れた機種です。また積層跡も比較的目立ちにくく、3Dスキャンしたデータから大まかな形状を作るラピッドプロトタイピングには最適な機種です。1台でPLAフィラメントからABS、ポリカーボネート、ナイロンなど多彩なフィラメント材料に対応しています。

Form3+の例 光造形3Dプリンター

Form3はデスクトップタイプの光造形3Dプリンターでは最も出荷台数が多い機種の一つです。1台で18種類の材料が使用可能で、高い安定性を誇ります。3Dスキャンしたデータもプリント可能で、グレイレジンやドラフトV2レジンといった高速造形ができる材料で出力すれば、試作開発などに最適な機種といえるでしょう。

フルカラー3Dプリンターの代表機種

SOL PROの最大の特長がフルカラーのテクスチャです。スキャンしたオブジェクトの色、テキスト情報といったテクスチャーを高品質に3Dデータ化することができます。

フルカラー3Dプリントのデータ形式

カラーの3Dデータは、対象物の三次元データであるOBJと表面の画像データであるPNG、さらにこの二つを結びつけるmtlという3つのデータで保存されます。基本的にOBJデータをクリックするとフルカラーの三次元データとして開くことができます。フルカラー3Dプリントは以下の機種で出力できます。

Stratasys Jシリーズ

フルカラー3Dプリンターの中で最も代表的な機種がStratasysJシリーズです。インクジェットであるPolyJet方式の3Dプリンターで、CMYKWのカラー材料を配合しながらさまざまな色を表現することが可能です。その数はなんと最大50万色以上。3Dスキャンされたフルカラーデータを忠実に再現できます。

ミマキ 3DUJ-2207

ミマキのフルカラー3Dプリンターもフルカラー3Dデータの出力に最適です。ストラタシスと同様にUV硬化インクジェット方式の3Dプリンターで、小型の3DUJ-22071000万色のフルカラー造形が可能です。産業用のインクジェットプリンターの技術で培われた鮮やかな色調表現と高精細が最大の特長です。

XYZ PRINTING ダヴィンチColor/mini

XYZ PRINTINGのダヴィンチColor/miniは上記2機種とは違い、FDM方式のフルカラー3Dプリンターです。通常FDM方式は1本のフィラメントしか使用できないため、フルカラーは不可能ですが、XYZはインクジェット技術をFDMと融合することでそれを実現しています。PLAフィラメントをベースにCMYKのカラーインクで色付けしフルカラーの造形を可能にします。

まとめ

スキャン to プリントは3Dスキャナーの使い方の可能性を広げてくれるソリューションです。手軽なデスクトップタイプのFDM方式や光造形3Dプリンターでは試作が素早く実現できます。またフルカラー3Dプリンターを使用すれば、ミニチュアやフィギュアなどフルカラーで再現可能です。

SOL PRO 3Dスキャナーの価格 初期導入コストやランニングコスト

SOL PRO 3Dスキャナーを使いこなすために

3Dスキャナーは物体の形状をレーザーやLEDによってスキャニングし、三次元のデータにするための機械です。ただしすべての物体が完璧にスキャンできるものではなく、3Dスキャナー単体でできることは限られており、あとソリューションを組み合わせることで、驚くほどできることの幅が広がります。

そのため、3Dスキャナーを導入する際には、「何を3Dスキャンし、どこまでデータ化したいのか?」という点を明確にするとともに、それに合わせたハードとソフトを用意する必要があります。

そこで今回はSOL PRO 3Dスキャナーでできることを中心にどのようなものが必要なのか、できることで初期導入コストやランニングコストがどの程度かかるのかをご紹介します。

ソリューション別 SOL PRO 3Dスキャナー導入コスト

SOL PRO 3Dスキャナーはソリューションごとによって導入コストやランニングコストが変わります。今回ご紹介するソリューション別の価格一覧をまとめました。

3Dスキャン∔3Dデータ編集のソリューション別価格表

セット内容

できること

価格(税別)

SOL PRO 3Dスキャナー単体 

※すでにPCをお持ちの場合

フルカラー3Dスキャン

SOL PRO:278,000円

SOL PRO 3Dスキャナー∔パソコン

フルカラー3Dスキャン

SOL PRO:278,000円

PC:14万~30万円

SOL PRO 3Dスキャナー∔パソコン∔Meshlab

フルカラー3Dスキャン

データ軽量化(制限なし)

3点マージ

SOL PRO:278,000円

PC:14万~30万円

MeshLab:0円

SOL PRO 3Dスキャナー∔パソコン∔Photoshop

フルカラー3Dスキャン

データ軽量化(制限なし)

カラー画像編集

SOL PRO:278,000円

PC:14万~30万円

Photoshop:2,728 円/月

SOL PRO 3Dスキャナー∔パソコン∔MeshLab∔AdobeAero

フルカラー3Dスキャン

データ軽量化(制限なし)

