FacTrans for Full Body 3Dスキャナー

FacTrans for Full Body
3Dスキャナー  

等身大フルカラー3Dスキャンが一瞬で可能。

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360度全身を一瞬で精密フルカラー3Dスキャン

FacTrans for Full Bodyは、最新のフォトグラメトリー技術を駆使して、等身大&高精細のフルカラー3Dデータをスキャンできる革新的な製品です。全周囲96台の高解像度カメラによって、精密なフルカラー3Dスキャンを一瞬で完了します。専用ソフトウェアにより、スキャンから3Dデータの完成までを自動で10分で実現可能です。ARやVR、フルカラー3Dプリントまでさまざまな可能性を提供します。

FacTrans for Full Bodyの特長

全周囲96台の高解像カメラで一瞬で3Dスキャン

全周囲から96台の高解像度カメラを使って、あらゆる角度から一瞬で3Dスキャンを完了します。

高解像度テクスチャ・フルカラー3Dスキャン

FacTrans for Full Bodyは、高解像度のテクスチャと鮮やかなフルカラーで、被写体の細部まで忠実に再現します。

スキャンから3Dデータ完成まで10分以内

撮影から3Dデータの完成までわずか10分以内で完了します。またソフトウェア操作はシンプルで自動でデータ生成が可能です。

組み立てやすく持ち運び可能なデザイン

組み立てはわずか1時間で完了し、ワンボックスタイプの車で簡単に持ち運びが可能です。搬送用のバッグや箱も付属します。

拡張性とメンテナンス性

FacTrans for Full Bodyの各カメラはモジュール式で、必要に応じて取り付け位置の変更や角度の調整が容易です。メンテナンスも簡単に行えます。

プロジェクター機能(オプション)で
3Dデータの品質を向上

FacTrans for Full Bodyのプロジェクター機能を使用すれば3Dデータの品質がさらに向上します。この機能は、被写体に特殊なノイズパターンを投影することで、3Dデータのノイズを減少し、よりクリアで精密な3Dモデルを生成します。

特により滑らかな表面や複雑なテクスチャを持つオブジェクトの3Dスキャンに有効で、3Dデータをより高い解像度で、細部までリアルに表現することが可能です。3Dスキャンの精度と品質を大幅に向上さる機能です。

スキャン後のシームレスな3Dデータ作成ソフトウェア

FacTrans App Fullbodyは、スキャナー本体にバンドルされており、スキャンしたデータをすぐに処理し、高品質な3Dモデルを生成できます。操作が簡単で、3Dモデルの作成から編集、最終的な出力までほぼ自動で完了します。

FacTrans for Full Bodyの活用シーン

FacTrans for Full Body 3Dスキャナーは、その高度な機能と汎用性により、様々な分野での応用が可能です。

3Dアバター作成

FacTrans for Full Bodyを使用して、等身大の自分自身や他者の精密な3Dアバターを作成できます。

AR/VRへの3Dデータ取り込み

FacTrans for Full Bodyでスキャンしたデータは、没入型の体験を提供するAR/VRコンテンツの作成に直接活用することができます。

BlenderやUnityを使用したデータ編集

BlenderやUnityなどの3D編集ソフトウェアと互換性があります。アニメーション作成やゲーム開発、VRなどに利用が可能です。

フルカラー3Dプリンターを使用した
フィギュア作成

FacTrans for Full Bodyのスキャンデータは、フルカラー3Dプリンターと組み合わせて使用することで、リアルなフィギュアや模型を作成することができます。

FacTrans for Full Bodyのスペック

item spec
カメラ 16Mpx Auto Focus付き
97台(内1台はプレビュー用にて使用)*カスタマイズ可能
照明 フリッカー対策LEDバー照明
プロジェクター ノイズマッピング用
OPTにて対応
リモートシャッター 付属のリモコンにて撮影可能
スピーカー 撮影を知らせるシャッター音がなります
電源 AC100V 1500W x 1
インターフェース Ethernet 1000BASE-T
FacTrans AppインストールPCと接続をします
ソフトウェア 付属のFacTrans Appにて制御を行います
スキャナーサイズ 直径2,000mm~3,500mm x 高さ2,350mm
天井高さ2,500mm以上を推奨します
スペースに合わせた変更や
オーバル形状なども可能ですので、ご相談ください
分解・組立 可能

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IREAL M3 3Dスキャナー

IREALアイリアル M3  

ハンディでフルカラー3Dスキャン。
人体からプロダクトまで幅広いアプリケーション

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IREAL M3は、多様なオブジェクトを高精度でスキャンするハンディー型カラー3Dスキャナーです。インダストリアルデザイン製品から人体まで、幅広いアプリケーションに対応し、.asc、.ply、.stl、.objなどの標準フォーマットでの出力が可能。初心者からプロフェッショナルまで、直感的な操作性により、3Dプリントや製造のためのデータ修正、リバースエンジニアリングも簡単に実行できます。この一台で、あらゆるアイデアを3Dの現実に変えることが可能です。

IREAL M3の主なアプリケーション

人体スキャンに最適化

IREAL M3は、人体スキャンに最適化された機能を備えた3Dスキャナーです。赤外線VCSEL構造光を使用し、不可視光スキャンにより被写体への負担を軽減。毛髪の精密なスキャンが可能で、被写体の微小な動きによるズレも自動で修正します。暗い環境下でも高品質なスキャンを実現するため、美術、医療、ファッションなどの利用が期待されます。

多彩なサイズや材質に対応

IREAL M3の赤外線平行レーザーは、5cmの小さなオブジェクトから、大型の彫刻に至るまで、多様なサイズのオブジェクトを精密にスキャンします。黒色や反射する素材など、通常スキャンが難しいとされる材質にも対応。美術品や工業製品のスキャンに最適で、アート、デザイン、製造業など幅広い用途に活用できます。

IREAL M3の機能

IREAL 3Dスキャンソフトウェア

  • スマートカラーマップ:スキャン中のリアルタイムデータ確認と調整が可能。
  • ハイブリッドアライメントモード:特徴が少ないオブジェクトや複雑な形状のスキャンを容易に実行。
  • データ復元:スキャン中のデータ損失を補い、完全な3Dモデルを生成。
  • マルチシーンスイッチ:異なるスキャンシーン間の簡単な切り替えで効率的なスキャンを実現。
  • スキャン用背景作成:オブジェクトの特徴を際立たせ、鮮明なスキャンを支援。
  • 3D測定分析:スキャンデータの寸法と形状を精密に分析。

IREAL M3の構造

IREAL M3は、赤外線平行レーザーと赤外線VCSELストラクチャードライトの2種類の光源を用いた3Dスキャン技術を採用しています。赤外線平行レーザーでは、7本のレーザー光線がオブジェクトに照射され、2台の産業用カメラがこれを捉えて3D情報を取得します。この方法により、オブジェクトの正確な空間座標(X、Y、Z)が計算され、連続した3D点群データをメッシュ化して3Dモデルを生成します。一方、赤外線VCSELストラクチャードライトでは、ランダムデジタル散乱スペックルをオブジェクト表面に投影し、その反射を分析してオブジェクトの3D情報を測定します。これにより、複数のアングルからのスキャンデータをステッチし、三角メッシュによる3Dモデルを取得します。これらの技術により、IREAL M3は高精度で多様なオブジェクトの3Dスキャンを実現します。

IREAL M3の仕様

モデルIREAL M3
スキャンタイプ赤外線平行レーザー赤外線 VCSEL 構造光
可視性不可視
レーザーの安全性Class1 レベル
LED光源の安全性光生物学的安全性 認証
技術7本赤外線平行レーザー赤外線複合アレイ構造光(スペックル)
テクスチャーの取得対応対応
高速スキャンモード特徴、テクスチャー、ミックス
高精度スキャンモード(オブジェクト)マーカー使用
人体スキャン・不可視光スキャニング
・毛髪スキャン ・暗い作業環境への適応 ・被写体の微小な動きによるズレを自動除去
アイテムのスキャン範囲①最適スキャン距離:400 mm
②最適スキャン距離範囲:300-650 mm
③有効スキャン距離範囲:280-1000 mm
最大視野:400 × 240 mm最大視野:580 × 550 mm
スキャンオブジェクト推奨サイズ0.05-4 m0.3-4 m
屋外スキャン対応
最大スキャン速度最大60FPS最大15FPS
点間距離0.1-3 mm0.2-3 mm
基本精度最大0.1mm
空間精度最大0.25mm/m
出力フォーマット.obj、.stl、.ply、.asc、.mk2、.txt、.epj、.apj、.spj、.sk
3Dプリント対応対応
内蔵カメラ画素数1300万画素
使用温度範囲-10~40℃
インターフェースUSB 3.0
本体サイズ140×94×258 mm
本体重量856 g
電源入力: 100-240VAC、50/60Hz
出力:24=3.75A、最大90W
最低PCスペックWindows 10 / 11
CPU:i7-8750H以上、RAM:32GB以上(64GB推奨)
GPU:NVIDIA GTX1050Ti(4GB)以上 (AMD社GPUは対応しておりません)
認証CE-EMC、CE-LVD、FCC、RoHS、EN 60825、EN 62471、WEEE

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IREAM M3 の無料お見積り、デモ3Dスキャンを受け付けております。ぜひお申込みください。

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3Dスキャナー価格完全ガイド: 予算別・用途別のおすすめ機種とコストを網羅的に解説

3Dスキャナーに関する選び方の完全ガイドをご紹介しています。
価格や用途など予算に合わせたおすすめ機種を網羅しています。

Guider 3 Ultra 3Dプリンター

Guider3 Ultra
  3Dプリンター  

大型&超高速3Dプリントを実現 複雑さと滑らかさも両立

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通常の2-3倍の高速。大型モデルを1日で

Guider3 Ultra 3Dプリンターは、従来の3Dプリンターと比べて2〜3倍の高速印刷を実現します。大型モデルもわずか1日で印刷可能で、生産性は1日あたり最大2000gと他機種の4倍に達します。

Guider3 Ultraは最大造形サイズ330×330×600mmを実現しました。他機種と比べて4倍の高速造形を誇り、大型サイズの造形モデルも1日程度で3Dプリント可能です。

大型の高速造形の例

産業用モデル

造形サイズ:300×125×400mm 

充填率:15%

Guider3 Ultra:20時間39分

他の3Dプリンター;25時間43分

治具

造形サイズ:305×105×100mm 

充填率:70%

Guider3 Ultra:13時間44分

他の3Dプリンター:30時間04分

Guider3 Ultra の特長

超大型造形サイズ

Guider3 Ultraは、最大造形サイズ330×330×600mmを誇ります。この超大型造形サイズにより、さまざまなサイズのプロジェクトに対応可能です。

最高造形速度 500mm/s

最高造形速度500mm/s誇り、迅速なプロトタイピングや大量生産が可能となります。時間を大幅に節約しながらも、高品質な出力を維持することができます。

10,000時間のプリント
安定性

Guider3 Ultraは10,000時間の使用実績を持ち、長期間にわたるプリントの安定性を保証します。これにより、長時間の運用でも品質が低下することなく、信頼性の高い印刷結果を得られます。

滑らかで繊細な仕上がり

フレーム構造やノズルの性能、ソフトウェアによる進化によって細部にわたる緻密な印刷能力を備えています。細かいディテールや複雑な形状も、高精度で再現可能です。

24時間連続プリント

Guider3 Ultraでは、24時間連続プリントが可能です。この機能により、大型サイズの造形物もプロジェクトも中断することなく、効率的に印刷を行うことができます。

シンプルで簡単な操作

ワンクリック印刷、完全オートレベリング機能により、煩雑な設定作業を必要とせず、誰でもすぐに印刷を開始できます。

Guider3 Ultraの高速・高品質・高安定を実現する秘密

Guider3 Ultra 3Dプリンターが高速、高品質、そして高い安定性を実現するためにさまざまな技術が搭載されています。

1台で多彩な用途に対応

試作開発

治工具

最終パーツ

教育モデル

エンプラにも対応した高温ノズル

Guider3 Ultra 3Dプリンターの一つの大きな特徴は、その多様なフィラメントに対応した高温ノズルです。このノズルは、最大350℃までの高温に耐える能力を持ち、幅広い種類のフィラメントの使用を可能にします。これにより、より多くの創造的なプロジェクトと実用的なアプリケーションが実現可能となります。

幅広いフィラメントへの対応

PLA

初心者にも扱いやすい、最も一般的なフィラメント

ABS

耐熱性と強度が求められる用途に適した材料

PETG

強度と柔軟性を兼ね備え、食品安全な材料

ASA

屋外使用に適した、耐候性に優れたフィラメント

PA

耐摩耗性と強度が高い、工業用途に適したフィラメント

PC

高い衝撃耐性を持つ材料

PLA-CF

PLAにカーボンファイバーが配合された材料

PETG-CF

PETGにカーボンファイバーが配合された材料

PA-CF

ナイロンにカーボンファイバーが配合された材料

Guider3 Ultraのスペック

メーカーFLASHFORGE
モデル名Guider3 Ultra(ガイダー3ウルトラ)
プリント方式FFF(熱溶解積層法)
エクストルーダー2(シングルヘッド・デュアルエクストルーダー)
最高造形速度500mm/s
最高加速度20000mm/s²
造形精度±0.15mmまたは±0.002mm/mm
(大きい値が適用されます)
位置決め精度X/Y軸:0.011mm Z軸:0.0025mm
積層ピッチ0.05-0.4mm
最大造形サイズ330×330×600mm(シングルエクストルーダー使用時)
300×330×600mm(デュアルエクストルーダー使用時)
ノズルタイプ高強度ノズル
ノズル径0.4mm(0.6mm/0.8mm オプション)
最大ノズル温度350℃
最大プラットフォーム温度120℃
プラットフォームPEI鋼板プラットフォーム /
フレキシブル鋼板プラットフォーム
対応フィラメントPLA/PETG/ABS/ASA/PA/PC/PLA-CF/PETG-CF/PA-CF など
恒温循環システム×
エアフィルター
密閉型デザイン
クイックリリース
エクストルーダー
自動レベリング
フィラメント切れ検出
静音設計
停電復旧
遠隔カメラ10-250mm/s
クラウドステンレス製ノズル
通信方式Wi-Fi、USBメモリ、イーサネット
タッチパネル7インチフルカラー
スライサーソフトFlashPrint
対応OSWindows 10/11、macOS、Linux
対応データ形式stl、obj、3mf、fpp、bmp、png、jpg、jpeg
電源AC100-240V、50/60Hz、850W
動作環境温度15~30℃
本体サイズ / 本体重量550×660×1070mm / 70kg
梱包サイズ / 梱包重量690×775×1235mm / 86kg
保証1年

