洗浄に必要なものとは?これだけそろえれば大丈夫

洗浄に必要なものとは?
これだけそろえれば大丈夫

光造形の洗浄に必要なもの

光造形の洗浄は、洗浄液に造形物をつけて余分なレジンを洗い落とす工程です。その後の造形物の品質に影響を与える工程ですが、ここでは洗浄に必要な基本的なツールをご紹介します。

洗浄液

まず洗浄液が必要になります。洗浄液は一般的にアルコール系などの液体が使用されますが、実は洗浄液の種類によって、コストややらなければならないことが変わってきます。一般的にはIPA(イソプロピルアルコール)といわれる溶剤が知られていますが、IPAは有機溶剤に該当するた、さまざまな手間やコストがかかるため、有機溶剤に該当しない3Dメディカルクリーンなどが推奨です。

詳しくは下記

「洗浄液の種類と選び方 種類でコストや廃棄方法が変わる?」でご紹介しています。

ペーパータオル

洗浄液をぬぐったり、置いたりするために使用します。

洗浄用容器

洗浄液を浸しておくための洗浄用容器が必要です。容器は3Dプリンターに付属している場合もあります。造形物の大きさによって容器を選択する方法もあります。小さい造形物や日溶剤系の洗浄液を使用する場合には安価なプラスチック容器で十分です。

トレイ・台

洗浄が終了した造形物を置くためのトレイや台なども必要です。これも3Dプリンターに付属している場合もありますが、別途用意してもいいでしょう。

ピンセットなど

造形物を洗浄液に入れる際、取り外す際などにあると便利です。

ゴム手袋

洗浄液は有機溶剤や、高濃度のエタノールなどが使用されています。そのため直接触れるのをさけ、ゴム手袋などを使用しましょう。

防毒マスク(IPAの場合)

IPAを使用する場合には防毒マスクなども必要です。IPAは有機溶剤に該当することから、有機溶剤中毒予防規則、通称有規則に該当し、作業者に防毒マスクの着用が義務付けられています。

廃液の回収缶

洗浄が終了した廃液は産業廃棄物処理扱いになります。そのため廃液を入れておく回収缶が必要です。間違っても水道で流したりしないようにしましょう。3Dメディカルクリーンでは回収用の缶も付属しており、また引き取りも次回洗浄液の到着時に無料で行います。

まとめ

光造形の洗浄を行う際には、上記のようにさまざまな準備が必要になります。ここでご紹介したツール類は、あくまでも基本的なツールになります。例えばIPAなどの有規則に該当する洗浄液を使用するには、これ以外にも局所排気装置などの設置が義務付けられています。洗浄液の選択でも変わってくるのでご不明な点などございましたらお気軽にお問い合わせください。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

光造形のプロセス 3Dプリントが完了して完成ではないの?

光造形のプロセス
3Dプリントが完了して完成ではないの?

光造形のプロセスとは

光造形3Dプリンターは、造形して完了ではありません。造形後にも洗浄や場合によっては二次硬化といった後工程が必要になります。ここでは光造形のプロセスと、その後の工程などが必要な理由についてご紹介しましょう。

基本的な仕組み

まず光造形のプリントがどのように行われるかを知っておく必要があります。光造形方式はUVレジンといわれる、紫外線が当たると固まる液体のレジンが材料です。このUVレジンに紫外線を当てながら、0.1mmや、0.05mmといった非常に薄い膜を何層も積み重ねて形にします。そのため、完成した造形物は、3Dプリントが終了すると周辺がレジンでべとべとに覆われています

洗浄が必要な理由

3Dプリントが完了した造形物はレジンがこびりついているためそのままでは使用できません。このレジンを落とす必要があります。レジンは一般的には水では落ちません。特殊な水洗いレジンという材料もありますが強度が無く、一般的には洗浄液で落とす必要があります。洗浄液に一定時間(10分から20分程度)つけておくことで、レジンが溶けだして造形物の周りが綺麗になります。

洗浄は後工程の基本

洗浄では表面のレジンを洗い落としますが、この洗浄が不十分だとどのようなことが起きるのでしょうか?レジンが充分洗い落とせないで造形物が乾燥してしまった場合、未硬化のレジンは蛍光灯などで固まるため、造形物の一部として硬化してしまいます。こうした未硬化部分だった場所は柔らかい状態で固まってしまうので、造形物の形状が変わったり、崩れ安くなります。

乾燥

洗浄が終わった後は乾燥です。洗浄は基本的にアルコール系などの液体を使用しますが、造形物を使用するためには乾燥して完全に洗浄液が揮発してから使用します。乾燥が不十分の状態で二次硬化などをしてしまうと、洗浄液が造形物に吸収されてしまい、造形物が脆くなったりする可能性があります。

二次硬化

光造形では仕上げに二次硬化を行う場合もあります。二次硬化とは、追加で紫外線や熱を加える工程です。光造形は3Dプリントが完了した後、層と層の間に目に見えない完全に固まっていない半硬化層というものがあります。この半硬化層を完全に固めるには二次硬化が必要です。二次硬化は全ての種類の材料で必要なわけではなく、高強度な材料や柔軟性がある材料などで必要になります。

まとめ

基本的に光造形方式では3Dプリントが完了した後も、洗浄と二次硬化のプロセスをしっかりと行うことで、造形物のクオリティを向上させることができます。また洗浄などが不十分だと、造形物自体に影響を与えたり、完成度が低くなる可能性があります。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーンの管理項目は?有規則非該当で優しい

3Dメディカルクリーンの管理項目は?
有規則非該当で優しい

3Dメディカルクリーンは管理コストが低い

光造形の洗浄液のために開発された3Dメディカルクリーンですが、洗浄液として使用する場合、管理コストが他の有機溶剤と比べた場合、管理の手間がかからないという点が挙げられます。

ここでは3Dメディカルクリーンにかかる管理を、一般的な有機溶剤であるIPAと比較した場合でご紹介しましょう。

有機溶剤作業主任者技能講習の実施と
作業主任者の選定が不要

3DメディカルクリーンはIPAのように選任の管理者を置く必要がありません。IPAでは、有機溶剤作業主任者技能講習を受けたものを管理者置く必要があります。この作業主任者は、主に局所排気装置の点検や、防毒マスクの徹底などを管理しますが、3Dメディカルクリーンでは不要です。

作業環境測定が不要

3Dメディカルクリーンでは作業環境測定も不要です。作業環境測定とは国家資格を持った作業環境測定士が年2回、洗浄を行っている環境の測定と改善を行う必要があります。これも費用がかかります。

防毒マスクの着用が不要

3Dメディカルクリーンでは有機溶剤に該当せず、IPAよりも毒性が低いため、防毒マスクの着用が不要です。防毒マスクはIPAなどの場合には着用義務があり、フィルターを頻繁に交換しなければなりません。

提示の不要

3Dメディカルクリーンでは上記作業環境に関する項目の提示義務は不要です。IPAでは、有機溶剤であることから作業主任者や有機溶剤の人体に関する影響を提示しなければなりません。

有機溶剤等健康診断の不要

3Dメディカルクリーンでは有機溶剤を使用した場合の健康診断を行う必要がありません。

IPAでは、6カ月に1回、作業者の健康診断を行わなければなりません。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

洗浄が造形物に与える影響とは

洗浄が造形物に与える影響とは

洗浄の役割と効果

光造形の後工程で行う洗浄にはいくつかの役割と効果があります。ここでは洗浄液が造形物に与える影響などについてもご紹介します。

まず、洗浄の役割ですが、基本的に造形物にこびりついた余分なレジンを洗い落とすという効果があります。この場合、レジンを溶かして落としています。レジンをしっかり落とすことで、造形物の周りから固まっていないレジンがなくなり、造形物本来の形が出てきます。

洗浄が不十分な場合

洗浄が仮に不十分に行われた場合、造形物にはどのような影響が出てくるのでしょうか。まず、洗浄が不十分で余分なレジンが落とし切れていない場合、造形物にレジンがのこってしまい、もしそのまま硬化してしまうと造形物の形状が変わってしまう可能性があります。こうして後から固まってしまったレジンは、他の造形物の部分と比べても柔らかくて脆く、かけてしまう可能性があります。

洗浄をやりすぎた場合

光造形のレジンはアクリルなどをベースに作られており、洗浄液はこうしたアクリル系のプラスチックを溶かす特性があります。そのため、決められた時間以上に洗浄液にひたしておくと、造形物自体が溶けてしまう可能性があります。また完全に溶けなくても、柔らかく脆くなるケースがあります。

洗浄液が定期的に交換が必要な理由

洗浄液はまた、使用しているとレジンが溶けだしてきて洗浄力が落ちてきてしまいます。洗浄力が落ちると、造形物に余分なレジンがこびりつき、造形物自体の品質が低下します。そのため、洗浄液は定期的に交換することが必要です。

詳しくはこちら

まとめ

上記の用な影響から、第一に洗浄液は定期的に交換して洗浄力を常に保つことが求められます。第二に、洗浄のやりすぎは造形物自体にも影響を与えるため、一定時間内で取り出すことが必要です。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

メタノールとは

メタノールとは

メタノールとは

光造形の洗浄液ではメタノールも使用することができます。ただし、メタノールはほとんど使用されているケースがありません。第一にIPA(イソプロピルアルコール)が安価で簡単に手に入る一方、メタノールはあまりなじみがないという点が挙げられます。

メタノールは別名、メチルアルコールといわれ、一般的に知られている存在としては、理科の実験などで使用するアルコールランプの液体です。またホルマリン漬けのホルマリンの原料としても知られています。メタノールは木材から精製された溶剤で、発火性が強く、万が一人体に入ってしまうと有害であることから、洗浄液としては一般的ではありません

洗浄液として使用する場合にも有機溶剤中毒予防規則に該当するため、作業主任者の選任や国家資格者による作業環境測定、局所排気装置の設置、健康診断義務、防毒マスクの着用などが求められます。

洗浄液で使用する場合には、有規則に該当せず、毒性が低い3Dメディカルクリーンが推奨です。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

SOL PRO 3Dスキャナーは持ち運びできますか?

SOL PRO 3Dスキャナーは持ち運びが簡単

SOL PRO 3Dスキャナーは、スキャナーのパーツを組み立てて使用するため、ばらしてパーツにすれば持ち運びも簡単です。付属の箱自体の大きさもコンパクトで、持ち運びが簡単です。

より最小に収めたい場合には、以下のように極力小さい箱でも収納可能です。

ノートパソコンと合わせれば携帯が可能

スキャンに使用するパソコンも要求スペックを満たしているノートパソコンをあわせて使用すれば持ち運びも簡単で、どんな場所でも使用が可能です。

セットアップはわずか15分程度

例えば、SOL PRO 3Dスキャナーとノートパソコンで持ち運び、移動先でスキャンを行う場合でもセットアップはわずか15分以内で完了します。

SOL PROは軽量、コンパクト、非常に携帯性に優れ、どの場所でも使用が可能です。

SOL PRO 3Dスキャナーでスキャンできる耐荷重量

ターンテーブルの耐荷重量

SOL PRO 3Dスキャナーではスキャンする対象物の耐荷重量が決められています。2㎏以下であることです。ただし、スキャンできる最大サイズが17センチ以下になりますが17センチ以下で2㎏以上の重さがあるものは金などの金属でかなり限定されます。

SOL PRO 3Dスキャナーのサイズと重量

SOL PRO 3Dスキャナーのサイズ

SOL PRO 3Dスキャナーのサイズは、組み立て時だと高さ190mm×幅200mm×長さ490mmです。ただし、SOL PRO は専用の遮光ケースの中で使用するため、遮光ケースのサイズが高さ280mm×幅330mm×長さ600mmになります。

SOL PRO 3Dスキャナーの重量

SOL PRO 3Dスキャナーの重量は、スキャナー本体、ターンテーブル、スタンドを組み立てた完成した状態で1034g(遮光ケース除く)です。

光造形の洗浄完全ガイド

光造形の洗浄完全ガイド

基礎知識から注意点。ベストな洗浄液の選び方まで

本ガイドの目的

光造形3Dプリンターは、高精細、滑らかな造形ができる3Dプリント方式として、さまざまな用途に使用されています。模型やフィギュア、プロトタイプ、治工具、さらには最終パーツまで、モノづくりのさまざまなアイデアを形にするツールです。

その一方で、3Dプリンターを使用した後の工程、いわゆる洗浄工程については、あまり広く知られていません。単なる後処理、後工程としてそこに関する注意点や管理コスト、廃棄コストなどにはあまり認知されていない現状です。

特に使用する洗浄液の種類によって、さまざまな費用や手間がかかることはあまり知られていない状況です。

本ガイドでは、特に①洗浄で知っておくべきこと、②費用やコストなどの手間、③洗浄液の種類などの切り口で、より環境にやさしく、より手間がかからず、コストがかからないなど、様々な比較を交えて洗浄の注意点や推奨洗浄液をご紹介していきます。

光造形の洗浄とは 洗浄の基礎知識

光造形のプロセス 3Dプリントが完了して完成ではないの?

光造形3Dプリンターは造形が完了した後は、造形物の周りに固まっていないレジンがべとべとにこびりついています。そのままでは使用ができないため、洗浄液に浸してレジンを溶かす工程が必要です。

光造形のプロセス
3Dプリントが完了して完成ではないの?

光造形3Dプリンターは造形が完了した後は、造形物の周りに固まっていないレジンがべとべとにこびりついています。そのままでは使用ができないため、洗浄液に浸してレジンを溶かす工程が必要です。


光造形の洗浄とは?
洗浄って何のためにやるの?

洗浄とは、先にご紹介した通り未硬化の固まっていないレジンを溶かしてとることを目的にしています。通常のレジンは水では溶かすことはできないのでアルコールなどの様々な溶剤を使用します。洗浄は造形物の仕上がりに影響を与えます。


洗浄に必要なものとは?
これだけそろえれば大丈夫

光造形の洗浄には、いくつかの必要なツールが必要です。基本的には洗浄液と洗浄液を浸すための容器などが必要になります。また洗浄に使用する際にあると便利なものなど、洗浄を開始するために必要なものをご紹介します。


光造形の洗浄時間はどのぐらい?

光造形の洗浄には洗浄時間が決められています。洗浄時間は、使用する材料の種類などによっても若干異なりますが、10分から30分程度の範囲内で洗浄を行います。また洗浄時間は使用頻度でも変わります。


洗浄が造形物に与える影響とは?

洗浄は造形物の仕上がりや品質に影響を与えます。また洗浄時間によっても造形物にさまざまな影響を与えてしまいます。

知っておきたい光造形の洗浄の注意点

洗浄を行う環境と注意点 
洗浄を行う前に知っておこう!

洗浄を行う環境には様々な注意点があります。特に使用する洗浄液の種類によって、注意点が異なっています。使用する種類によっては有規則という規則に該当しさまざまな管理を行う必要がでてきます。

知っておきたい洗浄のコスト 
洗浄にはいくら費用がかかるの?

洗浄を行うにはさまざまなコストが発生します。洗浄液の費用だけではなく、使用するツール類、さらには使用する洗浄液の種類によっては初期に導入しなければならない設備や環境維持コストが発生します。

洗浄液の保管方法と注意点 
どんな場所で保管すればよいの?

洗浄液はアルコール系の溶剤を使用するため、保管する環境には一定の注意が必要になります。ここでは洗浄液の保管に関する注意点をご紹介します。

知っておきたい有規則 該当・非該当の洗浄液がある!

光造形の洗浄を行う際に、最も重要なのがどの洗浄液を使用するかです。使用する洗浄液の種類によっては、有規則(有機溶剤中毒予防規則)に該当するケースがあり、有規則での取り決めを事前に知っておく必要があります。

洗浄液の交換時期と交換方法とは 
どのタイミングで交換が必要?

光造形の洗浄液は使用しているとレジンが溶けだして濁ってきます。そのため使用頻度に応じて定期的な交換が必要です。ここでは交換時期や交換するための方法についてご紹介します。

知っておきたい洗浄液の廃棄方法と費用

使い古した洗浄液は基本的には産業廃棄物処理が必要です。また産業廃棄物処理の方法も特殊になっており自治体によって異なります。洗浄液の廃棄方法と費用についてご紹介します。

洗浄液で変わる! 種類と選ぶポイント

洗浄液の種類と選び方 
種類でコストや廃棄方法が変わる?

光造形の洗浄液は使用する種類によって、臭気や毒性、また環境整備コスト、廃棄方法などが異なってきます。ここでは洗浄液の選び方について詳しくご紹介します。

洗浄液の購入方法とは
どこで購入できるの?

洗浄液の購入方法についてご紹介します。洗浄液の種類によっては個人に販売できないケースがあります。

IPA(イソプロピルアルコール)とは? 有規則の義務が発生

光造形の洗浄で最も代表的なIPA(イソプロピルアルコール)についてご紹介します。IPAを使用する際にはさまざまな注意点があります。

3Dメディカルクリーンとは? 
一番安心で手間要らず

3DメディカルクリーンはIPAに代わる代表的な洗浄液です。IPAと同等の洗浄力を持ちながら、同時に有機溶剤ではないため、管理コスト、廃棄コストがかかりません。

エタコールとは? 
安心だけど廃棄コストがかかる

エタコールもIPAに代わる洗浄液です。毒性がなく洗浄力もIPAと同等ですが、廃棄処理を自ら行わなければなりません。

メタノールとは?

メタノールもIPAとともに光造形の洗浄液として使用が推奨されていますが、日本ではあまり使用が行われていません。

3Dメディカルクリーン 
低臭気、低毒性、廃棄コストゼロ!

3Dメディカルクリーンとは

光造形の洗浄液では、洗浄力が高く、かつ有機溶剤に該当しておらず、廃棄コストがかからない3Dメディカルクリーンを推奨しています。光造形を使用した後の洗浄の手間をなくし、環境をよりよくします。


3Dメディカルクリーンの手順、使い方

3Dメディカルクリーンを使用する際の手順や使い方についてご紹介しています。通常の洗浄液と同様にご使用が可能ですが、廃棄の手間がかかりません。回収箱と回収缶が同梱されています。


3Dメディカルクリーンは廃棄のコストゼロ!
手続き不要。

3Dメディカルクリーンは回収缶を次回購入時に引き取るため、産業廃棄物処理の手間やコストが全くかかりません。


3DメディカルクリーンとIPAの違いとメリット

3Dメディカルクリーンの特長はIPAと同等の洗浄力、乾燥力を持ちますが、有機溶剤に該当しないというメリットがあります。


3Dメディカルクリーンの購入方法

3Dメディカルクリーンは法人様でも個人のお客様でも1缶(4Lと17.7L)から購入が可能です。


3Dメディカルクリーンの管理項目は?有規則非該当で優しい費用

3Dメディカルクリーンの特長の一つが管理コストがかからないという点です。通常のIPAと比べた場合の管理コストのメリットなどをご紹介します。

提供から廃棄までワンストップ!手間いらずでエコな3Dプリンター洗浄液サービス

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

知っておきたいIPA(イソプロピルアルコール)の基礎知識

知っておきたい
IPA(イソプロピルアルコール)の基礎知識

IPA(イソプロピルアルコール)とは

光造形の洗浄工程で使用される洗浄材として、IPA(イソプロピルアルコール)が有名です。

一般的に略称であるIPAという言葉で呼ばれていますが、具体的にはどのような溶剤なのでしょうか。また取り扱う際の注意点など、知っておきたいIPA(イソプロピルアルコール)の基礎知識についてご紹介しましょう。

まず、IPAとはイソプロピルアルコールの略称で、別名イソプロパノールとも呼ばれています。アルコールの一種で主に洗浄などで使用されることが多い液体です。

IPA(イソプロピルアルコール)の特長

IPA(イソプロピルアルコール)は、大きく次の3つの特長が挙げられます。第一に他のエタノールなどのほかのアルコールに比べて安価です。第二に水溶性で水に溶けるという点が挙げられます。第三に乾燥が早いです。この3つのうち、安価で乾燥が早いという理由で、光造形の洗浄に使用されているケースが多いです。

IPA(イソプロピルアルコール)の有害性

安価で乾燥が早いという理由から、造形モデルの洗浄に使用されますが、毒性などの影響はどのような点があるのでしょうか?IPAは分類として有機溶剤に分類されるため、取り扱う際には、有機溶剤中毒予防規則、通称有規則に該当する液体です。

特に毒性の部分に関して言うと、生殖毒性が区分2、全身毒性が区分1など、毒性が高いことが挙げられ、取り扱いに注意が必要です。

IPA(イソプロピルアルコール)を使用する際の注意点

IPAは有規則にのっとって使用をしなければなりませんが、具体的にはどのような注意点があるのでしょうか。有規則については、「光造形の洗浄と知っておきたい有規則」という記事で詳しくご紹介していますが、ここでは簡単にポイントだけご紹介します。

第一に、作業主任者の選任が必要です。取り扱いには有機溶剤作業主任者技能講習を修了した者が当たります。

第二に、局所排気装置の設置が必要です。局所排気装置はダクトを備えた大掛かりな装置で、作業環境が適切に廃棄されることが必要です。

第三に、年2回の作業環境測定が必要です。作業環境測定では、国家資格を持った作業環境測定士が行います。

第四に、年2回有規則にのっとった健康診断が必要です。

第五に、作業環境中は防毒マスクの着用が義務付けられています。

IPA(イソプロピルアルコール)を使用する際には、かなりの環境整備に努めることが必要になってきます。またこの作業環境でかかる費用については、「光造形3Dプリンターの洗浄のコスト」という記事でも、より手間がかからない他の洗浄液との比較を掲載しています。

まとめ 健康リスクが少ない溶剤が推奨

IPA(イソプロピルアルコール)は安価で乾燥が早いという点から、光造形の洗浄に使用されるケースが多いですが、健康面への配慮から、使用する環境にはそれなりの用意が必要です。また、それ以外にも廃棄の手間やコストなどがかかるため、さまざまな面から考えると、毒性が低く、有機溶剤に該当しない洗浄液を使用するのがベストです。

3Dメディカルクリーンは、有規則に該当しないため、毒性も低く、かつ廃棄する際のコストや手間もかからないのでおススメです。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

光造形の洗浄液の交換時期と方法

光造形の洗浄液の交換時期と交換方法

光造形の洗浄液の交換について

光造形で造形を行った後に洗浄を行いますが、洗浄液は洗浄を重ねるほど濁ってきて洗浄力が落ちてきます。これは溶けだしたレジンが洗浄液と混ざりあい濃度がおちてレジンが落ちにくくなるためです。

洗浄力が落ちると、造形モデルのレジンが充分に取れなかったり、べたつきが残ったりします。また洗浄力が落ちたからといって洗浄しすぎると、造形モデルの内部に洗浄液が侵食し、造形モデル自体が溶けたり、強度が弱くなったりします

そこで適切な交換が必要になります。

交換するタイミングを計る方法

洗浄液の交換はどのタイミングで行うべきなのでしょうか?洗浄を行っていると、特に色がついたレジンを洗浄するとレジンが溶けだし透明であった洗浄液が濁ってきます。ただ色だけでは明確な交換時期は判断することができません。

また洗浄する造形物の大きさや、使用頻度などによっても異なってくるため、回数などでは判断が難しい傾向にあります。そこで一般的な交換方法についてご紹介します。

造形物のべたつきで判断する方法

第一の方法が原始的なのですが、洗浄した後の造形物のべたつきで判断する方法です。基本的な洗浄時間は10分から20分程度になりますが、洗浄後も造形モデルにレジンが残っていたりべたつきが残っている場合には、洗浄が充分ではない可能性があります。またレジンの種類によってべたつきが残りやすいものがあるので、追加で洗浄液を塗るなどの対応が必要になります。

濃度系を使用する場合

洗浄液の交換のタイミングは、洗浄液の濃度が落ちて洗浄力が落ちてきているタイミングです。そのため、濃度計を使用するという方法もあります。あらかじめ新しい洗浄液を使用する際に濃度を計測しておき、べたつきや洗浄力が落ちてきているタイミングで濃度計で計測し判断します。

