3Dプリンター歯科用の値段

歯科用3Dプリンターとは?

3Dプリンターの用途の一つとして広がりを見せているのが歯科での利用です。3DプリンターはSTLOBJデータから直接積層して物体を作ることができる造形技術ですが、歯科ではさまざまな目的で3Dプリンターが使用されています。

そこで今回は歯科用3Dプリンターの値段や価格帯、材料費についてご紹介をいたします。

歯科用3Dプリンターの造形方式

3Dプリンターにはさまざまな造形方式が登場していますが、歯科用として使用することができる3Dプリンターは光造形方式が中心になります。光造形方式とは液体のUV硬化レジンに紫外線を照射しながら一層ずつ固めて物体にする方式です。

基本的にはアクリルをベースにしたレジンを中心にブレンドすることで、さまざまな用途に使えるレジンが登場しています。歯科用でものちにご紹介しますが、歯形のモデルからマウスピースまで多彩な利用が可能です。

歯科用3Dプリンターでできること・作れるもの

歯科用3Dプリンターではさまざまなものを作ることができます。ここでは代表的なものをご紹介します。

歯列模型

歯科用3Dプリンターの用途として代表的なものが歯形のモデルである歯列模型を作る用途です。歯列模型は現在の歯の状態を確認し矯正などを行う際の見本として使用します。

マウスピース

歯科用3Dプリンターではマウスピースも作ることができます。マウスピースは主に歯ぎしり防止用のガードとして使用されます。

手術用ガイド

歯科用3Dプリンターでは歯の手術を行う際の手術用ガイドも作ることができます。

カスタムトレイ用

歯科用3Dプリンターでは歯の型を取るためのカスタムトレイを作ることも可能です。

歯科用3Dプリンターの価格帯

歯科用3Dプリンターの値段ですが、こちらは多岐にわたっています。安価なデスクトップタイプでは170万円代から、ハイエンド機になると数百万円の価格になります。

歯科用3DプリンターForm3B+の値段

歯科用3Dプリンターの中でも代表的な存在の一つがForm3Bです。Form3B+はFormlabsが提供する光造形方式の3Dプリンターです。通常のForm3と基本的な性能は同じですが、4種類の歯科用のレジンを使用することができます。

Form3B+関連の値段一覧

製品名

概要

価格(税別)

Form3B

光造形3Dプリンター。1台で通常のレジンから4種類のデンタル系レジンが使用可能

773,000

FormCure

二次硬化機。追加で紫外線を照射することで、造形物の耐久性がUP

102,000

FormWash

自動洗浄機。造形後の洗浄を簡単にしてくれる。

88,000

モデルレジン

歯列模型を作るためのレジン

20,000

サージカルガイドレジン

手術用のガイドレジン。生体適合材

44,000

カスタムトレイレジン

歯形を取るためのトレイ専用レジン。生体適合材

44,000

BioMedクリアレジン

歯ぎしり防止用マウスピース専用レジン。生体適合材

58,000

Form3B+関連の消耗品値段一覧

上記に加え、消耗品では下記の3種類があります。

製品名

概要

価格(税別)

レジンタンクV2.1

レジンを入れて使用するトレイのようなもの。レジン1種類につき1個必要。

20,000

ビルドプラットフォーム

造形物が積層される土台。

14,000

ビルドプラットフォーム2

造形物が積層される土台。造形物の取り外しがワンタッチで簡単

30,000

FormB+の洗浄液の値段一覧

光造形3Dプリンターは洗浄用に使用するにはIPAもしくはエタコールが必要です。エタコールIPAよりも安全性が高く、洗浄力が高い液体です。

製品名

概要

価格(税別)

エタコール

IPAの代替で洗浄力が同等の洗浄液

10,000(うち送料2,000)

エタコール
エタコールバナー

セットでのコンプリートパッケージがおすすめ

Form3B+で使用する4種類の歯科用レジンはいずれも造形後に二次硬化が必要です。そのためFormCureが必要になります。単品で導入するよりもセットのコンプリートパッケージが推奨です。

製品名

概要

価格(税別)

Form3B+コンプリートパッケージ

Form3B+:1

FormCure1

FormWash1

モデルレジン:1

がセット。

953,000

歯科用3DプリンターForm2の値段

Form3B+の前のモデルであるForm2も歯科用3Dプリンターとして使用が可能です(現在は生産が中止しており、パーツを入れ替えたリフロービッシュ品の提供になります)。Form2Formlabsが提供する光造形方式の3Dプリンターです。Form2も通常のレジンに加え4種類の歯科用のレジンを使用することができます。

Form2関連の値段一覧

製品名

概要

価格(税別)

Form2

光造形3Dプリンター。1台で通常のレジンから4種類のデンタル系レジンが使用可能

292,000

FormCure

二次硬化機。追加で紫外線を照射することで、造形物の耐久性がUP

102,000

FormWash

自動洗浄機。造形後の洗浄を簡単にしてくれる。

88,000

モデルレジン

歯列模型を作るためのレジン

20,000

サージカルガイドレジン

手術用のガイドレジン。生体適合材

44,000

カスタムトレイレジン

歯形を取るためのトレイ専用レジン。生体適合材

44,000

BioMedクリアレジン

歯ぎしり防止用マウスピース専用レジン。生体適合材

58,000

Form2関連の消耗品値段一覧

上記に加え、消耗品では下記の3種類があります。

製品名

概要

価格(税別)

レジンタンクLTForm2専用)