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Infinity X3 Pro 3Dプリンター 

Infinity X3 Pro
 3Dプリンター  

大型と高品質・PEEK造形を可能にしたFDM 3Dプリンター

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大型造形とPEEK3Dプリントを実現

Infinity X3 Proは、大型かつ高速な3D造形を可能にかつ、PEEK材の3Dプリントに対応した、革新的なFDMプリンターです。庫内温度の加熱機能を搭載し、100度まで加熱可能。プラットフォームを180度、ノズルを500度まで加熱し、PEEK材にも対応しています。

PEEK造形を実現する3つのポイント

庫内温度100度

Infinity X3 Proは庫内温度の加熱機能を搭載し、100度まで加熱する機能があります。これによりPEEKも安定して造形可能です。

プラットフォーム温度
180度

セラミックガラスの造形プラットフォームで180度まで上げることが出来きます。

ノズル温度500度

3種類のノズルユニットが用意されており、フィラメントに応じて最適なノズルを利用することが可能です。 500度まで対応のPEEK用ツールがあります。

Infinity X3 Proは300mm×300mm×400mmの大型造形エリアを誇ります。庫内温度の加熱機能搭載により、安定して大型造形を実現しました。

Infinity X3 Proは、独立したデュアルヘッドを備えているため、造形用フィラメントとは別にサポート専用フィラメントを使うことができます。また高機能なシングルヘッドでも造形できます。

大型と高品質、高速3Dプリントを実現させる機構パーツ

誤差わずか0.001mmのTHKパーツ

Infinity X3 Proは、THK製の高精度パーツを採用しており、その精度はわずか0.001mmです。これにより、3Dプリント時の細かなブレやズレを大幅に削減、より安定した造形を実現します。特に、高品質のボールねじとデュアルリニアガイドを使用することで、大型プリントでも精密で滑らかな動きが可能です。

Z軸最小調整費0.01mm

Infinity X3 ProのZ軸は、最小調整値が0.01mmまで精密に設定できます。それにより大型の造形でも非常に高い安定性を実現します。この微細な調整能力は、他のFDM 3Dプリンターでは見られない特長で、滑らかで精度の高いプリント結果を実現します。

0.9°のステッピングモーター(通常1.8°)

Infinity X3 Proは、0.9°ステッピングモーターを搭載しており、これにより表面の出来上がりがより美しく、細かなディテールが再現可能です。また、57mmの大型モーターを使用することで、より高いトルクと安定した動作を実現し、長時間の使用でも熱による影響を最小限に抑えています。

INFINITY3DP 86工業型ボード搭載

Infinity X3 Proに搭載されているINFINITY3DP 86工業型ボードは、先進的な性能を誇ります。このボードは、従来のGTシリーズを超える技術で、より緻密な造形が可能になります。さらに、散熱性と耐久性の向上にも貢献し、長期間にわたる使用でも安定したパフォーマンスを提供します。

高速と精密を両立するCORE XY 機構

Infinity X3 ProのCORE XY機構は、高速で精密な造形を可能にします。この機構は、品質と速度向上を両立させたパーツで、大型3Dプリンターに最適です。Infinity社は、この技術を独自に深く研究し、高品質なリニアガイドと大型モーター、特別なチップを使用して、迅速かつ精巧な造形を実現しています。

IGATES UNITTA ASIA製ベルト(日本製)

Infinity X3 Proでは、日本製のGATES UNITTA ASIA製ベルトを使用しています。このベルトは、CORE XY機構の性能を最大限に引き出し安定性を向上させます。

Infinity X3 Proのノズルパーツは、使いやすさを重視して設計されています。ユーザーは簡単にノズルを取り外し、交換することができ、これにより素材に合わせた柔軟な造形が可能です。また、ターボファンによる効果的な冷却システムが搭載されており、造形物を適切に冷却し、品質を保持します。高温対応ノズルは最大350度まで対応し、オプションのパーツにより500度までの温度設定も可能です。

対応材料

PLA

PLAフィラメントは最も造形安定性が高く、大型の造形も安定してプリントすることが可能です。

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ABS

ABSは強度が高く、高強度なパーツなどを作ることができます。

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TPU

TPU熱可塑性ポリウレタンは柔軟性があるゴム材料です。

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PEEK

ホッティポリマー HPフィラメント(PEEK):500g VICTREX 450G

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PEEK

ホッティポリマーHPフィラメント(PEEK):500g DAISEL-EVONIK VESTAKEEP L4000G

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PEEK

ホッティポリマーHPフィラメント(PEEK):500g PFLUON 8100G

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本体スペック

モデルInfinity X3 Pro
造形サイズ   310 x 310 x 400mm
最小積層ピッチ0.01mm(10micron)
プラットフォーム加熱180℃まで
ステップモーター0.9°/ ステップ
ノズル耐熱低温(250度)ノズルユニット (オプション)
高温(350度)ノズルユニット (同梱)
特殊高温(500度)ノズルユニット (オプション)
庫内温度最高100℃
X/Y/Z軸駆動機構X/Y: THK製リニアボールスライド
Z: THK製 C3 Level <1um ボールねじ +  THK製スライド 
本体サイズ646 x 605 x 890mm
重量67kg
電源100-240AC, DC24V, プラットフォーム 450W, パワーサプライ 1200W
プラットフォームセラミックガラス
インターフェース7inchタッチパネル、SDカード、USBメモリー
ノズルデュアルノズル
標準ノズル .5mm (オプション0.2、0.4、0.6、0.8mm)
推奨SoftwareCura
その他・フィラメント切れ感知機能付き フィラメントボックス

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Infinity IX BOX/Pro 3Dプリンター 

Infinity IX BOX/Pro
3Dプリンター  

高速&高品質のデスクトップ型3Dプリンター

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小型デスクトップで高速3Dプリント

Infinity IX BOX/Pro 3Dプリンターは、小型のデスクトップ3Dプリンターでありながら、高速で高品質な造形を両立した3Dプリンターです。CORE XY機構により、最速200mm/s(Proモデル 300mm/s)で動作が可能。プリンター本体が積み重ね可能で、複数で量産プリントが可能です。

大型と高品質、高速3Dプリントを実現させる機構パーツ

誤差わずか0.001mmのTHKパーツ

Infinity IX BOX/Proは、THK製の高精度パーツを採用しており、その精度はわずか0.001mmです。これにより、3Dプリント時の細かなブレやズレを大幅に削減、より安定した造形を実現します。特に、高品質のボールねじとデュアルリニアガイドを使用することで、大型プリントでも精密で滑らかな動きが可能です。

Z軸最小調整費0.01mm

Infinity IX BOX/ProのZ軸は、最小調整値が0.01mmまで精密に設定できます。それにより大型の造形でも非常に高い安定性を実現します。この微細な調整能力は、他のFDM 3Dプリンターでは見られない特長で、滑らかで精度の高いプリント結果を実現します。

0.9°のステッピングモーター(通常1.8°)

Infinity IX BOX/Proは、0.9°ステッピングモーターを搭載しており、これにより表面の出来上がりがより美しく、細かなディテールが再現可能です。また、57mmの大型モーターを使用することで、より高いトルクと安定した動作を実現し、長時間の使用でも熱による影響を最小限に抑えています。

INFINITY3DP 86工業型ボード搭載

Infinity IX BOX/Proに搭載されているINFINITY3DP 86工業型ボードは、先進的な性能を誇ります。このボードは、従来のGTシリーズを超える技術で、より緻密な造形が可能になります。さらに、散熱性と耐久性の向上にも貢献し、長期間にわたる使用でも安定したパフォーマンスを提供します。

高速と精密を両立するCORE XY 機構

Infinity IX BOX/ProのCORE XY機構は、高速で精密な造形を可能にします。この機構は、品質と速度向上を両立させたパーツで、大型3Dプリンターに最適です。Infinity社は、この技術を独自に深く研究し、高品質なリニアガイドと大型モーター、特別なチップを使用して、迅速かつ精巧な造形を実現しています。

IGATES UNITTA ASIA製ベルト(日本製)

Infinity IX BOX/Proでは、日本製のGATES UNITTA ASIA製ベルトを使用しています。このベルトは、CORE XY機構の性能を最大限に引き出し安定性を向上させます。

Infinity IX BOX/Proは3Dプリンター本体が積み上げ可能なデザインです。複数台を組み合わせて設置することで、量産3Dプリント体制を組むことができます。

Infinity IX BOX/Proのノズルパーツは、使いやすさを重視して設計されています。ユーザーは簡単にノズルを取り外し、交換することができ、これにより素材に合わせた柔軟な造形が可能です。また、ターボファンによる効果的な冷却システムが搭載されており、造形物を適切に冷却し、品質を保持します。高温対応ノズルは最大350度まで対応し、オプションのパーツにより450度までの温度設定も可能です。

対応材料

PLA

PLAフィラメントは最も造形安定性が高く、大型の造形も安定してプリントすることが可能です。

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ABS

ABSは強度が高く、高強度なパーツなどを作ることができます。

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TPU

TPU熱可塑性ポリウレタンは柔軟性があるゴム材料です。

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本体スペック

モデルInfinity IX BOX/Pro
造形サイズ   200 x 200 x 250mm
最小積層ピッチ0.01mm(10micron)
プラットフォーム加熱120℃まで
ステップモーター0.9°/ ステップ
ノズル耐熱低温(250度)ノズルユニット (オプション)
高温(350度)ノズルユニット (同梱)
特殊高温(500度)ノズルユニット (オプション)
チップセットInfinity3DP GT81 (Proモデル: 86工業型)
X/Y/Z軸駆動機構X/Y: THK製リニアボールスライド
Z: 精度等級C3ボールねじ +  THK製スライド 
本体サイズ410 x 410 x 600mm
重量23kg
電源100-240AC, 320W
プラットフォームセラミックガラス
インターフェース7inchタッチパネル、SDカード
ノズル標準ノズル .4mm (オプション0.2、0.5、0.6、0.8mm)
推奨SoftwareCura Infinity3DP Edition  
その他・フィラメント切れ感知機能付き

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Infinity X2 Pro 3Dプリンター 

Infinity X2 Pro 
3Dプリンター 

大型と高品質を両立したFDM 3Dプリンター

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大型造形の造形品質とスピードをさらに向上

Infinity X2 Proは、大型かつ高速な3D造形を可能にする、革新的なFDMプリンターです。このプリンターは、Infinityシリーズの最新機種として登場し、特に大型の造形物に対応するために設計されています。厳選された高品質パーツを使用し、小さなアイテムから大規模なオブジェクトまで、速さと美しさを兼ね備えた印刷を実現します。Infinity X1で確立された技術革新をさらに推し進め、プリンタ市場に新たな基準を設けています。

大型と高品質、高速3Dプリントを実現させる機構パーツ

誤差わずか0.001mmのTHKパーツ

Infinity X2 Proは、THK製の高精度パーツを採用しており、その精度はわずか0.001mmです。これにより、3Dプリント時の細かなブレやズレを大幅に削減、より安定した造形を実現します。特に、高品質のボールねじとデュアルリニアガイドを使用することで、大型プリントでも精密で滑らかな動きが可能です。

Z軸最小調整費0.01mm

Infinity X2 ProのZ軸は、最小調整値が0.01mmまで精密に設定できます。それにより大型の造形でも非常に高い安定性を実現します。この微細な調整能力は、他のFDM 3Dプリンターでは見られない特長で、滑らかで精度の高いプリント結果を実現します。

0.9°のステッピングモーター(通常1.8°)

Infinity X2 Proは、0.9°ステッピングモーターを搭載しており、これにより表面の出来上がりがより美しく、細かなディテールが再現可能です。また、57mmの大型モーターを使用することで、より高いトルクと安定した動作を実現し、長時間の使用でも熱による影響を最小限に抑えています。

INFINITY3DP 86工業型ボード搭載

Infinity X2 Proに搭載されているINFINITY3DP 86工業型ボードは、先進的な性能を誇ります。このボードは、従来のGTシリーズを超える技術で、より緻密な造形が可能になります。さらに、散熱性と耐久性の向上にも貢献し、長期間にわたる使用でも安定したパフォーマンスを提供します。

高速と精密を両立するCORE XY 機構

Infinity X2 ProのCORE XY機構は、高速で精密な造形を可能にします。この機構は、品質と速度向上を両立させたパーツで、大型3Dプリンターに最適です。Infinity社は、この技術を独自に深く研究し、高品質なリニアガイドと大型モーター、特別なチップを使用して、迅速かつ精巧な造形を実現しています。

IGATES UNITTA ASIA製ベルト(日本製)

Infinity X2 Proでは、日本製のGATES UNITTA ASIA製ベルトを使用しています。このベルトは、CORE XY機構の性能を最大限に引き出し安定性を向上させます。

Infinity X2 Proのノズルパーツは、使いやすさを重視して設計されています。ユーザーは簡単にノズルを取り外し、交換することができ、これにより素材に合わせた柔軟な造形が可能です。また、ターボファンによる効果的な冷却システムが搭載されており、造形物を適切に冷却し、品質を保持します。高温対応ノズルは最大350度まで対応し、オプションのパーツにより450度までの温度設定も可能です。

対応材料

PLA

PLAフィラメントは最も造形安定性が高く、大型の造形も安定してプリントすることが可能です。

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ABS

ABSは強度が高く、高強度なパーツなどを作ることができます。

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TPU

TPU熱可塑性ポリウレタンは柔軟性があるゴム材料です。

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本体スペック

モデルX2 Pro
造形サイズ   310 x 310 x 260mm
最小積層ピッチ0.01mm (10micron)
プラットフォーム加熱130℃まで
ステップモーター0.9°/ ステップ
ノズル耐熱350℃まで
モーター駆動チップInfinity GT81
X/Y軸駆動機構THKリニアボールスライド
本体サイズ504 x 562 x 600mm
重量35kg
電源100-240AC 600W, DC24V
その他・電源復帰後の継続プリント可
・フィラメント切れ感知
インターフェース3.5inchタッチパネル、SDカード
ノズル経標準ノズル .5mm
(オプション0.2、0.4、0.6、0.8mm) 
推奨SoftwareCura