洗浄液の交換方法とは

それでは次に洗浄液の交換方法についてご紹介しましょう。まず使用済みの洗浄液は産業廃棄物処理が必要になります。これは法律で決められており、水で流すなどの処理方法は行ってはなりません。

廃液の処理方法は使用する洗浄液でも異なります。

IPA(イソプロピルアルコール)を使用する場合

IPAは有機溶剤になるので、廃棄方法に注意が必要です。手順として、自治体や地元の産業廃棄物処理業者に問合せを行い、引き取りの依頼をします。その際、引き取りに必要な形で廃液をまとめます。一般的には使用済みのタンクなどに廃液をいれますが、固まったレジンが入っていたりすると処理できないなど、自治体や産業廃棄物処理業者ごとで基準などが異なるので、まずは問い合わせすることが必要です。

廃液処理には、約45,000円~70,000円近い処理費用が回数ごとにかかります。

3Dメディカルクリーンを使用する場合

3Dメディカルクリーンは、有規則に該当しない洗浄液で、再利用可能な洗浄液になります。3Dメディカルクリーンの廃棄方法は引き取り用の回収箱が商品とセットになっているため、産廃業者に問い合わせる必要がありません。またコストもかかりません。

まとめ 交換は廃液処理とセットで考える

洗浄液の交換時期と交換方法ですが、大切なことは、廃液の処理とセットで考えるという点です。使用する洗浄液の種類によっては、交換の度に処理コストがかかるケースが多く、その費用も見込んでおく必要があります。一方、3Dメディカルクリーンでは、回収箱と回収費用が製品価格に含まれているので、交換の際の手間とコストがかかりません。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

光造形の洗浄液の保管方法と注意点

光造形の洗浄液の保管方法と注意点

光造形の洗浄液に使われる液体

光造形3Dプリンターの後処理で使用される洗浄液には、いくつかの種類がありますが、基本的にはアルコール系に分類されるため、共通の保管方法と注意点があります。ここでは洗浄液の特性から適切な保管方法についてご紹介しましょう。

密閉された容器で保管する

洗浄液はIPA(イソプロピルアルコール)やその他のアルコール系洗浄液がありますが、基本的に密閉された容器で保管します。特に揮発性が高いという点から、揮発し有毒成分が出ないような形で保管を行います。

着火源から避ける

また、洗浄液はアルコール類であることから発火性が高いため、熱,高温のもの,火花,裸火及び他の着火源から遠ざけることが大切です。禁煙はもちろんのこと、周囲で使用する工具なども、火花を発生させないものを使用したり、粉塵やガスなどが発生する環境から遠ざけることが必要です。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーンは個人・単品購入が可能

3Dメディカルクリーンは個人・単品購入が可能

3Dメディカルクリーンは個人でも安心して利用可能

3Dメディカルクリーンは光造形3Dプリンターの洗浄液として、IPAに代わる洗浄液です。IPAと洗浄力や乾燥力が同等でありながら、有機溶剤に該当しないため、個人でも安心して利用が可能です。

毒性・臭気が低く、廃棄が不要

IPAは、第二種有機溶剤に該当することから、毒性や運用面、廃棄の手間やコストなどから、個人のお客様には使用を躊躇してしまう可能性があります。一方で、3Dメディカルクリーンは有機溶剤に該当しないため、毒性や臭気も低く、個人のお客様でも安心して使用が可能です。

また3Dメディカルクリーンの最大の特長が廃棄にかかる手間とコストがかからないのが個人ユーザーにはおすすめな点です。例えば、IPAを使用している場合、廃棄手続きをする際には、お住まいの自治体に確認が必要です。さらに産業廃棄物業者に問合せをして、引き取りの確認などが必要です。IPAの処理は自治体や産廃業者などによって異なるためです。

一方、3Dメディカルクリーンは専用の廃棄用の缶が付属していることから、次回注文時に、前回の廃液を回収します。また、回収だけでもお問い合わせフォームから申し込みが可能です。

2種類のラインナップ。4Lも利用可能

3Dメディカルクリーンには2種類のラインナップが容易されています。一斗缶の17.7リットルと4リットルです。

注文方法。カード決済、請求書払い、amazon payが利用可能

3Dメディカルクリーンでは、どちらもカード決済、請求書払い、amazon payが利用可能です。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーンの廃棄方法。コストゼロ円で問い合わせ1つ

3Dメディカルクリーンの廃棄方法。
コストゼロ円で問い合わせ1つ

3Dメディカルクリーンの洗浄後の処理方法とは

光造形の洗浄液として推奨される3Dメディカルクリーンですが、その廃棄方法はどのようになっているのでしょうか?3Dメディカルクリーンは、従来、光造形方式の洗浄液として知られるIPA(イソプロピルアルコール)の代替品として使える洗浄液です。洗浄力が同等でかつ有毒性が低い洗浄剤ですが、廃棄方法はどのような方法になるのでしょうか?今回は3Dメディカルクリーンの廃棄方法とコストについてご紹介します。

レジンが溶けだしたら産業廃棄物扱い

3Dメディカルクリーンは有機溶剤ではない洗浄液で、IPAのように有規則に記載されているような管理義務は発生しません。ただし、レジンで洗浄した後の液体は産業廃棄物処理扱いになります。その理由としては、レジンが混ざった状態では廃棄物扱いになるためです。そのため、IPA(イソプロピルアルコール)と同じような廃棄物としての処理が必要になります。

産廃業者への手続きは不要。廃棄コストはゼロ円

ただし3DメディカルクリーンはIPAのように産業廃棄物処理業者への有償での引き取り手続きは不要です。その理由として、3Dメディカルクリーンには専用の回収箱がつけられており、問い合わせ一つでメーカーである三協製薬株式会社へ引き取り回収ができるからです。こちらの専用お問い合わせフォームに申し込むだけで引き取り便が手配されます。

また回収用の箱も付属しているため、産業廃棄物処理の手間とコストがかかりません。

https://www.sankyo-pharma.co.jp/collect-form

削減コストは45,000円~70,000円

一般的に産業廃棄物処理に廃棄をおねがいすると、収集運搬費で1回30,000円~50,000円程度、処理費でドラム缶1巻あたり、15,000円~20,000円程度かかります。3Dメディカルクリーンではこの費用が掛かりません。

回収後の洗浄液はリサイクル

廃液として引き取られた3Dメディカルクリーンはリサイクルされ別の用途で使用されるため、環境にやさしくエコな洗浄液です。

まとめ 廃棄の手間とコストにやさしい

3Dメディカルクリーンはは廃棄までワンストップで提供される製品であることから、廃棄の手間とコストがかからない優しい洗浄液となっています。光造形を日常的に使用する場合、洗浄作業は欠かすことができません。また有規則に該当しないため、有機溶剤の管理などに求められる手続きや手間などがかからないのも特長です。是非3Dメディカルクリーンにご興味がある方はお問い合わせください。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3DメディカルクリーンとIPA(イソプロピルアルコール)の違い

3Dメディカルクリーンと
IPA(イソプロピルアルコール)の違い

3Dメディカルクリーンとは? 
IPAに代わる革新的な洗浄液

光造形の後工程で必要な洗浄ですが、洗浄液の選び方で洗浄工程に関わる手間とコストが大きく変わります。3Dメディカルクリーンはそんな光造形3Dプリンターの後処理をよりやさしく、より効率的に、コストを抑え提供してくれる画期的な洗浄液です。光造形の洗浄液としてはIPA(イソプロピルアルコール)が多用されますが、IPAを使用する場合、さまざまな手間やコストが発生します。また毒性についても他の洗浄液よりも高くなっています。そこで今回は3DメディカルクリーンとIPAの比較についてご紹介します。

最大の違い。有規則への該当性

3DメディカルクリーンとIPAの最大の違いが有規則、有機溶剤中毒予防規則に該当するかどうかです。

3DメディカルクリーンIPA(イソプロピルアルコール)
有規則非該当該当
健康診断 年2回不要必要
局所排気装置の設置不要必要
作業環境測定 年2回不要必要

有規則に該当する場合と該当しない場合ではどのような違いがあるのでしょうか?
有規則に該当する場合には基本的に上記の点が義務付けられています。

健康診断は、洗浄作業に当たる作業員のために行うもので年2回ほど必要になります。
局所排気装置の設置が有規則だと義務付けています。局所排気装置の設置はダクトを備えた廃棄装置で設置には費用がかかります。
作業環境測定といって年2回、国家資格を持つ測定士による作業環境のチェックが必要です。

洗浄液の選び方で有規則に該当してしまうと、これだけの違いが出てきます。

臭気と有毒性の違い

3DメディカルクリーンとIPAの第二の違いが、臭気と有毒性の違いです。IPAは有機溶剤になりますが、3Dメディカルクリーンは高濃度のエタノール洗浄液であることから、臭気と有毒性が低いです。

3DメディカルクリーンIPA(イソプロピルアルコール)
臭気
有毒性

洗浄力と乾燥力は同等

一方で洗浄液としての機能についてですが、3DメディカルクリーンとIPAは洗浄力と乾燥力は同等になっています。IPAと同様に自動洗浄機などへも対応しており、同じように使用することができます。

産業廃棄物処理の手間とコスト

3DメディカルクリーンとIPAの違いのもう一つが、産業廃棄物処理の手間とコストです。3Dメディカルクリーンは、回収と引き取りもセットになっているため、産業廃棄物処理の手間とコストがかかりません。産業廃棄物処理の手間は、自治体や産廃業者などによって条件などが異なっており、さまざまな手間が発生します。またコストも1回あたり45,000円~70,000円ほどかかり、使用するごとに廃棄コストが発生してしまいます。3Dメディカルクリーンでは回収はセットになっているので廃棄コストはゼロ円です。

まとめ 

3DメディカルクリーンとIPA(イソプロピルアルコール)の違いはいかがでしたでしょうか?一見するとIPAの方が安価で、どこでも購入できますが、運用に関する毒性や環境の整備、さらに破棄の手間やコストなどを考えると、3Dメディカルクリーンの方が手間やコストにやさしく、さらに人や環境にも優しいのが特長です。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン・MedSupoの手順

3Dメディカルクリーン・MedSupoの手順

 3Dメディカルクリーンの特長

3Dメディカルクリーンの最大の特長が回収まで一体となった使用フローです。一般的に光造形の洗浄で使用されるIPA(イソプロピルアルコール)などの溶剤は、販売するだけになります。そのため使用後の廃液の処理はユーザー側で行わなければなりません。

一方、3Dメディカルクリーンでは、廃棄までがセットになったサービスで、いわば使用後の手間を減らしてくれるのが最大の特長です。

3Dメディカルクリーンの使用フロー

まずはお問い合わせ・ご注文

まずは、下記お問い合わせフォームか、商品ページからご注文ください。ご注文後2営業日以内に出荷をいたします。

ご注文については、お見積り書ご提出後の請求書払い(月末締め翌月末お支払い)や、クレジットカード決済、amazon payなどが利用可能です。

回収箱とセットでお届け

初回お届け時に、3Dメディカルクリーン、使用済液用空缶、返送用段ボールをお送りします。缶専用返送用段ボールは誤って捨てないよう注意してください。

洗浄液としてご使用

光造形の洗浄に3Dメディカルクリーンをご使用ください。IPAと同じ方法で使用することができます。(自動洗浄機などでも使用いただけます)。また使用済み液は付属の空缶に入れてください。

​※3Dメディカルクリーン以外入れないでください。IPAなどと混ぜて使用しないでください。

次回納品時に廃液を回収

使用済み液が溜まったら、専用の回収依頼フォームから回収を依頼してください。

もしくは、販売店経由等で次回注文を入れている場合は、配達と同時に使用済み液を引き取りをします。

完了

回収して完了です。

まとめ 洗浄の運用から廃棄をなくします

上記でご紹介したフローのように、3Dメディカルクリーンには廃棄という工程がありません。次回ご注文時に前回の廃液をそのまま引き取りが可能です。また廃棄だけでもお問い合わせフォームから依頼することが可能です。こうした廃棄に関する手間には時間とコストがかかります。その点からも3Dメディカルクリーンはおすすめです。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

知っておきたい光造形洗浄液の廃棄方法と費用

知っておきたい光造形洗浄液の
廃棄方法と費用

光造形の洗浄で使用した洗浄液はどう廃棄するのか

光造形3Dプリンターで造形が終了した後に、洗浄液で未硬化のレジンを洗い流す洗浄という工程があります。この洗浄を繰り返していくと、洗浄液に洗い流されたレジンがたまってきて、洗浄力が落ちてしまいます。そのため、定期的に洗浄液は交換する必要があるのですが、使い終わった洗浄液はどのように処理したらよいのでしょうか?ここでは洗浄液の廃棄方法とコストについてご紹介します。

洗浄液の処理方法とは?

レジンが溶けだした洗浄液はどのように処理したらよいのでしょうか?洗浄に使用する液体は有機溶剤が一般的ですが、レジンが溶けだした洗浄液は産業廃棄物処理扱いになります。

一般的に産業廃棄物と一言でくくられていますが、実際には20種類に分かれており、さらに、通常の産業廃棄物と、特別管理産業廃棄物という分類に分けられます。

特別管理産業廃棄物とは?

特に有機溶剤の廃棄は、この特別管理産業廃棄物という分野になります。特別管理という名の通り、管理が厳しく、危険性が高いものが該当します。例えば、アスベストや水銀など危険なものが廃棄する際に該当します。有機溶剤はこの特別管理産業廃棄物に該当するのです。

廃棄コストが2-5倍の費用

さらに詳しい話をすると、引火点が70度以下であることから、特別管理産業廃棄物の引火性廃油というものに該当します。そのため、有機溶剤の処理コストは、処理する際の費用が他の廃棄物に比べ2-5倍の費用がかかります。

自治体や産廃業者さんへ相談する

産廃が出たときは産業廃棄物処理業者に相談します。廃棄を依頼する際には、産廃業者さんへレジンが溶けだした有機溶剤であることを伝え、廃油や引火性廃油の処理ができる産廃業者さんに相談します。また、自治体によって判断などが異なるため、自治体にまず確認することも必要です。

産業廃棄物処理のコスト

ここではIPA(イソプロピルアルコール)を例にとってご紹介しますが、産業廃棄物処理の費用はどの程度するのでしょうか?おおよそですが、産廃処理の費用は1回ごとに概算ですが45,000円~70,000円程度かかります。

産廃処理に手間とコストがかからない
メディカルクリーンがおすすめ

3Dメディカルクリーンでは、産業廃棄物の処理の手間やコストがかかりません。専用の回収箱がセットでついているため、引き取りのための費用も掛からず、専用の回収フォームから申し込みをするだけで引き取りが可能です。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

光造形の洗浄と知っておきたい有規則

光造形の洗浄と知っておきたい有規則

光造形の洗浄と有規則

光造形3Dプリンターで造形が終わった後は、洗浄という工程で造形物にこびりついたレジンを洗い落としますが、有規則(有機溶剤中毒予防規則)について知っておく必要があります。というのも、光造形の洗浄で使用する洗浄液が有規則に該当する場合には、有規則で定められた業務を行う必要があるためです。

今回は知っておきたい有規則とその特長や注意点などについてご紹介します。

有規則とは

有規則とは、労働安全衛生法に基づいて定めれられた有機溶剤の安全基準についてまとめた法令になります。全部で第9章からなる規定で、有規則に該当する有機溶剤による健康被害を防ぐことを目的にしています。

この有規則に該当する有機溶剤は様々な種類があり、それについてもご紹介します。

有機溶剤の3種類

有機溶剤には全部で54種類の溶剤があり、3つの種類に分かれています。第1種有機溶剤、第2種有機溶剤、第3種有機溶剤です。厚生労働省によると有機溶剤とは「有機溶剤とは、他の物質を溶かす性質を持つ有機化合物の総称であり、 様々な職場で、溶剤として塗装、洗浄、印刷等の作業に幅広く使用されて います。 有機溶剤は常温では液体ですが、一般に揮発性が高いため、蒸気となっ て作業者の呼吸を通じて体内に吸収されやすく、また、油脂に溶ける性質 があることから皮膚からも吸収されます。」と記載があります。

ここでは光造形方式の洗浄で使用する洗浄液がどの種類に該当するのかご紹介します。

IPA(イソプロピルアルコール)

IPA(イソプロピルアルコール)は第2種有機溶剤に該当します。IPAは光造形のレジンの洗浄で使用される主な液体です。

メタノール

メタノールも光造形の洗浄で使用ができる溶剤ですが、こちらも第2種有機溶剤に該当します。

有機溶剤と有規則で定める使用に対しての義務

それでは有機溶剤を使用する場合にはどのような注意点や義務が発生するのでしょうか。

以下、厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署が公開している資料「有機溶剤を正しく使いましょう」(参照元:https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/dl/120815-01.pdf)をもとにご紹介します。

作業主任者の選任

第一に有機溶剤を扱う際には、屋内作業を行う際に作業主任者を選任する必要があります。作業主任者は有機溶剤作業主任者技能講習を修了した者が当たることになり、主な役割としては作業の方法を決定し、労働者を指揮することが求められます。第二に、局所排気装置などを1カ月ごとに点検することが必要です。第三に溶剤を使用する際の保護具の使用状況を監視することが必要です。第四にタンク内作業における措置が講じられていることを確認すること。

有機溶剤蒸気の発散源対策

第二に有機溶剤蒸気の発散源対策について対策を講じる必要があります。有機溶剤による健康被害を防ぐために、蒸気した際の換気対策などが必要です。第2種有機溶剤の場合には局所排気装置の設置が義務付けられています。局所排気装置とは、ダクトなどによって外部に排気できる機構を備えた廃棄装置です。この設置については、事前に労働基準監督署長への届け出が必要になり、かつ1年以内ごとに1回の定期自主検査と月1回の点検が必要になります。

また、作業する際には、呼吸用保護具の装着が必要です。具体帝には防毒マスクの装着が必要で、フィルター交換などを行います。

作業環境管理

第三に作業環境管理が必要です。第1種、第2種に該当する有機溶剤を扱う際には、作業環境測定を行わなければなりません。作業環境測定とは、6カ月ごとに1回、定期的に国家資格を持つ作業環境測定士が行います結果については作業評価基準に基づいた評価を実施し、改善が必要な場合には改善を行う必要があります。また測定記録は3年間保存義務があります。

提示と保管

第四に提示と保管義務があります。作業主任者の氏名や職務だけではなく、有機溶剤が人体に及ぼす影響、取り扱う有機溶剤の区分などもしっかりと提示します。また保管などについては発散の恐れが無いように適切な保存に努める必要があります。

健康管理

最後に、有機溶剤を取り扱う場合には有機溶剤等健康診断を行わなければなりません。この健康診断は6カ月ごとに1回、定期的に健康診断が必要になります。

このように有機溶剤を取り扱う際には、有規則にのっとった対策が必要で、健康管理やCSR
の観点からもしっかりとした環境を整える必要があります。

有規則に該当しない洗浄液メディカルクリーンが推奨

光造形の洗浄液では、有規則に該当しない洗浄液が登場しています。3DメディカルクリーンはIPA(イソプロピルアルコール)代替品として光造形物のレジン洗浄に使用可能な高濃度エタノール洗浄液です。IPAと比較し、洗浄力が同等で、有害性が低く、低臭気です。また有規則で求められる上記のような義務も発生しません。

また3Dメディカルクリーンは廃棄処理に関する手間やコストも、引き取り専用箱もセットになっていることから無料です。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

光造形3Dプリンターの洗浄のコスト

光造形3Dプリンターの洗浄のコスト

光造形3Dプリンターの洗浄コストにかかるもの

光造形3Dプリンターの後処理として欠かすことができない洗浄ですが、洗浄工程にはどのようなコストがかかるのでしょうか。洗浄にかかるコストは大きく分類して2つあります。第一にはじめに用意する洗浄を開始するための環境構築に関する初期コストと、使用によって発生するランニングコストがあります。ランニングコストは洗浄液以外に、廃棄にかかる廃棄コストや環境測定、健康診断などがあります。ここではこの光造形の洗浄に関するコストについてご紹介しましょう。

洗浄に必要な初期導入コスト

光造形3Dプリンターの洗浄には以下のものを用意する必要があります。

コストですが、最低限そろえれば千円前後から用意可能です。自動洗浄機などを使用する場合には、数万円以上です。ただしIPA(イソプロピルアルコール)を使用する場合ですと、有規則に該当するため、局所排気装置や防毒マスクなども必要になり、最低でも10万円~100万円ちかい費用がかかります。

コスト概要
容器・洗浄機無料(容器がプリンタに付属する場合)
100円~
数万円:自動洗浄機
洗浄液を入れる容器です。3Dプリンターに付属する場合もあれば、使用する造形物の大きさなどにより100円ショップなどで用意してもいいでしょう。また自動洗浄機なども数万円からあります。
台やトレイ無料(プリンタに付属する場合)
100円~
造形物を置く台やトレイが必要です。3Dプリンターに付属する場合が多いですが、用意してもいいでしょう。
ペーパータオル100円~洗浄液をぬぐうペーパータオルが必要です。
ゴム手袋数百円~溶剤を扱うため、ゴム手袋も必要です。
その他数百円~そのほかピンセットやスポイトボトルなど
局所排気装置設置30万円~(設置設備費込み)
100万円程度
安くて10万円~で設備費込みで最低でも30万円~
防毒マスク3000円~多数の種類があり。

局所排気装置:IPA(イソプロピルアルコール)では必須

光造形の洗浄の中においても、最もコストがかかる部分が局所排気装置です。局所排気装置は、IPA(イソプロピルアルコール)を使用する場合には必須の装置で、有機溶剤中毒予防規則(有規則)の法令で定められています。機械本体は最低でも10万円前後からで接地工事費を含めると30万円から100万円程度かかる場合があります。

有規則非該当の洗浄液が推奨

そのため、光造形3Dプリンターの洗浄では有規則に非該当の洗浄液が推奨しています。3Dメディカルクリーンは毒性が低く臭気も少ないうえ、有規則に該当しないため、余分な初期導入コストがかかりません

光造形の洗浄のランニングコスト

光造形の洗浄にはランニングコストとして、洗浄液の使用があります。洗浄液はUVレジンが溶けだしてくると、定期的に交換が必要になります。またランニングコストとして、廃棄費用や健康診断、作業環境測定なども発生します。ここでは洗浄液のランニングコストについてご紹介します。

メディカルクリーン(17.7リットル)メディカルクリーン(4リットル)IPAイソプロピルアルコール(18リットル)IPAイソプロピルアルコール
価格19,800円9,900円6,600円~3,000円~
回収費用0円0円45,000~70,000円/回45,000~70,000円/回
健康診断 有規則(年2回)0円0円3,000~5,000円×2回3,000~5,000円×2回
作業環境測定0円0円50,000~100,000円50,000~100,000円
防毒マスクフィルター交換0円0円数百円~(1枚)数百円(1枚)
合計19,800円9,900円100,000~200,000円100,000~200,000円

上記が光造形の洗浄に関するランニングコストになります。特長としてはIPA(イソプロピルアルコール)を使用する場合と、3Dメディカルクリーンを使用する場合のトータルコストの差になります。

ここではさらに詳しく、廃棄回収費用と健康診断、作業環境測定などについてご紹介しましょう。

廃棄回収費用

廃棄回収費用ですが、洗浄でレジンが溶けだした廃液は産業廃棄物処理扱いになります。そのためIPA(イソプロピルアルコール)では産廃処理にかかる費用が発生します。産業廃棄物処理はお住いの自治体ごとによって異なっていますが、だいたい収集運搬費と処理費の二つの費用が掛かりおおよそ1回当たりの廃棄で45,000円~70,000円程度かかります。

3Dメディカルクリーンの場合は専用の改修箱がセットでついているため、回収や廃棄にかかるコストはゼロ円です。

有機則に基づいた健康診断(年2回)

次にIPA(イソプロピルアルコール)を使用している場合、有機則に基づいた健康診断が年2回必要になります。健康診断はおおよそ1回につき3,000円―5,000円程度が相場です。

作業環境測定

さらに有規則に該当しているIPA(イソプロピルアルコール)を使用する場合ですと、作業環境測定も必ず必要になります。国家資格を持った専門家による測定で、1回あたり5万~10万円ほどの費用が発生します。(作業環境測定費用は、出張費かかるため、最低でも1回当たり5万円程度かかります)。

防毒マスクのフィルター交換

ランニングコストとしてまたIPAを使用する場合ですと、防毒マスクのフィルター交換費用が発生します。フィルターも基本的に洗浄事などで交換が必要になるため、積み重なるとかなりのランニングコストになります。

まとめ 

光造形の洗浄に関する初期コストとランニングコストはいかがでしたでしょうか。3Dメディカルクリーンであれば、局所排気装置の設置や廃棄処理のコスト、環境測定費用などの有規則で必要な費用が掛かりません。また近年の環境配慮やSDGsの意識、さらには実際の作業者の健康管理などの観点からも有規則に該当しない洗浄液がおすすめです。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

光造形の洗浄とは?仕組みと役割

光造形の洗浄とは?仕組みと役割

光造形で欠かせない洗浄工程とは?