レジンを入れて使用するトレイのようなもの。レジン1種類につき1個必要。

14,000

ビルドプラットフォーム

造形物が積層される土台。

14,000

ビルドプラットフォーム2

造形物が積層される土台。造形物の取り外しがワンタッチで簡単

30,000

Form2の洗浄液の値段一覧

光造形3Dプリンターは洗浄用に使用するにはIPAもしくはエタコールが必要です。エタコールはIPAよりも安全性が高く、洗浄力が高い液体です。

製品名

概要

価格(税別)

エタコール

IPAの代替で洗浄力が同等の洗浄液

10,000(うち送料2,000)

歯科用3DプリンターForm3B+のレジン材料の値段

歯科用3DプリンターForm3B+では以下の4種類のレジン材料が使用することができます。各レジンの容量が1リットルです。

製品名

概要

価格(税別)

モデルレジン

歯列模型を作るためのレジン

20,000

サージカルガイドレジン

手術用のガイドレジン。生体適合材

44,000

カスタムトレイレジン

歯形を取るためのトレイ専用レジン。生体適合材

44,000

BioMedクリアレジン

歯ぎしり防止用マウスピース専用レジン。生体適合材

58,000

まとめ

歯科用の3Dプリンターを使用すれば、歯科用模型からマウスピース、トレイまでさまざまな用途で使用することができます。またデスクトップタイプのForm3B+などの機種を使用すれば低コストで導入が可能です。

設計・製造ソリューション展:ストラタシスの設計から生産まで広がる3Dプリンター

設計・製造ソリューションでのストラタシスの3Dプリンター展示

毎年東京ビッグサイトで開催される設計&製造ソリューション展(通称DMS)。

今回は設計・製造ソリューション展の中でも注目の展示第3弾としてさまざまな領域に広がるストラタシスの展示をご紹介します。

ストラタシス3DプリンターはFDM方式からPolyJet方式、光造形方式まで幅広い造形方式に拡大しており、ものづくりの試作から開発、量産の領域まで導入されています。

ものづくりの設計から生産まで広がる3Dプリンター

ストラタシスの3Dプリンターはものづくりの工程において、設計試作から生産の領域まで活用が広がっています。今回の設計・製造ソリューションにおいても、3Dプリンターのリーディングカンパニーを象徴するような展示がされました。今回は各造形方式と、どのような活用方法が展開されているかをご紹介します。

大型造形 FDM方式3DプリンターStratasys F7701メートルのサイズで最終品レベル

ストラタシスの代表的な造形方式がFDM方式です。FDMという言葉自体が一般化していますが、現在もストラタシスの登録商標で、ストラタシスが開発した技術です。

フィラメント状の熱可塑性樹脂を使用して造形物がつくれます。現在は特許が失効したことで多数のFDM方式の3Dプリンターが登場していますが、ストラタシスのFDM方式は他のメーカーに比べて異なっているのが、最終品レベルが作れるという点です。

特に高強度で靭性があるABSを使って高い寸法精度と強度がある造形物を作ることが可能です。一般的にABSは熱収縮性が強く、一般的なFDM方式の3Dプリンターでは反りという現象は避けて通ることができません。

しかしストラタシスのFDM 3Dプリンターは庫内オーブンを搭載していることから、高い精度を誇ります。

今回展示されているF7701メートルの造形サイズが3Dプリントできる大型3Dプリンターです。従来、ストラタシスの大型の3DプリンターはF900で導入コストも非常に高額でしたが、F770ABSASAという2種類の材料に限定することで、コストも抑えた形で導入が可能。造形サイズも1,000×610×610㎜を実現しました。またサポート材も溶解性サポート材に対応しているため、中空などの複雑な構造物もプリントできます。

独自の庫内オーブン機能により、収縮性が高いABSASAの大型のパーツも3Dプリントできます。

Stratasys J35 Pro。マルチマテリアル3Dプリンターのデスクトップ

ストラタシスは上記でご紹介したFDM方式に加えPolyJet方式の3Dプリンターも一大ラインナップの一つです。

Stratasys J35 Proはマルチマテリアルが表現できる3Dプリンターで、従来のJ55J850の低価格タイプです。回転式のターンテーブルを搭載し、ラバーライク材料からABSライク材料、透明材料や低コストで高速プリントできる材料などに対応しています。

Stratasys J850 Prime。最大50万色のフルカラー表現

上記のPolyJet方式では、最大50万色を超えるフルカラー3DプリントができるJ850で出力した多彩なサンプルも展示されました。

Stratasys J850 Primeではでは7つの素材を組み合わせることで、最終品さながらの造形が可能です。またPANTONE®カラーに対応しており、形状や質感、色など細部にわたってプロトタイプの検証ができます。このフルカラーの表現力は製品開発以外にも利用され、フィギュアキャラクターの造形にも最適です。

Stratasys J850 TechStyle。布や生地に直接3Dプリントできる

ストラタシスのPolyJet方式の3Dプリンターは、その多彩なカラー表現から製造業だけではなくファッションの業界でも利用が盛んです。

パリコレなどでのオートクチュールなどにも使用されていましたが、今回はファッションに特化した活用方法が展示されました。

Stratasys J850 TechStyleは布や生地に直接3Dプリントができる3Dプリンターです。J850CMYKWを使ったフルカラー表現を綿、ポリエステル、麻、革といった服などに使用される素材に直接積層して造形が可能です。