AR化

SOL PRO:278,000円

PC:14万~30万円

AdobeAero:0円

MeshLab:0円

SOL PRO 3DスキャナーパソコンAertech studio

フルカラー3Dスキャン

データ軽量化(制限なし)

3点マージ

カラー画像編集

SOL PRO:278,000円

PC:14万~30万円

Aertech studio:40万円

SOL PRO 3DスキャナーパソコンOPT Cloud Survey

フルカラー3Dスキャン

データ軽量化(制限なし)

3点マージ

カラー画像編集

SOL PRO:278,000円

PC:14万~30万円

OPT Cloud Survey:30万円

SOL PRO 3Dスキャナーパソコン FreeForm

フルカラー3Dスキャン

データ軽量化(制限なし)

3点マージ

カラー画像編集

SOL PRO:278,000円

PC:14万~30万円

FreeForm:74万4千円~

※別途保守料

SOL PRO 3Dスキャナーパソコンのみのコスト

まず初めにSOL PRO 3Dスキャナーを導入する際の基本的な初期導入コストについてご紹介します。SOL PRO 3Dスキャナーはスキャナーをコントロールするためのパソコンのみがあればスキャンスタートが可能です。

SOL PRO 3Dスキャナー

商品名

できること

価格(税別)

SOL PRO 3Dスキャナー

デスクトップでフルカラー3Dスキャンが可能

278,000円

パソコン

商品名

ギガ数

価格(税別)

ノートPC

32ギガ

13万円~

デスクトップPC

64ギガ

25万円~

パソコンの選び方

SOL PRO 3Dスキャナーに限らず、3Dスキャナーを使用する場合、パソコンの選択が重要になります。3Dスキャナーは三次元のデータを使用することから、メモリ、CPU、ハードディスク容量、グラフィックボードなどの要件が決められています。上記でご紹介したパソコンは概要ですが、具体的には以下のPCになります。

ノートPC mouse K5-H #2112K5-i7CMLABW11-H [ Windows 11 ]

  • OS;Windows 11 Home 64ビット
  • CPU:インテル(R) Core(TM) i7-10750H プロセッサー 
  • メモリ:32GB メモリ [ 16GB×2 ( DDR4-2666 ) / デュアルチャネル ]
  • SSD:512GB NVM Express SSD ( M.2 PCI Express 接続 )
  • グラフィックス:NVIDIA GeForce MX350 / 2GB
  • 商品単価:\141,900(税込)

デスクトップPC  G-GEAR GA7J-H214/ZB

  • OS;Windows 11 Home 64ビット
  • CPU:インテル® Core™ i7-12700KF プロセッサー
  • メモリ:64GB (32GB x2枚) DDR4-3200 
  • SSD:2TB WD BLUE SN570
  • グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 3060 / 12GB /
  • 商品単価:287,549(税込み)
  • モニター別売り:19,780円(税込)

上記2機種はあくまでも一例ですが、メモリの違いや、グラフィックボードの違いはスキャンスピードや処理速度などに影響を与えます。

3DスキャナーPCでできること

上記の要件を満たすパソコンとSOL PRO 3Dスキャナーを使用すれば、基本的な3Dスキャンは可能です。またSOL PROのマージ機能と、Viewerソフトの軽量化機能を使用すれば、フルカラーのスキャンデータを10分の1程度まで軽くすることも可能です。

SOL PRO 3DスキャナーパソコンMeshLab(フリーソフト)のコスト

上記のSOL PRO 3Dスキャナーとパソコンに加え、MeshLabというフリーソフトを使用することでさらにできることが広がります。MeshLabは3Dデータのメッシュの編集や加工ができるソフトウェアで無料で利用することができます。

MeshLabでできること

Sol PRO 3DスキャナーでスキャンしたデータをMeshLab(https://www.meshlab.net/)で開くことで、主に二つの拡張性があります。第一がデータの軽量化で、次に3点マージの利用です。

データの軽量化

フルカラーで3Dスキャンされたデータはデータ容量が重く、マージ回数などによっては1ギガ近くに達する場合もあります。SOL PROの標準ソフトであるSOL PRO Viewerでも軽量化は可能ですが、10分の1までという限界があります。しかしMeshLabを使用すれば、制限なく軽量化が可能で、100kb以下まで容量を落とすことが可能です。

3点マージ機能

MeshLabでは3点マージ機能を利用することができます。マージ機能とは、いろいろな方向でスキャンしたスキャンデータの位置を3つのポイントをつけることで合わせる機能です。SOL PRO 3Dスキャナーにもマージ機能は標準で搭載していますが、対象物の形状によって位置合わせが異なる場合があります。その際、MeshLabを利用すれば3点を指定して位置を合わせることが可能です。

MeshLabの費用

MeshLabはフリーソフトなため費用はかかりません。

SOL PRO 3DスキャナーパソコンPhotoshop

SOL PRO 3Dスキャナーの特長の一つがフルカラーでの3Dスキャンです。レーザーで形状をメッシュ化し、LEDで画像のカラーやテクスチャをキャプチャします。キャプチャされた画像はPNG形式で保存され、メッシュであるSTLと合わさってフルカラーの3Dデータになります。