光造形3Dプリンターでは、他の造形方式、FDMやレーザー焼結方式とは異なり、3Dプリントが終了した後に、洗浄という工程が欠かせません。

この洗浄とは、造形モデルにこびりついた未硬化のレジンを洗い流す作業のことです。

光造形は、UVレジンといわれる液体のレジンに紫外線を照射して1層ずつ硬化して形にする造形技術ですが、造形モデルが完成した後、そのまわりは固まっていないレジンで覆われています。

この洗浄工程は、造形モデルの品質に影響を与えたり、また使用する洗浄液や周囲の環境などたくさんの注意点があります。

今回はこの洗浄の仕組みと役割についてご紹介しましょう。

洗浄の役割

洗浄の役割は、造形モデルのレジンを洗い流すことで、その後の造形モデルの品質をより高くするための工程です。例えば、洗浄が不十分だったり、洗浄後の乾燥が不十分のまま、追加の二次硬化などを行うと、本来の形状や強度が再現できない場合があります。

そのため、洗浄工程では、定期的に洗浄液を入れ替えて交換したり、十分な洗浄と乾燥が必要になります。

洗浄の仕組みとプロセス

冒頭でもご紹介した通り、洗浄とは造形モデルにこびりついた余分なレジンを洗い落とすことが目的です。一般的にレジンは水では洗い落とすことができません。(※水で洗える水洗いレジンは除く)

一般的にはIPAなどのアルコール系の溶剤に一定時間を漬けておくことでレジンが溶けて造形モデルの周囲のレジンが溶けます。

洗浄のプロセス

洗浄のプロセスは簡単です。洗浄液が入った容器に、約10分から20分程度、プリントが完了した造形モデルを入れておくだけです。

洗浄する時間は使用するレジンや、洗浄液の濃度(使用頻度が影響する)、洗浄機などによって異なりますが、だいたい10分から20分程度になります。

注意点

洗浄のプロセスでの注意点は、洗浄時間を超えて造形モデルをつけすぎないことです。一定時間以上つけておくと、洗浄液はレジンを溶かすだけではなく造形モデル自体も溶かしてしまうからです。

水で洗えるのか?

洗浄にはアルコール類、メディカルクリーンや、エタコールやIPAといった溶剤で落とすのが中心です。水では一般的なレジンは落とすことができません。一部には水洗いレジンが登場していますが、基本的に溶剤を使用しなければ落とせません。また液体のレジンは水で流してもそのまま廃棄することができないため、毒性の低い高い溶剤を使用することを推奨します。

洗浄で用意するもの

洗浄では、洗浄液や造形モデルを置く台、また、洗浄に使用する容器や洗浄機、ペーパータオルなど、さまざまなツールの用意が必要です。

容器・洗浄機

洗浄液を入れて造形物を一定時間つけてレジンを溶かす容器が必要です。3Dプリンターによって容器が付属している場合もあります。また専用の自動洗浄機なども販売されています。

造形物を取り出して置く台が必要です。洗浄液から取り出した造形モデルは一定時間乾燥させる必要があります。

ペーパータオル

洗い切れていないレジンをぬぐうのに使用します。基本的には自然乾燥がお勧めです。洗浄液から引き揚げた造形モデルは柔らかくなっていることがあるため、自然乾燥後、一部洗い切れていない部分を丁寧にぬぐいます。

洗浄液

洗浄液が必要です。I-MAKERでは毒性が低く、廃棄の手間が無いメディカルクリーンを推奨しています。そのほかエタコール、IPA等の洗浄液が必要です。

洗浄のポイントと注意点

光造形の洗浄を行う際には、ポイントや注意点があります。ここでは要点を絞ってご紹介しましょう。

洗浄液の選定 より使いやすいものを

光造形の洗浄液にはさまざまな種類があります。一般的にはIPA(イソプロピルアルコール)が推奨されていますが、IPAは毒性が高く、有規則(有機溶剤中毒予防規則)に該当するため、管理などの手間が大変です。

そのため、IPAと洗浄力が同等である溶剤、メディカルクリーンやエタコールなどがおすすめです。

洗浄環境に配慮する

洗浄に使用する溶剤は臭気や有毒性がある場合があります。そのため、使用する溶剤などによっては十分な換気やマスク、手袋など作業環境に配慮する必要があります。

定期的な交換

洗浄液は使用していると、レジンが溶けだしてきて洗浄力が落ちてしまいます。そのため、洗浄液は定期的な頻度で交換することが必要です。交換の目安ですが、レジンの粘り気が落ちにくくなってきたり、べたつきが取れなくなってきたら交換が必要です。

洗浄液の廃棄

洗浄液は、そのまま水道や下水に流すことはできません。レジンが溶けだししまったものは産業廃棄物扱いになります。産業廃棄物は産業廃棄物処理業者に連絡して廃棄が必要になります。引き取りには費用がかかり、概算で1回で45,000円~70,000円程度かかります。 弊社では産業廃棄物処理の手間をなくした3Dメディカルクリーンを推奨しています。回収専用の箱もセットになっており、引き取り手続きも簡単、引き取りの費用も掛かりません

光造形3Dプリンターは、3Dプリント後に余分なレジンを洗い流す洗浄工程が必要です。洗浄は造形モデルの品質を高める役割を果たし、不十分な洗浄は形状や強度に影響を及ぼす恐れがあります。使用する洗浄液の選定や交換、そして廃棄に関する注意点もあります。

光造形3Dプリンターは、UVレジンを硬化させる技術を使用し、プリント後に未硬化のレジンを洗い流す洗浄工程が不可欠です。この洗浄は造形モデルの品質向上のために行われ、適切な洗浄が行われないと、モデルの形や強度に問題が生じることがある。洗浄にはIPAやメディカルクリーンなどの溶剤を使用し、水だけではレジンは取り除けません。洗浄液の選定時には、有毒性や換気などの作業環境を考慮する必要があります。また、洗浄液は一定期間ごとに交換することが推奨され、使用済みの洗浄液の廃棄には注意が必要です。特定の洗浄液は産業廃棄物としての取り扱いが求められ、費用や手間がかかる場合もあります。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

光造形の洗浄するときの環境と注意点

光造形の洗浄するときの環境と注意点

光造形の洗浄の環境について

光造形3Dプリンターの洗浄の環境は、使用する洗浄液の種類によって異なります。洗浄液の種類とは、使用する洗浄液が有規則に該当するかどうかで環境も異なります。有規則とは有機溶剤中毒予防規則のことで、有規則に該当する洗浄液を使用する場合には、有機則に基づいた健康診断、局所排気装置設置、防毒マスクの使用など、有害性対策として様々な義務が発生します。

そこで、今回は光造形の洗浄するときの環境と注意点についてご紹介します。

IPA(イソプロピルアルコール)を
使用する場合の環境と注意点

IPA(イソプロピルアルコール)は、冒頭でご紹介した有規則に該当する溶剤になります。そのため光造形の洗浄にIPAを使用する場合には、有規則に基づいた環境構築に努めなければなりません。具体的には以下のような項目が挙げられます。

局所排気装置の設置

有規則では、事業者は作業する場所に局所排気装置の設置を義務付けています。局所排気装置は機械の装置だけではなく、ダクトによって外部に有害物質を廃棄するための機械で、設置や工事費なども含めると30万円~100万円前後の費用がかかります。

防毒マスク

有規則では毒性を吸い込まないためにも局所排気装置を設置したうえで作業者に防毒マスクの装着を義務付けています。そのため作業環境の設置には防毒マスクの装着が環境構築に欠かせません。

作業環境測定

さらに有規則では、作業環境測定も行う必要があります。作業環境測定は濃度の測定など、作業の環境が適切に保たれているかどうかを検査するためのもので、こちらも環境構築には欠かすことができません。

3Dメディカルクリーンを使用する場合

一方で3Dメディカルクリーンを使用する場合の環境構築はどのようなものが必要なのでしょうか。第一に、3Dメディカルクリーンは、IPAのような有規則に該当しないため、上記でご紹介したような局所排気装置や、防毒マスク、作業環境測定などは必要ありません。

3Dメディカルクリーンは、高濃度エタノール洗浄液です。IPAと比較し、洗浄力が同等で、有害性が低く、低臭気です。定期的な換気程度でご使用が可能です。

まとめ 

近年では環境配慮やSDGsの意識の高まりなどから、より人と環境にやさしい洗浄の場づくりが求められています。

こうした点からも有規則に該当するIPAよりも、有毒性が低い3Dメディカルクリーンが推奨です。また3Dメディカルクリーンは再利用可能で廃棄コストも商品に含まれているのでかかりません。コスト的にも優しい洗浄液です。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

光造形3Dプリンターの洗浄液と選び方

光造形3Dプリンターの洗浄液と選び方

洗浄液を選ぶには

光造形3Dプリンタ―の後処理に欠かすことができない洗浄工程ですが、洗浄に使用するための洗浄液は数種類登場しています。一般的にIPA(イソプロピルアルコール)が登場していますが、IPAは毒性が高く有機溶剤中毒予防規則(有機則)に該当することから、さまざまな管理が必要になります。ここでは、IPAに代わる洗浄液やその特長なども含めて概要と選び方をご紹介しましょう。

光造形3Dプリンターの洗浄液とは?

光造形は、液体のUVレジンに紫外線を照射して1層ずつ積層する造形方式です。液体のレジンを固体にするため、造形後に造形モデルに未硬化のレジンがこびりついています。この未硬化のレジンを洗い落とすために使用するのが洗浄液です。この洗浄液ですが、一般的にどのような種類があるのでしょうか?

洗浄液一覧比較表

3DメディカルクリーンIPA(イソプロピルアルコール)TMP(トリプロピレングリコールモノメチルエーテル)
洗浄力×
乾燥性××
臭気×
有害性×
有規則非該当該当非該当非該当
日本での取り扱い
備考高い洗浄力と取り扱いのしやすさ、廃棄の手間が無い。洗浄力は高いが取り扱いが手間日本ではほとんど取り扱っていない水洗いレジン以外は
使用不可

3Dメディカルクリーン

3Dメディカルクリーンは、三協製薬株式会社が開発した光造形3Dプリンター専用の洗浄液です。IPA(イソプロピルアルコール)と同等の洗浄力を持ち、かつ低臭気、有毒性が低い溶剤です。また、IPAとは違い、有機溶剤中毒予防規則(有機則)に該当しないため、有機則に基づいた健康診断、局所排気装置設置、防毒マスクの使用など、有害性対策として様々な義務は不要です。さらに廃棄の回収箱がセットになっており、産業廃棄の手間と費用がゼロなのが特長です。回収されたメディカルクリーンは再利用され、環境にもやさしい洗浄液となっています。

IPA(イソプロピルアルコール)

IPA(イソプロピルアルコール)は、光造形の洗浄では一般的な溶剤です。洗浄力が高い反面、臭気があったり、有機溶剤中毒予防規則(有機則)に該当しているため、有機則に基づいた健康診断、局所排気装置設置、防毒マスクの使用など、有害性対策として様々な義務が発生します。

また使用済みのIPAは産業廃棄物処理が必要なため、産廃手続きと費用が発生します。

TMP(トリプロピレングリコールモノメチルエーテル)

TMP(トリプロピレングリコールモノメチルエーテル)は、IPA(イソプロピルアルコール)の代替として米国などを中心に使用されている溶剤です。可燃性が低い反面、乾燥時間がかかります。日本ではほとんど使用されていません。

水は基本的に光造形の洗浄では使用ができません。UVレジン自体が水で溶けるものではなく、一部、低価格3Dプリンターの水洗いレジンでしたら使用が可能です。

管理コストや産業廃棄の処理や
コストも考えて選ぶ

光造形3Dプリンターの洗浄液を選ぶ際には、管理コストや産業廃棄物処理の手間やコストも考えて選ぶ必要があります。IPAは前述の通り、有規則に該当することから、先任者の選定や様々な管理が義務付けられると同時に、廃液の処理には1回当たり概算で45,000円~70,000円のコストがかかります。

まとめ CSRにも配慮した洗浄液

光造形3Dプリンターで洗浄の工程は造形物の品質を高めるために必須の工程です。この洗浄液の選定や処理は、ランニングコストや周囲の使用環境といったCSRも考えた配慮が求められます。特に近年のSDGs、サステナビリティの観点からもより環境に配慮された洗浄液メディカルクリーンがお勧めです。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

川崎工科高等学校SOL PRO 3Dスキャナーのロボットパーツのリバースエンジニアリングの取り組み

       川崎工科高等学校


   SOL PRO 3Dスキャナーを使った
   ロボットパーツ リバースエンジニアリングの取り組み

3Dスキャナーのリバースエンジニアリングのための
新たな活用方法

3Dプリンターと同様に、新たなテクノロジーとして注目を集めているのが3Dスキャナーです。3Dスキャナーは、物体の形状を読み取って3Dデータ化することができるツールで、これからの活用方法、特にデジタルファブリケーションに分野において期待され、3Dプリンターで出力する前の3Dデータ作りにさまざまな利用が検討されています。今回は、SOL PRO 3Dスキャナーを使った川崎工科高等学校様のテストケースをご紹介します。

神奈川県立川崎工科高等学校のロボットシステムコース

川崎工科高等学校様は、専門のロボットシステムコースを持ち、ロボットに関する基礎的な知識と技術から、ロボット制御のプログラムやメカトロニクス構造までを学ぶことができます。ロボティクスは第四次産業革命の中でも3Dプリンターなどとともに、自動化の領域で注目されている分野で、ロボット作りを学ぶことで、さまざまな自動化スキルを習得することが可能です。

今回、川崎工科高等学校様では、ロボットパーツの一部のリバースにSOL PRO 3Dスキャナーを使ったテスト検証を行っていただきました。

SOL PROでスペアパーツを3Dスキャンして
CADデータ化

今回SOL PROを使ってリバースエンジニアリングが行われたのがロボットの構造部に取り付けるアタッチメントパーツです。

この部品はスペアなどが無いので、部品の破損や劣化などの際、3Dプリンターでパーツを生成するためにデジタルデータの作成に利用されました。

SOL PRO 3Dスキャナーは簡単で高精細を特長とする3Dスキャナーで、わずか数分でオブジェクトの3Dデータ化が可能です。特長として、キャリブレーションとスキャンボタンを押すだけで、自動でメッシュ化まで行ってくれて、マージ機能によって形状を正確にスキャンすることができます。

その特長を生かし、わずか数分でパーツの形状を3Dスキャニングすることに成功しました。


SolidWorksでスキャンデータをベースに3Dモデリング

3Dスキャンされた3Dデータをベースに編集や改良を行うために3Dモデリングを行います。3Dモデリングでは高機能なCADソフトであるSolidWorksを使用し、SOL PROでスキャニングした3Dデータをトレース用の当たりとしてモデリングを行います。

スキャニングした3Dデータをベースにモデリングすることのメリットは第一に、寸法や形状を計測しにくい部分がモデリングしやすくなる点です。またトレースすることで、3D CADソフトの操作を覚えやすく、CADソフトの習得や演習には最適な点です。実物のオブジェクトがあれば、デジタルノギスなどを合わせて使用することで、より正確にデータがモデリング可能です。


3DスキャンデータはそのままCADには変換できない

ここで3Dスキャナーの留意点として挙げられるのが、スキャンした3DデータはそのままCADソフトでは変換することができないという点です。二次元でも同じことですが、二次元のスキャニングした文字や絵などもそのままワードやイラストレーターで編集することができないのと同様、3Dスキャナーでスキャニングした3Dデータもそのままでは編集することができません。編集するためには高額な別のソフトウェアが必要になります。


3Dプリンターでプロトタイピングとスペアパーツを造形

SolidWorksでモデリングされた3Dデータをもとに、3Dプリントでプロトタイピングや造形も可能です。今回3Dスキャンされたアタッチメントパネルも留め具のサイズや幅なども3DCADデータにできれば編集なども可能です。

まとめ:新たな3Dスキャナーの活用方法

3Dスキャナーは物体を3Dデータ化する新しいテクノロジーとしてさまざまな活用方法が期待されています。今回の川崎工科高等学校様におけるCADモデリングのトレース用データは3Dスキャナーが最も活かされる分野の一つといえるでしょう。特にCAD習得のためのツールとしては、CADソフトのさまざまなコマンドを覚え、他の形状の設計に活かすことができます。

SOL PRO アカデミーパックではトレース用のリバースエンジニアリングパックをご用意し3DスキャナーとCAD習得の入門ツールとして役立てていただくことができます。

SOL PRO アカデミーパック

3Dスキャナーの使い方から3Dデータ化、3Dプリントまで一貫したプロセスを学習できます。

たった3ステップで3Dデータ化が可能。簡単に3Dデータ化を実現し、さまざまなものを3D化します。

さまざまな3Dプリンターやツールと組み合わせることで、より専門的で特化した学習体験ができます。

光造形3Dプリンターの洗浄時間

光造形3Dプリンターの洗浄時間

光造形3Dプリンターの適切な洗浄時間

光造形3Dプリンターの洗浄はどの程度行えば良いのでしょうか。光造形で出力した造形モデルは表面が未硬化のレジンで覆われており、次の工程、二次硬化に移るために欠かすことができない工程です。造形モデルの洗浄時間は基本的に10分から20分程度が目安になります。これはレジンの種類や洗浄液の使用頻度、濃度などによって異なりますが、大まかに上記の時間になります。

それでは詳しくご紹介しましょう。

洗浄の方法と時間

レジンの洗浄時間ですが、レジンの洗浄方法によって異なります。基本的に洗浄方法はトレイなどの容器につけ置きが普通ですが、自動洗浄機などを使用するとより短くできます。自動洗浄機は小型の洗濯機のようなもので、下部のプロペラが攪拌することでより洗浄力が高まるためです。

目安として自動洗浄機で10分、つけ置きで20分程度です。

レジンの使用頻度で洗浄時間が変わるか

造形物を繰り返し洗浄していると溶け出したレジンが洗浄液に混ざってきます。この際、あまりに使用頻度が重なった洗浄液で洗うと、造形物のレジンが落ちません。

こうした場合には長時間つけておくよりかわ洗浄液の交換が基本です。だいたい造形物のベタつきが残る場合、交換が必要です。

レジンの種類と洗浄時間

次はレジンの種類で洗浄時間は変わるのでしょうか。基本的にどのレジンを使用しても洗浄時間は10分から20分の範囲内です。ただ、柔軟性が高いレジンはベタ付きが取れにくい傾向にあるので、洗浄後に該当部に洗浄液を塗布しペーパータオルで拭うなどが必要です。

洗浄時間を過ぎた場合の影響

洗浄時間を過ぎて洗浄してしまった場合、造形モデルにはどのような影響があるのでしょうか。基本的に数分であれば造形モデルに影響はありません。ただし数時間など長時間にわたりつけ過ぎてしまうと、造形モデルが溶けてしまったり、造形物の内部まで洗浄液が浸透してしまい、造形モデルが弱くなったりします。

まとめ 洗浄時間は守り定期的な交換を

レジンの洗浄時間は基本的に20分以内など、造形モデルに影響がない範囲内で行いましょう。また、洗浄液は定期的に交換することでより高い洗浄力と効率的な洗浄が可能です。

交換には洗浄力がIPAと同等で、引き取り無料の3Dメディカルクリーンがおすすめです。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

光造形の洗浄液の購入方法

光造形の洗浄液の購入方法

洗浄液の購入方法

光造形の洗浄で必要な洗浄液ですが、さまざまな種類が登場しています。一般的にイソプロピルアルコール(IPA)が使用されますが、IPAは楽天やamazonなどのネット通販などで購入することができます。

ただしIPAは有規則に該当することから、使用環境のためのさまざまなコストがかかってくるため、あまりお勧めはできません。

光造形の洗浄のコストという記事で詳しくご紹介しています。

そのため、洗浄力はIPAと同等で、有規則に該当せず、かつ毒性や臭気も低く、廃棄コストや環境整備コストがかからない3Dメディカルクリーンを推奨しています。 3Dメディカルクリーンは下記の方法で購入することができます。

1.ご請求書払い

企業や学校法人など法人様向けにご請求書払いでのご提供をいたしております。ご注文書をいただき、納品後の後払い(例:月末締め翌月末払いなど)でご対応いたします。

2.ネット注文

下記、商品ページからインターネット注文が可能です。お支払い方法はクレジットカード決済、Amazon Pay、銀行振り込みに対応いたしております。

お見積り書、請求書、納品書、領収書について

お見積り書のご発行や請求書、納品書、領収書など必要な書類をPDFにて発行しております。

是非3Dメディカルクリーンにご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

フルカラー3Dプリンター3DUJ-553の透明検証

フルカラー3Dプリンター3DUJ-553の
透明検証

フルカラーの一体造形ができる3Dプリンター

3Dプリンターでフルカラーの表現が進化をしています。MIMAKIが誇るフルカラー3Dプリンタ―「3DUJ-553」はフルカラー3Dプリンターとして最大1000万色の表現にくわえ高精細な造形ができるのが特長です。また、「3DUJ-553」のもう一つの特長が、色彩表現以外に、透明度が高い造形モデルを作ることができます。今回は、「3DUJ-553」で出力された透明モデルと、後仕上げによってどこまで透明度が増すのかを実験したレポートをご紹介します。

「3DUJ-553」とは?オフィスでフルカラー3Dプリントが実現できる

「3DUJ-553」は、フルカラー3Dプリントを始められる革新的な3Dプリンターです。従来、インクジェットタイプのフルカラー3Dプリンターは、「3DUJ-553」は造形領域:508 x 508 x 305 mmと大きく、大型のフルカラー3Dプリントが手軽に利用ができます。

CMYKWの5色のカラーインクに加え、透明なクリアの材料とサポート専用材料が利用可能です。造形後の後処理も水溶性サポート材から、水に浸すだけでサポート材がはがれ、フルカラー造形が簡単に実現

高い透明性を発揮するクリアカラー

今回ご紹介するように、3DUJ-553の特長の一つがクリアカラーが造形物に組み込むことができる点です。3DUJ-553のクリアカラーは高い透明度を誇り、従来のクリアに比べてより光透過性が高いピュアクリアを採用、造形物の表面や内部など自在に透明な表現を入れることが可能です。特に造形モデルの内部をカラー表現で作られたインクで3Dプリントし、表面をクリアカラーで積層することで、内部にオブジェクトが入った質感などを表現することができます。

また、クリアは他の色と配合することで、色付きの透明色を表現することが可能で、アートやフィギュア、照明の光源モデル、標本など幅広い用途に使用が可能です。

研磨やコーティングで透明度がUP

3Dプリンターで作られた造形物は、表面に積層跡が残る傾向にあります。3DUJ-553のように微細なUVインクを噴霧し積層するタイプのインクジェット方式の3Dプリンターは、積層の影響が出にくいですが、造形後に後仕上げを加えることで、造形物そのものの質感がUPし、滑らかさや透明性が増します。今回は、その実験として3DUJ-553で出力した造形モデルを使って検証結果を公開します。

今回使用したのは透明性と耐UV製を向上させるターナーのUVカットクリア全つやを使用しました。UVカットクリア全つやは3Dプリンター造形物、特にインクジェットタイプや光造形3Dプリンターの透明造形物のコーティングと相性が高い材料です。コーティング材は筆塗りと漬け置きと2パターンの方法で試してみましたが、筆塗りの方が表面が綺麗で透明度が高く再現が可能です。造形物を漬けでコーティングする場合には、液だれなどに注意が必要です。

また人体のスケルトンモデルでは半分に透明コーティングを施すことで、透明性の違いを出すことができます。

まとめ

今回3DUJ-553の透明性検証として、UVカットクリアのコーティングを試してみましたが、研磨などと組み合わせることで、より透明性を高く仕上げることができます。
今回はカラーキューブのサンプルと人体模型を例に検証してみましたが、そのほか内部検証モデルや、流体構造のプロトタイプ、フィギュアやミニチュアなど幅広い分野のフルカラー透明造形物とコーティングを組み合わせることで、仕上がりやクオリティをUPさせることができます。

3Dプリンター導入相談サービス

自分だけのベストな3D
プリンターを選択しよう!