ストラタシス初の光造形Stratasys Origin One。射出成型並みの精度と生産性

今回はストラタシスの中でも初となる光造形3DプリンターStratasys Origin Oneが展示されました。ストラタシスはこれまでFDMPolyJet方式が中心でしたが、光造形でも新たな3Dプリンターを開発し、より生産レベルでの展開を強めています。

Stratasys Origin Oneの最大の特長が、最終品レベルの高い寸法精度と高速3Dプリントができる点です。非常に微細なレベルで造形が可能で、下記写真のように電子部品のパーツなども3Dプリントができます。

また、材料も高強度や高耐熱など10種類以上に対応しておりモノづくりの幅広い分野で利用が期待されます。

まとめ 

ストラタシスの展示は、従来のFDM方式やPolyJet方式に加え新たに光造形方式などが登場するだけではなく、幅広い価格帯や特価した機種の登場により、従来よりもさらにモノづくりのさまざまな領域での活用が期待されます。とりわけ生産レベル、デジタルからの最終品製造の分野では他のメーカーよりも一歩も二歩も進んだ活用状況が注目です。

SOL 3Dスキャナー 製品詳細 | 販売代理店 i-MAKER

SOL PRO/SOL 3Dスキャナーは、画像キャプチャー技術で30年の歴史を誇るデンマークのスキャナーメーカーGLOBAL SCANNINGが開発した3Dスキャナーです。

次世代3Dプリンタ展:大型3DプリンターBigRepシリーズ

次世代3Dプリンタ展での大型FDM3Dプリンター展示

毎年東京ビッグサイトで開催される設計&製造ソリューション展(通称DMS)。その中の一分野として注目が高い次世代3Dプリンタ展が開催されました。

新型コロナウィルス感染症が収まってきている中、これまでにない盛況ぶりでした。今回は次世代3Dプリンタ展の中でも注目の展示をご紹介します。第1弾として株式会社イリスの大型でコストパフォーマンスに優れるFDM 3DプリンターBigRepの展示をご紹介します。

大型3DプリンターBigRepとは

BigRepは、ドイツ発の大型FDM3Dプリンターで、1メートルサイズの造形物をより低コストで素早く作ることができます。特に大型造形サイズの試作品を作るラピッドプロトタイピングではその真価を発揮する3Dプリンターです。

BigRepシリーズは通常のBigRepOneとBigRepStudiG2,とBigrepPROの3機種のラインナップがあります。

これまでの大型3Dプリンターとの違い

3Dプリンターで1メートルのサイズが造形できる機種はかなり限定されている状況です。特にFDM方式では温度による形状変化の影響を受けやすい熱可塑性樹脂をフィラメントとして使用するため、大きさが大きくなればなるほど安定性や品質に影響を与えます。

例えば1メートル近いサイズが造形できる機種はストラタシスのF900など、巨大なオーブン機能を搭載した高価格帯の3Dプリンターに限定されていました。

しかしBigRepはオーブン機能などが搭載していない代わりにより低コストで1メートルサイズの造形物を作ることができます。

特に材料費が安価で、同様のハイエンドなFDM方式と比べて10分の1近い低コストで造形が可能です。

24時間以上稼動、全世界600台以上の導入実績

今回はBigRepシリーズの代表モデルでもあるBigRep ONEが展示されていました。BigRep ONEは、24時間以上稼働することができる安定性の高い大型3Dプリンターです。

FDM方式の3Dプリンターはフィラメントといわれる糸状のプラスチックをノズルを通しながら加熱して積層します。そのため安定性がとても重要になってきます。

特に1カ所でも積層がずれたりうまくいかない場合には、造形が失敗してしまい材料や時間が無駄になります。BigRep ONEは、全世界で600台以上の導入実績を誇り、製品開発の現場でデザイナーやメーカーの開発部などで利用されています。

ソニーaiboの大型プロトタイプもBigRepで

下記はソニーが1999年より販売しているペットロボットシリーズaibo(アイボ)のプロトタイプで、BigRep StudioG2を使って各パーツが造形されています。aiboは自律型エンタテインメントロボットで、このサイズのプロトタイプを作るにはこれまで、3Dプリンターで行う場合かなりのコストと時間が必要でした。

しかしBigRep StudioG2やBig Rep ONEであればパーツを細かく分割しても造形時間が短く、低コストで3Dプリントすることが可能です。造形後はパテ埋めと研磨&塗装を施し、最終品さながらに仕上げることが可能です。

このBigRep ONEとBig Rep StudioG2では、プロトタイピングには最適な1台で、PLAフィラメントも通常のものから高強度のものまで幅広い種類を使用することが可能です。またノズルも0.6mm、1.0mm、2.0mm(Big Rep Studio G2は0.6mmのみ)とラインナップがそろい、細部の表現から大流量のアディティブマニュファクチャリングまで幅広い用途に使用可能です。

BigRep では、大型プロトタイピングの代表的な用途例として、自動車用パーツのプロトタイピングや大型のプロペラなども登場しています。

大型専用の密着用のり(Magigoo Coater / マギーグーコーター)も登場

今回BigRepのブースでは大型FDM方式専用の密着用ののりも登場しています。FDM 3Dプリンターはフィラメントの積層をより安定させ、反りを防止するためにプラットフォームにのりを塗ります。

新型3Dスキャナー SOL PROの展示も

今回、株式会社イリスの展示では新型3DスキャナーSOL PROの展示も行われました。SOL PROはデスクトップタイプのフルカラー3Dスキャナーで細かいテクスチャなどがきれいにキャプチャーでき、スキャンしたデータはVRやAR、3Dプリントなどで使用が可能です。