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AutoScan Inspec 3Dスキャナー

AutoScan Inspec

高性能な検査レベルを手軽に実現
工業用3Dスキャナー

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検査レベルをデスクトップで自動・手軽に

AutoScan Inspecは、産業レベルの精度をデスクトップサイズで提供する、先進の3Dスキャンシステムです。

AI駆動の3Dスキャン

このシステムは、利用者が直感的なインターフェースを通じて簡単に操作でき、AI駆動のスキャンアルゴリズムが細かなディテールまで捉えることを可能にします。完全自動化されたスキャンプロセスにより、小さく複雑なパーツも精密にデジタル化できます。

検査からリバースまで

製品検査、品質保証、製品デザイン、リバースエンジニアリングなど、多岐にわたる用途でその能力を発揮します。これにより、技術者やデザイナーは製品開発の各段階で、信頼性の高いデータに基づいた意思決定を行うことができます。

AutoScan Inspecスキャナーの3大特長

多才なアプリケーション

計測

AutoScan Inspec3Dスキャナーは、精密な計測が求められる工業製品の開発から品質管理まで、その正確さが必須の環境で信頼性の高いデータを提供します。

検査と品質管理

製品の微細な不具合を見つける品質検査プロセスにおいて、AutoScan Inspecは、その高い解像度と精度で、厳しい品質基準を満たす検査を可能にします。

リバースエンジニアリング

既存の物理的なオブジェクトから3Dデータを生成し、改善や再設計を行うリバースエンジニアリングに、AutoScan Inspecは欠かせないツールです。

設計・プロダクトデザイン

AutoScan Inspecは、新製品の設計や既存製品のデザイン改良において、正確な3Dデータを提供し、イノベーションの加速を支援します。

本体スペック

型式AutoScan Inspec
スキャンエリア100×100×75mm
3Dスキャン方式Structured light 3D scanning
精度< 10 um
回転軸3軸
カメラ解像度2×5.0MP
重量7.5kg
動作温度10~30℃
電源DC24V
出力フォーマットSTL
OSWindows 10,64 bits
光源Blue Light

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AutoScan Inspecの無料お見積り、デモ3Dスキャンを受け付けております。ぜひお申込みください。

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3Dスキャナー価格完全ガイド: 予算別・用途別のおすすめ機種とコストを網羅的に解説

3Dスキャナーに関する選び方の完全ガイドをご紹介しています。
価格や用途など予算に合わせたおすすめ機種を網羅しています。

Transcan C 3Dスキャナー

Transcan C

デスクトップで高解像度、高精度の3Dスキャン体験

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デスクトップで中型サイズまで高解像3Dスキャンを実現

2つのスキャンサイズ

Transcan C 3Dスキャナーは、デスクトップ用途に最適化された、次世代型3Dスキャニング技術を提供します。コンパクトデザインながら、2つのスキャンサイズを提供し、多彩な用途に最適な機能を発揮します。

3種の解像度を統合

また一つのスキャンデータに3種の解像度を混合させる機能からフルカラー高精細スキャンまで高品質な3Dデータを提供可能。デザインやエンジニアリングの専門領域まで、多種多様なニーズに対応する万能な3Dスキャニングソリューションです。

Transcan C 3Dスキャナーの4大特長

150 mm x 96 mm・300 mm x 190 mm

Transcan C 3Dスキャナーは、デスクトップ用途に最適化された、次世代型3Dスキャニング技術を提供します。コンパクトデザインながら、2つのスキャンサイズを提供し、多彩な用途に最適な機能を発揮します。

多彩な用途

これにより、サイズに合わせた柔軟なスキャンレンジ調整が可能となり、さまざまな大きさのアイテムに対応できる多機能性を実現しています。この特徴は、小型の工芸品から中型の機械部品まで、幅広いアイテムの精密なデジタル化を可能にします。

リアルな3Dモデル

Transcan Cは、12MPの高精度カラーカメラを搭載し、24bit-colorマッピングによる本物に忠実なフルカラー3Dスキャンを実現します。この高品質なカラースキャン機能により、リアルな3Dモデルの生成が可能になり、色彩豊かな出力で細かなディテールまで再現します。

製品設計から文化財、アート

この高度なカラースキャン能力によって、アート作品や文化財のデジタルアーカイブ、製品設計など、多岐にわたる分野での応用が期待されます。

効率的なデータ処理

この3Dスキャナーは、一つのプロジェクト内で高中低の3レベルの解像度を混在させることができます。用途に応じて解像度を柔軟に設定することで、効率的なデータ処理を実現し、スキャンプロセスを大幅に時間短縮します。

スキャンスピードをUP

この機能により、大規模なスキャンプロジェクトでもスピーディーかつ効率的な作業が可能となり、プロフェッショナルな3Dスキャニングのニーズに応えます。

0.0375mmのピッチ

Transcan Cは、最小0.0375mmの点群ピッチを実現し、高密度スキャンによる精密なモデル生成が可能です。この極めて高い解像力により、微細な形状や複雑なテクスチャーも細部まで鮮明に捉えることができます。

精密性の3Dスキャンに最適

この精度は、工業デザイン、研究開発、プロトタイピング、文化財のデジタル化など、精密が求められる様々な分野での応用が期待されています。

ターンテーブルで位置合わせも自動

Transcan C 3Dスキャナーは、ターンテーブル機能により、自動で一貫した精度の位置合わせを実現します。この自動位置合わせシステムは、スキャンするオブジェクトの各面を均等に捉え、高精度な3Dモデルを生成します。ユーザーはオブジェクトをターンテーブル上に置くだけで、複雑なセットアップや調整の手間が省けます。

ソフトウェアまで3Dデータ生成を自動統合

Transcan C 3Dスキャナーは、直感的な操作が可能なソフトウェアを備え、簡単に3Dデータを生成できます。このユーザーフレンドリーな高度なソフトウェア機能は、データのキャプチャから処理、最終的なモデルの出力まで、全プロセスをシームレスに統合します。

本体スペック

通常サイズワイドサイズ
スキャンエリア150 mm x 96 mm300 mm x 190 mm
スキャン時間 70秒以下 (テクスチャーなし、ターンテーブルで8回撮影)
3秒 (テクスチャーなし、シングルスキャン)
同左
テクスチャーRGB 24-bit color、12MB pixel同左
スキャンモードマーカー、特徴、マニュアル同左
スキャン距離260 mm480 mm
点群ピッチ0.0375 mm / 0.075 mm / 0.114 mm0.075 mm / 0.154 mm / 0.23 mm
データ形式OBJ, STL, ASC, PLY, 3MF同左

PCスペック

推奨パソコン構成
対応OSWindows 10, 64-bit.
CPUIntel i7 8700以上
RAM32GB以上
HDD空き容量16GB
グラフィックカードNvidia GTX/RTX 1060以上
グラフィックメモリ4GB以上

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3Dスキャナー価格完全ガイド: 予算別・用途別のおすすめ機種とコストを網羅的に解説

3Dスキャナーに関する選び方の完全ガイドをご紹介しています。
価格や用途など予算に合わせたおすすめ機種を網羅しています。

EinScan H2 3Dスキャナー

EinScan H2

EinScanH2 高解像フルカラー3Dスキャナー
500万画素のフルカラー高精細3Dスキャンを実現

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EinScan H2は、LED光源と赤外線のVCSEL光源を搭載しているため、 大きい対象物など広範囲のスキャンに適しているハンディ3Dスキャナーです。 また、カラーカメラを内蔵しているので、 より手軽に素早くフルカラーデータの取得が可能です。

赤外線VCSELとLEDのハイブリッド
3Dスキャナー

EinScan H2は、赤外線VCSELとLEDライトの2つの光源を搭載したハンディ型の3Dスキャナーです。これにより、人体だけではなく、多彩なオブジェクトなど、フルカラーで高精細が求められる対象物に最適なスキャン精度を提供します。

実物に近いリアルテクスチャを再現

EinScan H2では、500万画素のRGBカメラによって、実物に近いリアルなテクスチャを再現可能です。赤外線VCSELレーザーによって髪の毛など黒い対象物も安全にスキャンが可能に。明るい環境でも正確に対象物をスキャンします。

LED光源で正確・高速に3Dスキャン

EinScan H2はLEDレーザーモードも使用できます。0.05mmのスキャン精度、スキャン速度 1,200,000ポイント/秒の高速3Dスキャンが可能に。正確に素早くオブジェクトの3Dデータ化が実現できます。

大型と高速を両立した3Dスキャン

EinScan H2は最大 1,200,000ポイント/秒で、LEDモードで420 x 440 mm、紫外線モードで780 x 900 mmのスキャンサイズで3Dスキャニングが可能です。従来のHに比べロストしにくくなりました。

EinScan H2は目に見えない紫外線によって安全にスキャンが可能です。顔や人体にも安心して使用できます。

EinScan H2のLEDモードは高精細で高速に3Dスキャナーが可能です。製品のスキャンなどにも最適です。

EinScan H2はOBJ、STL、 ASC、 PLY、 P3、 3MFなど多彩なデータ形式に対応しています。

ワークへのマーカー貼り付けなしでも。
幾何学的な特徴を正確に取得します。

本体仕様

スペック
本体寸法108 mm x 110 mm x 237 mm
本体重量731.1 g
ソフトウェアEXScanH; Solid Edge SHINING 3D Edition
データフォーマットSTL, OBJ, PLY, ASC, 3MF, P3
PC接続方法USB 3.0
入力電源DC:12 V,5.0 A
動作可能温度0°C – 40°C
動作可能湿度10% RH – 90% RH
認証CE,FCC,ROHS,WEEE,KC

スキャン仕様

LEDモード赤外線モード
光源白色LED光(可視)赤外VCSEL(不可視)
安全性クラス対象外LED光(eye-safe)クラス1(eye-safe)
スキャン精度最大 0.05 mm最大 0.1 mm
被写体長スキャン精度最大 0.05 mm + 0.1 mm/m最大 0.1 mm + 0.3 mm/m
スキャンスピード1,200,000 ポイント/秒1,060,000 ポイント/秒
アラインモードマーカーポイント
形状合わせ
マーカーと形状のハイブリッド
テクスチャー
マーカーポイント
形状合わせ
マーカーと形状のハイブリッド
テクスチャー
被写界深度200 – 700 mm200 – 1500 mm
視野(シングルスキャン範囲)420 x 440 mm780 x 900 mm
点群距離0.2 – 3 mm0.2 – 3 mm
対象物との推奨距離470 mm470 mm
内蔵カラーカメラありあり
テクスチャスキャン
テクスチャ解像度500万画素500万画素

動作環境

推奨スペック必要スペック
OSWindows 10, 11 64bitWindows 10 64bit
グラフィックカードNVIDIA GTX/RTX, RTX2060 以上NVIDIA GTX1060 以上
ビデオメモリ6GB 以上4GB 以上
CPUIntel I7-11700 以上Intel I7-8700 以上
メモリ64GB 以上16GB 以上

EinScan H2は製品開発の過程において設計やデザインで活躍します。形を作った後スキャンすれば3Dデータ化が可能です。

リバースエンジニアリングの3Dスキャンに最適です。新たな製品開発をより、スピーディーにサポートします。

3Dスキャンは医療やヘルスケアでも活躍します。義肢や骨、固定具などいろいろな分野で活躍します。

EinScan H2の正確さは3Dデータ制作、3Dデザインなどのデジタル教育のトレーニングに使用できます。

アート作品のデジタル利用や文化財のデータでの保管など、3Dデータでクリエイティブな活動を促進します。

3Dデータが中心のアニメーションやCG、VR&ARなどのデジタル産業の制作に役立ちます。

専用ソフトウェア搭載

EinScan H2は高品質の3Dモデルを簡単に生成することができる高性能ソフトウェアSolid Edge SHINING 3D Editionを搭載しています。スキャンツールとメッシュ編集ツールの両方を備えプロフェッショナルデータ編集が可能。また、スキャン状況をソフトウエア上でリアルタイムに見ることが可能です。インターフェースもより簡単になり、ワークフローを効率化します。

対応出力形式: STL, OBJ, PLY, 3MF, ASC, P3

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3Dスキャナー価格完全ガイド: 予算別・用途別のおすすめ機種とコストを網羅的に解説

3Dスキャナーに関する選び方の完全ガイドをご紹介しています。
価格や用途など予算に合わせたおすすめ機種を網羅しています。

3Dプリンターの展示会 TCT Japan が開催予定

TCT JAPAN 3Dプリンティング技術が結集する
最大級の展示会

今年も3Dプリンタ―の国内最大級の展示会TCT JAPANがやってまいりました。

3Dプリンティング技術の最前線を一堂に集め、その進化が登場します。

最新の3Dプリンターから革新的な素材、ソフトウェアソリューションまで、AMテクノロジーの最先端がわかるのがこのイベントの魅力です。

TCT Japanは、参加者にとっては、最新技術の学びの場であり、業界のトレンドを掴む絶好の機会です。

今年も東京ビッグサイト 東3ホールにおいて、2024年1月31日~2月2日の期間で開催されます。

公式サイト:https://www.tctjapan.jp/

スタートアップや海外企業などAM業界への
新規参入企業が登場。

今年のTCT Japanでは、新しい波を起こす新たにスタートアップや海外企業が出展予定です。

これらの新規参入企業は、3DプリンティングとAM(付加製造)技術に新たな価値を与えてくれます。

特に日本国内における3Dプリンタ―や3Dスキャナーは中心的なブランドが決まっていましたが新しいメーカーやスタートアップの登場によって、さらに選択肢が広がります。

さらに3Dプリンター装置メーカーだけではなく、材料・ソフトウェア・計測機器・造形サービスなども登場予定です。

カンファレンス開催;3日間にわたる40セッション

TCT Japanのハイライトの一つが、3日間にわたる充実したカンファレンスプログラムです。

約40セッションにわたり、3DプリンティングとAM技術の最前線にいる専門家や業界のリーダーたちが知見を共有します。

ウォーラーズレポートの著者であるTerry Wohlers氏や、経済産業省の素形材産業室長、Boston Consulting Groupのパートナーなど、業界のキーパーソンたちが登壇予定です。

他にも、航空宇宙、医療といった注目の応用分野や最新の研究開発についても深く掘り下げます。出展者によるセミナーも含まれ、参加者にとっては学びと発見に満ちたプログラムとなるでしょう。

TCT Japanアンケートから3Dプリントの今と未来が
わかる

TCT Japanのアンケート報告は、3DプリンティングやAM(付加製造)技術の現状と将来のトレンドを明らかにします。

3DプリンティングやAM技術を現在活用状況

現在、多くの企業が3Dプリンティング技術を活用しており、その用途は日々拡大しています。特に、試作や小規模生産におけるその重要性が高まっています。

試作での活用が大半

多くの企業が、新製品の開発段階での試作品作成に3Dプリンティング技術を用いています。これにより、製品開発のスピードと効率が大幅に向上しています。

高まる小ロット量産と治工具などへの利用

その一方で、小ロット生産や特殊な治工具の製作においての活用が今後期待されています。3Dプリンタ―はカスタマイズが容易で、従来の製造方法では困難だった形状の製品も容易に生産できるようになりました。また金型のように初期コストをかけることなく、モノづくりに取り組めるのが大きな期待となっています。

3Dプリント導入へ向けた課題

一方で、3Dプリンティングの導入にはまだ課題が存在します。材料のコスト、精度、強度などの技術的な側面や、適切なスキルを持つ人材の不足などが挙げられます。

TCT Japanで未来を体験しよう!