値段・できること・作れるもの・サイズでもう悩まない

3Dプリンター導入相談
サービス

3Dプリンターを導入する際のさまざまな悩み

・3Dプリンターの具体的な活用方法がわからない


・3Dプリンターのメリットがわからない


・はじめてで何ができるのかわからない


・機種や種類が多すぎでどれがベストな選択かわからない


・3Dデータに慣れていないので不安


・導入後に使いこなせるかどうか不安

3Dプリンター導入のメリット

3Dプリンターはアイデアを形にするツールとして、モノづくりの現場でさまざまなメリットを提供してくれます。

1

アイデアをより早くより安くカタチに

3Dプリンターの最大のメリットが、アイデアを素早く、かつ低コストで具現化できることです。3Dデータから直接アウトプットすることで、試作から小ロット量産まで幅広い用途に活用できます。

2

プロトタイプ開発
時間の短縮

3Dプリンターの最も一般的な効果がプロトタイプや開発スピードの短縮です。3Dデータで設計後は数時間から数日でアイデアが形になります。繰り返しの試作開発も高速で行うことが可能です。

3

カスタマイズニーズへの対応

3Dプリンターの最大のメリットの一つが高いカスタマイズ性です。デジタルデータから直接造形が可能であることから、ユーザーの細かいニーズや特別な用途など高いカスタムニーズにこたえることができます。

4

オンデマンド製造の
実現

3Dプリンターを使えば必要に応じたオンデマンド製造が実現可能です。これによって不要な在庫を持つ必要がなく、注文数量に応じた製造が可能です。また金型量産との使い分けも可能です。

5

コストの削減と高い
効率性

3Dプリンターはプロトタイプや生産、二つの領域においてこれまでの製造方式の足りない部分を補完します。導入することでコストの削減だけではなく効率的なモノづくりを実現します。


8つの指標で、あなたにベストな1台を

3Dプリンターは価格は種類など非常に幅広い機種が存在し、知識がないと選びにくく自分に合った最適な1台を見つけるのは困難です。i-MAKERでは高い専門知識と多数の導入実績で培った8つの指標もとに、あなたにあったベストな1台をご提案いたします。

ご予算にあった選択

3Dプリンターは価格帯でできること、使える材料、安定性など特長がある程度明確になっています。ご用途などを考慮し、ご予算の範囲内で、最大限最適な機種をご提案することができます。

作りたいものから選ぶ

3Dプリンターは作りたいもの、作れるものによって、最適な機種や造形方式が異なります。単純に安い価格や人気の機種だからと言って、作りたいものが対応しているどうかはわかりません。

できることから選ぶ

3Dプリンターはできることも機種や価格帯、造形方式によって異なっています。特に使える材料や精度、仕上がりの面で大きく異なります。試作に適している機種なのか、高強度や高耐熱な造形を求めているのかなど、用途で大きく異なります。

使える材料から選ぶ

3Dプリンターでは造形方式、価格帯で使える材料がさまざまです。また対応していたとしても、材料の特性などによって造形サイズなどに制限がある場合があります。対応材料と造形サイズ、仕上がり感なども選ぶ際にポイントとなります。

仕上がりから選ぶ

3Dプリンターの仕上がりや見た目は造形方式によって大きく異なります。積層跡が目立ちにくいものや、サポート材がつかない方式など、見た目や仕上がりも3Dプリンターを選ぶ判断基準の一つです。

精度から選ぶ

一般的に3Dプリンターは精度にばらつきがあります。また材料や方式によって精度が出にくい造形技術です。どのレベルの精度を求めているのか、作りたいものや用途などによって判断が必要です。

造形サイズから選ぶ

3Dプリンターの造形サイズはさまざまです。一般的な傾向では大型になればなるほど、機種の価格は高くなります。またすべての材料がスペック上の造形サイズに対応しているわけではないケースがあります。

造形方式から選ぶ

3Dプリンターはさまざまな造形方式が存在します。造形方式ごとに特徴や用途、適しているもの、できることや作れるもの、注意点などが異なっています。また値段も造形方式では高額になる機種もあります。

アイメーカーの導入サービス

service1

テストプリント・サンプル

機種の候補が決まった後はテストプリントや造形サンプルでの確認がおすすめです。実際の3Dデータからどのような仕上がりになるのか、またランニングコストはいくらなのかを実際に把握できます。

Point.1

仕上がりや強度などがわかる

3Dプリンター導入前には仕上がりや強度などを確認するテストプリントが最適です。実際の3Dデータをもとに、ご指定の機種や材料でテストプリントを行います。見た目や、実際の用途に適しているのかどうかを判断する参考材料になります。

Point.2

コスト・材料使用量・造形
時間がわかる

テストプリントやサンプルでは、実際の造形にかかった造形時間、材料使用量を明らかにし材料コストも算出します。そこから3Dプリンターの初期導入コストだけではなくランニングコストも明確になります。


service2

3Dデータ制作をサポート

3Dプリンターをご使用のサポートの一環として、3Dデータの制作をサポートしております。イラストや図面などから3Dデータ化を行います。

Point.1

イラストや図面から3Dデータ
設計化

手書きのイラストや図面から、実用的な設計データを制作します。3Dプリントから金型量産まで対応可能な設計で、強度や実用性を踏まえ、かつコストに配慮した設計データを作ることができます。

Point.2

フィギュアや複雑な形状も
3Dデータ化

フィギュア系などの複雑な形状の3Dデータ化も可能です。細かいディティールや流線形などCADなどの設計とは異なる種類の3Dデータ制作も対応しています。

Point.3

3Dプリント代行

急なトラブル時などのために3Dプリント代行サービスを提供しています。3Dプリンターの不具合や機器交換などのプリントができない中、データをもとに代わりに3Dプリント代行いたします。(※機器、造形サイズなどによって有償・無償がございます)


service3

教育・研修サポート

3Dプリンター導入後に使いこなせるかどうかわからないといった不安にお答えするため、教育・研修サポートをご提供しています。3Dプリンターごとの特長を踏まえ、ソフトとハードの使い方から造形のコツ、さらには造形方式別の注意点まで研修教育サポートをご提供しています。


service4

リースサポート。初期投資ゼロで導入

3Dプリンターを初期投資ゼロ円で導入が可能です。一括で購入が難しい機種など、設備投資することなくリースという形で導入ができます。無料でお見積もりが可能ですのでお気軽にお問合せください。(※弊社提携のリース会社をご紹介いたします)

ご利用の流れ

1

ヒアリング

まずは「お問い合わせフォーム」よりご相談ください。

ご予算や作りたいもの、ご用途やご要望など、詳しくお話をうかがった上で最適な機種プランをご提案・お見積もりをさせていただきます。

2

ベンチマーク・テスト
3Dプリント

ご提案の機種・材料をもとにテスト3Dプリントやサンプルをご提供いたします。仕上がりや強度など、実用性などを評価いただきます。

3

ご導入

ご注文後3Dプリンター本体をご導入いたします。

4

設置・レクチャー

ご希望に応じて設置やレクチャーなどをご提供いたします。
※機種や設置場所によって有償になる場合があります。

5

運用スタート

設置レクチャー後、運用スタートです。マニュアルやメールおよび電話サポートもありますので、初めて3Dプリンターを運用される方でも安心してご利用いただけます。

よくある質問と回答

Q1.

導入相談サービスは無料ですか?

A1.

はい。導入相談は完全に無料です。初心者の方でもわかりやすくご相談にのります。遠隔地の場合にはテレビ会議、電話、メールなどで対応しています。

Q2.

3Dプリンターの初心者でも相談できますか?

A2.

3Dプリンターをご導入される方は大半が初めての利用になります。導入後も電話相談などやサポートなどを行っておりますのでご安心ください。

Q3.

ベンチマークプリントは複数機種を申込できますか?

A3.

はい。複数機種申込できます。ただしご用途や作りたいものをヒアリングの上、導入する候補機種をご相談させていただきます。(サイズや機種によっては有償になる場合もあります)

お問い合わせ

3Dプリンターを選ぶための8つの独自指標を確率。ベストな1台をご提案します。

導入前のさまざまな疑問、悩みを解決するために多彩な無料サポートをご提供します。

導入後も安心、3Dデータ制作や、プリント代行などでサポート。

設計・小ロットパーツ量産サービス i-MAKER idea Factory

さあ、オリジナル商品の具現化をはじめよう!

設計、試作、量産までおまかせください!

i-MAKER idea Factory

オリジナル製品の実現を阻むさまざまな課題

「どの製造方法が最適なのかわからない…」

小ロット量産には様々な製造方法が存在します。3Dプリント、機械加工、金型製造など、それぞれに特性と利点があります。しかし、どの方法があなたのプロジェクトに最適なのかを見極めるのは難しいですよね。間違った選択をすると、時間とコストが無駄になる可能性があります。

「小ロット製造って、いったいいくらかかるの?」

小ロット量産のコストは、製造方法、材料、設計の複雑さなどにより大きく変動します。予算を立てる際に、これらの要素を全て考慮するのは困難です。また、予想外の追加費用が発生すると、プロジェクトの進行が難しくなることもあります。

「設計データ、自分で作れるかな?」

製品の設計は、専門的な知識とスキルを必要とします。自分で設計データを作成することは、時間がかかるだけでなく、間違いを犯すリスクもあります。また、設計データが不完全または不適切であると、製品の品質や性能に影響を及ぼす可能性があります。

「3Dモデリングはできるけど、金型設計は難しそう…」

3Dモデリングと金型設計は、それぞれ異なるスキルと知識を必要とします。3Dモデリングが得意でも、金型設計は難易度が高く、データの形状によって金型コストが高くなったり実用性を担保するのが難しい場合があります。

「色やテクスチャ、どうやって決めればいいの?」

製品の色やテクスチャは、その見た目と感触に大きな影響を与えます。しかし、どの色やテクスチャが製造方法で実現できるのかがわかりにくい状況です。また製品のデザインに影響を与える要素として事前に把握しておきたいポイントです。

製造方法の選択や、3D設計に悩む時間を大幅に
削減します!

1

プロジェクトに最適な
製造方法の提案

プロジェクトに最適な製造方法を提案します。これにより、試行錯誤にかかる時間とコストを節約できます。アイデアと要件に基づいて、3Dプリント、機械加工、金型製造など、最適な製造方法を選択します。

2

量産方法に最適化された設計アドバイス

私たちは、選択した製造方法に最適化された設計アドバイスと改善を提供します。これにより、製品の品質を向上させるだけではなく、設計の初期段階から製造方法を考慮することで、製造コストを最小化します。

3

図面や手書きレベルのアイデアから実用的な設計

図面や手書きのアイデアであっても、私たちはそれを具体的な設計に変換します。強度や材料力学を考慮した設計を提案することで、製品の耐久性を確保します。

4

低コストな3Dプリント試作

設計データをもとに、低コストで3Dプリントの試作品を提供します。これにより、製品の形状や機能を事前に確認し、必要な改善を行うことができます。また、大量生産前に問題を発見し、製品開発のリスクを軽減します。

5

パーソナライズされたサポート

プロジェクトに対してパーソナライズされたサポートを提供します。ニーズに合わせてサービスをカスタマイズし、プロジェクトの進行をスムーズにします。製造方法の選択から設計の改善、試作品の作成まで、一貫したサポートを提供します。


製品レベルを実現する設計

設計の知識がなくても、3Dデータ化できるスキルが無くてもアイデアから製品として機能する設計を行います。また製造コストをおさえ、低コストを実現する設計アドバイスが可能です。

Point.1

手書き&実物から3Dデータ設計まで

手書きのイラストや現物から3Dデータ化が可能です。3Dデータ化に関しては強度や実用性だけではなく、ロットに応じた製造方法と、製造方法に適した形状アドバイスが可能です。


Point.2

強度や実用性を踏まえた設計

3Dモデリングと設計の違いの一つが、強度や実用性を加味したデータ作りかどうかです。対象物の厚さや形状など、実物に成形された際に、実用的な使えるものになるための設計を提供します。


Point.3

製造の低コスト化を実現する設計

設計で重要なのがコストを考えた設計です。設計データの微妙な形状が加工時のコストに影響します。3Dプリントや機械加工、金型量産など、製造方法によって最適化された設計を提供します。


Point.4

二次元図面も提供可能

二次元図面には3Dデータではわからない製品の品質を保つためのさまざまな要素が記載されています。寸法公差や幾何公差など、加工の際に不具合を出さず、一定の品質に収めるための指示書の役割を果たします。


2

低コスト3Dプリント試作

形状確認のための低コストな3Dプリント試作を提供しています。また対象物の形状や用途に応じて硬質や軟質などさまざまな材料での3Dプリント試作が可能です。

Point.1

低コスト3Dプリント

設計データから低コストで3Dプリント試作が可能です。量産や最終品へつなげるための確認は何度も行う場合があります。その際の繰り返しの試作コストを可能な限り抑えます。


Point.2

用途に応じた材料の選択が可能

試作用途には形状試作から、質感などを確かめる機能性試作などがあります。豊富な材料から最適な材料での試作が可能です。


3

ロットに合わせた製造方法の選択

量産や製造はロットに応じて最適な方法を選択する必要があります。

Point.1

数量に応じた最適な製造方法

手書きのイラストや現物から3Dデータ化が可能です。3Dデータ化に関しては強度や実用性だけではなく、ロットに応じた製造方法と、製造方法に適した形状アドバイスが可能です。


Point.2

3Dプリント

3Dプリントは、デジタルデータをもとに物体を層状に造形する技術です。複雑な形状や内部構造も自由自在に作ることができ、カスタムメイドの製品に適しています。また、レーザー焼結法を使用すれば数十個~数百個の小ロット生産に適しています。


Point.3

CNC機械加工

機械加工は、金属やプラスチックなどの素材を削ったり、穴を開けたりして製品を作る方法です。精度が高く、強度のある製品を作ることができます。一方で、量産性には優れていないため、数個~数十個のロットに最適です。


Point.4

金型量産

金型量産は、金型を作成し、その金型を使って製品を大量に生産する方法です。一度金型を作成すれば、同じ形状の製品を高速で大量に生産することができます。そのため、1000個以上などのロットに最適です。

 作成事例

スタンド:3Dプリント


加工方法:光造形


材質:透明クリアレジン


サイズ:123×80×215 mm


表面処理:なし


価格納期備考
3Dデータ設計¥20,0001週間データ修正は別途
試作¥5,0001週間3Dプリンタ試作
製品¥20,0003週間3Dプリンター

パーツ(試作):3Dプリント


加工:SLSレーザー焼結


材質:PA12GF


サイズ:152.92×167.56×35 mm


表面処理:なし


価格納期備考
3Dデータ設計¥200,0003か月データ修正は別途
試作¥50,0001週間3Dプリント

パーツ:


加工:射出成型


材質:PA6 GF30


サイズ:152.92×167.56×35 mm


表面処理:なし


価格納期備考
金型¥3,500,0002か月射出成型
製品¥2,000/1パーツ
※設計・試作は上記パーツ(試作)に記載

マウントプレート:CNC機械加工


加工:CNC


材質:アルミ(5052)


サイズ:47×28×72 mm


表面処理:アルマイト処理(黒)


価格納期備考
3Dデータ設計¥20,0001週間データ修正は別途
試作¥5,0001週間3Dプリント試作
製品¥20,0003週間CNC

パーツ:CNC機械加工


加工:CNC


材質:ステンレス


サイズ:22.89×11×32.38 mm


表面処理:黒染め


価格納期備考
3Dデータ設計¥30,0001週間データ修正は別途
試作¥5,0001週間3Dプリント試作
製品¥20,0003週間CNC

パーツ:射出成形量産


加工:射出成形


材質:PA6 GF30


サイズ:39.13×18.46×24.75 mm


表面処理:なし


価格納期備考
3Dデータ設計¥30,0002週間データ修正は別途
試作¥30,000/set1週間3Dプリント試作
製品/金型@200円/set 
¥900,000/金型
2カ月射出成形

ご利用の流れ

1

ヒアリング

まずは「お問い合わせフォーム」よりご相談ください。

オリジナル製品の実現についてのお悩みやご要望など、詳しくお話をうかがった上で、形にするための最適なご提案をさせていただきます。

2

見積もり・製造方法のご提案

お問い合わせ後、内容に応じてお見積もりいたします。

また、ロットや作りたいものに応じた最適な製造方法をご提案いたします。3Dプリンター、CNC機械加工、金型量産など。

3

設計・データ制作

見本(イラストや実物など)をもとに設計します。

設計データは3Dデータで作成し、モデル確認を行ったうえで進めます。3Dだけではなく2DのDXFの図面も作成可能です。

4

3Dプリント試作

3Dモデルの確認後、問題なければ試作を行います。

3Dプリンターによる形状試作を行い、実物や見本などオリジナルに近い仕上がりかを確認いただきます。

5

製造

3DプリンターやCNC機械加工、金型量産などで製造を行います。

小ロット量産を学べる初心者向けコンテンツ公開中!

はじめて小ロット量産に取り組んでみたい方、作りたい物をよりスムーズに実現するための学べるコンテンツを公開中です。

3Dプリンターの量産とは?

3Dプリンターの量産とは、3Dプリンターを使用して一定数量以上の製品を製造することを指します。デジタルデータをもとに、製品を層状に造形する3Dプリンターは、複雑な形状や内部構造も自由自在に作ることができます。


金型量産をより低コストにする設計とは

金型量産をより低コストにする設計とは、形状の最適化によって金型の作成数量を抑えたり、複数パーツを一つの金型に組み込んだりするなどの設計改善です。これらの設計手法を用いることで、初期投資や製造コストを抑えることが可能になります。


モデリングと設計データの違い

モデリングは、製品の形状や外観をデジタル上で表現する工程を指します。一方、設計データは、製品の形状だけでなく、製造方法、材料、寸法、耐久性など、製品を製造するための詳細な情報を含んだデータを指します。設計データは、製品の品質や性能を確保するための重要な要素です。

よくある質問と回答

Q1.

3Dモデリングと設計の違いについて教えてください。

A1.

3Dモデリングは、製品の形状や外観をデジタル上で表現する工程を指します。一方、設計は、製品の形状だけでなく、製造方法、材料、寸法、耐久性など、製品を製造するための詳細な情報を含んだデータを作成する工程を指します。

Q2.

実用品として使える設計データとはどのようなものでしょうか?

A2.

実用品として使える設計データとは、製品の形状、寸法、材料、製造方法など、製品を製造するための全ての情報を含んだデータを指します。また、製品の強度や耐久性を確保するための設計も含まれます。

Q3.

金型用の設計データとはどのようなものでしょうか?

A3.

金型用の設計データとは、金型を製造するための詳細な情報を含んだデータを指します。製品の形状や寸法だけでなく、金型として抜けるかどうか、また形状によって金型の数を減らしたりするなど製造コストにも影響を与えます。

Q4.

設計データの依頼はどのようにすればよいでしょうか?

A4.

設計データの依頼は、私たちのウェブサイトから行うことができます。依頼フォームに必要な情報を入力し、あなたのアイデアや要件を詳細に記述してください。私たちの専門家があなたの要件を確認し、最適な設計を提案します。

Q5.

量産品の色はどのように確認できますか?

A5.

量産品の色は、試作品を作成することで確認することができます。また、色見本や色番号を使用して、具体的な色を指定することも可能です。

Q6.

表面処理などは選べますか?

A6.

はい、表面処理は選べます。表面処理は、製品の見た目や感触、耐久性を改善するための重要な工程です。製造方法や金型の仕上げによって様々な表面処理を選択することができます。

Q7.

どのような材料を使用していますか?

A7.

使用する材料は、製品の用途や要件によります。3Dプリントと金型ではプラスチック、機械加工ではアルミやセラミックなどの金属です。ご要望に合わせて、最適な材料を選択します。

Q8.

製品の強度や耐久性をどのように確認できますか?

A8.

製品の強度や耐久性は、試験機を使用して確認することができます。また、設計段階で強度解析を行うことで、製品の強度や耐久性を予測することも可能です。

Q9.

3Dプリント試作のコストはどの程度ですか?

A9.

3Dプリント試作のコストは、製品のサイズ、複雑さ、使用する材料などによります。具体的なコストは、お見積もりをご依頼いただくことで確認することができます。

Q10.

小ロット量産の納期はどの程度ですか?

A10.

小ロット量産の納期は、製品の複雑さ、製造方法、数量などによります。具体的な納期は、お見積もりをご依頼いただくことで確認することができます。

Q11.

設計データの修正や改善のフィードバックはどのように行われますか?

A11.

設計データの修正や改善のフィードバックは、私たちの専門家から直接提供されます。あなたの要件やフィードバックを基に、設計を改善し、最適な製品を作成します。

“アイデアを形にするために悩む必要はありません”

新たなデジタルツール、特に3Dプリンターの登場により、これまで実現が難しかった製品やデザインを形にすることが可能となりました。また、3Dプリンターは、切削加工や金型など、これまでのつくる技術を補完し、作れるものや生産数量に多様化をもたらしています。

設計から試作、量産までのプロセスが3Dデータを中心に一元化されることで、より低コストでスピーディなオンデマンドの製品供給を可能にします。これは、試作開発のコストと時間を大幅に削減し、在庫リスクを低減します。

こうしたものづくりを取り巻く環境の変化は、これまで実現が難しかったものづくりを形にし、より良いものを効率的に生み出すことをもたらしています。

私たちI-MAKERの使命は、個人のクリエイティブな力をエンパワーし、あなたのアイデアを形にすることです。もうアイデアがどうやって形になるか、実現可能かどうか悩む必要はありません。
ぜひ、i-MAKERにご相談ください。

お問い合わせ

部品の設計から3Dプリント試作、そして量産まで一貫したプロセスを提供します。

設計段階では、専門家がお客様のニーズに応じた最適な造形方法をご提案します。

3Dプリント試作では、設計の検証と改善を低コストで行います。

究極の正確さで嵌め合わせも実現。Figure4の高精度材料

究極の正確さで嵌め合わせも実現。
Figure4の高精度材料

Figure4の持つ正確さ、嵌め合わせも高い精度で実現

Figure4 3Dプリンターは、その驚くべき正確さと高精度をテーマが特長の一つです。例えば、航空宇宙業界では、軽量かつ高性能な部品の開発に貢献し、燃費向上やコスト削減につながっています。今回はFigure4 3Dプリンターの正確さと高精度が実現する次世代の3Dパーツ製作について解説します。

Figure4材料の高い寸法精度による正確な
3Dプリントの実現

Figure4 3Dプリンターの材料は、出成形プラスチックに匹敵する高い寸法精度を持ち、非常に正確な3Dプリントが実現できます。これにより、複雑なアセンブリモデルや嵌め合わせたパーツなど、設計通りの精密な形状を持つ3Dパーツを作成することが可能です。

これにより高精度のプロトタイプパーツを素早く製作することで、開発サイクルの短縮やコスト削減が実現できるだけではなく最終品の小ロット生産まで領域を広げています。

Figure4材料の微細表現が可能な50ミクロン以下のレイヤー層の選択

Figure4 3Dプリンターは、50ミクロン以下の様々なレイヤー層を選択することで、非常に細かい微細表現が可能です。これにより、シボや滑らかな表面の仕上がりをはじめ、部品上できめ細かいディテールやテクスチャが表現されます。

Figure4 3Dプリンターによる微細表現の実現は、各業界で独自のデザインや細部までこだわった製品開発を可能にし、競争力向上に寄与しています。高い精度と美しい仕上がりが求められる分野で、Figure4 3Dプリンターは非常に大きな価値を提供しているのです。


等方特性による機械的特性の
向上

Figure4 3Dプリンターのテクノロジーは、機械的特性において等方性を持つ部品をプリントします。これは、X、Y、Z軸で同様の結果を示す部品が作成されることを意味します。従来の3Dプリンターでは、部品の向きや配置によって機械的特性が変わることがありましたが、Figure4 3Dプリンターでは正確にプリントが可能です。

この等方特性により、最適な機械特性を確保しながら、自由度や部品の向きを選択できます。また、部品の強度や耐久性が向上し、より実用的なアプリケーションが可能になります。例えば、航空宇宙業界では、高い強度と軽量性を両立した部品が求められますが、Figure4 3Dプリンターによって、この要求に応える部品の製造が実現できました。また、自動車業界や産業機械分野でも、等方性による機械的特性の向上が、高品質で信頼性の高い部品開発に貢献しています。

Figure4材料による正確さのアプリケーションとは?