SOL PROでは、表面のテクスチャであるPNGデータを、Photoshop(https://www.adobe.com/jp/products/photoshop.html)などの画像編集ソフトで開いて補正や編集を行い、同一のファイル名で保存することで、色を変えたり、要素を追加した3Dデータ化が可能です。

PhotoShopの費用

PhotoShopはAdobeが提供する画像編集ソフトで、サブスクリプション契約です。PhotoShop単体では月額2,728円、イラストレーターなど他のデザインソフトと合わせたクリエイティブクラウドのプランでは月額6,480円で利用が可能です。

SOL PRO 3DスキャナーパソコンMeshLabAdobeAero

SOL PROでは食品や自然なものなど、3Dデータ化が難しい形状のものを3D化するのが得意です。こうしたデータをAR(拡張現実)の世界で展開することも可能です。

Adobe社のAero https://www.adobe.com/jp/products/aero.html)はAR拡張現実を簡単に実装できる無料アプリです。スキャンした3Dデータを取り込めばスマートフォンやタブレットなどで簡単に現実世界に3Dデータを表示させることができます。また3Dデータに動きを実装することもできます。

MeshLabのデータ軽量化と拡張子変更が必要

Adobe AeroでAR実装をする場合には、スキャンデータの軽量化と拡張子変が必要です。そのためフリーソフトのMeshLabで3Dデータの軽量化を行い、DAI形式に変換を行った後、AdobeAeroで開きます。 3Dスキャンされたデータはカラーとメッシュにより容量がとても重くなります。MeshLabを使用すれば、画像の解像度を落とすことなく、データ容量をARなどで使用できる100KB近くまで軽量化が可能です。

Adobe Aeroの費用

Adobe Aeroはフリーソフトなため費用はかかりません。

MeshLabの費用

MeshLabはフリーソフトなため費用はかかりません。

SOL PRO 3DスキャナーFreeform

これまでご紹介してきたように、3Dスキャンしたデータのマージや色の補正、形状の編集などを行うためにはフリーのソフトウェアの使用が必要でしたが、MeshLabやPhotoShopでもすべてが自在に編集できるわけではありません。そこで有償の3D編集ソフトを使用することで、より幅広い事由なデータ編集が可能になります。

特にFreeformは、直感的に3Dオブジェクトの形状やカラーを編集することができるソフトで、SOL PROでスキャンを行い、Freeformで加工することで、より再現度の高い3Dデータが手軽に作ることができます。

3DsystemsのGeomagic Freeformとは?

Freeformは、3Dsystemsが提供する3Dソフトです。最大の特長がペン型のツールを使用しながら3Dモデルの設計や編集ができる点です。特殊な形状から細かい高精細な設計まで可能です。3Dスキャンしたデータもペン型のツールを使い、粘土のように形状を変えたり、色を塗ることができます。

Geomagic Freeformの費用

Geomagic Freeformは導入費用が744,100円(税別)から導入可能で、年間保守料金が174,000円かかります。システムによって価格が異なりますの。

SOL PRO 3DスキャナーArtech Studio

3Dスキャン後の有償ソフトとしてもう一つのおススメがArtech Studioです。Artech Studioは、ハイエンド3DスキャナーのArtechの有償ソフトですが、ソフトウェアだけでも使用が可能です。機能としてはポイントを設定してマージできる点や、3Dデータの形状変更や部分削除、マージなどが簡単にできます。

Artech Studioの費用

Artech Studioは導入費用が400,000円(税別)からになります。

SOL PRO 3DスキャナーOPT Cloud Survey

3Dスキャン後の有償ソフトとしてOPT Cloud Surveyもあります。OPT Cloud Surveyも機能としてはマージができる点や、3Dデータの形状変更や部分削除などもできます。

OPT Cloud Surveyの費用

Artech Studioは導入費用が300,000円(税別)からになります。

ソリューションで導入コストも変わる

SOL PRO 3Dスキャナーはパソコンとスキャナーだけでも高品質でフルカラーのスキャンが可能ですが、フリーソフトや、有償のソフトと組み合わせることで、3Dの活用方法が驚くほど広がります。また3Dプリンターなどと組み合わせればリバースエンジニアリングやフィギュア作成などさまざまなソリューションも展開可能です。

MeshLabで3Dスキャンした3Dデータのゴミをとる方法

3Dスキャン後のゴミについて

SOL PROに限らず3Dスキャナーでスキャンした3Dデータは周囲の余計なものまでデータ化してしまう場合があります。例えば、オブジェクトを固定する治具やシートなど、対象物に直接関係がなくても3Dスキャンには欠かせないモノがあります。こうした余分なゴミは3Dデータ化した後は取り除く必要があります。

今回はSOL PRO3Dスキャンした3Dデータのゴミをとる方法として、フリーソフトであるMeshLabを使った方法をご紹介しましょう。

MeshLabとは?