TCT Japanは3DプリンティングとAM技術の現在と未来を目の当たりにできる一大展示会です。

実機による最先端技術のデモンストレーションや業界の専門家からの豊富なセミナーなど、未来の製造業のトレンドを学ぶことができます。是非参加してみてはいかがでしょうか?

TCT Japan 概要

名称 TCT Japan 2024 -3Dプリンティング & AM技術の総合展

主催 株式会社JTBコミュニケーションデザイン

日程 展示会開催(東京ビッグサイト): 2024年1月31日(水)~2月2日(金)10:00-17:00

会場 東京ビッグサイト 東ホール・会議棟

予定参加者数 40,000名 同時開催展・オンライン参加者含む

入場料 無料(完全WEB来場登録制)

Figure 4 vs. デスクトップ光造形 – 完全なアッセンブリモデルでの精度比較分析

「精度の違い: Figure 4 vs. デスクトップ光造形 – 完全なアッセンブリモデルでの比較分析」

量産グレードに求められる精度とは?

3Dプリンターが最も利用されている分野が形状試作ですが、最も期待されている領域がパーツ等など最終品の製造です。これまでプラスチックの最終品の製造は射出成形などの金型量産が中心でしたら、3Dプリント技術の進化で、3Dデータからのダイレクトな製造が徐々に登場しつつあります。

今回ご紹介するFigure4 3Dプリンタ―とリジッドグレイも成形品レベルが作れる機種として期待が集まります。その中でも今回は嵌め合わせやアッセンブルの精度の事例をご紹介します。

嵌め合わせの課題

現在、3Dプリンターは手ごろな価格で様々な機種が登場していますが、とりわけ形だけの確認であればほとんどの機種が対応していますが、その一方で、嵌め合わせの実現には、まだほとんどの3Dプリンターが繰り返しの検証が必要です

特に複数のパーツを嵌め合わせるアッセンブルパーツの試作においてはいくつかの課題が残っています。

クリアランスの課題

篏合を作る場合、多くの3Dプリンターで課題となるのがクリアランスの問題です。特に、複数の部品を組み合わせる際には、微妙なズレやギャップが生じることが少なくありません。特に、パーツとパーツが組み合わさるクリアランス部分の調整が必要になります。

何度も試作できるのが3Dプリンターのメリットですが、パターンを検証する分だけ、時間がかかります。

また、3Dプリンタ―は積層しながら形にしていくため、造形方向によって精度が異なり、ズレによってはまらない場合もあります。


外部環境による影響(湿度、温度変化など)での変形や劣化


表面の荒れや不均一な仕上がりによる見た目の問題

デスクトップ型光造形3Dプリンターとの比較

それでは実際に、デスクトップ型3Dプリンターとの比較検証を行っていきたいと思います。デスクトップ型でどこまで嵌め合わせのレベルが出せるのか、主に、嵌め合わせ精度、見た目の滑らかさ、高精細さ、耐久性や強度、耐候性などの劣化などの面からご紹介してまいります。

使用するパーツ

いくつかの複数のパーツを組み合わせて検証するため、なるべく複数パターンの嵌めあいができるように、以下のパーツを選定しました。材料は一般的なスタンダード硬質材料を使用します。

100万円以下の光造形3Dプリンター検証

光造形3Dプリンターは、UV硬化性レジンに紫外線を照射して硬化して形にします。最近では100万円以下の光造形3Dプリンタ―でも優れた性能を発揮します。

実際に造形が完了したものになります。100万円以下の光造形3Dプリンターは造形方向によって微妙な形状の差が出るため、なるべく同じ方向でプリント設定を行いました。100万円以下の光造形機もかなり品質が向上していますが、成形品レベルには遠いのが現状です。

微妙な仕上がりの違い

嵌めあうかどうかの検証

細かい精度の違い

水平レベルの仕上がりの比較

100万円以下はサポート跡が残りやすい

 Figure4の利点

次はFigure4でプリント検証を行います。Figure4ではリジッドグレイを使用して検証をおこないました。リジッドグレイは、Figure4の材料の中でも、成形品に匹敵する滑らかさ、高精細さ、耐候性、耐久性を持つ材料です。特に、他の光造形3Dプリンターと異なる点が、耐候性です。一般的に光造形3Dプリンターの材料は紫外線で劣化や形状変化が進みますが、リジッドグレイは高い耐候性によって最終品としても使用が可能です。

Figure4のプリント設定

Figure4のプリント設定は、その高い性能を最大限に引き出すためのものです。精度や速度、材料の特性に合わせて最適化されており、これにより一貫した高品質な造形が可能となっています。

材料Rigid Gray
積層ピッチ50μm
造形品質Premium
配置4 個/1 造形
造形時間約 6 時間 50 分/1 造形
使用材料量約 107g(サポート含む)/1 造形
材料コスト3,000円~

高い嵌め合わせ精度


高精細さ


耐久性・強度


耐候性

Figure4でアッセンブルパーツの試作から
小ロット量産まで

今回レポートしたようにFigure4を使うと、複雑なアッセンブルパーツの試作も可能になります。 機能検証のプロトタイピングなどだけではなく、ロットが少ない小ロットパーツの量産にも使用が可能です。金型を作成しなくても、低コストから始めることが可能です。

材料使用前のテスト3Dプリント・無料サンプル受け付け中

機種/Figure 4(フィギュア4)

i-MAKERではご紹介の3Dプリンターのテスト3Dプリント、サンプルを無料でご提供しております。ご使用前の仕上がりやご用途に即した材料かどうか、ぜひご活用ください。

洗浄に必要なものとは?これだけそろえれば大丈夫

光造形3Dプリンター洗浄に必要なもの

光造形3Dプリンターは、微細で精密なオブジェクトを造形するのに最適な3Dプリンターです。この技術では、紫外線を液体のUVレジンにあてて硬化させますが、プリント後の未硬化レジンを適切に除去することが、製品の造形品質に影響を与えます。 そのため、洗浄を行うための適切なツールの用意、特に洗浄液の選択が重要です。また、効果的な洗浄のためには、適切な容器や安全装備も不可欠です。この安全配慮は洗浄液の種類によって異なりますので注意が必要です。適切な洗浄環境の構築が、3Dプリントの品質を向上させるだけではなく、作業者の方々の健康管理に大きな影響を与えます。今回は光造形3Dプリンターの洗浄に必要なものという切り口から、疑問にお答えします。

洗浄液の選び方とポイント

洗浄液とは?

光造形3Dプリンターの洗浄で最も重要なのが洗浄液です。未効果のレジンは一般的には水で落とすことができません。専用の洗浄液が不可欠です。この液体は、未硬化のレジンを効果的に溶かし、取り除くために使用されます。一般的にIPA(イソプロピルアルコール)が推奨されてきましたが、IPAは使用するためには安全性、環境コスト、廃棄コストの3点からハードルが高いといえます

安全な洗浄液の推奨

光造形の洗浄液は、現在はIPAに代わり安全性は洗浄液が推奨されます。特にIPAとは違い、有機溶剤に該当しないということが重要です。有機溶剤は安全性が懸念されるだけではなく、有規則の規則に合致した環境構築やコストが発生します。毒性、臭いなどの健康面での影響が少なく、かつ産業廃棄物処理など、運用全体で洗浄液を選択することが求められます。

IPA(イソプロピルアルコール)のハードル

洗浄環境に必要なツールと安全環境について

3DMedSupo(メドサポ)の場合

基本的な保護装備

ニトリル手袋、キッチンペーパー、保護エプロンなどの基本的な安全装備が必要です。これらのアイテムは、洗浄液に直接触れることを避け、皮膚や衣服を保護するために重要です。

換気の良い
作業スペースの確保

洗浄作業には、良好な換気が必要です。窓や扉を開けて空気の流れを確保するか、適切な換気システムを設置することが望ましいです。

安全な作業環境の準備

作業スペースは清潔かつ整理整頓されている必要があります。すべての安全装備と洗浄道具を手の届く場所に配置します。

IPA(イソプロピルアルコール)の場合

防毒マスクの必要性
(IPAのみ必要)

IPAを使用する場合のみ、防毒マスクの着用が義務付けられます。これは、有機溶剤中毒予防規則に
のっとった決まりです。

局所排気装置の設置
(IPAのみ必要)

IPAを使用する場合のみ、局所排気装置の設置が義務付けられます。これは、有機溶剤中毒予防規則にのっとった決まりです。

作業環境測定
(IPAのみ必要)

年2回、国家資格取得者による作業環境測定を有機溶剤中毒予防規則にのっとって行う必要があります。

洗浄プロセスをサポートする補助アイテム

乾燥ラックやエアブロワー

乾燥ラックは、洗浄されたオブジェクトを均一に乾燥させるために必要です。また、エアブロワーは、小さな溝や穴に残った水分を迅速かつ効果的に取り除くのに役立ちます。
※エアブロワーで吹きすぎると造形物が柔らかいと崩れる可能性があります。慎重に使用しましょう。

残留物を取り除くための
ペーパータオルやクロス

洗浄プロセス中には、特に未硬化のレジンがプリントオブジェクトの表面に残ることがあります。残留物は、ペーパータオルやクロスを使って慎重に拭き取ることが必要です。

産業廃棄物処理の疑問

光造形3Dプリンターの洗浄プロセスでは、使用済みの洗浄液の適切な処理が環境保護の観点から非常に重要です。特に、イソプロピルアルコール(IPA)のような有機溶剤ではなくてもレジンを使用している場合、そのまま下水に流すことはできません

所定の行政機関に問い合わせをし、地元の産業廃棄物処理サービスにて引き取り処理を行う必要があります。引き取り処理には1回あたりや容量当たりの費用がかかります。

3D MedSupoでは、廃液をそのまま無料で引き取り処理を行うため、産業廃棄物処理のコストと手間がかかりません。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

まとめ:正しい洗浄のために

光造形の洗浄に関して、用意するものがさまざまあります。また使用する洗浄液の種類によっても異なってきます。正しい洗浄環境の用意は、洗浄工程自体をより効率化し、造形物の品質にも影響を与えると同時に、作業者の健康、さらにはランニングコストなどにも影響を与えます。そのため洗浄液の選択から正しい判断が求められます。

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光造形のプロセス 3Dプリントが完了して完成ではないの?

光造形のプロセス
3Dプリントが完了して完成ではないの?

光造形のプロセスとは

光造形3Dプリンターは、造形して完了ではありません。造形後にも洗浄や場合によっては二次硬化といった後工程が必要になります。ここでは光造形のプロセスと、その後の工程などが必要な理由についてご紹介しましょう。

基本的な仕組み

まず光造形のプリントがどのように行われるかを知っておく必要があります。光造形方式はUVレジンといわれる、紫外線が当たると固まる液体のレジンが材料です。このUVレジンに紫外線を当てながら、0.1mmや、0.05mmといった非常に薄い膜を何層も積み重ねて形にします。そのため、完成した造形物は、3Dプリントが終了すると周辺がレジンでべとべとに覆われています

洗浄が必要な理由

3Dプリントが完了した造形物はレジンがこびりついているためそのままでは使用できません。このレジンを落とす必要があります。レジンは一般的には水では落ちません。特殊な水洗いレジンという材料もありますが強度が無く、一般的には洗浄液で落とす必要があります。洗浄液に一定時間(10分から20分程度)つけておくことで、レジンが溶けだして造形物の周りが綺麗になります。

洗浄は後工程の基本

洗浄では表面のレジンを洗い落としますが、この洗浄が不十分だとどのようなことが起きるのでしょうか?レジンが充分洗い落とせないで造形物が乾燥してしまった場合、未硬化のレジンは蛍光灯などで固まるため、造形物の一部として硬化してしまいます。こうした未硬化部分だった場所は柔らかい状態で固まってしまうので、造形物の形状が変わったり、崩れ安くなります。

乾燥

洗浄が終わった後は乾燥です。洗浄は基本的にアルコール系などの液体を使用しますが、造形物を使用するためには乾燥して完全に洗浄液が揮発してから使用します。乾燥が不十分の状態で二次硬化などをしてしまうと、洗浄液が造形物に吸収されてしまい、造形物が脆くなったりする可能性があります。

二次硬化

光造形では仕上げに二次硬化を行う場合もあります。二次硬化とは、追加で紫外線や熱を加える工程です。光造形は3Dプリントが完了した後、層と層の間に目に見えない完全に固まっていない半硬化層というものがあります。この半硬化層を完全に固めるには二次硬化が必要です。二次硬化は全ての種類の材料で必要なわけではなく、高強度な材料や柔軟性がある材料などで必要になります。

まとめ

基本的に光造形方式では3Dプリントが完了した後も、洗浄と二次硬化のプロセスをしっかりと行うことで、造形物のクオリティを向上させることができます。また洗浄などが不十分だと、造形物自体に影響を与えたり、完成度が低くなる可能性があります。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーンの管理項目は?有規則非該当で優しい

3Dメディカルクリーンの管理項目は?
有規則非該当で優しい

3Dメディカルクリーンは管理コストが低い

光造形の洗浄液のために開発された3Dメディカルクリーンですが、洗浄液として使用する場合、管理コストが他の有機溶剤と比べた場合、管理の手間がかからないという点が挙げられます。