Figure4 3Dプリンターの高精度と等方特性は、多様な用途に対応できるため、様々な業界で活用されています。以下に、その代表的な用途例を紹介します。

プロトタイプ製作

製品開発の初期段階で、機能やデザインを評価するためのプロトタイプを素早く作成できます。これにより、開発サイクルが短縮され、効率的な製品開発が実現します。


複雑なアセンブリモデル

高い寸法精度と等方特性により、複雑な形状や嵌め合わせるパーツのアセンブリモデルを正確に製作できます。これは、メカニカルデザインやエンジニアリングの分野で特に重要です。


カスタム部品

個別の要求に応じたカスタム部品を効率的に作成できます。特殊な状況下での性能を追求したカスタム部品が作成できます。

これらの用途例は、Figure4 3Dプリンターが持つ高精度と等方特性が、さまざまな業界での製品開発やイノベーションを促進していることを示しています。

業界別アプリケーション

航空宇宙業界での軽量化・高性能部品開発

航空宇宙業界では、Figure4 3Dプリンターが軽量化と高性能を両立した部品開発に大きな貢献をしています。例えば、衛星の部品や航空機のエンジン部品は、軽量でありながら高い強度と耐久性が求められます。Figure4 3Dプリンターの等方特性により、これらの要件を満たす部品を効率的に製造することができます。

また、複雑な形状の部品も容易に作成できるため、設計の自由度が向上し、革新的な製品開発が促進されています。これにより、航空宇宙業界では、軽量化と高性能が両立した新たな製品が次々と登場し、競争力の向上につながっています。


自動車業界でのプロトタイプや部品製作

自動車業界では、Figure4 3Dプリンターがプロトタイプやカスタム部品製作において大きな効果を発揮しています。例えば、新型車の開発においては、デザインや機能性の評価を行うためにプロトタイプが必要ですが、Figure4 3Dプリンターを利用することで短期間で高精度のプロトタイプを製作できます。これにより、開発サイクルが短縮され、市場投入までの時間が大幅に削減されます。

また、カスタム部品の製作においても、Figure4 3Dプリンターの高い寸法精度と等方特性を活用することで、特殊な性能やデザインが求められる部品を効率的に作成できます。これにより、自動車業界では製品のバリエーションが増え、顧客ニーズに幅広く対応できるようになりました。

Q&A

Q: Figure4 3Dプリンターの寸法精度は、他の3Dプリンターと比較してどのくらい優れていますか?

A: Figure4 3Dプリンターは、出成形プラスチックに匹敵する高い寸法精度を実現しており、他の一般的な3Dプリンターと比較しても非常に優れています。これにより、複雑なアセンブリモデルや嵌め合わせたパーツなど、高い正確さを要求される3Dパーツの製作が可能です。

Q: 細かいディテールやテクスチャを表現することができますか?

A: はい、Figure4 3Dプリンターは50ミクロン以下の様々なレイヤー層の選択により、非常に細かい微細表現が可能です。これにより、シボや表面の仕上がりをはじめ、部品上でのきめ細かいディテールやテクスチャも表現することができます。

Q: Figure4 3Dプリンターの等方特性とは何ですか?

A: 等方特性とは、Figure4 3DプリンターがX、Y、Z軸で同様の結果を示す部品をプリントできることを指します。これにより、最高の機械特性を考慮しながら部品を配置する必要がなく、自由度、部品の向き、機械的特性の改善に労力を割くことなく、高品質な部品が作成できます。

Q: 二次熱硬化が不要とはどういう意味ですか?

A: 二次熱硬化が不要とは、3Dプリントされた部品がプリント後すぐに使用できる状態になることを意味します。一部の樹脂はプリント後に追加の熱硬化処理が必要ですが、Figure 4 High Temp 150°C FR Blackはそのような手間が不要で、効率的な生産が可能です。

Q: 素材の耐久性や環境安定性について教えてください。

A: Figure 4 High Temp 150°C FR Blackは、耐熱性が高く、最高150℃までの環境下での使用が可能です。また、長期間の使用や環境変化に対しても安定した性能を保ちます。そのため、様々な環境で使用される部品に適しています。

Q:どのような業界やアプリケーションでFigure4 3Dプリンターが活用されていますか?

A:Figure4 3Dプリンターは、航空宇宙業界、自動車業界、建築業界など幅広い業界で活用されています。それぞれの業界での具体的なアプリケーションには、プロトタイプ製作、複雑なアセンブリモデル、カスタム部品の作成などが含まれます。

Q:Figure4 3Dプリンターの使用により、製品開発の効率化やコスト削減が期待できますか?

A:はい、Figure4 3Dプリンターの高い寸法精度と細かな表現力により、プロトタイプの作成や部品の検証が迅速かつ効率的に行えます。これにより、製品開発のサイクルを短縮し、コスト削減が期待できます。また、従来の製造方法では困難だった複雑な形状や内部構造の部品も簡単に作成できるため、製品の革新やデザインの自由度が大幅に向上します。これらの要素が組み合わさることで、Figure4 3Dプリンターを使用することにより、製品開発全体の効率化とコスト削減が実現できます。

Figure4の精度と嵌め合わせ材料について

本記事では、Figure4の高精度と嵌め合わせ材料について詳しく説明しました。Figure4はその高い精度と嵌め合わせで幅広い用途で使用が可能です。

これらの特性は、パーツの試作から小ロット製造まで、あらゆるステージでの高品質な部品製造を可能にします。また、Figure4の使用は、製品開発の時間とコストを大幅に削減し、市場投入までの時間を短縮することができます。

無料サンプルや無料テストプリントの提供もありますので、Figure4の精度と嵌め合わせ材料についてさらに詳しく知りたい方、お気軽にお問い合わせください。

3Dプリンターの問題点や課題

3Dプリンターの問題点や課題

3Dプリンターの問題点や課題について

3Dプリンターが開発されたのは1980年代で、まだ技術として30年も歴史がありません。今後さまざまな可能性を秘めている技術ですが、まだまだ発展途上の技術であり、現在でもさまざまな課題や問題点があります。

1.安定性の問題

3Dプリンターの最大の課題であり、問題点が造形の安定性です。3Dプリンターは3Dデータから直接物体を造形することが可能ですが、①材料、②造形する形、③機械としての特性が造形の安定性に影響します。

また3Dプリンターは材料を化学変化させながら、(例えばFDMではフィラメントを溶かして積層し、冷えて固まる、光造形は液体のレジンに紫外線が当たって固まるなど)形を作ります。

そのため、上記3つのポイントが完璧に制御できないと失敗したり、ミスをしたりしてしまいます。

安定性の影響

安定性の影響はどのような点に挙げられるのでしょうか?3Dプリンターの安定性が悪いと、プリントをかけても途中で停止する、思った通りのものができないということになります。

そうなると、時間と材料が無駄になってしまうだけではなく、次のプリントも成功するかどうかわからなくなり、業務などで使用している場合には工程に支障がでたり、多くのストレスがかかります。

安定性が高い機種がおススメの理由

3Dプリンターにある程度の安定性を求めるのであれば、1台30万円以上の価格帯が望ましいです。30万円を超える機種では、造形を安定させるための機能が搭載されているケースが多く、材料ごとのプリント設定も簡単な場合が多いです。また機種や使う材料によっても異なりますので事前に確認が必要です。

FDM3Dプリンターの安定性の問題

FDM 3Dプリンターは、フィラメントをノズルに通して、溶かして積層する造形方式です。最大の課題が、フィラメントの熱収縮になります。いったん溶けて積層され、冷えて固まる際に、樹脂が収縮することから、反ったり剥がれたりする恐れがあります。

この熱収縮は材料の種類ごとに収縮率が異なっており、安定性を保つためにはさまざまな工夫が必要です。


光造形3Dプリンターの安定性の問題

光造形3Dプリンターは、UVレジンに紫外線を照射して固める方式です。レジンの種類ごとに硬化に最適な温度や粘土、レーザーの露光時間などが決まっており、その設定がプリント安定性に影響しています。加熱や露光時間が不十分ですと、プリントが失敗する可能性が高いです。

2.操作性の問題

3Dプリンターの課題として次にあげられるのが操作性です。ここでいう操作性とは、3Dプリントを行うための設定で、ハードとソフト双方の機能やインターフェースなどのことを指します。

3Dプリンターにはプリントを行うためのさまざまな設定項目があります。この設定項目を変えることで、プリントの仕上がりなどが異なります。
また材料の種類によって、最適なプリント設定が異なります。

このプリント設定や造形のパラメーターは、3Dプリンターを扱ったことがない人からすると全くわかりません。そのためある程度の自動化、自動設定が行える3Dプリンターがベストです。

一部の機種ではこの自動化が進んでいますが、まだ3Dプリンターの操作性や自動化は課題の一つです。

3.精度の問題

FDM3Dプリンターの安定性の問題

3Dプリンターの課題の一つが精度です。よく3Dプリンターが比較されがちなのが金型量産との精度ですが、3Dプリンターは積み上げてつくる積層造形という点、また1個ずつ造形するという点から、毎回完璧に同じ仕上がりにはなりません。

こうした点から、金型量産で求められるような±10ミクロンのような厳密な精度は出ません。この精度はハイエンド機になれば若干向上しますが、今後3Dプリンターの性能が向上することで精度はさらに良くなるかもしれません。

4.見た目・仕上がりの問題

3Dプリンターの問題点で指摘されるのが見た目や仕上がりです。3Dプリンターは100ミクロンや200ミクロンなどの層で積層するのですが、造形方式によっては積層跡が目立ちます。

FDM3Dプリンターの見た目

FDM方式の3Dプリンターはフィラメントを積層するため、3Dプリンターの中では最も積層跡が目立ちます。推奨の積層ピッチがだいたい0.2mmなため、他の造形方式よりも目立ちやすいです。また素材によっては硬いため、研磨や塗装に手間がかかる場合があります。

光造形3Dプリンターの見た目

光造形3Dプリンターはレジンを硬化して積層するため、FDM方式に比べて滑らかで高精細な仕上がりができます。ただし、デスクトップタイプの3Dプリンターでは、場所や形状によって積層跡が残ってしまいます。

光造形はアクリルなどがベース材料になっているため比較的研磨や塗装がしやすいです。

インクジェット3Dプリンターの見た目

インクジェット3Dプリンターは、上記2つよりも最も積層跡が目立ちにくく仕上がりがきれいです。UV硬化性樹脂をインクジェットのように噴霧するため、積層跡がほぼ目立ちません。しかし造形後はマットな仕上がりになっているので、より光沢や見た目を向上させたい場合には研磨が必要です。

レーザー焼結3Dプリンターの見た目

レーザー焼結3Dプリンターはサポート材が付かない分、サポート跡が目立ちにくいですが、粉末を焼き固めているため、仕上がりがざらざらしています。こちらも仕上がり感を向上させたい場合には、研磨が必要です。

5.サポート材の問題

見た目の部分の課題と重なりますが、3Dプリンターはサポート材がついてしまうので、その処理や跡が残るという課題があります。造形方式ごとにサポート材の付き方は異なります。

FDM 3Dプリンターのサポート材の問題

FDM 3Dプリンターのサポート材はノズルが1本の場合には、造形材料をそのままサポート材として使用します。3Dプリンターの種類によってことなりますが、30万円以上の機種は比較的取り外しやすいです。

一方、ノズルが2本でサポート専用材料を使用する場合には、取り外しはしやすいです。水溶性や溶剤で溶けるタイプや簡単に手で撮れるタイプがあります。
ただし、サポート専用材料は対応している材料が限定されていたり、機種によって安定性が異なります。


光造形3Dプリンターのサポート材の問題

光造形3Dプリンターは基本的に造形材料でサポート部分を形成します。そのためサポート材と造形モデルのタッチポイントによっては失敗したりする場合があります。

この調整は30万円以上の機種ではソフトウェアで自動でできるケースがあります。低価格版は調整が難しく、しっかりつけると取り外しにくい場合があります。
また設置面積が大きいと取り外した跡が残ったりえぐれてしまうので、研磨やパテ埋めが必要な場合があります。

インクジェット3Dプリンターのサポート材

インクジェット3Dプリンターのサポート材は専用のサポート材料が付きます。また水や溶剤で簡単に落とすことができるため、跡なども残りません。

レーザー焼結3Dプリンターのサポート材

レーザー焼結3Dプリンターは粉末状の材料を積み重ねて造形していくためサポート材が必要ありません。

6.3Dプリンターの後処理の問題

3Dプリンターは造形後に後処理が必要な場合があります。後処理では溶剤などを使用する場合もあります。

7.3Dプリンターの時間の問題

3Dプリンターの課題の一つとして、造形時間があります。3Dプリンターはどの造形方式も0.1mmや場合によっては0.05mmや0.025mmなどの非常に細かい層でつみあげるため、その分プリント時間がかかります。

3Dプリンターの造形速度は年々スピードアップしているのですが、まだ機種や造形物の大きさによっては時間がかかります。

まとめ 
進化してきている3Dプリンター

これまでご紹介してきたような点が3Dプリンターの問題点として挙げられますが、安定性や操作性、スピードなどは年々進化し、50万円以上の3Dプリンターであれば、かなり進化を遂げつつあります。ただし完璧ではないので、データの作り方の問題やできること、できないことがはっきりしています。ただこのまま技術の進化が進めば、いずれ解消されるかもしれません。

3Dプリンターの疑問・不安、お答えします!

「3Dプリンターのことがわからない」、「初めて導入するにはどの機種を選んだら良いのかわからない」、「価格帯と性能の違いがわからない」など3Dプリンターに関する疑問、不安にお答えします!お気軽にご相談ください。

 TEL:042-444-7220
 ZOOMも対応しております。

3Dプリンター導入に


補助金を
活用しませんか?

i-MAKERでは3Dプリンター導入サポートとして、補助金活用のご支援を行っております。
3Dプリンターでは「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」が適応されるケースが多いです。採択率90%以上を誇る弊社提携の公認会計士事務所が補助金申請の不安を払拭いたします。お気軽にご相談ください。

材料使用前のテスト3Dプリント・無料サンプル受け付け中

i-MAKERではご紹介の3Dプリンターのテスト3Dプリント、サンプルを無料でご提供しております。ご使用前の仕上がりやご用途に即した材料かどうか、ぜひご活用ください。

i-MAKER idea Factory
設計3Dプリント量産
お任せください!

●部品の設計から試作、そして量産まで対応します

ロットに応じた最適な造形方法をご提案します

低コストの3Dプリント試作を行います

無料見積もり無料相談承っています。
専任担当者が具現化までサポートいたします。

3Dプリンターの原理と仕組み

3Dプリンターの原理とは?

3Dプリンターには共通の原理があります。それが積層して物体を作るという点です。プラスチックや金属、セラミックなど、あらゆる素材で共通している原理です。これまで物体を作る技術は塊を削るか、溶かして型に押し込むかのどちらかが中心でしたが、3Dプリンターは積み上げるという原理によって、新たな価値を提供し始めています。

積層原理とは?

積層する原理はさまざまです。一言で3Dプリンターといっても積層するためのアプローチがさまざまです。のちに各原理の仕組みについて詳しくご紹介していきますが、「どの素材を、どのぐらいの大きさで、いかに正確に、早く積層するか?」という点が、3Dプリンターの性能を決めています。

他の加工技術との違い

3Dプリンターは他の加工技術とは違い、さまざまな点が異なっています。品質や経済性、生産性、プロセス、すべての面で従来の加工技術とは違う特長を持ち、積層するという原理が、選択しを広げています。他の加工技術との違いは以下の通りです。

 

3Dプリント

切削

加工性

高い。自在

限定される

限定される

見た目

積層跡が残り、後加工が必要

綺麗。滑らか

綺麗。滑らか

精度

精度にばらつきがある

高い。

高い。

生産性

低い。1個~数十個

サイズによっては数百個

高い。千個~数万個、それ以上も。

低い。1個単位

経済性

低い。1個から可能。

高い。百万円単位の投資が必要。

低い。1個から可能。

リードタイム

短い。数時間から数日

長い。数週間

短い。数日から1週間程度

プロセス

3Dデータから3Dプリント。

試作と型の調整が必要。

2次元CAM3次元CAMから切削。

3Dプリンターのプロセス

3Dプリンターを行うプロセスはとてもシンプルです。基本的には以下の流れで行われます。

  1. 3Dデータを作る
  2. 3Dデータをスライスソフトで開き設定する
  3. 3Dプリンターに設定したデータを送る
  4. 3Dプリント
  5. 後処理

という流れです。それでは上記のプロセスをご紹介します。

3Dデータを作る

3Dプリントを行うためには3Dデータを作る必要があります。

3Dデータとは?

ここでいう3Dデータとは3DCGデータではなく、完全立体のポリゴンデータになります。3DCGデータは表面の見た目だけが作られており、完全立体というデータにはなっていません。そのため3DCGデータから3Dプリントを行うことはできません。ここでいう3Dデータとは一般的にはCADデータなどに代表されるデータです。

3Dプリントできるデータ形式

3Dプリントできるデータ形式はSTL形式か、Obj形式のデータになります。STL3D CADソフト用のファイルフォーマットの一つで、三角形のポリゴンで形成されているデータです。

一方、Obj形式のデータWavefront社が開発した3Dモデルフォーマットで、こちらも点群データで構成されています。Obj形式ではカラーテクスチャなどを付与することができます。

一部の3Dプリンター以外、STL形式かObj形式で書き出ししないと3Dプリントできません。

スライスソフトで設定する

次にSTLObjに書き出された3Dデータを3Dプリンター用のスライスソフトで開きます。スライスソフトとは、いわば、3Dデータをどのように3Dプリントするかの設定を行うソフトです。3Dプリンター専用のスライスソフトもあれば、オープンソースのスライスソフトもあります。

スライスソフトとは?

スライスソフトとはどのような役割を担っているのでしょうか?3Dプリンターの原理は冒頭でもご紹介した通り、積層して物体を作ります。スライスソフトでは、いうなれば3Dデータをどのように積層するかを設定するためのソフトです。設定する概要は以下の項目になります。

  1. どのような方向で積層していくか?
  2. 積層ピッチ(どのぐらいの厚み)でプリントするか?
  3. サポート材はどのようにつけるか?
  4. どの位置でプリントするか?
  5. 何個プリントするか?

という点です。

こうした項目は、30万円以上の3Dプリンターであれば、自動で設定してくれるケースが多いですが、低価格タイプの3Dプリンターですとすべて人の手で設定する必要があります。

このプリント設定が3Dプリントの品質に影響を与えます。

3Dデータを3Dプリントに送る

スライスソフトで3Dプリントの設定ができたら、3Dデータを3Dプリンターに送ります。送り方は3種類あります。Wifi経由で送付するか、USBケーブルで送る、もしくはUSB端末にさして送るなどがあります。

3Dプリントを行う

3Dデータが3Dプリンターに送られたらいよいよ3Dプリントです。3Dプリンターはスライスソフトで設定した通りに動きます。各造形方式ごとの特長は後述しますが、3Dプリントは自動で行われるため、完成するまで待ちます。

⑤後処理を行う

3Dプリンターが完成後には後処理が必要になります。この後処理は造形方式別に異なっていますが、サポート材といわれる支え材を除去する作業が必要です。いかに代表的な造形方式の後処理についてご紹介します。

FDM方式の後処理

FDM方式の3Dプリンターの後処理はサポート材の除去が中心です。サポート材専用の材料を使用する場合には、手で取り外したり、溶剤で溶かしたりが必要です。一方、造形材料と同じ材料でサポート材をつける場合、手やニッパーなどを使用して取り外します。

光造形方式の後処理

光造形方式は3Dプリントが終わったあとにIPAやエタコールといったアルコール類で洗浄が必要です。洗浄といっても表面についた余分なレジンを除去することが目的で、アルコールにつけておくだけです。洗浄が終了したあとは乾燥させてサポート材を取り外します。光造形方式はサポート材専用材料がないので、ニッパーや手で取り外します。

PolyJet方式の後処理

PolyJet方式はサポート専用材料があります。サポート専用材料は溶剤やウォータージェットで弾き飛ばすことが可能です。

3Dプリンターの仕組み

ここからは各造形方式別の3Dプリンターの仕組みをご紹介してまいります。3DプリンターはFDMや光造形方式などが一般的によく知られていますが、実はさまざまな種類が登場しています。

FDM/FFF方式の原理と仕組み

FDM方式は3Dプリンターの原理の中でも最も代表的な仕組みです。もともとストラタシスが開発した造形技術で、特許が失効後、さまざまな3Dプリンターが登場しています。ちなみにFDMという名称はストラタシスの登録商標なため、FFFという言い方をしています。

FDM/FFF方式の仕組みとは

FDM/FFF方式の仕組みはシンプルです。フィラメントといわれる糸状のプラスチックをノズルに通して加熱し、溶かして積み上げていきます。ノズルは200度から300度近い高温になり、フィラメントが溶けて積み上がります。

この積層が0.1mmや0.2mmなどのピッチで積み上がり、積層された一つの物体になります。

FDM/FFF方式の特長とは

FDM/FFF方式の3Dプリンターはソフトクリームのように積み重ねる非常にシンプルな原理ですが、第一の特長として、本物の熱可塑性樹脂が使えるという点が特長です。熱可塑性樹脂はABSやナイロン、ポリプロピレンなど工業用製品に多数使用されています。強度がありしっかりした造形物を作ることができます。

FDM/FFF方式の問題:反り

FDM/FFF方式の課題として、熱収縮による反りや、形状変化があります。ノズルを通ったフィラメントはいったん溶けて、積層され、自然に冷えて固まります。その際、冷えることでフィラメントが熱収縮を起こします。その際、ABSやナイロンといった材料は反りあがる傾向にあります。

またフィラメント材料は空気中の湿気を取り込みやすい素材で、ご使用前に十分に乾燥することが必要です。湿気を吸収すると反りが強くなったり、ノズルが詰まったりします。

光造形方式の原理と仕組み

3Dプリンターの仕組みの中で、光造形方式も代表的な原理の一つです。光造形方式はUV硬化性樹脂に紫外線を照射して硬化しますが、実はさまざまな方式が登場しています。

SLA

光造形方式の代表的な原理がSLAです。紫外線をビーム状にして照射する方式で、基本的ににはガルバノミラーに紫外線を当てて、反射してUVレジンに照射します。特長としては高精細で滑らかな造形ができますが、場所によっては紫外線ビームが斜めに当たるため、精度がばらつく場合もあります。

LFS

LFS方式はSLA方式の進化版です。Formlabsが開発した技術で、レーザー稼働部分をユニット化することで、通常のSLAの弱点であるレーザーの当て方のばらつきを解消しました。常に垂直に一定にレーザーがあたるため造形する場所でも精度にばらつきがありません。

DLP

DLP方式は紫外線をプロジェクターを使って充てるタイプの光造形方式です。SLAとは違い、面で紫外線をあてるため一度に複数プリントしても造形時間は1個の場合と変わりません。