MeshLabはフリーの3Dデータ編集ソフトです。STLなどのデータのサイズを縮小化したり、さまざまな方向の3Dデータをマージしたりなど、いろいろな機能が搭載されています。今回はその中の一つであるゴミとりをご紹介します。

MeshLabでゴミをとる方法

今回はSOL PRO3Dスキャンした下記の画像データを使用します。中央のミニカーのデータの周囲にある赤丸で囲った部分のデータを削除します。

Select Vertices機能で簡単に削除

MeshLabを開いた後は、メニュー画面にある「Select Vertices」を選択します。この機能を使用するとマウスで削除したい対象物を選択することができます。

マウスで削除したい範囲を選択するとその部分が赤くなり選択ができます。

削除したい部分は一つではなくShiftボタンを押すと複数同時に選択が可能です。

CtrlDel」ボタンを押せば削除できます。もしくはMeshLabのメニュー画面にある「Filters」→「Selection」→「Delete Selected Vertices」を選択すると余計な部分が削除できます。

まとめ

MeshLabを使用すればSOL PROでスキャンした3Dデータのいらない部分を簡単に削除することができます。特に不安定なオブジェクトや支えなどが必要な対象物を3Dスキャンした際、余計な部分を削除するのに重宝します。

MeshLabでゴミ削除後の3Dデータの穴を埋める方法

ゴミをとった後の3Dデータの編集とは?

不安定な対象物などを3Dスキャンする場合、支えなどの治具を設けてスキャンする場合があります。そのようにしてスキャンされた3Dデータは対象物以外の部分も一緒にスキャンされてしまいます。

MeshLabのゴミとりの機能を使うと簡単に余分な部分を削除することができますが、対象物と削除したい部分が一体化していた場合、対象物の3Dデータにも穴ができるという影響を及ぼします。

今回はそんなゴミを削除後の3Dデータの穴埋め方法をご紹介します。

MeshLabの穴埋め機能

下記の3Dデータのように、台座の部分を削除したい場合には、MeshLabのゴミとり機能「Select Vertices」機能を使用します。

Select Vertices」をクリックすると、削除したい部分をマウスで選択できるようになります。選択した箇所が赤くなり削除できるようになります。

Delete Selected Vertices」を押すと選択した赤い部分が削除されます。

しかし削除された部分はそのまま穴が開いている状態です。そこで穴埋めを行います。穴埋めはMeshLabのメニューの「Filters」→「Remeshing, Simplification and Reconstruction」→「Close Holes」を選択します。

そうすると「Close Holdes」メニューが開き穴をふさぐことができます。穴が大きい場合には穴の大きさに応じて「Max size to be closed」の数値を変更してふさぎます。

ただし穴の形状によっては完全にふさぐことが難しい場合があります。

Prevent creation of selfintersectiong faces」のチェックを外すと無理やり穴が埋まります。そのかわり面の重なりを許容するので造形できないデータになります。

SOL PRO 3Dスキャナーとは?特長や概要できること

SOL PRO 3Dスキャナーの特長とは? 

3Dスキャナーにはさまざまな種類が登場していますが、SOL PRO 3Dスキャナーはデスクトップ型でありながらフルカラーで3Dスキャンが可能で、スキャンするオブジェクトによっては比較的精度を出すことができる3Dスキャナーです。

そこで今回はSOL PRO 3Dスキャナーの特長や概要、できることなど、そのすべての機能や用途についてご紹介します。1台のデスクトップ型3Dスキャナーを使えば、驚くほど用途が広がります。

SOL PRO 3Dスキャナーでできることとは?

まずはSOL PRO 3Dスキャナーでできることをご紹介します。SOL PRO 3Dスキャナーはデスクトップ型の3Dスキャナーですが、1台でさまざまなスキャンを行うことができます。

3つのスキャンモード

SOL PRO 3Dスキャナーは3種類のスキャンモードを搭載しています。通常の100ミクロンのスキャンモード以外に、50ミクロンの高精度スキャンが可能な高精度モード、また高速でスキャンできるターボモードがあります。

選択するスキャンモードによってスキャン解像度とスキャンスピードが異なります。

対象物に合わせたスキャンサイズ

SOL PRO 3Dスキャナーはヘッドの位置が近距離と遠距離の2つに動かすことができます。10センチ以下の小さいオブジェクトは近距離モードで、10センチ以上17センチまでの大きさは遠距離モードで3Dスキャンが可能です。遠距離、近距離でそれぞれ通常、ターボ、高精度の3種類が使用できます。

暗い対象物をスキャンするモード

SOL PRO 3Dスキャナーは表面が暗めのオブジェクトもスキャンすることができます。ダークモードを使用すれば、対象物のテクスチャをリアルに再現することが可能です。

不安定な対象物をスキャンするモード

SOL PRO 3Dスキャナーでは立てることが不安定なオブジェクトもスキャンすることができます。不安定な対象物のモードではスキャンごとにターンテーブルが停止し、オブジェクトの位置などをチェックすることが可能です。