3Dスキャンからフルカラー3Dプリントのソリューションも

株式会社イリスでは、3Dスキャンから3Dプリントの「Scan to Print」のソリューションも提供しています。下記はSOL PRO 3Dスキャナーでスキャンした3Dデータからストラタシスのフルカラー3DプリンターJ750で出力したフィギュアモデルです。

まとめ:大型3Dプリントの高いコストパフォーマンス

1メートルを超える大型3Dプリンターの中でもBigRep Oneはコストパフォーマンスに優れ、大型のラピッドプロトタイピングに最適な機能と品質を誇っています。安定性が高いPLAフィラメントも通常のものから高強度のものまでそろっており、多彩な大型3Dプリントに対応しています。

大型3Dプリンター導入をご検討の方にはベンチマークプリントなども提供しています。ぜひご相談ください。

次世代3Dプリンタ展:進化する3D Systemsの光造形3Dプリンター

次世代3Dプリンタ展での光造形3Dプリンター展示

毎年東京ビッグサイトで開催される設計&製造ソリューション展(通称DMS)。その中の一分野として注目が高い次世代3Dプリンタ展が開催されました。

今回は次世代3Dプリンタ展の中でも注目の展示第2弾として3D Systemsの光造形3Dプリンターを中心にご紹介します。

3D Systemsは光造形を一番初めに開発した会社として知られ、多数の高精細&高品質の3Dプリンターを提供しています。中でもFigure 4 Standaloneは試作から少量の生産レベルまで対応した3Dプリンターです。

Figure 4 Standaloneとは?

Figure 4 Standaloneは光造形方式の3Dプリンターの中でも生産レベルの品質で3Dプリントができます。1台で12種類もの多彩な材料が使用可能で、ラピッドプロトタイピング用の高速造形材料から、高強度や高耐熱、ゴム系など量産グレードの材料まで幅広く対応しています。

また価格も生産レベルに対応した3Dプリンターの中では300万円台と手ごろな価格で、一歩進んだ高いクオリティが求められる試作や治具、ある程度の精度が求められる小ロット生産までモノづくりの可能性を広げてくれます。

一般的な100万円以下の光造形3Dプリンターとの違い

光造形3Dプリンターでは100万円以下のデスクトップタイプの3Dプリンターが多数登場しており、価格帯も数万円から数十万円まで幅広く登場しています。こうした低価格タイプ、いわゆる100万円いかの光造形3Dプリンターと比べ、3D SystemsのFigure 4 Standaloneはどのような点が異なるのでしょうか。

その主な違いが、次の3点です。第一が造形の品質です。ここでいう品質とは主に強度と精度になります。第二の違いが材料の多様性です。多数の材料が使用できることで、1台で様々な用途に使用することができます。そして第三の違いが、造形スピードと安定性です。失敗が少なく、高速に安定して3Dプリントを行うことができます。

Figure 4 Standaloneの違い①:寸法精度と強度

Figure 4 Standaloneが100万円以下の他の光造形3Dプリンターと異なる点の一つが仕上がりと強度です。3D SystemsはSLA方式の開発元として、優れた産業用レベルの精度を誇っています。

主な用途として少量生産から精度が求められる高速な設計の検証などに使用が可能です。
この生産レベルの仕上がりは100万円以下の光造形3Dプリンターでは反りなどが発生するため、難しいのが現状です。

Figure 4 Standaloneの違い②:材料の多様性

Figure 4 Standaloneは1台で12種類の材料が使用可能です。高速造形が可能なラピッドプロトタイピング用材料から、高強度、耐衝撃性などを備えたエンジニアリング系材料、300度以上の熱たわみ温度を備えた耐熱性プラスチック、ゴムの柔軟性を持つプラスチック、さらにはジュエリー鋳造用までその用途は多彩です。

100万円以下の光造形3Dプリンターとの最も大きな違いは、この材料特性が長期間に渡って安定している点です。だからこそ、Figure 4は試作だけでなく製品開発から小ロットの量産まで最終製品にも使用が可能になるのです。

Figure 4 Standaloneの違い③:高速造形

Figure 4 Standaloneのもう一つの強みが高速3Dプリントが可能な点です。SLA方式は高速でレーザービームを照射して3DプリントしますがFigure 4は造形スピードが非常に早く、下記の用なペンであれば1 プラットフォーム 60 本のペンを 1 本あたり 2 分の速度で3Dプリントができます。

専用ソフトウェア3D Sprintの汎用性

3D Systemsの3Dプリンターは専用ソフトウェアである3D Sprintを使用してプリント設定を行います。この3D SprintはCADから直接3Dプリントが可能で、1つのソフトウェアで、3D Systemsが提供する多彩な造形方式、光造形であるSLAからレーザー焼結であるSLS、マルチジェットプリント (MJP)に対応しています。

また部品形状を自動的に分析しエラーなどを修復可能です。プリント設定なども自動で高性能のアルゴリズムにより、最短時間で可能な限り高密度な形状で3Dプリント設定が可能です。

SLSレーザー焼結や大型造形物の展示も

今回のブースでは大型光造形の造形物やレーザー焼結(SLS)の造形物の展示もおこなわれました。3D Systemsの光造形3Dプリンターでは、精密かつ大型造形ができるSLA 3Dプリンターから、量産グレードのナイロン材料を使用して最終品レベルの造形が可能なSLS 3Dプリンターのラインナップも登場しています。