LCD

LCD方式もDLPと同様、面で紫外線を照射するタイプの光造形3Dプリンターです。DLPがプロジェクターなのとは違い、LCD液晶ディスプレイ(LCDパネル)を使用します。低コストな反面液晶ディスプレイが消耗品なため、交換が必要で、精度もDLPSLAに比べて出にくいです。

CLIP

CLIP製法はDLPの進化版ともいうべき光造形方式です。光造形方式はUVレジンに紫外線が照射されて硬化しますが、硬化を阻害する要因として酸素が挙げられます。CLIP方式は酸素を除外することで、造形スピードを向上させ、高速造形実現した光造形方式です。

パウダーベッド方式(粉末床溶融結合)の原理と仕組み

パウダーベッド方式は、材料が粉末材料をベースにしており、そこにレーザービームを当てながら積層していく仕組みです。主に金属粉末やナイロン粉末が中心材料で、以下のような原理のものがあります。

SLS(レーザー焼結法)

パウダーベッド方式で最も代表的な原理がSLSレーザー焼結法といわれる造形方式です。

ナイロンや金属粉末にレーザービームを照射し、焼き固めて積層する仕組みです。造形物の上にパウダーが積み重なって作られるためサポート材が付かないのが特長です。材料は加熱されながらレーザーで焼結するため高強度なものが作れます。また材料が再利用できるのも特長の一つです。

DMLS

DMLSは基本的な原理は、上記のSLSと同じです。ベースは同じですがレーザーの種類が異なっており、SLSよりもより高精度で高出力な造形が可能になります。

SLM(レーザー溶融法)

SLM(レーザー溶融法)は、上記のSLSDMLSと基本原理は同じですが、焼結ではなく溶融して物体を作っていきます。基本的なレーザーの種類は上記DMLSと同じですが、出力がSLMのほうが高く、溶融しながら積層できるのが特長です。

EBM(電子ビーム溶解法)

パウダーベッド方式ではこれまでご紹介してきたレーザーを原理とするものではなく、電子ビームを使って積層する仕組みの3Dプリンターも登場しています。基本的な原理は同じですが、電子ビームの場合はレーザービームに比べて高出力、高速であり、精密な金属パーツを正確に3Dプリントすることができます。

インクジェット方式の原理と仕組み

3Dプリンターの原理の一つにインクジェット方式があります。インクジェット方式とは、マテリアルを微細なレベルで噴霧して積層していく方式です。一般的にインクジェット方式の3Dプリンターはマテリアルジェッティングとバインダージェッティングの2種類に分類されます。

マテリアルジェッティング

マテリアルジェッティングとは、その名前の通り、素材そのものをインクジェットにして噴霧する仕組みです。主にストラタシスのPolyJet方式がこれに該当します。紫外線で固まるUV硬化性樹脂を吹き付け、UV光を照射しながら硬化します。特長としては滑らかで微細な加工やフルカラー造形やマルチマテリアル造形が可能です。

バインダージェッティング

バインダージェッティングとは造形材料にバインダー(結合剤)で噴霧し固めて物体にする造形方式です。このバインダーに着色材をつけて色をフルカラーにすることもできます。

シート積層法の原理と仕組み

シート積層法とは、薄いプラスチックのシートを何枚も張り合わせてその後カットすることで造形物の形状にするという仕組みです。原始的でシンプルな仕組みなので複雑な造形物や内部が空洞などの中空の形状を作ることはできません。このタイプの3Dプリンターはほぼ販売されていない状況です。

超音波凝固(UAM3Dプリントの原理と仕組み

超音波凝固3Dプリントはシート積層法の応用版の造形方式です。超音波によって非常に薄い金属箔同士を接合させて積み重ねて物体を作り、その後CNC加工機によって余分な部分を取り除き、最終的な形状に加工していく手法です。ただこちらも機械としては販売されていない状況です。

BMD方式の原理と仕組み

3Dプリンターの中にはこれまでの技術を利用した新たな原理も登場しています。BMDといわれる方式もその中の一つです。バウンドメタルデポジションといわれる方式で、金属射出成形であるMIM(メタルインジェクションモールド)の原理とFDMの原理を応用したものです。

仕組みとしては、バインダーを配合した棒状の金属材料をノズルを通して積層します。ここまではFDM方式と近いですが、その後バインダーを抜き、焼結させるというプロセスをふむことで、本物の金属が造形できる仕組みです。

GDP方式の原理と仕組み

GDPGel Dispensing Printingといい、光造形やインクジェットと、FDM方式の融合のような原理です。大型3DプリンターMassivitのために開発された造形技術で、粘性の高いUV硬化性樹脂をノズルから押し出し、UV光を照射しながら固めて積層する仕組みです。非常に高速、かつ大型の造形モデルを作ることができ、展示会のブースやサインディスプレイなどの造形に最適です。

i-MAKER idea Factory
設計3Dプリント量産
お任せください!

●部品の設計から試作、そして量産まで対応します

ロットに応じた最適な造形方法をご提案します

低コストの3Dプリント試作を行います

無料見積もり無料相談承っています。
専任担当者が具現化までサポートいたします。

3Dプリンターの基礎知識

3Dプリンターの基礎知識

3Dプリンターに関する疑問

3Dプリンターという言葉は広く知られるようになってきましたが、そもそも3Dプリンターはどんな技術で、どんなことができるのか?といった疑問があるかと思います。

また3Dプリンター関連の言葉は専門的な用語が多く、ものづくりになじみがない方からすると、そもそも言葉がわかりにくく、とっつきにくいという印象を持たれるかと思います。

そこで今回は3Dプリンターの基礎知識というテーマで、3Dプリンターの基本の基からご紹介したいと思います。

そもそも3Dプリンターとは?

そもそも3Dプリンターとは、どのような技術なのでしょうか?

一般的にプリンターというと、オフィスや家庭で使用する紙のプリンターをイメージされる方も多いかと思います。

しかし、3Dプリンターは、プリンターといっても全く異なる原理、方法の技術です。3Dのデータから直接物体を作れるため、なんとなくのイメージでプリンターと呼ばれていますが、わかりやすく言うと

物体を重ねて作る方法

といったほうがいいかもしれません。

例えば、ちょっと乱暴なたとえですがレゴブロックなどをイメージするといいかもしれません。ブロックを一つずつ積み重ねて形にすれば、いろいろな形を作ることができます。

3Dプリンターは、この重ねて作る技術、積層造形のことを指しています。海外では、3Dプリンターという言葉よりもadditive manufacturing(追加して製造する)といわれています。

3Dプリンターはこれまでの技術と何がちがうの?

それでは、3Dプリンターは、これまでのものを作る技術とどのような点が異なるのでしょうか?
上記で3Dプリンターは重ねて作ることをご紹介しましたが、これまでのものをつくる技術も簡単にご紹介しましょう。

金型

わたしたちの身の回りにあるさまざまな製品は、その大半が金型量産によってつくられています。金型量産とは、型を使ってモノを大量に作る技術です。

例えば、型に溶けたプラスチックを流し込んで固めると、型の形通りにものを作ることができます。

このように世の中にある大半のプラスチック製品が金型でつくられています。

切削

もうひとつものを作る技術の一つが切削です。切削とは削って作る方法です。プラスチックのかたまりをドリルで削って形にします。

切削では1点ものなどの加工で使用される技術です。

鋳造

金属を溶かして、型に流し込んで冷やして固める技術です。古い時代には仏像などをつくる技術として現代では指輪などの宝飾品を作る方法で鋳造が使用されています。

3Dプリンターが違う点

上記でご紹介した作り方と比べて3Dプリンターはどのような点が異なるのでしょうか?
次のような点が挙げられます。

型をつくるよりもはるかに低コストでものを作れる。

金型をつくる場合、どんなに小さいものでも1個あたり100万円単位で費用がかかります。一方で3Dプリンターでは1個作れば作った分の材料費しかかかりません。

積層するため形状の自由度がたかい。

金型や切削では、形状の制限があります。しかし3Dプリンターでは積み上げながら形にしていくため、形状の自由度が高いです。

大がかりな設備がいらない。

3Dプリンターでは、基本的にパソコンと3Dプリンターがあれば物を作ることができます。金型量産や切削加工機のような大掛かりな設備はいりません。

3Dプリンターでどんなことができるの?

次に実際に3Dプリンターを使うとどのようなことができるのでしょうか?ここでは3Dデータから物体を3Dプリントすることでできることをまとめました。

アイデアを形にする機会が増える

3Dプリンターが普及すると、アイデアを形にする機会が増えます。これまで製品やモノのアイデアを思いついても、形にするまでには多額の費用と時間がかかりました。しかし3Dプリンターがあればより低コストで、素早く形にすることができます。

好みに合わせたカスタマイズができる

これまでの金型をつかったものづくりでは、形状が少しでも違えば、その形の型を作る必要がありました。しかし3Dプリンターではデータから直接作ることができるため、ユーザーの好みに合わせたカスタマイズができます。より細かいニーズにこたえることができます。

試作から最終品まで一貫して3Dデータから作ることができる

製品をつくるときには、必ずテストの試作を作り、検証や修正を加え、何度も試行錯誤したのちに最終品まで仕上げます。3Dプリンターがあればこうした試作や製品化までを一貫して行うことができます。

在庫を持たない・最小限のオンデマンド製造

3Dプリンターでは、在庫を持たない、もしくは最小限にしたオンデマンド製造も可能です。注文があってから3Dプリンターで作ったり、保守メンテナンスなどのサービスパーツをデータで管理し、オンデマンドで製造するという方法もあります。

サプライチェーンの変革(製造拠点のローカル化)

また3Dプリンターをいろいろな場所に配置し、データをクラウド上で共有すれば、現場で3Dプリントし、組み立てるといった製造拠点のローカル化を行うことができます。従来の製造体制からは違う分散製造が可能です。

3Dプリンターで何がつくれるの?

このように3Dプリンターを使うと、いろいろなことができますが、実際にどのようなモノを作ることができるのでしょうか?

どんな方法があるの?

3Dプリンターには積み上げるという点は共通していても、さまざまな方法があります。ここでは、3Dプリンターのいろいろな造形方式についてご紹介します。

FDM方式

FDM方式は、フィラメントといわれる糸状のプラスチックをノズルを通して、溶かしてつみあげる方法です。

 光造形方式

光造形方式はUVレジンという液体の樹脂に紫外線を照射して、1層ずつ固めて積み上げる方法です。

PolyJet方式

Polyjet方式は光造形と同種の紫外線で固まる液体樹脂を使用します。インクジェットのように噴霧し紫外線をあてながら固めていきます。

 レーザー焼結法

レーザー焼結方式は粉末状の樹脂材料にレーザービームをあてて焼き固めて物体にしていく造形方式です。

この4種類が3Dプリンターのつくる方法ですが、これ以外にもこの4種類をベースに派生した作り方があります。

“積み上げる”という基本原理を中心にさまざまなアプローチが開発されています。

どんな材料が使えるの?

3Dプリンターではいろいろな材料が登場しています。大きく分けるとプラスチックと金属ですが、ここではプラスチックを中心ご紹介します。

フィラメント材料

FDM方式専用の材料です。一般的に私たちの身の回りで使用されている工業用のプラスチックで、加熱すると柔らかくなり、冷えると固まるという特性を持っています。
糸状の形状をしており、ノズルを通して積層します。種類は非常に豊富で、強度が高いものや熱に強いもの、紫外線につよいものなど多数あります。

 レジン材料

光造形方式専用の材料です。もともと液体で、紫外線が当たることで固まります。ハンドメイドのレジンと同じ物性で、アクリルがベースになっています。さまざまな配合によって強度に強いものや熱に強いもの、鋳造で使えるものなど多数登場しています。

UV硬化性樹脂

PolyJet方式専用の材料です。こちらもUVレジンと同じ物性でもともと液体です。インクジェットのように吹き付けながら形にするため、いろいろな色を配合したり、質感を変えたりすることができます。

 パウダー材料

レーザー焼結法式専用の材料です。ナイロンなどが中心で、粉末状です。レーザービームで焼き固めるため非常に高強度で精度の高い造形ができます。

いくらから買えるの?

3Dプリンターはいろいろな価格帯が登場しています。最も安い3Dプリンターですと1台数万円から購入することができます。一番高いと1億円近い金額になり、もはや生産設備に近くなります。その違いはどのような点にあるのでしょうか?

価格の違いとは?

3Dプリンターの価格の違いは主に以下のポイントです。

①造形サイズ    サイズが大きくなれば値段も高くなります。
②使える材料    使える材料が多いほど、機械としての安定性が求められ高くなります。
③品質       仕上がりや強度、精度などが良いものは高くなります。
④自動化      プリントするための設定などが自動化されているほど高くなります。

基本的に「値段はうそをつかない」ということで価格に比例した性能になります。

10万円以下の
3Dプリンター

基本的にシンプルな機能になります。使える材料も1種類から2種類程度で、造形サイズも小さいです。「とりあえず何とか形にできる」というレベルで自動化機能などはありません。またミスプリントや調整なども自分で行わなければなりません。

30万円~50万円代の
3Dプリンター

30万円以上~50万円代の3Dプリンターになると、そこそこ自動化されていて、材料も複数使用できる機種が登場しています。ただメーカーの機種によって異なるので、自動化レベルと対応材料の2点を確認する必要があります。この2点は3Dプリンターに最も求められる機能である“安定性”に直結しているためです。造形サイズはいずれも小さいです。

50万円~100万円代の
3Dプリンター

50万円以上から100万円代の3Dプリンターでは、自動化されていて複数の材料に対応したデスクトップ型が登場し始めています。またエンプラ系などの高強度の材料が使えるようになっています。

100万円~500万円代の
3Dプリンター

100万円~500万円代の3Dプリンターになると、これまでの価格帯にプラスして造形サイズの大きさや強度・精度面のさらなる向上が挙げられます。より大きいものやより最終品レベルのものが作れ、用途が広がります。

500万円以上の
3Dプリンター

500万円以上の3Dプリンターになると、精度や強度などがより高くなり、試作の領域を超えて製造や小ロット生産が可能になります。

どんな問題点や課題があるの?

3Dプリンターにはどんな課題や問題点があるのでしょうか?まだまだ開発途上の技術であることから、これまでの加工技術に比べていくつかの点で課題が残ります。

サポート材

3Dプリンターならではですが、造形する際に物体を支えるサポート材がつきます(レーザー焼結は除く)。3Dプリンターは積み上げて重ねながら形にしていくため、形によって支えないと作れない部分があります。これを支えるのがサポート材です。サポート材は水や溶剤で流せるものもありますが、除去の跡や除去の手間などがかかります。

見た目

3Dプリンターで作られたものの見た目は、市場に出ている量産品と比べると見劣りがします。造形方式によっては積層の跡が残ってしまったり、サポート材の跡が残ってしまったりします。そのため3Dプリント後には研磨や塗装などの二次加工が必要の場合もあります。

精度

3Dプリンターで作られたものは、金型量産などと比べると精度が出にくいです。1個ずつ重ねて造形するため、厳密な意味で型のように毎回同じにすることはできません。また積み上げるという特性上、プリントする方向によって造詣物にかかる圧力が異なり、精度が変わります。

安定性

3Dプリンターの課題の一つが安定性です。3Dプリンターは、物体を化学変化させながら形にしてくため、その物体の特性を完全にコトンロールすることが必要です。このコントロールが素材の種類、作る形状、造形方式によってさまざまで、どの形状も必ず高品質に仕上げるにはそれなりの技術力が求められます。安定性は向上してきていますが、さらなる広がりが必要です。

3Dプリンターの疑問・不安、お答えします!

「3Dプリンターのことがわからない」、「初めて導入するにはどの機種を選んだら良いのかわからない」、「価格帯と性能の違いがわからない」など3Dプリンターに関する疑問、不安にお答えします!お気軽にご相談ください。

 TEL:042-444-7220
 ZOOMも対応しております。

3Dプリンター導入に


補助金を
活用しませんか?

i-MAKERでは3Dプリンター導入サポートとして、補助金活用のご支援を行っております。
3Dプリンターでは「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」が適応されるケースが多いです。採択率90%以上を誇る弊社提携の公認会計士事務所が補助金申請の不安を払拭いたします。お気軽にご相談ください。

材料使用前のテスト3Dプリント・無料サンプル受け付け中

i-MAKERではご紹介の3Dプリンターのテスト3Dプリント、サンプルを無料でご提供しております。ご使用前の仕上がりやご用途に即した材料かどうか、ぜひご活用ください。

i-MAKER idea Factory
設計3Dプリント量産
お任せください!

●部品の設計から試作、そして量産まで対応します

ロットに応じた最適な造形方法をご提案します

低コストの3Dプリント試作を行います

無料見積もり無料相談承っています。
専任担当者が具現化までサポートいたします。

i-MAKER idea Factory
設計3Dプリント量産
お任せください!

●部品の設計から試作、そして量産まで対応します

ロットに応じた最適な造形方法をご提案します

低コストの3Dプリント試作を行います

無料見積もり無料相談承っています。
専任担当者が具現化までサポートいたします。

SOL PRO 3Dスキャナー 学習用アカデミーパック

SOL PRO 3Dスキャナー
学習用・アカデミーパック!

STEAM 教育の現場をサポートする
教育用 3D スキャナー&専用教材

学校・教育機関・研究機関関係者の皆様へ


SOL PRO アカデミーパックは、デジタルファブリケーション・STEAM 教育を手軽に実践する専用教材と、教育用 3D スキャナーがセットになったパックです。SOL PRO 3Dスキャナーのかんたんフルカラーという特長と、3Dスキャナーを使った3Dデータの作成方法、3Dプリンターへの展開、応用としてリバースエンジニアリングの初歩まで、

教育現場におけるデジタル教育の課題を解決しサポートします!

教育現場の STEAM 教育の課題とは?


専用教材の作成時間がない

先生が新しい技術やツールを教えるための教材を作成するには、時間とリソースが必要です。

より実践的なカリキュラムがない

デジタルファブリケーションは、理論だけでなく実践的なスキルも必要とします。

3Dソフトの使い方を学ぶ時間が
少ない

3Dモデリングソフトウェアは複雑で、使いこなすには時間と練習が必要です。

デジタルファブリケーションの
プロセスを理解したい

デジタルファブリケーションは、アイデアの生成から設計、製造、テストまで、多くのステップを含むプロセスです。

アカデミーパックがSTEAM教育をサポートします


実践的なテキスト

デジタルファブリケーションの概念から3Dデータ編集まで学べる実践的なテキストが付属

教育用3Dスキャナー付属

簡単 3 ステップで 3Dデータができる教育用3D スキャナーが付属

専用教材のカスタマイズ

専用教材は、要望に合わせてカスタマイズ対応致します。毎年ブラシュアップが可能(有償対応)


3Dデータの基本と仕組みが学べる

SOL PROアカデミーパックでは、3Dデータや設計の知識がなくても、卓上型の3Dスキャナーと専用テキストを使用することで、3Dスキャナーの使い方から、3Dデータの特性、基本的な仕組みを学ぶことができます。

Point.1

3Dスキャナーの基本と使い方

SOL PRO 3Dスキャナーはたった3ステップでオブジェクトの3Dデータを取得できる簡単な3Dスキャナーです。ガイドとテキストに沿ったスキャンプロセスを経ることで、3Dスキャナーの基本的な仕組みから、使い方を学ぶことができます。


Point.2

3Dデータの構造や仕組みがわかる

3Dデータは一般的に設計ソフトや3DCGソフトなどでモデリングを行います。そのプロセスを3Dスキャニングすることで、まずは3Dデータの基本的な構造から仕組みまでを理解します。


Point.3

3Dデータの完成度を高める方法を学ぶ

3Dスキャナーでスキャンされたデータは完全な状態ではありません。ゴミがついていたり、一部欠落していたり、またデータの容量が非常に重いため、データを軽量化するなどの後処理が必要です。


2

アイデアを形に出来るプロセスを学べる

3Dスキャンしたデータは3Dプリンターと組み合わせることで、さまざまな展開につなげることができます。データから形になるプロセスを学ぶことによってデジタルファブリケーションの初歩を学習することができます。

Point.1

ラピッドプロトタイピングの基本が学べる

3Dスキャンしたデータはそのまま3Dプリンターで出力が可能です。デジタルからリアルに形になるプロセスを経ることで、ラピッドプロトタイピングの初歩や基本のプロセスを体験できます。


Point.2

卓上型3Dプリンターの仕組みが学べる

SOL PRO3DスキャナーでスキャンしたデータはOBJやSTLとして書き出しが可能です。FDM・FFF方式や光造形方式の3Dプリンターと組み合わせることで、その場ですぐに形にできます。


Point.3

フルカラー3Dプリントが学べる

SOL PRO3Dスキャナーの特長の一つがフルカラーでのスキャニングです。またスキャンしたデータはそのままフルカラー3Dプリンターを使用することで、リアルなアウトプットが可能。フルカラーでの一体成型まで学べます。


Point.4

試作を通じコミュニケーションが学べる

SOL PROアカデミーパックでは、デジタルから3Dプリントまでの一連のプロセスを通じて、コミュニケーションを学ぶことができます。


応用編:リバースエンジニアリングから検査まで

SOL PROアカデミーパックでは、さらに応用編として、リバースエンジニアリングや検査などのよりものづくりに特化した概念を学ぶことができます。基本的な概念から、簡易的な体験を通じて、ものづくりに必要な基礎を学習します。

Point.1

リバースエンジニアリングの概要が学べる

3DスキャンしたデータをもとにデータをCADソフトなどで編集・修正するプロセスを通じて、リバースエンジニアリングの基本的な概念や初歩を学ぶことができます。


Point.2

製品検査・測定手法の概念が学べる

3Dスキャンしたーデータは、CADソフトなどを使い、サイズを計測することができます。実際のオブジェクトの誤差やスキャン方向による違いなど、製品検査や測定の基礎を学ぶことができます。


SOL PROアカデミーパックの構成


第1章:3Dスキャンと3Dデータの基本を知る

第2章:3Dスキャナーの操作概要とツールの紹介

第3章:3Dスキャナーを使ってみる

第4章:3Dスキャナーの精度を上げる方法 
    マージとゴミとり

第5章:3Dプリンターとデジタルファブリケーション

第6章 3Dスキャナー実践編:リバースエンジニア
リングの概念を学ぶ

第7章:実践編.スキャンデータからフルカラー
3Dプリント

第8章 3Dスキャンしたデータを検査に使用する方法

SOL PROアカデミーパックの使用事例


リバースエンジニアリングの初歩・概念を学ぶ

既存の物体を3Dスキャナでスキャンし、その3Dモデルを作成するプロジェクトを紹介します。これにより、学生はリバースエンジニアリングのプロセスと、それが製品設計や改善にどのように役立つかを学ぶことができます。

3Dプリンターでプロトタイプにつなげる

学生が自分で設計した3Dモデルを3Dプリンターでプリントするプロジェクトを紹介します。これにより、学生はアイデアを具現化し、プロトタイプを作成するスキルを学ぶことができます。

フルカラー3Dプリントでミニチュアをつくる

学生が自分のデザインをフルカラー3Dプリンターでプリントするプロジェクトを紹介します。これにより、学生は3Dモデリングとフルカラー3Dプリンティングの技術を学ぶことができます。

SOL PRO アカデミーパックの声


職業能力開発総合大学校

“SOL PRO アカデミーパックは、3Dスキャナーをもとに3Dデータからデジタルファブリケーションの基本まで、ものづくりの基本的なプロセスを学ぶのに最適な教材です。”

早稲田大学

“身近なものを3Dスキャンしデータ化することはもちろん、スキャンデータをもとにデータを改良する、3Dプリント出力をするなど、リバースエンジニアリングの初歩と概念を学ぶ教材としておすすめです。”

選べるプラン


3Dスキャナー+教材のベーシック

。3Dデータと概念の基本が学べます。

3Dスキャナー+デスクトップ型3Dプリンター+教材

3Dデータ化から3Dプリントまでデジタルファブリケーションの基本プロセスが学べます。

3Dスキャナー+フルカラー3Dプリンター+教材

フルカラー3Dデータ化からフルカラー3Dプリントまで合わせて学ぶことができます。

3Dスキャナー+3Dプリンター+小型射出成型機

3Dプリントから小型射出成型機による小ロット量産入門まで合わせて学ぶことができます。

3Dスキャナー+フリーフォーム+教材

3Dスキャンデータをフリーフォームを使って直感的に編集することができます。

“3Dデータのものづくりをもっと身近に!”