複数方向スキャンとマージ

SOL PRO 3Dスキャナーは1方向から最大5方向までスキャンすることができます。また自動でマージ機能もあります。ただしマージ機能を使いこなすにはコツがあるため、複数方向をスキャンし、サードパーティー製のフリーソフトや有償ソフトなどを使いマージする法が簡単です。

SOL PRO 3Dスキャンの得意なもの

SOL PRO 3Dスキャナーはいろいろなオブジェクトのスキャンに適しています。特長の一つがフルカラーのテクスチャーがきれいにスキャンできるため、カラフルな物体などが得意です。また暗めの物体も比較的綺麗にスキャンできます。さらにワンショットでのスキャンが得意なため、ボトル上のものなども得意です。

カラフルなモノ

ボトル状のもの

ワンショットで撮れるもの

食品

自然なもの

など

SOL PRO 3Dスキャナーでスキャンしたデータは何に使えるの?

SOL PRO 3Dスキャナーはほぼワンクリックで3Dスキャンが可能です。3Dスキャンしたデータも使い方によってさまざまな用途に使用ができ、データの編集なども容易です。

データ形式

SOL PRO 3Dスキャナーでスキャンしたデータは3つのデータに分かれています。形状のメッシュデータであるOBJ形式、表面のテクスチャであるPNG形式、またその2つをつなぐmtl形式です。基本的にこの3点を合わせて一つのスキャンデータですが3Dプリントなどで使用できるSTL形式にも変換できます。

データサイズ

SOL PROでスキャンした3Dデータのサイズは数十メガから1ギガ近くの容量に達します。高精細になればなるほど、また物体のサイズが大きければ大きいほどスキャンデータの容量は大きくなります。また多方向からスキャンしたデータをマージした場合にもメッシュの網の目が多くなりデータサイズが大きくなります。

データの軽量化

3Dスキャンデータは数十メガから1ギガ近くの大きさだとデータ自体として転用が難しいです。特に3DCGとして使用したりARVRで展開する場合には1メガ以下の容量まで軽量化しなければなりません。SOL PROのビューアーソフトでは10分の1にサイズを縮小できます。またeshLabなどのフリーソフトを使用すれば表面解像度をたもったままより軽量化が可能です。

データの編集 マージ、形状変更、色の補正

SOL PROでスキャンされた3Dデータはさらにデータの編集が可能です。フリーソフトであるMeshLabや有償ソフトであるFreeformArtechstudioなどと組み合わせることで、形状の編集や複数方向のマージ、色の補正や編集なども思いのままに可能です。

SOL PRO 3Dスキャナーの多彩な用途

SOL PRO 3Dスキャナーでスキャンしたデータはさまざまな用途に使用することが可能です。ここではその代表的な使い方や事例についてもご紹介します。

ラピッドプロトタイピング

SOL PRO 3Dスキャナーでスキャンしたデータはすぐに3Dプリンターで出力が可能です。特に大まかな形状などをスキャンしてSTLデータとしてプリンターに送れば試作が1日で実現します。ラピッドプロトタイピング(高速試作)にはとても適しています。

精度検証

SOL PRO 3Dスキャナーでスキャンしたデータは形状によっては精度検証にも使うことができます。精度検証の競合比較記事でもご紹介しましたがSOL PROはデスクトップタイプの3Dスキャナーの中では高い精度を誇ります(サンプルでは最小0.1mm0.2mm程度)。試作した形状をスキャニングして実際のデータとの照合などにも利用ができます。

リバースエンジニアリング

SOL PRO 3Dスキャナーでスキャンしたデータは形状や編集方法によってはリバースエンジニアリングに使用もできます。各パーツごとに3Dスキャンを行い3Dプリントすることで製品開発にも利用ができます。

フルカラー3Dプリント

SOL PRO 3Dスキャナーの最大の特長がフルカラーでの3Dデータのスキャンです。OBJ形式でテクスチャが付いた形式でスキャンできるため、そのままフルカラー3Dプリンターで出力が可能です。ストラタシスのPolyJet方式3DプリンターJシリーズや、ミマキエンジニアリングのフルカラー3Dプリンター、XY3DプリンティングのフルカラーFDM 3Dプリンターなど幅広い機種で利用ができます。

VR/ARでの展開

SOL PRO 3DスキャナーでスキャンしたフルカラーデータはARVRといったバーチャル上でもそのまま展開が可能です。MeshLabでデータを軽量化すれば、表面の解像度は変えずに容量を小さくできます。キロバイトレベルまで軽量化ができるのでVRARの展開に最適です。

SOL PRO 3Dスキャナーの拡張性

SOL PRO 3Dスキャナーではスキャンした後、さまざまな有償無償のソフトウェアと組み合わせることで拡張性が広がります。ここでは各ソフトウェア別のできることをご紹介します。