まとめ

今回次世代3Dプリンタ展で展示されている3D Systemsの光造形3DプリンターFigure 4 Standaloneは、手ごろな価格ながら、1台で12種類の材料に高精度で対応しており、高品質なプロトタイピングから小ロットの最終品製造まで幅広い用途に使用が可能です。

SOL PRO 3Dスキャナーの多彩なスキャンモード

SOL PRO 3Dスキャナーのさまざまなスキャン方法

SOL PRO 3Dスキャナーにはさまざまなスキャン方法があります。ここではSOL PRO 3Dスキャナーの専用ソフトであるSOL PRO CREATORを中心に、いろいろな使い方についてご紹介します。

1.遠隔モードと近距離モード

SOL PRO 3Dスキャナーでできるモードとして、第一に遠隔モードと近距離モードの2種類があります。

①遠隔モード:対象物が約10cmを超える大きさで、かつ17cmまでのもの

②近距離モード:対象物が約10cm~2cm程度の大きさのもの

対象物の大きさによって遠隔モードか近距離モードを選択します。使い方は簡単で、SOL PROのヘッドを上下させるだけです。その後、キャリブレーションを行い3Dスキャンします。

2. 3種類のスキャンモード

またSOL PROはさらに3種類のスキャンモードを搭載しています。

通常モード:スキャン精度が0.1mm程度の、デフォルトのスキャンモード。
高精度モード:スキャン精度が0.05mmの高精度スキャンモード。より鮮明に細かくスキャンできます。
ターボモード:スキャンスピードが通常の2倍の速さで、約8分のターボスキャンモード。

の3つです。

基本的な使い方は用途によって異なりますが、スピード重視で大まかにスキャンしたいときにはターボモード、より高精細にきめ細かくスキャンしたい場合には高精細モードを使用します。

通常スキャンモード

キャリブレーション、スキャン、メッシュ作成をトータル約15分で行います。(実行する時間はコンピューターとハードウェアとオブジェクトの複雑さにより大きく変動することがあります。)ソフトウェアに従いほとんど自動でできます。スキャン精度は0.1mm程度です。


高精度スキャンモード

通常スキャンモードのスキャン精度が0.1mmに対し、高精度スキャンモードは0.05mmの高精度でスキャンします。高精度スキャンを可能にするためにはプロファイリング作業が必要です。手順は簡単で、短いプロセスで完了します。

ターボスキャンモード

通常スキャンより2倍のの速さ、約8分でスキャンできます。通常と同じようにキャリブレーションのみでスキャン可能です。
高精度スキャンのプロファイリングを利用するとよりターボモードの精度を高めることができます。

3.テクスチャ無スキャン

SOL PRO 3Dスキャナーは対象物のテクスチャを除いた形状のみの3Dスキャンもできます。SOL PROの3Dスキャンの仕組みは、レーザービームで対象物の形状を点群データにし、LEDで対象物の表面のテクスチャをキャプチャし、ソフトウェア上で結合します。

しかし、このLEDでのテクスチャスキャンを行わいでレーザーで形状のみスキャンするモードが使用できます。

4. ダークモードスキャン

SOL PROはダークモードスキャンも使用することができます。ダークモードスキャンは対象物が黒っぽいものなど暗めの認識しづらいものをスキャンしやすくするモードです。

5. 不安定な対象物のスキャンモード

SOL PROでは倒れやすいなどターンテーブルに置いたときに不安定な対象物をスキャンするモードがあります。このスキャン方法を選択すると、ターンテーブルが回転するごとに1回停止し、対象物の位置を確認できます。

3Dスキャンスピードを向上させるための方法

PCのハードウェアの確認

SOL PROのスキャンスピードは、すべての信号処理をスキャナ内ではなく、USBで接続しているコンピュータで行っているため、ご使用のPCスペックに依存します。まずはお使いのコンピュータが推奨システム要件、または最低システム要件を満たしているかどうかを確認する必要があります。

項目システム要件
対応OSWindows 10/11 64ビット(x64)
グラフィックカード2GB以上のメモリ、OpenGL 3.3以上をサポート(OpenCL 1.2以上のサポートが推奨)
推奨ハードウェア2.4GHz processor, 8コア(16 logical processors), 32GB RAM, 100GB free disk space (system drive)
接続性USB3.0(最大 800 mA)×1
インターネットセットアップ時、ソフトウェア使用時やアップデートのダウンロード時に必要

PCを電源に接続する

コンピュータは必ず電源に接続してください。バッテリでスキャンすると、バッテリが完全に充電されている場合でも、コンピュータの動作が遅くなります。

別のUSBポートに接続してみる

USB 3.0またはSuperSpeedと表示されていても、すべてのUSBポートが仕様に対応しているわけではありません。SOL PROまたはSOLを、コンピュータまたは電源付きUSBハブの別のUSB 3.0ポートに切り替えてみてください。

グラフィックス性能の最大化

Windowsの場合、グラフィックの設定を「ハイパフォーマンス」に変更します。
【設定]を開き、[グラフィックス設定]を検索します。

C\Program Files\ScanDimension \SOL PRO (or SOL)\にブラウズします。
「SOL PRO Creator」(または「SOL Creator」)を追加し、[オプション]をクリックします。
High performance を選択し、Save をクリックします。