ここでは3Dメディカルクリーンにかかる管理を、一般的な有機溶剤であるIPAと比較した場合でご紹介しましょう。

有機溶剤作業主任者技能講習の実施と
作業主任者の選定が不要

3DメディカルクリーンはIPAのように選任の管理者を置く必要がありません。IPAでは、有機溶剤作業主任者技能講習を受けたものを管理者置く必要があります。この作業主任者は、主に局所排気装置の点検や、防毒マスクの徹底などを管理しますが、3Dメディカルクリーンでは不要です。

作業環境測定が不要

3Dメディカルクリーンでは作業環境測定も不要です。作業環境測定とは国家資格を持った作業環境測定士が年2回、洗浄を行っている環境の測定と改善を行う必要があります。これも費用がかかります。

防毒マスクの着用が不要

3Dメディカルクリーンでは有機溶剤に該当せず、IPAよりも毒性が低いため、防毒マスクの着用が不要です。防毒マスクはIPAなどの場合には着用義務があり、フィルターを頻繁に交換しなければなりません。

提示の不要

3Dメディカルクリーンでは上記作業環境に関する項目の提示義務は不要です。IPAでは、有機溶剤であることから作業主任者や有機溶剤の人体に関する影響を提示しなければなりません。

有機溶剤等健康診断の不要

3Dメディカルクリーンでは有機溶剤を使用した場合の健康診断を行う必要がありません。

IPAでは、6カ月に1回、作業者の健康診断を行わなければなりません。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

洗浄が造形物に与える影響とは

洗浄が造形物に与える影響とは

洗浄の役割と効果

光造形の後工程で行う洗浄にはいくつかの役割と効果があります。ここでは洗浄液が造形物に与える影響などについてもご紹介します。

まず、洗浄の役割ですが、基本的に造形物にこびりついた余分なレジンを洗い落とすという効果があります。この場合、レジンを溶かして落としています。レジンをしっかり落とすことで、造形物の周りから固まっていないレジンがなくなり、造形物本来の形が出てきます。

洗浄が不十分な場合

洗浄が仮に不十分に行われた場合、造形物にはどのような影響が出てくるのでしょうか。まず、洗浄が不十分で余分なレジンが落とし切れていない場合、造形物にレジンがのこってしまい、もしそのまま硬化してしまうと造形物の形状が変わってしまう可能性があります。こうして後から固まってしまったレジンは、他の造形物の部分と比べても柔らかくて脆く、かけてしまう可能性があります。

洗浄をやりすぎた場合

光造形のレジンはアクリルなどをベースに作られており、洗浄液はこうしたアクリル系のプラスチックを溶かす特性があります。そのため、決められた時間以上に洗浄液にひたしておくと、造形物自体が溶けてしまう可能性があります。また完全に溶けなくても、柔らかく脆くなるケースがあります。

洗浄液が定期的に交換が必要な理由

洗浄液はまた、使用しているとレジンが溶けだしてきて洗浄力が落ちてきてしまいます。洗浄力が落ちると、造形物に余分なレジンがこびりつき、造形物自体の品質が低下します。そのため、洗浄液は定期的に交換することが必要です。

詳しくはこちら

まとめ

上記の用な影響から、第一に洗浄液は定期的に交換して洗浄力を常に保つことが求められます。第二に、洗浄のやりすぎは造形物自体にも影響を与えるため、一定時間内で取り出すことが必要です。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

メタノールとは

メタノールとは

メタノールとは

光造形の洗浄液ではメタノールも使用することができます。ただし、メタノールはほとんど使用されているケースがありません。第一にIPA(イソプロピルアルコール)が安価で簡単に手に入る一方、メタノールはあまりなじみがないという点が挙げられます。

メタノールは別名、メチルアルコールといわれ、一般的に知られている存在としては、理科の実験などで使用するアルコールランプの液体です。またホルマリン漬けのホルマリンの原料としても知られています。メタノールは木材から精製された溶剤で、発火性が強く、万が一人体に入ってしまうと有害であることから、洗浄液としては一般的ではありません

洗浄液として使用する場合にも有機溶剤中毒予防規則に該当するため、作業主任者の選任や国家資格者による作業環境測定、局所排気装置の設置、健康診断義務、防毒マスクの着用などが求められます。

洗浄液で使用する場合には、有規則に該当せず、毒性が低い3Dメディカルクリーンが推奨です。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

スキャンデータの保存と保存先変更

スキャンデータの保存先

SOL PRO 3Dスキャナーでは、スキャンデータの保存先があらかじめ決められています。Windowsの場合、「C:\Users\”ユーザー名”\AppData\Local\ScanDimension\SOL PRO\」となっています。

フォルダ内部にスキャンしたデータが蓄積されています。

スキャンデータの保存の注意点

3Dスキャンしたデータは、非常にデータ量が多いのが特長です。例えば、以下のスキャンデータは〇〇MBの重さがあります。また複数方向からマージしたデータはさらに重くなり、1ギガを超える場合があります。そのため、定期的にスキャンしたデータを整理する必要があります。別のフォルダやハードディスクなどに移行したり使用しないスキャンデータは削除しましょう。

SOL PRO Viewerでも保存できる

スキャンしたデータは冒頭でご紹介したハードディスク内部に保存されますが、SOL PRO Viewerで開いたのち別のフォルダに保存することも可能です。

スキャンデータの保存先を変更する

またSOL PRO Creatorではスキャンデータの保存先をあらかじめ設定で変更することができます。SOL PRO Creatorの設定⇒データストレージ⇒コレクションの保存先で任意のフォルダを選択し変更が可能です。

SOL PRO 3Dスキャナーのキャリブレーションと頻度

キャリブレーションとは?

3Dスキャナーを使用する前には必ずキャリブレーションが必要です。キャリブレーションとは調整という意味で、一般的には計測器の値を調整するために使用されます。3Dスキャナーは計測器ではありませんが、定期的なキャリブレーションが必要になります。今回はSOL PRO 3Dスキャナーのキャリブレーション方法と頻度についてご紹介します。

SOL PROのキャリブレーション方法

SOL PRO 3Dスキャナーのキャリブレーション方法は簡単です。3Dスキャナーをセットアップ後、スキャンモードを選択します。そのあと、キャリブレーションボタンを押すだけでキャリブレーションが完了します。その際、ターンテーブルには何も置かないでください。

キャリブレーションの所要時間は使用するパソコンや選択するモードによって異なりますが、だいたい数分から10分程度です。

キャリブレーションはスキャンの度に実行しますが、1度キャリブレーションを行うと、次回以降は一瞬でキャリブレーションが完了します。

キャリブレーションの頻度とタイミング

SOL PRO 3Dスキャナーではキャリブレーションをどの頻度で行うかご紹介します。基本的には①スキャナーを使用した場所を変更した場合、②長期間(1カ月以上)など使用していない場合、③近距離モードと遠距離モードを変更した場合、④高精細モード、通常モード、ターボモードを変更した場合の4つのタイミングになります。

3つのスキャンモード(高精細、通常、ターボ)の比較

SOL PRO 3Dスキャナーの3つのスキャンモード

SOL PRO 3Dスキャナーには高精細、通常、ターボといった3つのスキャンモードがあります。それぞれで違いがあり、用途によって使い分けることでワークフローの効率化が可能です。ここでは3つのスキャンモードについてその違いをご紹介します。

3つのスキャンモード比較一覧表

SOL PRO 3Dスキャナーの3つのスキャンモードの比較一覧表です。

スキャン精度回転数スキャン時間
高精度0.05mm10回転20分
通常0.1mm10回転10分
ターボ0.1mm10回転5分
※スキャン時間は目安です。使用するパソコンのスペックによって異なります。

高精度モード

SOL PRO 高精度モードはスキャン精度が0.05mmのスキャンモードです。より細かく精密にスキャンしたいときに使用します。高精度モードでは、キャリブレーションの後に高精度プロファイルを実施し、スキャンを行います。

通常モード

通常モードはスキャン精度が0.1mmのスキャンモードになります。通常モードはデフォルト設定のスキャンになります。

ターボモード

ターボモードはスキャン精度が0.1mmですが、ターンテーブルの回転スピードを速くしたモードで、より高速でスキャンするモードです。

3つのスキャンモードのスキャン比較

下記は3つのスキャンモードのスキャン比較です。寸法の誤差、テクスチャともに比較した数値になります。

3Dスキャンソフト SOL PRO CreatorVer2.0の特長と基本機能

SOL PRO 専用のスキャニングソフト

SOL PRO 3Dスキャナーは、無料のスキャン専用ソフトが付属します。SOL PRO Creatorという専用ソフトで、パソコンにインストールして使用します。ここではSOL PRO Creatorの概要と特長についてご紹介します。

SOL PRO Creatorの特長 初心者でも超簡単

SOL PRO Creatorの特長は「非常に使いやすいインターフェースと簡単さ」です。基本的にキャリブレーションを行いスキャンするというボタンをクリックするだけの、誰でも使える簡単な3Dスキャナーです。複雑な操作や、特別な知識は何も必要ありません。モードを選ぶだけですぐにスキャンが始められるソフトウェアです。

3つのスキャンモードから選択

SOL PRO Creatorでは、まずスキャンモードを選択します。高速でスキャンできるターボモード、通常スキャンモード、高精細の高精細モードの3種類です。モードの違いは以下の通りです。

モード回転数回転スピードスキャン精度
高精細10回転遅い0.05mm
通常10回転通常0.1mm
ターボ10回転速い0.1mm

それぞれのモードについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。

SOL PRO 3Dスキャナー:高精度スキャンモード

SOL PRO 3Dスキャナー:ターボ(高速)スキャンモード

SOL PRO 3Dスキャナー:通常スキャンモード

キャリブレーション

SOL PRO Creatorではキャリブレーションも自動です。方法は簡単で、ターンテーブルに何も置かない状態でキャリブレーションボタンを押すだけです。ターンテーブルに描かれたランダムドットをレーザーでスキャンしキャリブレーションが完了します。

自動メッシュ化

SOL PRO Creatorでは、自動でメッシュ化します。3Dスキャナーは対象物の形状をさまざまな個所で点でデータ化します。このスキャンされた点の群れをつなぐメッシュ化という作業を行い、ポリゴンモデルに変換します。SOL PRO Creatorでは、メッシュ化もボタン一つで自動です。その際、スキャンできていない箇所などは自動で面張りします。

暗い対象物をスキャンするダークモード

SOL PRO Creatorでは、暗めの対象物をスキャンするダークモードが搭載されています。3Dスキャナーは暗めの対象物はスキャンしにくい傾向にありますが、SOL PROの場合にはダークモードにチェックを入れるだけで3Dスキャンが可能です。

テクスチャ無モード

SOL PRO 3Dスキャナーのスキャンは、レーザービームで対象物の形状をスキャンし、LEDカメラで対象物のテクスチャを撮影し、ソフトウェア上でマージします。しかしテクスチャがいらない場合には、初めからテクスチャが無い状態でスキャンが可能です。その場合には「テクスチャを除く」にチェックを入れます。

不安定モード

SOL PRO 3Dスキャナーでは不安定なオブジェクトをスキャンするための不安定モードもあります。ターンテーブルの回転を1回ずつ停止し、スキャンするモードです。

アライメント機能(自動マージ)

SOL PRO Creatorの機能として、アライメントといって別方向からのスキャンを行い、自動で張り合わせる機能があります。例えば裏面も一緒に撮りたい場合などにこの機能を使用します。2方向からスキャンを行った後、メッシュ作成ボタンを押すと自動で二つのデータを結合します。

アライメント機能(3点自動補正)

SOL PRO Creator Ver2.0では、手動のアライメント機能がバージョンアップしました。別方向からスキャンしたデータに3点以上の特徴点をつけることで、方向違いのモデルを自動で結合することが可能です。ただし3点自動補正の場合にはテクスチャは除かれます。

ゴミとり機能

SOL PRO Creator Ver2.0では、ゴミとり機能も搭載されています。例えば、不安定な対象物を治具などを置き固定した場合、その治具までスキャンされます。こうした余分なスキャンされたものを簡単に選択して削除することができます。

SOL PRO 3Dスキャナーのターンテーブルの置き方とコツ

ターンテーブルの置き方で何が変わるのか?

SOL PRO 3Dスキャナーは、スキャニングを成功させるコツがあります。スキャン対象物のサイズによって、ターンテーブルでどの位置に配置すればよいのかといったポイントがあります。

また、特に異なる方向からスキャンしたデータを自動で調整するマージを成功させる際に、ターンテーブルの置き方によって、その正確さが変わる場合があります。ここではターンテーブルの置き方とコツについてご紹介しましょう。

3センチ以下の対象物

2センチ以上(SOL PROの最小スキャンサイズ)、3センチ以下の対象物をスキャンする場合には、以下の写真のようにターンテーブルの中央の穴と周囲にある小さいくぼみの間に対象物を置くと成功しやすくなります。


3センチ以上、10センチ以下の対象物

3センチ以上、10センチ以下の対象物をスキャンする場合は、ターンテーブルの内径(10センチ程度)の範囲内に配置して、近距離モードでスキャンするとより正確にスキャンできます。


10センチ以上、17センチ以下の対象物

10センチ以上、17センチ以下の対象物をスキャンする場合には、ターンテーブルの外径よりも若干大きいサイズでもスキャンが可能です。遠距離モードでスキャンします。


マージを成功させるコツ

SOL PRO 3Dスキャナーの自動マージ機能は、ターンテーブルの置き方によって、正確さが変わります。マージを成功させるコツはなるべく同じ位置に配置することでより正確さが増します。

SOL PRO 3DスキャナーのPCの必要スペック

3Dスキャナーに使用するパソコンの特長

3Dスキャナーは、パソコンに接続してソフトウェアを起動してスキャニングを行います。そのため、使用するパソコンのスペックも決められていることが多く、何点か注意すべき特長などがあります。

特にパソコンのスペックが足りない場合、3Dスキャナー自体が起動できない可能性もあるので、注意しましょう。

SOL PRO の推奨スペック

対応OSWindows 10/11 64ビット(x64)
グラフィックカード2GB以上のメモリ、OpenGL 3.3以上をサポート
(OpenCL 1.2以上のサポートが推奨)
推奨ハードウェア2.4GHz processor, 8コア(16 logical processors), 32GB RAM, 100GB free disk space (system drive)
電源入力USB3.0(最大 800 mA)×1
インターネット接続セットアップ時、ソフトウェアやアップデートのダウンロード時に必要