MeshLab:データ軽量化&3点マージ

MeshLabはフリーの3Dデータ編集ソフトです。無料でインストール可能で、データ編集もさまざまな機能が搭載しています。SOL PROでスキャンした後は、データの軽量化だけではなく3点マージなどデータの正確性のUPにも利用できます。

Phtoshop:カラーテクスチャ編集

SOL PROではスキャンしたカラーのテクスチャはPNG形式で保存されます。このPNG画像をPhotoshopで開けばカラーの色情報を変えたり、他のロゴデータなどを張り付けたりできます。同名のファイル名で保存して3Dで開けば3Dデータそのものを変更できます。Photoshopは月額2,728円から利用可能です。

AdobeAero:無料でAR展開

AdobeAeroAdobeが提供するARを展開するための無料ソフトです。SOL PROでスキャンしたデータを.dae形式に変更してAdobeAeroで取り込むことでARで簡単に展開が可能です。

Freeform:カラー&形状を直感的にデザインできる

Freeform3Dsystemsが提供する3Dデータ変種ソフトです。ペン型タイプのデバイスを使い、3Dの表面を直感的に操作して編集できるのが最大の特長です。初期導入で70万円以上の費用がかかりますが、カラーだけではなくスキャンデータの形状なども自在に変更できます。

Aetechstudio:マージ機能&形状編集が簡単

Artechstudioは、3DスキャナーメーカーのArtechが提供する有償の3Dスキャンソフトです。ですがAetech以外のスキャンデータも使用可能で、SOL PROのスキャンデータも編集できます。3点マージ機能や形状の編集などが簡単です。

SOL PRO 3Dスキャナーと他のデスクトップ3Dスキャナーとの違い

SOL PRO 3Dスキャナーは他のデスクトップタイプの3Dスキャナーとどのような点が異なるのでしょうか?SOL PROの最大の特長は精度とカラー表現です。この2点での比較検証を行いました。

SOL PRO 3Dスキャナーの精度とは? 競合他社比較

SOL PRO 3Dスキャナーはデスクトップの3Dスキャナーでありながら、高い精度を持っています。高精度モードでは50ミクロンのスキャン精度で、実測値でも±0.02mm0.2mmの誤差範囲でスキャンが可能です(スキャンする形状などによって異なる)。他のデスクトップタイプの3Dスキャナーとの比較でも詳しくデータを公開しています。

SOL PRO 3Dスキャナーのカラーのレベルとは? 競合他社比較

SOL PRO 3Dスキャナーの最大の特長の一つがきれいなカラーキャプチャーです。フルカラーのテクスチャだけではなくパッケージなどの文字情報も正確にキャプチャーします。また黒などの暗めのカラーも比較的綺麗に3Dスキャンが可能です。こちらも他のデスクトップ3Dスキャナーとの比較データを公開しています。

まとめ

SOL PRO 3Dスキャナーの特長や概要をご紹介してまいりましたが、SOL PRO単体だけではなく他のソリューションなどとも組み合わせることで、できることや用途が驚くほど広がります。テストスキャンやデモなどをご希望の場合にはぜひお問合せください。

3Dプリンター歯科用の値段

歯科用3Dプリンターとは?

3Dプリンターの用途の一つとして広がりを見せているのが歯科での利用です。3DプリンターはSTLOBJデータから直接積層して物体を作ることができる造形技術ですが、歯科ではさまざまな目的で3Dプリンターが使用されています。

そこで今回は歯科用3Dプリンターの値段や価格帯、材料費についてご紹介をいたします。

歯科用3Dプリンターの造形方式

3Dプリンターにはさまざまな造形方式が登場していますが、歯科用として使用することができる3Dプリンターは光造形方式が中心になります。光造形方式とは液体のUV硬化レジンに紫外線を照射しながら一層ずつ固めて物体にする方式です。

基本的にはアクリルをベースにしたレジンを中心にブレンドすることで、さまざまな用途に使えるレジンが登場しています。歯科用でものちにご紹介しますが、歯形のモデルからマウスピースまで多彩な利用が可能です。

歯科用3Dプリンターでできること・作れるもの

歯科用3Dプリンターではさまざまなものを作ることができます。ここでは代表的なものをご紹介します。

歯列模型

歯科用3Dプリンターの用途として代表的なものが歯形のモデルである歯列模型を作る用途です。歯列模型は現在の歯の状態を確認し矯正などを行う際の見本として使用します。

マウスピース

歯科用3Dプリンターではマウスピースも作ることができます。マウスピースは主に歯ぎしり防止用のガードとして使用されます。

手術用ガイド

歯科用3Dプリンターでは歯の手術を行う際の手術用ガイドも作ることができます。

カスタムトレイ用

歯科用3Dプリンターでは歯の型を取るためのカスタムトレイを作ることも可能です。

歯科用3Dプリンターの価格帯

歯科用3Dプリンターの値段ですが、こちらは多岐にわたっています。安価なデスクトップタイプでは170万円代から、ハイエンド機になると数百万円の価格になります。

歯科用3DプリンターForm3B+の値段

歯科用3Dプリンターの中でも代表的な存在の一つがForm3Bです。Form3B+はFormlabsが提供する光造形方式の3Dプリンターです。通常のForm3と基本的な性能は同じですが、4種類の歯科用のレジンを使用することができます。