バッテリーの設定

ノートパソコンの場合は、バッテリー設定を「ベストパフォーマンス」に設定してください。

他のコンピュータ作業を一時停止する

複数のタスクを実行したり、複数のプログラムで同時に作業すると、コンピュータやスキャン速度が遅くなることがあります。

他のタスクやプログラムを終了または一時停止して、より多くのパワーとパフォーマンスを3Dスキャンに送り込んでください。

ターボスキャンモードの選択

3Dモデルをフル解像度で必要としない場合は、ターボスキャンモードを選択することをお勧めします。これにより、スキャン速度が2倍になります。

また、最後に成功したキャリブレーションを再利用し、時間を節約するオプションにもご注目ください。

3Dスキャンが難しいオブジェクトとその対策

3Dスキャナーにはスキャンが難しい・できないモノがある

SOL PRO 3Dスキャナーはそもそもスキャンすることが難しい、もしくはできないオブジェクトがいくつかあります。

今回は3Dスキャンが難しいオブジェクトやそもそもできないオブジェクトをご紹介し、それらをなるべくスキャンしやすくする方法ををご紹介していきます。

3Dスキャンに最適なオブジェクトの要素

3Dスキャンが難しい対象物をご紹介する前に、スキャンに最適なオブジェクトの要素をご紹介します。

  1. マット、光沢のないもの
  2. 不透明で、半透明や透明ではないもの
  3. 左右非対称でスキャン要素が多くあるもの
  4. 黒や暗色ではなく、明るい色であるもの

3Dスキャンが難しいオブジェクトの理由と対策

スキャンが難しいオブジェクト例

難しい理由

改善方法と対策

暗い(マット/光沢)オブジェクト

レーザーの反射が悪い。

黒いテントとの区別がつきにくい。

暗いまたは部分的に暗い表面オプションを使用

パウダーやスプレーを使用

光沢のあるオブジェクト

レーザーが反射してしまう。

パウダーやスプレーを使用

半透明、透明オブジェクト

レーザーが透過してしまう。

パウダーやスプレーを使用

対称オブジェクト

スキャンを繋ぎ合わせる処理が難しい

位置合わせの最適化

オブジェクトに何かを追加する

小さすぎる/大きすぎる

スキャナーのサイズを超えている。

 

細かい穴の開いたオブジェクトなど

レーザーが奥まで通らない。

別の角度で再配置

もしくは多方面でスキャン後、各スキャンモデルをサードパーティのソフトで加工

不安定なオブジェクト

ターンテーブルが動くたびに配置が変わる・倒れる可能性がある

 “Unsteady object “オプションを有効にする。

テープや粘土で対象物を安定させる。

柔らかく形が変わるオブジェクト

スキャンパスを追加すると形が変わってしまう。

対象物が動かないように1回だけスキャン

暗いオブジェクト

黒い色のものや暗い部分のある物体はレーザーの反応が悪くなります。また、テントが黒いためテントとの見分けがつきづらくスキャンが難しくなります。そのまま取ると全体が黒いものはオブジェクトの構造が崩れた状態でスキャンされてしまいます。一部黒いものもその部分だけ崩れたスキャン結果となってしまいます。

暗いオブジェクトの対応策①:ダークモード使用

SOL PRO 3Dスキャナー専用ソフトウェアのSOL PRO Creatorには【暗いまたは部分的に暗い表面】というオプションがあります。スキャンを開始する前にソフトウェアのチェックを入れてスキャンを開始してください。

暗いオブジェクトの対応策②:3Dスキャナー用スプレーの使用

上記のダークモードを使用してもスキャンできない場合、またテクスチャは不要で形状のみ3Dスキャンしたい場合には3Dスキャナー用スプレーの使用がおすすめです。

光沢のあるオブジェクト

3Dスキャンが難しいオブジェクトの一つが光沢のある対象物です。艶のあるコーティングが施された対象物や、射出成型のピアのブラックなどの表面仕上げや、金属素材など、光沢ある物体はレーザーが反射してしまうため、形状やテクスチャを正確に認識しづらく3Dスキャンが難しくなります。

光沢のあるオブジェクトの対応策:3Dスキャナー用スプレーの使用

オブジェクトにベビーパウダーのようなものでコーティングするか、3Dスキャナー用のスプレーをすることでスキャンしやすくなります。オブジェクトに色をつけたくない場合は塗布後に揮発するスプレーもあります。

透明及び半透明のオブジェクト

透明や半透明のオブジェクトはレーザーが透過してしまうため対象物の形状や色をキャプチャできずスキャンできません。

透明・半透明オブジェクトの対応策:3Dスキャナー用スプレーの使用

オブジェクトにベビーパウダーのようなものでコーティングするか、3Dスキャナー用のスプレーをすることでスキャンしやすくなります。オブジェクトに色をつけたくない場合は塗布後に揮発するスプレーもあります。

対照的なオブジェクト

3Dスキャンするオブジェクトが左右対称である場合つなぎ目の位置が分かりずらいために、スキャナーがスキャンした画像を繋ぎ合わせることが難しくなります。
一部でも明らかな特徴があれば位置合わせができますが、なければスキャナーがその判断ができなくなってしまいます。

対照的なオブジェクトの対応策①:特徴点をつける

対照的オブジェクトの3Dスキャン対策ですが、対象物自体に粘土やマーカーなどを足して非対称にすることでスキャンしやすくする方法があります。ただスキャン後にデータの処理が必要になります。