アイデアを形にするデジタルファブリケーションの世界では、形を作る元となる3Dデータがカギをにぎっています。3Dデータを使えば、試作品をデータから直接アウトプットできるだけではなく、最終品をダイレクトに製造することも可能です。例えばクラウド上で3Dデータを共有すれば世界中どこにいても3Dプリンターで作ることができます。その一方で3Dデータを作るには経験とスキルを習得する必要があります。

SOL PROアカデミーパックは、3Dデータを学びたいすべての人が、3Dデータを身近に感じてもらい、基本からその利用方法まで学んでもらうための入り口となることを目的としています。また、そのためのガイドとして教育関係者をサポートしていきます。

3Dデータを使いこなすことで、既存のものづくりを革新し、よりよいものにし、さまざまな可能性を実現することができます。

私たちI-MAKERの使命は、個人のクリエイティブな力をエンパワーし、あなたのアイデアを形にすることです。SOL PROアカデミーパックはそんな3Dデータに親しむためのツールとして開発されました。ご興味がある方はぜひ、i-MAKERにご相談ください。

お問い合わせ

3Dスキャナーの使い方から3Dデータ化、3Dプリントまで一貫したプロセスを学習できます。

たった3ステップで3Dデータ化が可能。簡単に3Dデータ化を実現し、さまざまなものを3D化します。

さまざまな3Dプリンターやツールと組み合わせることで、より専門的で特化した学習体験ができます。

FUNMAT 3Dプリンター 製品詳細

FUNMAT 3Dプリンター

スーパーエンジニアリングプラスチック対応3Dプリンター

FUNMAT HT

スーパーエンプラ対応
デスクトップ3Dプリンター

FUNMAT PRO

ABS、ポリカーボネートの
大型造形に対応

FUNMAT PRO 410

デュアルヘッド搭載。
スーパーエンプラ対応3Dプリンター

FUNAMT 3Dプリンターの2大機能

FUNMAT 3Dプリンターは、二大機能で試作から機能性パーツ、治具、小ロット生産までオールインワンのものづくりを提供します。

スーパーエンジニアリングプラスチック対応

FUNMAT 3Dプリンターの最大の特長が、スーパーエンジニアリングプラスチック対応です。

スーパーエンジニアリングプラスチックとは

スーパーエンジニアリングプラスチックは、耐熱性や耐薬品性にすぐれ高い強度を持つ熱可塑性樹脂です。PEEK、PEI、PPSU、カーボンファイバー配合など最終品や金属材料の代替として使用ができます。

耐熱性

他の汎用プラスチックには無い優れた耐熱性を備えています。
200度~300度を超える耐熱性を有し、この機能により 金属パーツの代替品としても使用が可能です。

耐薬品性

スーパーエンプラは、化学薬品、溶剤などの薬品、グリースや油、放射線などに対して優れた耐性をもち極端な環境においても機能します。

高強度

スーパーエンプラの特長の一つが高い強度です。また重量比と 剛性に加え、耐薬品性と高耐熱のたわみ温度を持ち、 金属の代替材料として使用ができます。

反りが無い大型造形が可能

FFF 3Dプリンターの最大の課題が造形時に起こる“反り”です。
FUNMAT 3DプリンターはABSやポリカーボネートなどの
反りやすい材料の大型モデルも安定して造形が可能です。

反りとは?

FFF 3Dプリンターの造形時にモデルが反りかえってしまう印刷不良のことです。これは熱可塑性樹脂の持つ熱収縮から起きる現象で、造形物が剥がれミスプリントを引き起こす可能性があります。


アニール処理で物性を強固に

アニール処理では、3Dプリント後に造形物を最高200℃まで加熱することによって樹脂の結晶化を行い、スーパーエンプラならではの優れた物性を引き出します。

FUNMAT 3Dプリンターの豊富なフィラメント材料

FUNMAT 3Dプリンターは1台で汎用プラスチックからスーパーエンプラまで多彩なフィラメント材料に対応しています。

PEEK

PEEKは、優れた機械的特性および化学的耐性を備えています。航空宇宙や自動車、石油、ガス、医療などで使用されるフィラメント材料です。

PEEK-CF

PEEKにカーボンファイバーを配合して強化された材料です。炭素繊維を配合することで更に機械的強度が増えました。

PEI(ウルテム)1010

PEI(ウルテム)1010は、機械的強度、耐熱性、耐薬品性、耐放射線性にも優れた材料です。航空宇宙、自動車、医療などに使用されます。

PPSU

PPSUは耐熱性や耐薬品性にすぐれ、耐スチーム性や難燃性にも優れたフィラメント材料です。

エンジニアリングプラスチック

エンジニアリングプラスチックは耐熱性と高強度を併せ持つ工業用プラスチックです。FUNMATでは多彩なエンプラフィラメントに対応しています。

PA6-CF(カーボンファイバー配合ナイロン)

PA-6CFは、カーボンファイバー配合で高い剛性と強度を実現しました。

PA6-GF(ガラス繊維配合ナイロン)

ナイロンをガラス繊維で強化した材料です。優れた耐衝撃強度と剛性を有し、マイナス190℃の耐寒性も備えます。

PolyMide(ナイロン)

ナイロンポリアミドのフィラメント材料です。180℃の耐熱性に加え、強度や靭性に優れ高機能なパーツに最適です。

PC-FR(ガラス繊維配合ポリカーボネート)

ポリカーボネートにガラス繊維を配合した複合材料です。優れた靭性と強度、さらには耐熱性と難燃性を持っています。

PC-ABS(ABS配合ポリカーボネート)

ポリカーボネートにABSを配合することで優れた靭性と耐熱性を有する複合材です。表面仕上げや金属メッキ加工にも対応しています。

PolyMax PC(ポリカーボネート)

ポリカーボネートのフィラメント材料です。ポリカーボネートは耐衝撃性と強度にすぐれさまざまな工業用パーツにも使用されます。

PolyLite PC(ポリカーボネート)

ポリカーボネートのフィラメント材料です。ポリカーボネートは耐衝撃性と強度にすぐれさまざまな工業用パーツにも使用されます。

PolyMaker

PolyMakerはさまざまなFDM 3Dプリンターに対応したフィラメントメーカーです。PLAやABSのような汎用プラスチックから、TPU、PC、ナイロンなどのエンジニアリングプラスチック、さらにはカーボンファイバー配合や水溶性サポート材まで幅広いフィラメント材料を提供します。


付属品

FUNMAT 3Dプリンターの押出ノズルやビルドプレートなど付属品はこちらです。

無料テストプリント・無料サンプルのお申し込みはこちら

FUNMAT 3Dプリンターの導入をご検討されているお客様に無料テストプリント・無料サンプルのサービスを提供しています。

TASTE 3Dファイバーレーザーマーカー 製品詳細

TASTE 3Dファイバー
レーザーマーカー

デスクトップの3Dファイバーレーザーマーカー

LPタイプ20W

すべての金属に対応。
エントリーモデル

M7 タイプ20W

カラーマーキングも対応。
ハイエンドモデル

M7 タイプ60W

さらに深堀もできる。
ハイパワーモデル

TASTE 3Dファイバーレーザーマーカーとは

TASTEは1台で多彩な金属・プラスチックまで印字できる高性能3Dファイバーレーザーマーカーです。工業用パーツのロット管理から、カスタマイズ品の作成まで、幅広い用途に対応しています。

高性能3Dマーキングとは

TASTEの最大の特長が高性能3Dマーキングです。
高品質なファイバーレーザーによって段差(±20mm)や、凹凸、曲面など立体にもマーキングが可能。
豊富なデータ形式に対応しており、3Dプリンターでも使用できる3DCADデータ(STL、STEP、IGES、PARASOLID)もインポート可能。より複雑な形状へのマーキングもデータ通りに印字可能です。

オートフォーカス機能で簡単

TASTEではワンタッチのオートフォーカス機能が標準搭載です。
マーキング位置も手動ではなく自動で合わせることが可能で、手動によるマーキングミスを防ぎます。
マーキング位置合わせはマーキングエリアを赤色ガイド光で照射表示。目視で簡単にマーキング位置合わせが可能です。

オフィスにも置ける安全設計

TASTEはインターロックを備えた安全扉を標準装備。
扉がしまっていないとレーザーが照射されません。これによりレーザー照射の安全性を高めオフィスでも安心して使用できます。
万一の際にはレーザーを遮断する緊急停止スイッチが使用可能。内蔵光学シャッターにより安全を保ちます。

TASTE 3Dファイバーレーザーマーカーの4大機能

TASTE 3Dファイバーレーザーマーカーは4つの機能性によって高い汎用性を発揮します。

複雑な立体形状にも印字できる

3Dファイバーレーザーによって、局面、凹凸形状、±20mmの段差など平面だけではなく複雑な立体形状にもマーキングができます。

オートフォーカス機能で高精度

ワンタッチオートフォーカス機能を搭載することで、焦点距離の調節が自動です。赤色光ガイドによって印字・加工エリアをトレースし事前確認が可能です。

デスクトップで使いやすい

554mm(W)×600mm(D)×752mm(H)の卓上サイズを実現しました。またソフトウェアとの連携もUSBケーブルで接続が可能です。

カラーマーキング(ステンレス)が可能

ステンレスとチタンではカラーマーキングを入れることができます。黒と白以外のカラー印字によって写真やイラストなどの刻印が可能です。

専用ソフトウェア 3DLaser
(標準装備)

TASTE専用ソフト3DLaserは、操作もかんたん。様々なデータ形式に対応しておりレイアウトをセットするだけでマーキング可能です。

  • Windowsフォント使用可能
  • 円弧文字等レイアウト対応
  • 赤色ガイド光による位置合わせ
  • 設定パラメーターセーブ機能
  • QRコード簡単生成機

TASTEの多彩な用途

TASTEはさまざまなものづくりの分野でカスタマイズ、名入れ、QRコード挿入、管理などでご使用いただけます。

直加工素材:ステンレス
加工対象:サバイバルナイフ
マーキング:ロゴ、QRコード

直加工素材:ステンレス
加工対象:配管部品
マーキング:会社情報

直加工素材:真鍮
加工対象:金型
マーキング:表面加工

直加工素材:アルマイト
加工対象:カメラファインダー
マーキング:製品情報

直加工素材:ステンレス
加工対象:美容室ハサミ
マーキング:店名、名入れ

直加工素材:ステンレス
加工対象:マグカップ
マーキング:名入れ

直加工素材:真鍮
加工対象:部品
マーキング:QRコード

直加工素材:ステンレス
加工対象:工具
マーキング:会社名、部署名

直加工素材:ステンレス
加工対象:美容室ハサミ
店名、名入れ

直加工素材:ステンレス
加工対象:ピンセット
マーキング:データマトリクス

直加工素材:真鍮
加工対象:部品
マーキング:QRコード

直加工素材:樹脂
加工対象:ボールペン
マーキング:会社名ロゴ、QRコード

直加工素材:真鍮
加工対象:トロフィー銘板
マーキング:各種情報

直加工素材:シルバー
加工対象:宝飾品
マーキング:イニシャル

直加工素材:樹脂(ABS)
加工対象:ランプカバー
マーキング:製品番号など

直加工素材:ステンレス
加工対象:パイプ金具
マーキング:各種情報

直加工素材:ダイカスト
加工対象:パイプ継手
マーキング:各種情報

直加工素材:真鍮
加工対象:ロックパーツ
マーキング:デザイン

付属品

レーザーマーキングを拡張する豊富な付属品

ロータリーデバイス

円筒物、円錐物の形状にマーキングする際にロータリーデバイスにセットし、回転させることで、対象物に360°マーキングが可能です。

集塵装置

フィルターが三層構造の集塵装置は微細な粉塵まで取り除くことができます。

専用キャビネット

集塵装置とデスクトップPC本体を収納することができる専用キャビネットです。

3Dプリンターとの組み合わせもOK

TASTEは金属材料以外にも3Dプリンターの造形モデルにもマーキング可能です。3Dプリント+マーキングで幅広いカスタマイズニーズにこたえることが可能です。
※3Dプリンター用材料は、検証後追加してまいります。

無料テストマーキングのお申し込みはこちら

TASTE 3Dファイバーレーザーをご検討のお客様に無料テストマーキングを提供しています。

卓上射出成型機 EASY MOLD 製品詳細

卓上射出成型機
EASY MOLD

世界最小レベルの卓上真空成型機

EASY MOLD 6

最大出力量/6g

EASY MOLD 10

最大出力量/10g

卓上射出成型機 EASY MOLD とは?

EASY MOLDは手軽に射出成形が利用できる卓上型の射出成型機です。射出成形はプラスチック加工の王様ともいえる加工技術で、加熱して溶かしたプラスチックを型に流し込み、冷やして固める技術です。EASY MOLDは3Dプリンターで作られた樹脂型や、アルミ型を使用することで、手軽にオフィスなどで射出成形品を作ることができます。

EASY MOLDでできること

EASY MOLDはとても簡単に射出成形が利用できるため、さまざまな場面で使用することができます。製品開発におけるプロトタイプや色見本確認、実材料での強度試験、多品種少量生産、新素材研究、学校でのものづくり教育、更にはパーソナルファブリケーションなど、幅広い用途に最適です。

プロトタイピング

最終品と同じ材料で試作・プロトタイピングを実現。

色見本

大型の射出成型機で量産する前に、同じ材料で色見本の確認が可能です。

0.01㎜の高い寸法精度

最終品と同じ材料で作れるため、強度や耐久性などの物性確認ができます。

多品種少量生産

樹脂型を変えることで多品種少量生産に対応することができます。

新素材研究

新たな材料開発に使用することができます。

ものづくり教育

加工技術を学ぶものづくり教育の現場に最適です。

パーソナルファブリケーション

手軽な卓上型なため、パーソナルファブリケーションの実現に利用可能です。

EASY MOLDの使い方

1.3Dプリンターでプリントした樹脂型やアルミ型をセット。容量は2種類から選択できます。

2.オス型とメス型をフォルダで固定し、セット。しっかりと固定します。

3.レバーを引いて溶けた樹脂を射出します。

4.完成

幅広いプラスチック材料が使える

EASY MOLDの原理は大型の射出成型機と同じです。加熱すると柔らかくなる物性を持つ熱可塑性プラスチックが使用できます。耐久性に優れるABS樹脂やポリプロピレン(PP)から、耐衝撃性に優れるポリカーボネート、ゴムである熱可塑性ポリウレタンなど、豊富な材料に対応しています。

3Dプリンターで樹脂型を作る

EASY MOLDで使用する型は、光造形方式やインクジェット方式の3Dプリンターで作ることができます。
樹脂型に対応している材料は強度と耐熱性に優れる材料になります。
stsratasysの高耐熱レジン
formlabsのリジット10kレジン、ハイテンプレジン

EASY MOLDのスペック

製品名:EASYMOLD-6
EASYMOLD-10
最大射出量:6g 10g
生産タクト:20ショット/H
射出圧力:手動押圧力
温度調節器:1点
ヒーター容量:100W 260W
使用電源:単相AC100V
装置寸法:W150㎜×L220㎜×H485㎜ W150㎜×L220㎜×H709㎜
重量:13kg 18.5kg
付属品:シリンダーポット3本同封
無償保証期間:納品後12カ月間

Infinity 3Dプリンター 製品詳細

Infinity 3Dプリンター

Infinity 3Dプリンターシリーズは、FDM 3Dプリンターでありながら積層跡が目立たない滑らかで精密な仕上がりを実現したデスクトップタイプの3Dプリンターです。

Infinity
X1 Speed

圧倒的な滑らかさ

Infinity
X2

滑らかさと大型を両立

圧倒的な滑らかさの秘密

一般的なFDM方式の3Dプリンターは積層跡が目立ち、仕上がりが求められる造形モデルには不向きでした。しかしInfinity 3Dプリンターシリーズは、3Dプリンターを構成する各パーツを精密に仕上げ強固な機械構造を構成することで、従来にはない層と層のピッチ合わせを実現しました。

造形時のブレを抑える強固な機械構造

Infinity X1 SpeedとInfinity X2、両者に共通する最大の特長が強固な機械構造です。3Dプリント時の造形プレートの安定性を確保するために、ポールやネジといったパーツ一つ一つにまで職人がこだわりを持って仕上げました。それにより造形時のブレを極力抑え、美しい仕上がりを実現します。

誤差0.001mmのTHKボールねじ

Infinity 3Dプリンターシリーズの最大の強みが、誤差0.001㎜という驚くべき精度を実現したTHKボールねじです。1000分の1mmという超精密さによって組み上げられたシャフトと、それによって支えられたプラットフォームは、ぶれることなく上下し、3Dプリント時のヘッドの移動によるブレを極力抑えます。造形時のずれが極限まで抑えられ、FDMとは思えない滑らかさを実現します。

高精細を実現する0.9°の
ステッピングモーター

Infinity X1 SpeedとInfinity X2のヘッドには0.9°のステッピングモーターを搭載しています。これは一般的なFDM3Dプリンターが搭載する1.8°のステッピングモーターに比べさらに細かく刻んで移動することが可能で2倍の表面解像度を実現しました。特にFDM 3Dプリンターであらが目立ちやすい局面造形時にその真価を発揮します。

Infinity 3Dプリンターの4つの特長

圧倒的な滑らかさ

強固な機械構造、優れた冷却機能、メーカー独自開発のチップによってFDMとは思えない圧倒的な滑らかさを実現します。

0.01㎜の高い寸法精度

Infinity X1 SpeedとInfinity X2はレイヤーごとの正確な位置合わせによって、誤差0.01㎜の高い寸法精度を実現しました。

サポートなしでオーバーハングが造形可能

Infinity X1 SpeedとInfinity X2は優れた冷却機能を持ちサポートで支えることなく90度のオーバーハングが造形可能です。

TPU/TPEの柔軟性フィラメントに対応

Infinity X1 SpeedとInfinity X2はともにTPUやTPEといったゴム系の柔軟性があるフィラメント材料に対応しています。

Infinity 3Dプリンターシリーズで使えるマテリアル

Infinity 3Dプリンターシリーズは1台で、さまざまなマテリアルを使うことができます。

マットPLA

マットPLAはマットな質感が特長で、より積層跡が目立たず美しい表面仕上げが可能です。

Modex TPE

軟らかくてちぎれにくい高品質なエラストマーフィラメントえす。グリップなどゴムの造形に最適です。

PolyLite PLA

カラーバリエーションが豊富なPolyMaker製PLAフィラメントで多彩な用途に使用できます。

PolyWood

木目調のPLAフィラメントであるPolyWoodを使えばほぼ継ぎ目が無い木質調の造形モデルが可能です。

PolyFlex TPU95

ショア硬度95Aの硬さを持つPolyFlex TPU95Aでは柔軟性があるゴムの造形モデルを作ることができます。

PolySmooth

レイヤーフリーに対応した専用フィラメントPolySmoothを使えばより美しい仕上がりが可能です。

対応ソフトウェア Simplify3D

Simplify3Dは、高機能を備え優れたインターフェースを持つ3Dプリンター専用のスライスソフトウェアです。
Simplify3Dは造形モデルの形状に応じたプリント設定やサポート材の設定などを簡単に行うことができるスライスソフトで、高品質な造形を行う上ではソフトウェアによる最適な制御が欠かすことができません。

Infinity 3Dプリンターの付属品

Infinity3Dプリンターシリーズでは造形を拡張させたりする付属品パーツをご提供しています。

Infinity X2高温ノズル

Infinity X2専用の高温ノズルです。簡単に脱着可能でノズル温度350度まで対応しており、ターボファンによる優れた冷却システムを搭載しています。これにより幅広い材料で高精細、滑らかな質感の造形を実現できます。またオプションパーツで450度まで高温化が可能です。


PEI(ポリエーテルイミド)付き
プラットフォーム

スーパーエンジニアリングプラスチックであるPEI(ポリエーテルイミド)に対応したプラットフォームです。450度の高温ノズルと合わせることでウルテムといわれる高耐熱、高強度のフィラメント材料をInfinity X2で使用することが可能です。

材料使用前のテスト3Dプリント・無料サンプル受け付け中

Infinity X1 SpeedとInfinity X2の導入をご検討されているお客様に無料テストプリント・無料サンプルのサービスを提供しています。硬質材料ではマットPLAで、美しい仕上がりと寸法精度を、柔軟性材料ではModex TPEに対応しております。

アイデアを実現するアクセサリ・ジュエリー3Dプリント&鋳造サービス

アイデアを実現する
アクセサリ・ジュエリー3Dプリント&鋳造サービス

ジュエリーやアクセサリの3Dプリント鋳造の悩みと課題

「3Dプリンターを導入するのが不安」

「3Dプリンターの使い方がむずかしそう」

「鋳造の知識がなくて、難しそう」

「鋳造をどの会社にお願いしたらいいかわからない」

 「鋳造すると高くなりそう」

「研磨と仕上げの技術を習得したいけどわからない」

「後仕上げにどのようなツールが必要かわからない」

「設備投資や学習コストが高すぎる」

あなたのジュエリー・アクセサリ作りの悩みを解決します

1

3Dプリントから鋳造、仕上げまでのトータルサービス

3Dデータをもとに、高品質な3Dプリントと鋳造を行います。またバリ取りや研磨など、鋳造後の仕上げ工程を行い、美しい光沢を出すための磨き加工まで提供します。

2

3Dプリンター導入支援。鋳造のデジタル化をサポート

ジュエリー・アクセサリなどの開発に3Dプリンターを導入してみませんか?豊富な導入実績をもとに、3Dプリンターを使ったロストワックス鋳造のデジタル化をサポートします。

鋳造に最適な3Dプリントアドバイスから、さらに、3Dプリント後の鋳造の受付までフォローします。あなた自身が3Dプリンターを導入して試作・ワックス作成を始めることが可能です。

3Dプリントから鋳造・磨き仕上げの一貫サービス

アイデアを形にするための一貫したサービスを提供します。3Dデータをもとに、3Dプリントから鋳造まで。アイデアが現実のものとなるまでの全工程をサポートします。

3Dデータチェック


ロストワックス鋳造に最適化されたデータか確認

ご提供の3Dデータがロストワックス鋳造に最適化されたデータ確認します。これにより、鋳造の成功率を高め、アイデアを最適な形で再現します。

3Dプリント出力


鋳造で失敗しにくい造形設定

ロストワックス鋳造で失敗しにくい造形設定を用いて3Dプリントを行います。これにより、造形物の品質を向上させ、鋳造の成功率を高めます。

造形物の品質を向上させるプリント

高品質な3Dプリントを提供します。形状に応じた最適なプリント設定を行い、デザインを忠実に再現しより綺麗な仕上がりを実現します。

ロストワックス鋳造


3Dプリントに対応した鋳造

高品質な鋳造サービスを提供します。3Dプリント用ワックスレジンに対応した鋳造を行うことで、失敗が少なく高品質な成形を提供します。

シリコン型にも対応

3Dプリントワックスレジンでは鋳造できないプラチナなどの金属のためにシリコン型での成形方法も提供します。

後仕上げ


磨き加工

バリや鋳造の際に生じた微細な欠陥を取り除く仕上げ工程を行うことで、鋳造後の完成度を高めます。

見出し

私たちは美しい光沢を出すためのさらなる磨き仕上げも行います。これにより、あなたの作品は一層魅力的な仕上がりとなります。

対応素材

シルバー

シルバーはその美しい輝きと加工しやすさから、多様なデザインのジュエリー作りに適しています。

ゴールド

10K、18K、などのゴールド素材を提供しています。ゴールドはその豊かな色彩と高い耐久性から、特別なジュエリーを作り出すのに最適です。

※一部ゴム型での対応

プラチナ

高品質なプラチナ素材を使用しています。その耐久性と美しい白色の輝きは、特別なジュエリーを作り出すのに最適です。

※ゴム型での対応

作れるもの

指輪

ペンダントトップ

ブレスレット

ピアス

その他アクセサリー

3Dプリンター導入支援
鋳造のデジタル化をサポート

私たちは3Dプリンターを導入し、鋳造をデジタル化するための全面的なサポートを提供します。

3Dプリンター選定支援

あなたのニーズに最適な3Dプリンターを選定するためのアドバイスを提供します。用途、予算、操作性など、様々な観点から最適な機種をご提案します。

3Dプリンター設置・操作研修

3Dプリンターの設置から操作まで、導入初期のサポートを行います。ソフトウェアからハードウェアの使い方、メンテナンス方法などスムーズに使用できるサポートを提供します(一部有償)。

不具合時の無料プリント代行

万が一の不具合時には無料の3Dプリント代行を提供しています。機器不具合時や交換時に3Dプリントができない際には無償でプリントしお届けします。

鋳造と磨きまでの一括した
サービスの提供

3Dプリンターでワックスモデルを作ることで、鋳造プロセスが飛躍的に高まります。しかし、3Dプリンター用材料が対応している鋳造は限定されており、専門的な技術と知識が必要です。私たちは3Dプリンター導入後も鋳造から磨きまで一括して提供します。

無料テストプリント・無料
サンプル

3Dプリンターの品質と性能を確認するために、無料のテストプリントを提供します。ご希望の3Dデータを使用してテストプリントを行い、出力結果を確認できます。また鋳造用のレジンで出力したサンプルもご提供しています。

ジュエリー・アクセサリ鋳造のデジタル化が学べる
コンテンツ

3Dプリンター用ワックスレジンで作れるもの

3Dプリンター用ワックスレジンは鋳造の工程を大幅に改善します。ワックスレジンの特徴やおすすめ3Dプリンターなどを詳しくご紹介しています。

よくある質問と回答

Q1. 3Dモデリングと鋳造用の設計の違いについて教えてください。


A1. 3Dモデリングは物体の形状をデジタルで表現する技術です。一方、鋳造用の設計は、その3Dモデルを実際に鋳造するために必要な要素(例えば、鋳造時の収縮率や金属の流れを考慮した設計)を含みます。

Q2. 素材はどのような材質が選べますか?