Form3B+関連の値段一覧

製品名

概要

価格(税別)

Form3B

光造形3Dプリンター。1台で通常のレジンから4種類のデンタル系レジンが使用可能

773,000

FormCure

二次硬化機。追加で紫外線を照射することで、造形物の耐久性がUP

102,000

FormWash

自動洗浄機。造形後の洗浄を簡単にしてくれる。

88,000

モデルレジン

歯列模型を作るためのレジン

20,000

サージカルガイドレジン

手術用のガイドレジン。生体適合材

44,000

カスタムトレイレジン

歯形を取るためのトレイ専用レジン。生体適合材

44,000

BioMedクリアレジン

歯ぎしり防止用マウスピース専用レジン。生体適合材

58,000

Form3B+関連の消耗品値段一覧

上記に加え、消耗品では下記の3種類があります。

製品名

概要

価格(税別)

レジンタンクV2.1

レジンを入れて使用するトレイのようなもの。レジン1種類につき1個必要。

20,000

ビルドプラットフォーム

造形物が積層される土台。

14,000

ビルドプラットフォーム2

造形物が積層される土台。造形物の取り外しがワンタッチで簡単

30,000

FormB+の洗浄液の値段一覧

光造形3Dプリンターは洗浄用に使用するにはIPAもしくはエタコールが必要です。エタコールIPAよりも安全性が高く、洗浄力が高い液体です。

製品名

概要

価格(税別)

エタコール

IPAの代替で洗浄力が同等の洗浄液

10,000(うち送料2,000)

エタコール
エタコールバナー

セットでのコンプリートパッケージがおすすめ

Form3B+で使用する4種類の歯科用レジンはいずれも造形後に二次硬化が必要です。そのためFormCureが必要になります。単品で導入するよりもセットのコンプリートパッケージが推奨です。

製品名

概要

価格(税別)

Form3B+コンプリートパッケージ

Form3B+:1

FormCure1

FormWash1

モデルレジン:1

がセット。

953,000

歯科用3DプリンターForm2の値段

Form3B+の前のモデルであるForm2も歯科用3Dプリンターとして使用が可能です(現在は生産が中止しており、パーツを入れ替えたリフロービッシュ品の提供になります)。Form2Formlabsが提供する光造形方式の3Dプリンターです。Form2も通常のレジンに加え4種類の歯科用のレジンを使用することができます。

Form2関連の値段一覧

製品名

概要

価格(税別)

Form2

光造形3Dプリンター。1台で通常のレジンから4種類のデンタル系レジンが使用可能

292,000

FormCure

二次硬化機。追加で紫外線を照射することで、造形物の耐久性がUP

102,000

FormWash

自動洗浄機。造形後の洗浄を簡単にしてくれる。

88,000

モデルレジン

歯列模型を作るためのレジン

20,000

サージカルガイドレジン

手術用のガイドレジン。生体適合材

44,000

カスタムトレイレジン

歯形を取るためのトレイ専用レジン。生体適合材

44,000

BioMedクリアレジン

歯ぎしり防止用マウスピース専用レジン。生体適合材

58,000

Form2関連の消耗品値段一覧

上記に加え、消耗品では下記の3種類があります。

製品名

概要

価格(税別)

レジンタンクLTForm2専用)

レジンを入れて使用するトレイのようなもの。レジン1種類につき1個必要。

14,000

ビルドプラットフォーム

造形物が積層される土台。

14,000

ビルドプラットフォーム2

造形物が積層される土台。造形物の取り外しがワンタッチで簡単

30,000

Form2の洗浄液の値段一覧

光造形3Dプリンターは洗浄用に使用するにはIPAもしくはエタコールが必要です。エタコールはIPAよりも安全性が高く、洗浄力が高い液体です。

製品名

概要

価格(税別)

エタコール

IPAの代替で洗浄力が同等の洗浄液

10,000(うち送料2,000)

歯科用3DプリンターForm3B+のレジン材料の値段

歯科用3DプリンターForm3B+では以下の4種類のレジン材料が使用することができます。各レジンの容量が1リットルです。

製品名

概要

価格(税別)

モデルレジン

歯列模型を作るためのレジン

20,000

サージカルガイドレジン

手術用のガイドレジン。生体適合材

44,000

カスタムトレイレジン

歯形を取るためのトレイ専用レジン。生体適合材

44,000

BioMedクリアレジン

歯ぎしり防止用マウスピース専用レジン。生体適合材

58,000

まとめ

歯科用の3Dプリンターを使用すれば、歯科用模型からマウスピース、トレイまでさまざまな用途で使用することができます。またデスクトップタイプのForm3B+などの機種を使用すれば低コストで導入が可能です。