対照的なオブジェクトの対応策②:アライメント調整を行う

SOL PROでは、さまざまな角度からのアライメント(方向)をスキャンすることができます。対照的なオブジェクトの場合、3Dスキャン後に【位置合わせの最適化】を選択し、マウスでスキャンした点群位置を合わせる方法があります。

対照的なオブジェクトの対応策③:有償ソフトで調整を行う

3Dスキャンしたデータを補正や合成するさまざまな有償ソフトがあります。最高の3Dスキャン用ソフトウェアといわれるArtec Studio や、OPT CLOUD SURVEYといった有償ソフトを使用すれば、さまざまな角度からスキャンしたデータの位置合わせも簡単にできます。

小さすぎるまたは大きすぎるオブジェクト

3Dスキャナーに対してオブジェクトが小さすぎたり、大きすぎても上手くスキャンできない場合があります。小さな対象物は限られた解像度でスキャンされるので細かいスキャンはできない可能性があります。

小さすぎる・大きすぎるオブジェクトの対応策

SOL PRO 3Dスキャナーはスキャン可能なサイズが決まっています。
最小オブジェクトサイズは20mm×20mm(直径×高さ)でスキャナーの位置は近くの位置に設定してください。

最大オブジェクトのサイズは170mm×170mm(直径×高さ)で、スキャナーの位置は遠方の位置に設定してください。

穴の開いたオブジェクト

SOL PRO 3Dスキャナーは一方向からレーザーを当てているためスキャナのヘッドから見えない穴や凹みはスキャンすることはできません。

穴の開いたオブジェクトの対応策

スキャンする時に別の角度で配置してみたり、完成したモデルをエクスポートした後、サードパーティの3Dソフトウェアで手動で3Dモデルを加工してください。

不安定な形状のオブジェクト

形状自体がバランスが悪く、動いてしまいやすかったりするものはスキャンの最中にターンテーブルが動いて上手くスキャンできない可能性があります。

不安定な形状のオブジェクトの対応策①:不安定モードを使用

SOL PRO 3Dスキャナーの専用ソフトウェアのSOL PRO Creatorには【非常時オブジェクト】というオプションがあります。それにチェックを入れてスキャンをするとターンテーブルが回転するたびに一時停止します。一時停止のたびに配置を確認しましょう。

不安定な形状のオブジェクトの対応策②:粘着テープ・粘土などの使用

不安定なオブジェクトをスキャンする場合には、ターンテーブルに粘着テープや粘土などで対象物を固定してスキャンする方法もあります。

3DスキャナーSOL PROとSOL の違いとは?

SOL PROとSOLの違いについて

デスクトップタイプの3DスキャナーであるSOLシリーズ。一般的な通常のSOLと今回新たにリリースしたSOL PROでは、一体どのような点が異なるのでしょうか?

ぱっと見が色が赤(SOL PRO)と黄(SOL)と異なっていますが、実はさまざまな機能などが異なっています。

今回はスキャン精度だけではなく、SOL PROでできてSOLでできないことなど、その違いをご紹介します。

SOL PROとSOLの比較一覧表

項目

SOL PRO

SOL

スキャン精度

50ミクロン

100ミクロン

カメラ解像度

8 MP

5 MP

高精度モード

あり

なし

テクスチャ無スキャン

あり

なし

ダークモード

あり

なし

不安定モード

あり

なし

スキャンパス

5回

2回

アライメント調整

あり

なし

スキャン時間

15分(通常スキャン)

8分(ターボスキャン)

20分(通常スキャン)

10分(ターボスキャン)

USB接続

1カ所

2カ所

本体価格

278,000円(税別)

92,000円(税別)

スキャン解像度の違い

スキャン精度ですが、SOL PROは50ミクロン(通常モードは100ミクロン)、SOLは100ミクロンです。精度は点群の細かさなどに影響します。より正確に撮りたい場合にはSOL PROの高精細モードがおすすめです。

カメラ解像度の違い

カメラ解像度はLEDで対象物の表面をキャプチャするのに影響します。どちらも補正機能があるのですが、SOL PROの8MPのほうがより解像度が高く、きれいにスキャンが可能です。

高精度モード

高精度モードはSOL PROにしかありません。高精度でスキャンすると50ミクロンの精度でスキャンが可能で、よりきめの細かいリアルなデータをスキャンできます。

テクスチャ無スキャン

テクスチャ無スキャンは、レーザーのみでオブジェクトの外側の形状のみをスキャンするスキャンモードです。

ダークモード

ダークモードはオブジェクトの色が黒かったり暗めの色をスキャンするときに使用するモードです。

不安定な対象物スキャン

不安定な対象物をスキャンするモードで、ターンテーブルの回転ごとに停止しオブジェクトの状態を確認することができます。

スキャンパス

SOL PROとSOLはスキャンパスといって、方向が異なるスキャンデータを追加することができます。SOLは2方向、SOL PROは5方向までスキャンすることが可能です。

アライメント調整

さまざまな方向からスキャンしたデータの方向をマウスを使って調整することが可能です。SOL PROのみアライメント調整が可能です。

USB接続

SOL PROは1本のUSBケーブルでPCと接続可能ですが、SOLは2本のUSBケーブル接続が必要です。

まとめ

SOL ProとSOLの単純比較ですが、SOLは基本的に複雑な機能はなく、ワンショットでスキャンし、より細かい調整や高精度&高精細なスキャンは難しいです。一方SOL PROはデスクトップながらに機能が豊富で、高精度ながらも幅広い対象物のスキャンに最適です。