グラフィックカード

3Dモデルを取り扱うソフトではグラフィックカードのスペックが一定以上が必要になります。グラフィックカードはパソコンのディスプレイに画像や映像を映すための部品になり、3Dモデルを画面上で操作したり、見たりするのに必要な部分です。グラフィックカードが要求スペックに満たない場合、スキャンソフトが起動しないケースや、動きが遅い場合があります。

CPUメモリ

CPUのメモリも推奨以上のものがおすすめです。CPUはパソコンの処理装置のことで、データの処理などパソコンを動かす際の核になる部分です。CPUが高いとデータの処理スピードが上がります。3DスキャナーではCPUのスペックも要求が決められており、推奨に満たない場合には、動作が遅くなったり、ソフトが操作できない場合があります。またCPUによっては、スキャンソフト以外を使用するとパソコンやスキャンスピードが遅くなり可能性があります。

USB3.0

SOL PRO 3Dスキャナーでは、USB3.0接続が必要です。SOL PRO 3Dスキャナーの特長の一つが電源供給をパソコンから行うという仕様になっており、USB3.0接続が必要になります。そのため使用するパソコンのUSB接続を確認しましょう。USB3.0以外であれば変換ケーブルを使用すれば接続が可能です。

グラフィックカード

3Dモデルを取り扱うソフトではグラフィックカードのスペックが一定以上が必要になります。グラフィックカードはパソコンのディスプレイに画像や映像を映すための部品になり、3Dモデルを画面上で操作したり、見たりするのに必要な部分です。グラフィックカードが要求スペックに満たない場合、スキャンソフトが起動しないケースや、動きが遅い場合があります。


CPUメモリ

CPUのメモリも推奨以上のものがおすすめです。CPUはパソコンの処理装置のことで、データの処理などパソコンを動かす際の核になる部分です。CPUが高いとデータの処理スピードが上がります。3DスキャナーではCPUのスペックも要求が決められており、推奨に満たない場合には、動作が遅くなったり、ソフトが操作できない場合があります。またCPUによっては、スキャンソフト以外を使用するとパソコンやスキャンスピードが遅くなり可能性があります。


USB3.0

SOL PRO 3Dスキャナーでは、USB3.0接続が必要です。SOL PRO 3Dスキャナーの特長の一つが電源供給をパソコンから行うという仕様になっており、USB3.0接続が必要になります。そのため使用するパソコンのUSB接続を確認しましょう。USB3.0以外であれば変換ケーブルを使用すれば接続が可能です。

SOL PRO 3Dスキャナーで準備するもの

3Dスキャナーに必要なもの

SOL PRO 3Dスキャナーはデスクトップ型の3Dスキャナーで簡単に3Dデータを取得できるのが特長です。セットアップを行う前に、スキャニングに必要な準備するものを把握しておく必要があります。ここではSOL PRO 3Dスキャナーのセットアップ前に準備するものをご紹介しましょう。

パソコン

3Dスキャナーは、レーザービームで物体の形状をスキャニングしますが、データを生成するのはソフトウェアです。そのため3Dスキャナーを接続しソフトウェアを操作するためのパソコンが必要です。

パソコンのスペックはスキャナーによって異なりますが、一般的にはハードウェアやグラフィックカードの推奨要件が決まっています。特に3Dデータを扱うため、パソコンを動かすハードのメモリやグラフィックカードは比較的高スペックな機種が必要です。

SOL PROの推奨要件

対応OSWindows 10/11 64ビット(x64)
グラフィックカード2GB以上のメモリ、OpenGL 3.3以上をサポート
(OpenCL 1.2以上のサポートが推奨)
推奨ハードウェア2.4GHz processor, 8コア(16 logical processors), 32GB RAM, 100GB free disk space (system drive)
電源入力USB3.0(最大 800 mA)×1
インターネット接続セットアップ時、ソフトウェアやアップデートのダウンロード時に必要

机や台

3Dスキャナーとパソコンを使用するための机や台が必要になります。ノートパソコンなどを使用する場合には、SOL PRO 3Dスキャナーはコンパクトなため、机一つで十分です。


インターネット接続

SOL PRO 3Dスキャナーでは外部インターネット接続が必要になります。スキャナー起動時のみ、メーカーのサーバーにシリアルナンバーを読みにアクセスが必要になります。セキュリティソフトやファイヤーウォールなど外部サーバーへのアクセスが制限されている場合には、一時的にテザリングなどによってアクセスする必要があります。

あると便利なもの

基本的にSOL PRO 3Dスキャナーを使用する際に準備するものはパソコンと机だけでスタートできますが、あると便利なものについてもご紹介します。スキャンする対象物によっては、以下のツールが必要な場合があります。

スキャン専用スプレー

金属などの光沢がある対象物や透明な対象物では、レーザーを反射してしまったり、透過してしまうため、そのままではスキャンができません。そのため、表面をコーティングするスキャン専用スプレーが必要になります。スキャン専用スプレーは時間がたつと揮発するスプレーで、決められた時間でスキャンするには最適です。


かさ上げの治具

対象物の形状によっては、物体の下部にレーザーが当たらない可能性があります。その場合、底上げするための治具などが必要です。例えば、透明なアクリルの板などを積み重ねると、治具部分はスキャンされず、物体の下部までスキャンしやすくなります。


粘土、粘着テープ

粘土や粘着テープもあると便利です。例えば、葉っぱやペンなど、それだけでは自立が難しい対象物は、粘土やテープなどでターンテーブルに固定することで、スキャンがしやすくなります。

SOL PRO インターネット接続が必要な理由と注意点

初回起動時のみインターネット接続を行う

SOL PRO 3Dスキャナーは起動時のみインターネット接続が必要になります。インターネット経由でメーカーであるグローバルスキャニング社のサーバーにアクセスし、スキャナーのシリアルナンバーとログを確認するためです。これにより、スキャナー本体が使用できるようになります。

スキャン時にはインターネット接続は不要

この機能はスキャナー起動時のみで、それ以降のインターネット接続は不要です。キャリブレーションやスキャン時にはローカル環境でも使用できます。

インターネット接続ができない場合

まれにセキュリティやファイヤーウォールの制限によってインターネット接続ができない環境で使用される場合、テザリングを使用するか、グローバルスキャニング社へのアクセスのみ許可する設定などが必要になります。

SOL PROをセットアップして使用するまでの基本的な流れ

SOL PROを使用するまでの基本的な流れ

SOL PROを使用するまでの基本的な流れについてご紹介します。スキャナーのセットアップには準備がそろっていれば、組み立てからスキャン開始まで30分程度で完了します

事前に準備するものを用意する

SOL PROでは、以下の3点があれば3Dスキャンが開始できます。パソコン、机、インターネット接続です。

SOL PROの組みたて

SOL PRO3Dスキャナーはターンテーブル、スキャナー本体、支柱、ポールという4つのパーツに分かれています。手順に従って組み立てを行います。組み立てについては「SOL PRO 3Dスキャナーの組みたて」をご参照ください。

組み立て工程は5分以内に終わります。

パソコンのソフトウェアインストール

次に使用するパソコンにSOL PRO専用ソフトウェアをインストールします。インストールについては「SOLPRO専用ソフトウェア」をご参照ください。

ソフトウェアインストールも数分程度で完了します。

SOL PROを専用の遮光ケースの中に入れる

SOL PRO 3Dスキャナーの特長の一つが、専用の遮光ケースが付属している点です。これはスキャン中の外部からの光を遮断し、より正確にきれいにスキャンするためのツールです。

SOL PRO 3Dスキャナーとパソコンを接続する

SOL PROの組みたてとパソコンの準備が整ったら、次にSOL PROを付属のUSB3.0のケーブルでパソコンと接続してください。

これでセットアップは完了です。あとはパソコンでSOL PRO Creatorを起動し、手順にのっとってスキャンを開始します。

SOL PROのターンテーブルの回転数とモードの違いについて

SOL PRO 3Dスキャナーのターンテーブルの役割

SOL PRO 3Dスキャナーはターンテーブルに対象物を置き、回転させながら対象物の形状をスキャニングを行います。またスキャンモードも高精細、通常、ターボとありますが、それぞれで回転数は変わるのでしょうか。

基本的に高精細、通常、ターボどのモードもターンテーブルの回転数は10回です。物体を10方向から、レーザーを当てて、形状とテクスチャを読み取り3Dデータ化を行います。

モードの違い

それでは高精細、通常、ターボの違いはどのようになるのでしょうか。回転数は同じですが各モードは以下のような違いがあります。

モード回転数回転スピードスキャン精度
高精細10回転遅い0.05mm
通常10回転通常0.1mm
ターボ10回転速い0.1mm

高精細は10回転ですが、スキャン精度が0.05mmになり、かつ回転数も落としてじっくりとスキャニングします。通常モードとターボモードの違いは回転スピードのスピードの違いです。これにより、対象物のスキャンレベルが変わり、用途によって使い分けができます。

SOL PROのソフトウェアは2種類

SOL PROで使用する二つのソフトウェア

SOL PRO 3Dスキャナーでは、二つのソフトウェアを使用します。この二つは無料で使用することが可能です。第一がスキャンを行う「SOL PRO Creator」で、第二がスキャンしたデータを見るための「SOL PRO Viewer」になります。

SOL PRO Creator

SOL PRO CreatorはSOL 3Dスキャナーを操作するためのスキャンソフトです。主な機能は、以下の通りで、基本的にすべて自動で3Dデータ化までを行ってくれます。

①スキャンモードを選ぶ

②キャリブレーションを行う

③スキャンを行う

④自動メッシュ化

操作はとても簡単で、スキャンモードを選択後、キャリブレーションボタンをクリックし、対象物をターンテーブルにおいてスキャンボタンを押すだけです。3Dモデルのメッシュ化まで自動で行ってくれるのが特長です。

また、バージョン2.0以降、以下の機能も搭載しています。

⑤ゴミとり機能

⑥3点マージ補正

スキャナーは対象物の表面などによって、レーザー光の加減やブレなどでごみなどがスキャンされてしまう可能性があります。その場合、余分な個所をゴミとり機能によって削除することが可能です。

また、3点マージ補正は、別方向からスキャンした対象物の特徴点にポイントを付けて、位置調整をすることができます。

SOL PRO Viewer

SOL PROのもう一つのソフトがSOL PRO Viewerです。SOL PRO Viewerは、3Dスキャンしたデータを開くためのソフトで、基本的には3Dデータを開く機能、見る機能と、書き出すという機能があります。見る機能では、点群の形状やテクスチャなどが見れます。また書き出し機能では、ObJ形式以外にSTLやPLY、XYZなどの形式で書き出しが可能で、3Dプリントなども可能です。

SOL PRO3Dスキャナーのスキャンサイズについて

SOL PROで3Dスキャンできる物体のサイズとは

卓上型の3Dスキャナーでは、スキャンできるサイズが決められています。スキャナーの大きさによって異なりますが、基本的にはターンテーブルの中に納まるサイズになります。SOL PRO 3Dスキャナーでは、明確に最小2センチ四方以上、最大17センチ四方以下と決められています。

SOL PROの二つのスキャンモード

SOL PRO 3Dスキャナーでは、上記のスキャンサイズが決められていますが、スキャンヘッドを動かすことで、対象物のスキャンサイズに応じたスキャンモードを選択できます。

遠距離モード

対象物が直径 70 ~ 170 mm、高さ 80 ~ 170 mmの場合には、遠距離モードを使用したほうがスキャン精度が高くなります


近距離モード

対象物が直径 20 ~ 100 mm、高さ 20 ~ 100 mmの場合には、近距離モードを使用したほうがスキャン精度が高くなります

SOL PRO 3Dスキャナーは持ち運びできますか?

SOL PRO 3Dスキャナーは持ち運びが簡単

SOL PRO 3Dスキャナーは、スキャナーのパーツを組み立てて使用するため、ばらしてパーツにすれば持ち運びも簡単です。付属の箱自体の大きさもコンパクトで、持ち運びが簡単です。

より最小に収めたい場合には、以下のように極力小さい箱でも収納可能です。

ノートパソコンと合わせれば携帯が可能

スキャンに使用するパソコンも要求スペックを満たしているノートパソコンをあわせて使用すれば持ち運びも簡単で、どんな場所でも使用が可能です。

セットアップはわずか15分程度

例えば、SOL PRO 3Dスキャナーとノートパソコンで持ち運び、移動先でスキャンを行う場合でもセットアップはわずか15分以内で完了します。

SOL PROは軽量、コンパクト、非常に携帯性に優れ、どの場所でも使用が可能です。

SOL PRO 3Dスキャナーの電源供給

SOL PRO 3Dスキャナーの電源は

SOL PRO 3Dスキャナーは直接コンセントから電源を供給しませんUSB3.0ケーブル経由でソフトウェア使用のパソコン経由で電源を供給しています。そのため、パソコンがUSB3.0に対応しているか、対応していない場合には、USB3.0の変換アダプタを使用します。

また、USB3.0で接続すれば、システム要件を満たすどのパソコンでも使用可能で、持ち運びや複数パソコンでの使いまわしも可能です。ソフトウェアは無料なため、パソコンにインストールすればすぐに使用可能です。

SOL PRO 3Dスキャナーの遮光テントの使い方と効果

SOL PRO 3Dスキャナーの遮光テントとは?

SOL PRO 3Dスキャナーが他の3Dスキャナーと異なる点が、専用の遮光テントが付属している点です。基本的にスキャン中はこの遮光テントの内部でスキャニングを行いますが、この遮光テントにはどのような効果があるのでしょうか?