A2. シルバー、ゴールド、プラチナなど、様々な材質を選ぶことができます。

Q3. 表面処理などは選べますか?


A3. 選べます。磨き上げ、マット仕上げなど、様々な表面処理を選択できます。

Q4. 鋳造だけお願いできますか?


A4. 可能です。3Dプリントで作成したワックスモデルをお持ち込みいただければ、それを基に鋳造を行います。

Q5. 自分で磨き仕上げをしたいです。


A5. 可能です。鋳造後の製品をそのままお渡しし、あなた自身で磨き仕上げを行うことができます。

Q6.  3Dプリントだけお願いできますか?


A6. はい、それも可能です。あなたの提供した3Dデータを基に、3Dプリントでワックスモデルを作成します。

Q7. 3Dプリンターの導入支援サービスには何が含まれていますか?


A7.  3Dプリンターの選定から設置、操作方法の指導、トラブルシューティングまでを含む一連のサポートを提供します。また、導入前の無料テストプリントやサンプル提供も行います。

Q8.  無料のテストプリントやサンプル提供はどのように申し込むのですか?


A8.  お問い合わせフォームからご連絡いただくか、メールでご依頼ください。テストプリントやサンプル提供の詳細をご案内します。

 お問い合わせ・無料見積もりはこちら

3Dプリント、鋳造、磨き仕上げから3Dプリンター導入に向けたご相談まで承っております。

まずはお気軽に下記お問合せフォームよりお申し込みください。

i-MAKER idea Factory
設計3Dプリント量産
お任せください!

●部品の設計から試作、そして量産まで対応します

ロットに応じた最適な造形方法をご提案します

低コストの3Dプリント試作を行います

無料見積もり無料相談承っています。
専任担当者が具現化までサポートいたします。

3Dプリンターで作る究極の透明レシピ

3Dプリンターを使えばここまで透明ができる!

3Dプリンターでは、「透明」の造形物を作り出すことができます。これまで透明なモノは量産化されたものが一般的で、アクリル板やアクセサリのレジンなどを除いて作れるものの形状が限定されていました。

しかし、3Dプリンティングの技術が進むことで、3Dデータからさまざまな形の透明な造形物が作れるようになっています。

そこで今回は「3Dプリンターで作る究極の透明レシピ」ということで、3Dプリンターと透明材料を使えば、どのようなことができるのか?その全貌をご紹介します。

3Dプリンターを使えばどこまで透明性を実現できるのか?

3Dプリンターを使えば透明、半透明の造形物を作り出すことができます。また造形後に研磨やコーティング材による仕上げ加工を施すことで、成型品に近い高い透明度や、透明のカラーバリエーション、耐UVや防汚防傷といった機能を施すことができます。

3Dプリンターでどのような形の透明な造形物が作り出せるのか?

3Dプリンターでは、いろいろな形の透明な造形物を作り出すことができます。3Dプリンターは積層造形ともいわれ、薄い層を積層しながら形にしていくため、基本的にどのような形でも透明で作り出すことが可能です。ここでは3Dプリンターで作ることができるさまざまな「形」についてご紹介します。

3-1 板状のもの

3Dプリンターではベーシックな板状の透明造形物を作ることができます。板状ではアクリル板などがあるのでそこまでニーズはありませんが、厚さや大きさは自在に変えられます。

3-2 球体のもの

3Dプリンターでは比較的難しいですが球体の透明な造形物も作ることができます。完全球体ではありませんが、後仕上げを施すことで透明性もUPできます。

3-3 細かい造形物

3Dプリンターでは光造形やインクジェットを使用すれば細くて微細な透明な造形物を作ることもできます。

3-4 肉厚なもの

3Dプリンターでは肉厚な造形物でも造形後に後仕上げを施すことで透明性を高めることができます。

3-5 複雑なもの

3Dプリンターを使えば、量産加工や切削などでは難しい複雑な形状のもの透明で作ることができます。

3-6 カップ・ボトル

3Dプリンターでは透明なカップやボトルの形状を作ることもできます。造形後に透明なコーティングを施すことでと高い透明性出すことができます。

透明な造形物を作るのに向いている3Dプリンターとは?

それでは透明な造形物を作るにはどのような3Dプリンターが適しているのでしょうか?

プラスチックの3DプリンターにはFDM方式や光造形方式、インクジェット方式、レーザー焼結方式がありますが、透明な造形物が作れるものは光造形方式とインクジェット方式の2種類になります。

造形方式 透明性 特長 値段

FDM方式

完璧な透明は難しい。材質が半透明なで積層跡が残る

低・デスクトップで利用可能

光造形方式

透明レジンを使い、造形後に研磨・コーティングを施すと透明性UP

低・デスクトップで利用可能

インクジェット方式

透明レジンを使い、造形後に研磨・コーティングを施すと透明性UP

高・ハイエンド機扱い

レーザー焼結法

×

材料に透明がない

高・ハイエンド機扱い

FDM方式と透明

FDM方式の3Dプリンターでは、フィラメントを積層するため積層跡が残ってしまい、透明性を表現することが難しいです。また、FDM方式の材料ではポリカーボネートやPETGが透明よりですが、厳密には半透明なため、完璧な透明性のある造形物は難しいのが現状です。

光造形方式

光造形方式の3Dプリンターでは、透明性のあるレジンがあります。透明レジンを使用すれば高い透明性のある造形物を作ることができます。ただし光造形も積層跡がわずかに残るため完璧な透明に仕上げるには造形後に研磨やコーティングが必要です。

インクジェット方式

インクジェット方式の3Dプリンターも基本的に光造形と同じ材料を使用するため、高い透明性を発揮することができます。ただしインクジェット方式の3Dプリンターは高い点や、高い透明性を出すためには造形後に研磨が必要になります。

レーザー焼結方式

レーザー焼結方式では使用できる材料がナイロンが中心であり、透明性のある造形物を作るのは難しいです。

3Dプリンターを使った透明な造形物の作り方

3Dプリンターを使った透明な造形物の作り方についてご紹介します。透明造形物を作るには以下の流れで作ります。

1.3DのSTLデータを用意する

3Dプリンターで出力するためにはSTLOBJ形式の3Dデータが必要です。CADソフトなどで設計後、STLデータで書き出し、3Dプリンターに送ります。

2.スライスソフトでプリント設定

STLデータを3Dプリンター専用のスライスソフトでプリント設定を行います。スライスソフトとは、プリント方向、積層ピッチ、サポート材の設定などを行います。

3.3Dプリント

スライスソフトから3DプリンターでSTLデータを送ればプリントスタートです。3Dプリンターの設定は基本的に自動か、手動で行います。

4.後仕上げ

3Dプリント後には、後加工を行います。サポートの除去や洗浄(光造形・インクジェット)を行います。

5.後加工

3Dプリンターで作られた透明な造形物はそのままだと積層跡が残ったりしているため、透明性を発揮するには研磨やコーティングといった後加工が必要です。

3Dプリンターとプラスアルファで透明性を高める方法について

3Dプリンターで作られた透明な造形物はそれだけでは完全な透明ではありません。後仕上げを加えるだけで驚くほど高い透明性を表現することができます。

研磨 

透明性を高める第一の方法が研磨です。3Dプリンターの造形物がそのままの状態だと透明性が低い理由の一つが積層跡です。積層跡によって光の透過性が落ち半透明に見えます。研磨を施すことで積層跡が消えます。研磨は自動のブラストだけではなくやすりを使って進めます。

コーティング

3Dプリンターの造形物の透明性を高める方法として、コーティングも有効です。コーティングはクリアコートやレジンコートなどがありますが、表面の透明性を上げるだけではなく、耐候性などをUPさせるクリアコーティングや有効です。またコーティングの方法は塗ったり、つけたりなどがいろいろな方法が有効です。

研磨+コーティング

研磨とコーティングの2種類を施すことでさらに透明性を高めることができます。

3Dプリンター造形物の透明の劣化を防ぐ方法

3Dプリンターで作られた透明の造形物の劣化を防ぐ方法としてコーティング材の使用が有効です。UVコーティングや防汚、防傷コーティングを施すことでより長く造形物を使用できます。

UVコーティング

UVレジンなどUV硬化性樹脂を使用した造形物は、一般的に紫外線で劣化するといわれています。劣化の度合いは一概には言えませんが、少なくとも透明な造形物は紫外線で黄色くなります。こうしたUVの劣化を防ぐにはUVコーティング材の塗布がお勧めです。UVコーティングを施すことで、造形物の紫外線による黄ばみ、劣化を防ぎ長持ちさせます。

防汚・防傷 

耐候性を防ぐだけではなく、傷や汚れが付くのを防ぐのもコーティング材の優れたところです。特に防汚、防傷では、自動車で使用されているコーティングなどが有効です。例えばナノメタルコーティングはレアメタル配合のコーティング材で優れた防汚・防傷硬化を発揮します。

3Dプリンターを使った透明のケーススタディ

ここでは実際に3Dプリンターを使った透明のケーススタディをご紹介しましょう。

球体

球体の透明造形物の3Dプリント事例です。球体は形状によっては積層が難しく跡が残るケースもあります。なるべく細かい積層ピッチで造形し、コーティング材を手で塗ったり、つけたりすると透明性を出しやすくなります。

四角

四角い形状の透明造形物の3Dプリント事例です。四角い形状は研磨なども施しやすく、造形後に研磨&コーティングを施すことで、より高い透明性を出すことができます。

複雑なモノ

複雑な形状の造形物は後加工が難しい傾向にあります。特に手での研磨は難しくブラストやコーティング材での透明性UPが効果的です。

カバー

カバーなどの造形物も形状によっては後加工が難しい場合があります。その場合もブラストやコーティング材での透明性UPが効果的です。

やすりの違い

やすりの効果を示す例です。紙やすりで透明性を向上させるこつは番手を細かく刻んで仕上げる方法です。番手を細かく刻むことで1回あたりのやすり掛けの回数は少なくてすみ、かつきれいに仕上げることができます。仕上げにはコンパウンドなどを使用すれば成型品に使い仕上がりを実現できます。

アート作品例 

3Dプリンターと透明材料を使用したアート作品も登場しています。Form3+とクリアレジンを使った3Dプリントネイルアートをご紹介します。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: Ultimate_clear_3.webp

3Dプリンターで透明な造形物を作るときの値段

3Dプリンターを使って透明な造形物を作るときの値段についてご紹介します。初期導入コストやランニングコストがどの程度かかるのか、どの機種がおすすめかを合わせてご紹介します。

光造形3Dプリンターを使用する場合

光造形3Dプリンターを使って透明な造形物を作る場合、Form3+が高い透明性と安定性を発揮します。Form3LFS方式という密度が高いレーザービームの照射によって、透明な造形が可能です。

必要項目 価格

Form3+本体

767,000円(税別)

クリアレジン

22,000円(税別)

3Dプリンターで透明な造形物を作るときのリードタイム

3Dプリンターで透明な造形物を作るときのリードタイムについてご紹介します。基本的に造形物の形状の複雑さやパーツの数、造形サイズなどによって異なりますが、プリントを開始してから数日間になります。

項目 リードタイム

3Dプリント

1日~2日程度

研磨

1日~3日程度

コーティング

1日~2日程度

3Dプリンターで透明に色を付ける方法

3Dプリンターの透明な造形物に色を付ける方法はいくつかの手法があります。ここではカラーの透明な造形物を作る手法についてご紹介します。

塗装する方法

透明な造形物に塗装するためには、色付きの透明材料でしか塗装できません。色付きの透明塗料を用意するか、もしくは染料などで透明なコーティング剤を染めるという方法もあります。

ViVid Color キャンディカラーが作れる染料

Vivid Colorは透明なコーティング材や塗料に調色することができる染料です。造形後にVivid Colorで調色したカラーでコーティングすると透明材料に色を付けることができます。

ガラスペイント

ガラスペイントはガラスなどの透明な造形物に塗装できる塗料です。アクリルペースの3Dプリンターの透明造形物にも使用することが可能です。

レジンに混ぜる方法

光造形3Dプリンターの場合、レジン自体に染料を混ぜる方法があります。ただしこの場合はメーカーが推奨していないケースが多く、造形の失敗などの場合には保証が受けられません。

Formlabsカラーキット∔クリアレジン

Formlabsではカラーキットといわれるカラーインクを使用した調色キットが登場しています。このカラーインクをクリアレジンに使用することは可能です。ただしメーカーの保証対象外となります。

3Dプリンターで透明を作るためのおススメ商品たち

3Dプリンターで透明材料を作る際のおススメ商品をご紹介します。

1)Form3

Form3は透明な造形物が作れる光造形3Dプリンターです。LFS方式によって高精細で滑らかな造形が可能で、透明性も高いです。また安定性にすぐれほぼ失敗しない高品質なデスクトップ3Dプリンターです。

クリアレジン

クリアレジンForm3 3Dプリンターで使える透明材料です。アクリルベースの材料で、中空から複雑な造形物まで作ることができます。造形後に研磨やコーティングとも相性が高いです。

UVカットクリア

UVカットクリアは透明な造形物の表面に施すコーティング材です。紫外線を遮蔽するため、透明度を高めるだけではなく、紫外線からの劣化を防止します。

ナノメタルコーティング

ナノメタルコーティングは防汚、防傷のコーティング材です。レアメタルを配合したコーティング材で、造形後に塗布することで造形物が長持ちします。

5)ビビットカラー

ビビットカラーはキャンディカラーが作れる調色染料です。透明なコーティング材や塗料に混ぜることでより光沢のある多彩な色調を表現することが可能です。

6)ガラスペイント

ガラスペイントはガラスなどの透明な素材の上に塗装できる塗料です。独特の質感を表現することができます。

7)KOVAX

KOVAXはサンドペーパーです。豊富な番手を誇っており、番手を細かく刻むことでより研磨を簡単にします。

8)似我蜂

似我蜂は研磨専用のコンパウンド材です。研磨の仕上げにこのコーティング材を施すことでより美しい成型品に近い仕上がりを実現できます。

i-MAKER idea Factory
設計3Dプリント量産
お任せください!

●部品の設計から試作、そして量産まで対応します

ロットに応じた最適な造形方法をご提案します

低コストの3Dプリント試作を行います

無料見積もり無料相談承っています。
専任担当者が具現化までサポートいたします。

CO2レーザーカッター完全ガイド。概要とおススメ機種

CO2レーザーカッターとは?

CO2レーザーカッターとは、一種の工業用ツールで、CO2レーザーという特殊なレーザーを使って様々な素材を切断したり、マーキング(印付け)したりする装置です。これらの装置は、非金属材料の切断や彫刻に特に優れており、木材、アクリル、ファブリック、革など、さまざまな種類の素材に対応しています。また、工業用途だけでなく、アートやクラフト、教育など、さまざまな分野で利用されています。

CO2レーザーカッターの概要

CO2レーザーカッターは、その名の通り、二酸化炭素(CO2)を媒体とするレーザーを利用します。これは、電気を通すことで発生するエネルギーをレーザー光に変換する方法です。このレーザー光は、レンズや鏡を通じて特定の素材に焦点を絞り、素材を切断または彫刻します。その精度と速度から、CO2レーザーカッターは製造業から芸術分野まで幅広い分野で利用されています。

CO2レーザーカッターの原理とは:
レーザーの作成とレーザーチューブの機能について

CO2レーザーカッターの心臓部とも言えるのがレーザーチューブです。このチューブ内部には二酸化炭素ガスが封入されており、電気エネルギーを注入することでレーザー光を発生します。具体的には、電気エネルギーによってガス内の分子が励起状態になり、その後、基底状態に戻る際にレーザー光が放出されます。

このレーザーチューブから放出されたレーザー光は、一連の鏡とレンズを通過します。これらはレーザー光を導き、特定の素材に対して焦点を絞ります。そして、この高エネルギーのレーザー光が素材に衝突すると、素材の一部が高温で蒸気化し、切断または彫刻されます。CO2レーザーカッターの精度は非常に高く、複雑な形状や細かいディテールも正確に再現できます。

CO2レーザーカッターの特長

CO2レーザーカッターは、その精度、速度、そして多様な素材への適用性により、多くの業界で広く利用されています。しかし、その性能と利便性はメリットとデメリットの両方を持っています。

CO2レーザーカッターのメリット

高い精度

CO2レーザーカッターは極めて高精度な切断と彫刻が可能で、複雑な形状や細かいディテールも正確に再現できます。

速度

レーザーカットは従来のカット方法に比べて非常に高速で、生産効率を大幅に向上させることができます。

多様な素材への適用性

木材、アクリル、革など、非金属素材へのカットと彫刻に特に適しています。

ツールの摩耗が少ない

レーザーカッターは物理的な刃を使わないため、刃の摩耗や交換が不要です。

CO2レーザーカッターのデメリット

メンテナンス

レーザーチューブは時間とともに劣化し、定期的に交換する必要があります。また、レンズや鏡の清掃も定期的に必要です。

金属の加工に制限

CO2レーザーは、特に厚い金属のカットには向いていません。金属の加工には、より強力なファイバーレーザーカッターが推奨されます。

安全性

高エネルギーのレーザーを扱うため、適切な安全対策と操作の知識が必要です。

CO2レーザーと他の製法の比較

レーザーカッターにはいくつかの種類があり、それぞれが特定の素材やアプリケーションに最適化されています。ここでは、CO2レーザーカッターをダイオードレーザーカッターとファイバーレーザーカッターと比較し、それぞれがどのようにアクリルと木材の加工に適しているかを見ていきます。

ダイオードレーザーとの比較:特にアクリルと木材への適用性について

ダイオードレーザーカッターは、その名前が示す通り、ダイオードを使用してレーザー光を生成します。ダイオードレーザーは一般的に出力が低く、それ故に彫刻には適していますが、厚い素材の切断にはあまり適していません。

アクリル

ダイオードレーザーでアクリルを彫刻することは可能ですが、切断するにはパワーが不足しています。一方、CO2レーザーカッターは、アクリルをクリーンで滑らかなエッジで切断する能力を持っています。


木材

ダイオードレーザーは木材の彫刻に適していますが、CO2レーザーは木材の彫刻にも切断にも適しています。特に、CO2レーザーは厚い木材の切断に優れています。

ファイバーレーザーとの比較:特にアクリルと木材への適用性について

ファイバーレーザーカッターは、主に金属の切断や彫刻に使用されます。ファイバーレーザーは非常に高い出力を持ち、その結果、金属を含む厚い素材の切断に非常に適しています。

アクリル

ファイバーレーザーはアクリルの切断や彫刻にはあまり適していません。その一方で、CO2レーザーカッターはアクリルの切断や彫刻に最適です。


木材

ファイバーレーザーは木材の加工にもあまり適していません。一方、CO2レーザーカッターは木材の切断と彫刻の両方に適しています。

比較表

以下に、それぞれのレーザーカッターの主な特性とアクリル、木材への適用性についての比較表を示します。

CO2レーザーカッターダイオードレーザーカッターファイバーレーザーカッター
主な用途非金属素材の切断と彫刻彫刻、薄い素材のカット金属の切断と彫刻
アクリルへの適用性高い(切断と彫刻)低い(彫刻は可)低い
木材への適用性高い(切断と彫刻)中等(彫刻は可)低い
初期費用高い低い高い
メンテナンス定期的なレーザーチューブの交換と清掃が必要低い低い

以上の比較からわかるように、CO2レーザーカッターは非金属素材、特にアクリルと木材の加工において優れた選択肢となります。

CO2レーザーカッターの対応素材

CO2レーザーカッターは非金属素材の加工に適しており、さまざまな素材の切断や彫刻が可能です。以下に、いくつかの一般的な素材とそれぞれの適用性、およびカット例を紹介します。

木材

適用性:CO2レーザーカッターは木材の切断と彫刻に非常に適しています。硬い木材から軟らかい木材まで、幅広い種類の木材が加工可能です。

カット例:家具の部品、ジグソーパズル、名札、壁掛け時計、イラストや文字の彫刻など。

アクリル

適用性:CO2レーザーカッターはアクリルの切断と彫刻にも優れています。切断面が滑らかで、綺麗な仕上がりが期待できます。

カット例:看板、アクリル製アート、トロフィー、ジュエリー、ディスプレイスタンド、アクリル製ケースなど。

適用性:CO2レーザーカッターは革の切断と彫刻にも適しています。細かいデザインや文字の彫刻が可能で、オリジナルのアクセサリーやバッグなどが作成できます。

カット例:ウォレット、キーケース、ブレスレット、ベルト、革製バッグやポーチ、革製の家具など。

石膏

適用性:CO2レーザーカッターは石膏の彫刻に適していますが、切断は難しい場合があります。精密なデザインや文字の彫刻が可能です。

カット例:壁装飾、インテリアアクセサリー、アート作品、教育用模型など。

ガラス

適用性:CO2レーザーカッターはガラスの彫刻に適していますが、ガラスの切断は困難です。ガラス表面にデザインや文字を彫刻することができます。

カット例:ガラス製の飲料器、窓飾り、ミラー、アワード

CO2レーザーカッターのおすすめ機種

CO2レーザーカッターは多くのメーカーから様々なモデルが提供されています。以下に、特に人気のある2つのシリーズ、BeamoシリーズとHAJIMEシリーズについて紹介します。

Beamoシリーズ

Beamoシリーズは産業用のCO2レーザーを搭載した世界最小レベルのレーザーカッターです。材料も1台で透明なアクリルからゴム、ガラス、アルミなど多彩な材料の加工に対応しており、ものづくりの幅を大きく広げます。

HAJIMEシリーズ

HAJIME CL1 PLUSは最高レベルの加工精度と圧倒的に簡単なインターフェース、高い安全性を実現したデスクトップタイプのレーザー加工機です。アクリルから木材、ステンレスへのマーキング(※要マーキング剤)まで幅広い素材に対応しています。一台でものづくりの幅が大きく広がります。

木材 レーザーカッター用

CO2レー