SOL PRO 3Dスキャナー:高精度スキャンモード

SOL PROの高精度3Dスキャンとは

SOL PRO 3Dスキャナーは、通常のSOL との違いがいろいろありますが、代表的なポイントとして高精度3Dスキャンモードが挙げられます。高精度スキャンモードを使用するとより対象物の形状&テクスチャが鮮明に、50ミクロンのスキャン精度でスキャンすることができます。

高精度プロファイリングの方法

高精度モードでは、まずキャリブレーションなどを行う前に高精度プロファイリングを行います。スキャニングをする前にプロファイリング作業をを行うことでスキャンしたいものをより高精度にスキャンすることができます。ここではSOL PRO CREATORの立ち上げから、高精度プロファイリングの実施、スキャン方法までをご紹介します。

専用ソフトウェアSOL PRO Creatorを開く

まず初めに専用ソフトウェアSOL PRO Creatorを開きます。
※ソフトウェアのダウンロード方法、用件などは別ページを参照してください。

SOL PRO Creatorを開くときにPCが電源に接続されていることとインターネットに接続されていることを確認してください。

※SOL PRO 3Dスキャナーの電源供給方法は、USBケーブルを通じてご使用のパソコンから供給します。

※キャリブレーションはSOL PRO 3Dスキャナーの開発元であるデンマークのグローバルスキャニングがアップロードしているものを使用します。

ソフトウェアを開き、PCの要件が満たされていることが確認できると、スキャナーの操作画面になります。 画面左側にスキャンモードの選択画面があります。スキャンモードの高精度に選択します、この時点でスキャンしたいもののサイズに合わせて近距離か遠距離の選択もしてください。

モードの選択が終わったら、オレンジの枠の「高精度プロファイルを更新します」のボタンを押してください。画面右側にプロファイリングの手順方法が出てくるので手順通りに進めていきます。

スキャナを近距離(遠距離)にしてプロファイリング

高精度プロファイリングをするには本体のスキャナーの位置を近距離または遠距離に設定する必要があります。

今回は近距離の設定なので本体をつかんで前方に倒します。

ターンテーブルには何も置かずにテントのカバーをかけてください。テントのカバーをかけたら画面右下の【プロファイリングスタート】をクリックしてください。

プロファイリングが自動で開始されます。終わると合図の音が流れます。

円筒形ターゲットを使ったプロファイリング

続いてSOLPRO 3Dスキャナーのセット内容に入っている「円筒形ターゲット」を使ってプロファイリングを行なっていきます。

1回目のプロファイリングが終わると以下の画面が出てきます。順番に従ってターンテーブルに「円筒形ターゲット」を設置します。ターンテーブルの中央に穴が空いており、そこにターゲットの突起を差し込みます。

ターゲットを差し込んだらテントカバーをかけます。

ソフトウェアの画面右側の【プロファイルを続行します】をクリックします。

プロファイルが開始されます。プロファイルが終わると合図の音が流れます。

キャリブレーション

プロファイリングが終わるとキャリブレーションに入ります。

プロファイリングで使用した円筒形ターゲットを取り出し、ターンテーブルを空の状態にしてキャリブレーション開始のボタンを押します。

キャリブレーションは大体7分程度です。キャリブレーションが終わると終わった合図が鳴ります。 

3Dスキャン開始

いよいよスキャンの開始です。
ターンテーブルの中央にスキャンするものを配置します。スキャン開始のボタンをクリックしてください。

スキャン時間は約15分程度です。スキャンが終わると終わった合図が鳴ります。 

スキャンが完了しました。

目的によっては一度のスキャンで十分にスキャンすることができます。物によっては下を向いていた部分を追加スキャンして全体をスキャン可能です。SOL PRO 3Dスキャナーはスキャンパスを追加して全面をスキャンできます。

最大5回のスキャンパスを追加することが可能ですが、大体2回で大半のスキャンが可能です。

※今回は一通りのスキャンの方法の説明のため、スキャンパスの追加の方法や、マージの仕方などは別のコンテンツでお伝えします。

メッシュ作成

スキャンが完了したら【メッシュ作成を開始します】をクリックしてください。

メッシュが開始します。メッシュが終わると終わりの合図が鳴ります。


メッシュが完了したら【保存】をクリックしてください。保存名を入力してOKボタンをクリックしてください。OKを押すと自動でSOL PRO Viewerが開き、スキャンされたものがデータになって表示されます。スキャンの完了です。

スキャンデータの保存について

SOL PRO 3Dスキャナーでスキャンされたデータは、ご使用のPCの下記フォルダ「Collection」にも保存されます。この「Collection」フォルダには3Dスキャンしたデータが各フォルダごとに分かれて保管されており、追加でスキャンパスを追加したりすることもできます。

C:\Users\<current user>\AppData\Local\ScanDimension\SOLPro\collection

SOL PRO Viewerの起動

SOL PRO ViewerはSOL PRO 3Dスキャナー専用の編集ソフトです。
SOLビューアでスキャンした3Dモデルを表示し、さまざまな形式でエクスポートして、追加の編集を行うことができます。比較、編集、測定、または3D印刷や、さまざまなサードパーティの3Dソフトウェアにエクスポートする前に、さまざまなレンダリングで3Dモデルを表示できます。

SOL PRO Viewerは、ファイルをSketchfabに直接アップロードする機能があります。オンラインですばやく世界中の人に提供することもできます。