遮光テントを使う理由

一般的に3Dスキャナーで遮光テントを使用するケースは非常に珍しいですが、なぜSOL PRO 3Dスキャナーは遮光テントを使用するのでしょうか?その理由は二つあります。

外部環境からの影響を極力排除

3DスキャナーはレーザーやLEDカメラなどによって対象物の形状や表面のテクスチャを撮影しながらスキャニングを行います。そのため、スキャンする環境などによっては、蛍光灯や自然光など外部の環境がスキャン結果に影響を与える可能性があります。SOL PROでは、こうした外部環境の影響を極力排し、スキャン結果をより高品質にするために、遮光テントを付属で提供しています。


マーカーを貼る手間を排除

遮光ケースを使用しない3Dスキャナーは遮光しない代わりに、マーカーを対処物に貼ることで物体の形状をスキャンします。そのためスキャンごとにマーカーを貼るといった作業が必要になります。一方、SOL PRO 3Dスキャナーは、ターンテーブルにマーカーが描かれており、ケースと合わせることで、スキャンごとに貼る手間をなくしてスムーズに正確にスキャンできるようにしています。

遮光ケースの使い方

SOL PROの遮光ケースの使い方は簡単です。そのままケースの内部にSOL PROを配置し、通し穴からUSBケーブルを出してパソコンに接続します。遮光ケース上部に暗幕をかぶせ完了です。これでスキャンスタートです。遮光ケースは持ち運びの際には折り畳みができるようになっているので、スキャナーとともに携帯も可能です。

SOL PRO 3Dスキャナーの仕様要件

SOL PRO 3Dスキャナーを使用する基本的な条件

SOL PRO 3Dスキャナーは、デスクトップ型の3Dスキャナーとして、フルカラーからテクスチャ無の形状データまで、高精細にスキャニングが可能です。ここではSOL PRO 3Dスキャナーを使用する際の基本的な条件についてご紹介しましょう。

システム要件

3Dスキャナーは、物体をレーザービームに充てて、その表面を点群データ化し3Dのモデルを生成します。そのため使用するパソコンはそれなりに負荷がかかり、一定のシステム要件を満たすことが必要です。詳しくは「SOL PRO 3DスキャナーのパソコンPCの必要スペック」でご紹介していますが、以下の通りです。

対応OS:Windows 10/11 64ビット(x64)
グラフィックカード:2GB以上のメモリ、OpenGL 3.3以上をサポート
(OpenCL 1.2以上のサポートが推奨)
推奨ハードウェア:2.4GHz processor, 8コア(16 logical processors), 32GB RAM, 100GB free disk space (system drive)
電源入力:USB3.0(最大 800 mA)×1
インターネット接続:セットアップ時、ソフトウェアやアップデートのダウンロード時に必要

電源供給がUSB3.0でパソコンから

SOL PRO 3Dスキャナーを使用するもう一つの必要要件が、電源供給が直接ではなく、USB3.0によるパソコンからの電源供給になります。そのためUSB3.0に対応してないパソコンは変換ケーブルが必要になります。

インターネット接続

SOL PRO 3Dスキャナーは、初回起動時にメーカーであるグローバルスキャニング社のサーバーへアクセスしてシリアルNOを読みにいきます。そのためインターネット接続が必要です。

オブジェクトのサイズ

SOL PRO 3Dスキャナーはスキャンできるサイズが決められています。ターンテーブルに乗る範囲内の大きさで最大17センチ四方までです。また最小は2センチ以上です。

物体の表面

3Dスキャナー全般に言えることですが、スキャナーはレーザービームを当ててその反射の距離によって対象物の形状を点群データ化します。そのため物体の表面が第一にレーザーが当たるものです。例えば、透明や半透明、光沢があるものなどレーザーが反射してしまうものはスキャンできません。こうした対象物をスキャンする場合にはスキャン専用スプレーを使用しましょう。

物体の形状

SOL PRO 3Dスキャナーは、ターンテーブルを10回転し、10方向から対象物にレーザービームを当てて物体の形を3Dデータ化します。そのため、物体の形状があまりに細かすぎたり、形状として、レーザーが入らない形状などはスキャンができない場合があります。

スキャン時間

SOL PRO 3Dスキャナーのスキャン時間は使用するパソコンのスペック、メモリやグラフィックカードのスペックによって異なります。システム要件を満たしていても、パソコンの性能が高いほどスキャン時間は短くなります。

SOL PRO 3Dスキャナーのスキャン精度とは

スキャン精度とは?

3Dスキャナーの精度は、スキャンした物体の形状やサイズをどれだけ正確にデジタルデータとして再現できるかを示す指標です。精度が高いほど、現実世界の物体を忠実にデジタル化することができます。

3Dスキャナーの精度は主に2つの要素で評価されます。

SOL PROのスキャン精度

第一が言葉の通りスキャン精度です。スキャン精度は、3Dスキャナーが計測する物体の形状やサイズが、実際の物体とどれだけ一致しているかを示す指標です。単位は通常、ミリメートル(mm)やマイクロメートル(μm)で表されます。

SOL PROのスキャン精度はモードによって異なり、高精細モードだと0.05mm、通常モード、ターボモードだと0.1mmです。

例えば単純な掲載で、スキャン精度が0.05mmで、実際の物体の幅が50mmである場合、スキャンされたデータの幅は、49.95mmから50.05mmの範囲内になることが予想されます。


SOL PROのスキャン解像度

解像度は、3Dスキャナーが捉えることができる最小のディテールの大きさを示す指標です。

これは、3Dスキャンデータ内の隣接する点の最小距離として表されます。解像度が高いほど、より細かいディテールが再現できます。解像度も単位はミリメートル(mm)やマイクロメートル(μm)で表されます。

SOL PROのスキャン解像度は通常モードの場合、平均解像度が 0.07 mmです。高精度モードだと、平均解像度が0.035mmです。

スキャン精度に与える影響

実は3Dスキャナーのスキャン精度に影響を与える指標は単純ではありません。上記の二つの指標の数値以外にも、スキャン精度には以下のようなポイントが重要になってきます。

センサー品質対象物を正確にとらえる機能
マルチセンサー複数のセンサー(例えば光学センサーと触覚センサー)を統合しているかどうか
ソフトウェアの性能データ解析と生成処理の性能
エラー訂正機能測定データの欠損やノイズの補正など
環境要件光などの環境や使用状況への影響排除
キャリブレーションの質キャリブレーションの正確性
光源の種類と数単一ではなく複数の組み合わせ
データ処理機能ノイズ除去やメッシュ生成、データ整合性の向上などのポストプロセッシングが自動化されているかどうか
ユーザーインターフェースハードとソフトの使いやすさ

SOL PROの高い精度を実現する機能

SOL PROでは、上記の指標に加え、さらに以下の機能を登載することで、より正確なスキャン性能を実現しています。

ターンテーブルのランダムドットと
キャリブレーション

SOL PROでは、ターンテーブル自体にランダムドットのマーキングを施すことで、より正確なスキャニングが可能です。またキャリブレーション機能がメーカーサーバーからベースデータを取得


遮光専用暗幕の搭載

SOL PRO 3Dスキャナーでは、専用の遮光暗幕が付属しており、スキャニング中の外部からの環境要因を極力排除することができます。蛍光灯や外部からの光など、スキャンに影響を与える要素を取り除くことでより正確に物体がスキャンできます。


形状とテクスチャの自動補正機能

SOL PROではレーザービームで物体の形状を、LEDカメラで物体表面のテクスチャを撮影し、その二つのデータを合わせてフルカラーデータを作成します。このデータの統合に独自技術(特許取得)が用いられており、より正確な位置合わせが可能です。


データ処理(自動メッシュ化)

SOL PROでは、基本的なデータ処理を自動で行う機能があります。表面の点群データを取得後、各点群をメッシュ化する工程も自動で行うことで、より間違いなく3Dのポリゴンモデルを生成可能です。


マージ機能(自動マージ)

SOL PROの特長として、自動マージ機能が搭載されています。物体の対象物を複数方向からスキャンした後、自動で位置合わせが可能です。自動マージは2方向から5方向まで追加することができますが、基本的に2方向で正確な位置合わせが可能です。ただしターンテーブルの置く位置などでマージがずれる場合があります。


マージ機能(3点自動補正)

上記のマージ機能の補完として3点自動補正機能が搭載されています。点群の形状データのみ(カラーテクスチャは除く)ですが、二方向からスキャンしたデータの特徴点、3点以上のポイント補正を行うことで、より正確に物体の3Dモデルを構築します。

SOL PROの二つのスキャンモードで精度が変わる

SOL PRO 3Dスキャナーの精度は上記の通りですが、さらに他のスキャナーにはない特長を備えています。スキャナーのヘッドを遠距離と近距離の二つにセットすることが可能で、よりスキャン精度を向上させることが可能です。スキャンする対象物の大きさに応じて、スキャンのモードを変更することで正確さが向上します。

具体的には、直径 20 ~ 100 mm、高さ 20 ~ 100 mmの物体は近距離モードで、直径 70 ~ 170 mm、高さ 80 ~ 170 mmは遠距離モードでスキャンするとより精度が向上します。

SOL PRO 3Dスキャナーでスキャンできる耐荷重量

ターンテーブルの耐荷重量

SOL PRO 3Dスキャナーではスキャンする対象物の耐荷重量が決められています。2㎏以下であることです。ただし、スキャンできる最大サイズが17センチ以下になりますが17センチ以下で2㎏以上の重さがあるものは金などの金属でかなり限定されます。

SOL PRO 3Dスキャナーのサイズと重量

SOL PRO 3Dスキャナーのサイズ

SOL PRO 3Dスキャナーのサイズは、組み立て時だと高さ190mm×幅200mm×長さ490mmです。ただし、SOL PRO は専用の遮光ケースの中で使用するため、遮光ケースのサイズが高さ280mm×幅330mm×長さ600mmになります。

SOL PRO 3Dスキャナーの重量

SOL PRO 3Dスキャナーの重量は、スキャナー本体、ターンテーブル、スタンドを組み立てた完成した状態で1034g(遮光ケース除く)です。

3Dスキャナー専用スプレーを使う方法

3Dスキャン専用スプレーの役割

3Dスキャナーを使う際に、あると便利な存在が3Dスキャン専用スプレーです。3Dスキャン専用スプレーの役割は、スキャン対象物の表面にスプレーすることによって、スキャンをしやすくする効果があります。3DスキャナーはレーザービームやLEDカメラを使用することによって、対象物の表面を3Dデータ化しますが、対象物の形状や質感などによってはスキャンできない、もしくはスキャンしにくい場合があります。そんなときにスキャン専用スプレーを使用することで、より綺麗に正確に3Dスキャンが可能になります。

3Dスキャンしにくい対象物とは?

それでは、スキャンしにくい対象物とはどのようなものになるのでしょうか?一般的に3Dスキャナーはレーザービームをあてて、対象物との距離を測定して3Dデータ化していきますが、表面が光沢があったり、黒かったりすると、レーザービームが正確に当たらずに、スキャンできない場合があります。例えば、金属パーツなどはスキャンしにくい対象物といえるでしょう。またピアノブラックのようにプラスチックでも光沢がある黒い対象物などはスキャンができません。こうしたスキャンしにくい対象物にスキャン専用スプレーを塗布することによってより3Dスキャンが正確になります。

3Dスキャン専用スプレーの仕組みと特長

3Dスキャン専用スプレーは他のスプレーと違い、どのような仕組みや特長があるのでしょうか?第一に、表面を白い色にすることによって、レーザーがあたりやすくなり、正確にオブジェクトの表面をスキャニングができるようになります。また、第二に、スプレーの効果が一定時間継続するという特長があります。

例えば、スプレーをしても、塗料が落ちないなどの場合、スキャンする対象物自体に損害を与えてしまいまス。その一方で、すぐに揮発などしてしまうとスキャン自体ができません。

こうした点からスキャン専用スプレーは、対象物に損害を与えず揮発し、かつスキャンに必要な一定時間、コーティングが落ちないという特長があります。

3Dスキャン専用スプレーの使い方

3Dスキャン専用スプレーですが、使い方は以下のように使用します。

1.3Dスキャン専用スプレー缶に記載されている安全性と対象物までの距離の説明を読む。

2.スプレーする前に、対象物の表面材質の適合性を確認します。

3.スプレーを行うと白い微細なパウダーが出ます。パウダーが飛び散るのを最小限に抑えるために対象物を段ボール箱の中などに入れて使用します。

4.対象物の全面にまんべんなくスプレーします。約15~20cmの距離をとってスプレーしてください。

5. 対象物を3Dスキャナーのターンテーブルに移動させる際、ピンセットやプライヤーなどを使って対象物を直接触らないでください。

6.スキャン完了後、対象物を置いておくとスプレーが数時間で揮発して消えます

3Dスキャン専用スプレーのスキャン効果

それでは実際に3Dスキャン専用の効果について実際にスキャンした対象物についてご紹介しましょう。以下のパーツをSOL PRO 3Dスキャナーでスキャンして行いました。スキャンが一般的に難しい金属パーツを用いてテストスキャンを行います。

スプレー無の場合

スプレー無の場合、金属パーツの光沢によってレーザーをはじいてしまい、正確にスキャンができません


スプレー有の場合

一方、スプレーで塗布した見ると、対象物の形状を綺麗にスキャニングができました。

こんな対象物にスキャン専用スプレーが有効です

3Dスキャンスプレーは、対象物の表面の性質によって、レーザービームがスキャナーに正確に跳ね返らずに3Dモデルが正確にスキャンできない場合に非常に有効です。

以下で、SOLとSOL PRO 3Dスキャナーそれぞれでスキャンスプレーが有効な対象物についてご紹介します。

SOL PRO 3Dスキャナー

SOL PRO 3Dスキャナーでスキャンする場合には、以下のような対象物に有効です。SOL PRO には、他の3Dスキャナーとは違い、ダークモードといって、比較的暗めの対象物をスキャンしやすくする機能があるので、暗めなオブジェクトはできる場合があります。

SOL 3Dスキャナー

一方、通常のSOL 3Dスキャナーには暗い表面を処理するオプションがないため、暗い表面を持つオブジェクトはスキャン専用スプレーが必要です。

まとめ 

3Dスキャナー専用スプレーを使うことで、対象物の形状をより正確にスキャンしやすくなります。特に金属系のパーツや、黒系のパーツなど、工業用で使用されているパーツ類のスキャンはスプレーを使うだけでスキャンプロセスが効率化されるだけではなく、その後の3Dモデリングへのプロセスも楽になります。スキャナーとセットで使用するのがおすすめです。

光造形の洗浄完全ガイド

光造形の洗浄完全ガイド

基礎知識から注意点。ベストな洗浄液の選び方まで

本ガイドの目的

光造形3Dプリンターは、高精細、滑らかな造形ができる3Dプリント方式として、さまざまな用途に使用されています。模型やフィギュア、プロトタイプ、治工具、さらには最終パーツまで、モノづくりのさまざまなアイデアを形にするツールです。

その一方で、3Dプリンターを使用した後の工程、いわゆる洗浄工程については、あまり広く知られていません。単なる後処理、後工程としてそこに関する注意点や管理コスト、廃棄コストなどにはあまり認知されていない現状です。

特に使用する洗浄液の種類によって、さまざまな費用や手間がかかることはあまり知られていない状況です。

本ガイドでは、特に①洗浄で知っておくべきこと、②費用やコストなどの手間、③洗浄液の種類などの切り口で、より環境にやさしく、より手間がかからず、コストがかからないなど、様々な比較を交えて洗浄の注意点や推奨洗浄液をご紹介していきます。

光造形の洗浄とは 洗浄の基礎知識

光造形のプロセス 3Dプリントが完了して完成ではないの?