設計・製造ソリューション展:ストラタシスの設計から生産まで広がる3Dプリンター

設計・製造ソリューションでのストラタシスの3Dプリンター展示

毎年東京ビッグサイトで開催される設計&製造ソリューション展(通称DMS)。

今回は設計・製造ソリューション展の中でも注目の展示第3弾としてさまざまな領域に広がるストラタシスの展示をご紹介します。

ストラタシス3DプリンターはFDM方式からPolyJet方式、光造形方式まで幅広い造形方式に拡大しており、ものづくりの試作から開発、量産の領域まで導入されています。

ものづくりの設計から生産まで広がる3Dプリンター

ストラタシスの3Dプリンターはものづくりの工程において、設計試作から生産の領域まで活用が広がっています。今回の設計・製造ソリューションにおいても、3Dプリンターのリーディングカンパニーを象徴するような展示がされました。今回は各造形方式と、どのような活用方法が展開されているかをご紹介します。

大型造形 FDM方式3DプリンターStratasys F7701メートルのサイズで最終品レベル

ストラタシスの代表的な造形方式がFDM方式です。FDMという言葉自体が一般化していますが、現在もストラタシスの登録商標で、ストラタシスが開発した技術です。

フィラメント状の熱可塑性樹脂を使用して造形物がつくれます。現在は特許が失効したことで多数のFDM方式の3Dプリンターが登場していますが、ストラタシスのFDM方式は他のメーカーに比べて異なっているのが、最終品レベルが作れるという点です。

特に高強度で靭性があるABSを使って高い寸法精度と強度がある造形物を作ることが可能です。一般的にABSは熱収縮性が強く、一般的なFDM方式の3Dプリンターでは反りという現象は避けて通ることができません。

しかしストラタシスのFDM 3Dプリンターは庫内オーブンを搭載していることから、高い精度を誇ります。

今回展示されているF7701メートルの造形サイズが3Dプリントできる大型3Dプリンターです。従来、ストラタシスの大型の3DプリンターはF900で導入コストも非常に高額でしたが、F770ABSASAという2種類の材料に限定することで、コストも抑えた形で導入が可能。造形サイズも1,000×610×610㎜を実現しました。またサポート材も溶解性サポート材に対応しているため、中空などの複雑な構造物もプリントできます。

独自の庫内オーブン機能により、収縮性が高いABSASAの大型のパーツも3Dプリントできます。

Stratasys J35 Pro。マルチマテリアル3Dプリンターのデスクトップ

ストラタシスは上記でご紹介したFDM方式に加えPolyJet方式の3Dプリンターも一大ラインナップの一つです。

Stratasys J35 Proはマルチマテリアルが表現できる3Dプリンターで、従来のJ55J850の低価格タイプです。回転式のターンテーブルを搭載し、ラバーライク材料からABSライク材料、透明材料や低コストで高速プリントできる材料などに対応しています。

Stratasys J850 Prime。最大50万色のフルカラー表現

上記のPolyJet方式では、最大50万色を超えるフルカラー3DプリントができるJ850で出力した多彩なサンプルも展示されました。

Stratasys J850 Primeではでは7つの素材を組み合わせることで、最終品さながらの造形が可能です。またPANTONE®カラーに対応しており、形状や質感、色など細部にわたってプロトタイプの検証ができます。このフルカラーの表現力は製品開発以外にも利用され、フィギュアキャラクターの造形にも最適です。

Stratasys J850 TechStyle。布や生地に直接3Dプリントできる

ストラタシスのPolyJet方式の3Dプリンターは、その多彩なカラー表現から製造業だけではなくファッションの業界でも利用が盛んです。

パリコレなどでのオートクチュールなどにも使用されていましたが、今回はファッションに特化した活用方法が展示されました。

Stratasys J850 TechStyleは布や生地に直接3Dプリントができる3Dプリンターです。J850CMYKWを使ったフルカラー表現を綿、ポリエステル、麻、革といった服などに使用される素材に直接積層して造形が可能です。

ストラタシス初の光造形Stratasys Origin One。射出成型並みの精度と生産性

今回はストラタシスの中でも初となる光造形3DプリンターStratasys Origin Oneが展示されました。ストラタシスはこれまでFDMPolyJet方式が中心でしたが、光造形でも新たな3Dプリンターを開発し、より生産レベルでの展開を強めています。

Stratasys Origin Oneの最大の特長が、最終品レベルの高い寸法精度と高速3Dプリントができる点です。非常に微細なレベルで造形が可能で、下記写真のように電子部品のパーツなども3Dプリントができます。

また、材料も高強度や高耐熱など10種類以上に対応しておりモノづくりの幅広い分野で利用が期待されます。

まとめ 

ストラタシスの展示は、従来のFDM方式やPolyJet方式に加え新たに光造形方式などが登場するだけではなく、幅広い価格帯や特価した機種の登場により、従来よりもさらにモノづくりのさまざまな領域での活用が期待されます。とりわけ生産レベル、デジタルからの最終品製造の分野では他のメーカーよりも一歩も二歩も進んだ活用状況が注目です。