光造形3Dプリンターは造形が完了した後は、造形物の周りに固まっていないレジンがべとべとにこびりついています。そのままでは使用ができないため、洗浄液に浸してレジンを溶かす工程が必要です。

光造形のプロセス
3Dプリントが完了して完成ではないの?

光造形3Dプリンターは造形が完了した後は、造形物の周りに固まっていないレジンがべとべとにこびりついています。そのままでは使用ができないため、洗浄液に浸してレジンを溶かす工程が必要です。


光造形の洗浄とは?
洗浄って何のためにやるの?

洗浄とは、先にご紹介した通り未硬化の固まっていないレジンを溶かしてとることを目的にしています。通常のレジンは水では溶かすことはできないのでアルコールなどの様々な溶剤を使用します。洗浄は造形物の仕上がりに影響を与えます。


洗浄に必要なものとは?
これだけそろえれば大丈夫

光造形の洗浄には、いくつかの必要なツールが必要です。基本的には洗浄液と洗浄液を浸すための容器などが必要になります。また洗浄に使用する際にあると便利なものなど、洗浄を開始するために必要なものをご紹介します。


光造形の洗浄時間はどのぐらい?

光造形の洗浄には洗浄時間が決められています。洗浄時間は、使用する材料の種類などによっても若干異なりますが、10分から30分程度の範囲内で洗浄を行います。また洗浄時間は使用頻度でも変わります。


洗浄が造形物に与える影響とは?

洗浄は造形物の仕上がりや品質に影響を与えます。また洗浄時間によっても造形物にさまざまな影響を与えてしまいます。

知っておきたい光造形の洗浄の注意点

洗浄を行う環境と注意点 
洗浄を行う前に知っておこう!

洗浄を行う環境には様々な注意点があります。特に使用する洗浄液の種類によって、注意点が異なっています。使用する種類によっては有規則という規則に該当しさまざまな管理を行う必要がでてきます。

知っておきたい洗浄のコスト 
洗浄にはいくら費用がかかるの?

洗浄を行うにはさまざまなコストが発生します。洗浄液の費用だけではなく、使用するツール類、さらには使用する洗浄液の種類によっては初期に導入しなければならない設備や環境維持コストが発生します。

洗浄液の保管方法と注意点 
どんな場所で保管すればよいの?

洗浄液はアルコール系の溶剤を使用するため、保管する環境には一定の注意が必要になります。ここでは洗浄液の保管に関する注意点をご紹介します。

知っておきたい有規則 該当・非該当の洗浄液がある!

光造形の洗浄を行う際に、最も重要なのがどの洗浄液を使用するかです。使用する洗浄液の種類によっては、有規則(有機溶剤中毒予防規則)に該当するケースがあり、有規則での取り決めを事前に知っておく必要があります。

洗浄液の交換時期と交換方法とは 
どのタイミングで交換が必要?

光造形の洗浄液は使用しているとレジンが溶けだして濁ってきます。そのため使用頻度に応じて定期的な交換が必要です。ここでは交換時期や交換するための方法についてご紹介します。

知っておきたい洗浄液の廃棄方法と費用

使い古した洗浄液は基本的には産業廃棄物処理が必要です。また産業廃棄物処理の方法も特殊になっており自治体によって異なります。洗浄液の廃棄方法と費用についてご紹介します。

洗浄液で変わる! 種類と選ぶポイント

洗浄液の種類と選び方 
種類でコストや廃棄方法が変わる?

光造形の洗浄液は使用する種類によって、臭気や毒性、また環境整備コスト、廃棄方法などが異なってきます。ここでは洗浄液の選び方について詳しくご紹介します。

洗浄液の購入方法とは
どこで購入できるの?

洗浄液の購入方法についてご紹介します。洗浄液の種類によっては個人に販売できないケースがあります。

IPA(イソプロピルアルコール)とは? 有規則の義務が発生

光造形の洗浄で最も代表的なIPA(イソプロピルアルコール)についてご紹介します。IPAを使用する際にはさまざまな注意点があります。

3Dメディカルクリーンとは? 
一番安心で手間要らず

3DメディカルクリーンはIPAに代わる代表的な洗浄液です。IPAと同等の洗浄力を持ちながら、同時に有機溶剤ではないため、管理コスト、廃棄コストがかかりません。

エタコールとは? 
安心だけど廃棄コストがかかる

エタコールもIPAに代わる洗浄液です。毒性がなく洗浄力もIPAと同等ですが、廃棄処理を自ら行わなければなりません。

メタノールとは?

メタノールもIPAとともに光造形の洗浄液として使用が推奨されていますが、日本ではあまり使用が行われていません。

3Dメディカルクリーン 
低臭気、低毒性、廃棄コストゼロ!

3Dメディカルクリーンとは

光造形の洗浄液では、洗浄力が高く、かつ有機溶剤に該当しておらず、廃棄コストがかからない3Dメディカルクリーンを推奨しています。光造形を使用した後の洗浄の手間をなくし、環境をよりよくします。


3Dメディカルクリーンの手順、使い方

3Dメディカルクリーンを使用する際の手順や使い方についてご紹介しています。通常の洗浄液と同様にご使用が可能ですが、廃棄の手間がかかりません。回収箱と回収缶が同梱されています。


3Dメディカルクリーンは廃棄のコストゼロ!
手続き不要。

3Dメディカルクリーンは回収缶を次回購入時に引き取るため、産業廃棄物処理の手間やコストが全くかかりません。


3DメディカルクリーンとIPAの違いとメリット

3Dメディカルクリーンの特長はIPAと同等の洗浄力、乾燥力を持ちますが、有機溶剤に該当しないというメリットがあります。


3Dメディカルクリーンの購入方法

3Dメディカルクリーンは法人様でも個人のお客様でも1缶(4Lと17.7L)から購入が可能です。


3Dメディカルクリーンの管理項目は?有規則非該当で優しい費用

3Dメディカルクリーンの特長の一つが管理コストがかからないという点です。通常のIPAと比べた場合の管理コストのメリットなどをご紹介します。

提供から廃棄までワンストップ!手間いらずでエコな3Dプリンター洗浄液サービス

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

知っておきたいIPA(イソプロピルアルコール)の基礎知識

知っておきたい
IPA(イソプロピルアルコール)の基礎知識

IPA(イソプロピルアルコール)とは

光造形の洗浄工程で使用される洗浄材として、IPA(イソプロピルアルコール)が有名です。

一般的に略称であるIPAという言葉で呼ばれていますが、具体的にはどのような溶剤なのでしょうか。また取り扱う際の注意点など、知っておきたいIPA(イソプロピルアルコール)の基礎知識についてご紹介しましょう。

まず、IPAとはイソプロピルアルコールの略称で、別名イソプロパノールとも呼ばれています。アルコールの一種で主に洗浄などで使用されることが多い液体です。

IPA(イソプロピルアルコール)の特長

IPA(イソプロピルアルコール)は、大きく次の3つの特長が挙げられます。第一に他のエタノールなどのほかのアルコールに比べて安価です。第二に水溶性で水に溶けるという点が挙げられます。第三に乾燥が早いです。この3つのうち、安価で乾燥が早いという理由で、光造形の洗浄に使用されているケースが多いです。

IPA(イソプロピルアルコール)の有害性

安価で乾燥が早いという理由から、造形モデルの洗浄に使用されますが、毒性などの影響はどのような点があるのでしょうか?IPAは分類として有機溶剤に分類されるため、取り扱う際には、有機溶剤中毒予防規則、通称有規則に該当する液体です。

特に毒性の部分に関して言うと、生殖毒性が区分2、全身毒性が区分1など、毒性が高いことが挙げられ、取り扱いに注意が必要です。

IPA(イソプロピルアルコール)を使用する際の注意点

IPAは有規則にのっとって使用をしなければなりませんが、具体的にはどのような注意点があるのでしょうか。有規則については、「光造形の洗浄と知っておきたい有規則」という記事で詳しくご紹介していますが、ここでは簡単にポイントだけご紹介します。

第一に、作業主任者の選任が必要です。取り扱いには有機溶剤作業主任者技能講習を修了した者が当たります。

第二に、局所排気装置の設置が必要です。局所排気装置はダクトを備えた大掛かりな装置で、作業環境が適切に廃棄されることが必要です。

第三に、年2回の作業環境測定が必要です。作業環境測定では、国家資格を持った作業環境測定士が行います。

第四に、年2回有規則にのっとった健康診断が必要です。

第五に、作業環境中は防毒マスクの着用が義務付けられています。

IPA(イソプロピルアルコール)を使用する際には、かなりの環境整備に努めることが必要になってきます。またこの作業環境でかかる費用については、「光造形3Dプリンターの洗浄のコスト」という記事でも、より手間がかからない他の洗浄液との比較を掲載しています。

まとめ 健康リスクが少ない溶剤が推奨

IPA(イソプロピルアルコール)は安価で乾燥が早いという点から、光造形の洗浄に使用されるケースが多いですが、健康面への配慮から、使用する環境にはそれなりの用意が必要です。また、それ以外にも廃棄の手間やコストなどがかかるため、さまざまな面から考えると、毒性が低く、有機溶剤に該当しない洗浄液を使用するのがベストです。

3Dメディカルクリーンは、有規則に該当しないため、毒性も低く、かつ廃棄する際のコストや手間もかからないのでおススメです。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

光造形の洗浄液の交換時期と方法

光造形の洗浄液の交換時期と交換方法

光造形の洗浄液の交換について

光造形で造形を行った後に洗浄を行いますが、洗浄液は洗浄を重ねるほど濁ってきて洗浄力が落ちてきます。これは溶けだしたレジンが洗浄液と混ざりあい濃度がおちてレジンが落ちにくくなるためです。

洗浄力が落ちると、造形モデルのレジンが充分に取れなかったり、べたつきが残ったりします。また洗浄力が落ちたからといって洗浄しすぎると、造形モデルの内部に洗浄液が侵食し、造形モデル自体が溶けたり、強度が弱くなったりします

そこで適切な交換が必要になります。

交換するタイミングを計る方法

洗浄液の交換はどのタイミングで行うべきなのでしょうか?洗浄を行っていると、特に色がついたレジンを洗浄するとレジンが溶けだし透明であった洗浄液が濁ってきます。ただ色だけでは明確な交換時期は判断することができません。

また洗浄する造形物の大きさや、使用頻度などによっても異なってくるため、回数などでは判断が難しい傾向にあります。そこで一般的な交換方法についてご紹介します。

造形物のべたつきで判断する方法

第一の方法が原始的なのですが、洗浄した後の造形物のべたつきで判断する方法です。基本的な洗浄時間は10分から20分程度になりますが、洗浄後も造形モデルにレジンが残っていたりべたつきが残っている場合には、洗浄が充分ではない可能性があります。またレジンの種類によってべたつきが残りやすいものがあるので、追加で洗浄液を塗るなどの対応が必要になります。

濃度系を使用する場合

洗浄液の交換のタイミングは、洗浄液の濃度が落ちて洗浄力が落ちてきているタイミングです。そのため、濃度計を使用するという方法もあります。あらかじめ新しい洗浄液を使用する際に濃度を計測しておき、べたつきや洗浄力が落ちてきているタイミングで濃度計で計測し判断します。

洗浄液の交換方法とは

それでは次に洗浄液の交換方法についてご紹介しましょう。まず使用済みの洗浄液は産業廃棄物処理が必要になります。これは法律で決められており、水で流すなどの処理方法は行ってはなりません。

廃液の処理方法は使用する洗浄液でも異なります。

IPA(イソプロピルアルコール)を使用する場合

IPAは有機溶剤になるので、廃棄方法に注意が必要です。手順として、自治体や地元の産業廃棄物処理業者に問合せを行い、引き取りの依頼をします。その際、引き取りに必要な形で廃液をまとめます。一般的には使用済みのタンクなどに廃液をいれますが、固まったレジンが入っていたりすると処理できないなど、自治体や産業廃棄物処理業者ごとで基準などが異なるので、まずは問い合わせすることが必要です。

廃液処理には、約45,000円~70,000円近い処理費用が回数ごとにかかります。

3Dメディカルクリーンを使用する場合

3Dメディカルクリーンは、有規則に該当しない洗浄液で、再利用可能な洗浄液になります。3Dメディカルクリーンの廃棄方法は引き取り用の回収箱が商品とセットになっているため、産廃業者に問い合わせる必要がありません。またコストもかかりません。

まとめ 交換は廃液処理とセットで考える

洗浄液の交換時期と交換方法ですが、大切なことは、廃液の処理とセットで考えるという点です。使用する洗浄液の種類によっては、交換の度に処理コストがかかるケースが多く、その費用も見込んでおく必要があります。一方、3Dメディカルクリーンでは、回収箱と回収費用が製品価格に含まれているので、交換の際の手間とコストがかかりません。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

光造形の洗浄液の保管方法と注意点

光造形の洗浄液の保管方法と注意点

光造形の洗浄液に使われる液体

光造形3Dプリンターの後処理で使用される洗浄液には、いくつかの種類がありますが、基本的にはアルコール系に分類されるため、共通の保管方法と注意点があります。ここでは洗浄液の特性から適切な保管方法についてご紹介しましょう。

密閉された容器で保管する

洗浄液はIPA(イソプロピルアルコール)やその他のアルコール系洗浄液がありますが、基本的に密閉された容器で保管します。特に揮発性が高いという点から、揮発し有毒成分が出ないような形で保管を行います。

着火源から避ける

また、洗浄液はアルコール類であることから発火性が高いため、熱,高温のもの,火花,裸火及び他の着火源から遠ざけることが大切です。禁煙はもちろんのこと、周囲で使用する工具なども、火花を発生させないものを使用したり、粉塵やガスなどが発生する環境から遠ざけることが必要です。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。