3Dプリンターの問題点や課題

3Dプリンターの問題点や課題

3Dプリンターの問題点や課題について

3Dプリンターが開発されたのは1980年代で、まだ技術として30年も歴史がありません。今後さまざまな可能性を秘めている技術ですが、まだまだ発展途上の技術であり、現在でもさまざまな課題や問題点があります。

1.安定性の問題

3Dプリンターの最大の課題であり、問題点が造形の安定性です。3Dプリンターは3Dデータから直接物体を造形することが可能ですが、①材料、②造形する形、③機械としての特性が造形の安定性に影響します。

また3Dプリンターは材料を化学変化させながら、(例えばFDMではフィラメントを溶かして積層し、冷えて固まる、光造形は液体のレジンに紫外線が当たって固まるなど)形を作ります。

そのため、上記3つのポイントが完璧に制御できないと失敗したり、ミスをしたりしてしまいます。

安定性の影響

安定性の影響はどのような点に挙げられるのでしょうか?3Dプリンターの安定性が悪いと、プリントをかけても途中で停止する、思った通りのものができないということになります。

そうなると、時間と材料が無駄になってしまうだけではなく、次のプリントも成功するかどうかわからなくなり、業務などで使用している場合には工程に支障がでたり、多くのストレスがかかります。

安定性が高い機種がおススメの理由

3Dプリンターにある程度の安定性を求めるのであれば、1台30万円以上の価格帯が望ましいです。30万円を超える機種では、造形を安定させるための機能が搭載されているケースが多く、材料ごとのプリント設定も簡単な場合が多いです。また機種や使う材料によっても異なりますので事前に確認が必要です。

FDM3Dプリンターの安定性の問題

FDM 3Dプリンターは、フィラメントをノズルに通して、溶かして積層する造形方式です。最大の課題が、フィラメントの熱収縮になります。いったん溶けて積層され、冷えて固まる際に、樹脂が収縮することから、反ったり剥がれたりする恐れがあります。

この熱収縮は材料の種類ごとに収縮率が異なっており、安定性を保つためにはさまざまな工夫が必要です。

光造形3Dプリンターの安定性の問題

光造形3Dプリンターは、UVレジンに紫外線を照射して固める方式です。レジンの種類ごとに硬化に最適な温度や粘土、レーザーの露光時間などが決まっており、その設定がプリント安定性に影響しています。加熱や露光時間が不十分ですと、プリントが失敗する可能性が高いです。

2.操作性の問題

3Dプリンターの課題として次にあげられるのが操作性です。ここでいう操作性とは、3Dプリントを行うための設定で、ハードとソフト双方の機能やインターフェースなどのことを指します。

3Dプリンターにはプリントを行うためのさまざまな設定項目があります。この設定項目を変えることで、プリントの仕上がりなどが異なります。
また材料の種類によって、最適なプリント設定が異なります。

このプリント設定や造形のパラメーターは、3Dプリンターを扱ったことがない人からすると全くわかりません。そのためある程度の自動化、自動設定が行える3Dプリンターがベストです。

一部の機種ではこの自動化が進んでいますが、まだ3Dプリンターの操作性や自動化は課題の一つです。

3.精度の問題

FDM3Dプリンターの安定性の問題

3Dプリンターの課題の一つが精度です。よく3Dプリンターが比較されがちなのが金型量産との精度ですが、3Dプリンターは積み上げてつくる積層造形という点、また1個ずつ造形するという点から、毎回完璧に同じ仕上がりにはなりません。

こうした点から、金型量産で求められるような±10ミクロンのような厳密な精度は出ません。この精度はハイエンド機になれば若干向上しますが、今後3Dプリンターの性能が向上することで精度はさらに良くなるかもしれません。

4.見た目・仕上がりの問題

3Dプリンターの問題点で指摘されるのが見た目や仕上がりです。3Dプリンターは100ミクロンや200ミクロンなどの層で積層するのですが、造形方式によっては積層跡が目立ちます。

FDM3Dプリンターの見た目

FDM方式の3Dプリンターはフィラメントを積層するため、3Dプリンターの中では最も積層跡が目立ちます。推奨の積層ピッチがだいたい0.2mmなため、他の造形方式よりも目立ちやすいです。また素材によっては硬いため、研磨や塗装に手間がかかる場合があります。

光造形3Dプリンターの見た目

光造形3Dプリンターはレジンを硬化して積層するため、FDM方式に比べて滑らかで高精細な仕上がりができます。ただし、デスクトップタイプの3Dプリンターでは、場所や形状によって積層跡が残ってしまいます。

光造形はアクリルなどがベース材料になっているため比較的研磨や塗装がしやすいです。

インクジェット3Dプリンターの見た目

インクジェット3Dプリンターは、上記2つよりも最も積層跡が目立ちにくく仕上がりがきれいです。UV硬化性樹脂をインクジェットのように噴霧するため、積層跡がほぼ目立ちません。しかし造形後はマットな仕上がりになっているので、より光沢や見た目を向上させたい場合には研磨が必要です。

レーザー焼結3Dプリンターの見た目

レーザー焼結3Dプリンターはサポート材が付かない分、サポート跡が目立ちにくいですが、粉末を焼き固めているため、仕上がりがざらざらしています。こちらも仕上がり感を向上させたい場合には、研磨が必要です。

5.サポート材の問題

見た目の部分の課題と重なりますが、3Dプリンターはサポート材がついてしまうので、その処理や跡が残るという課題があります。造形方式ごとにサポート材の付き方は異なります。

FDM 3Dプリンターのサポート材の問題

FDM 3Dプリンターのサポート材はノズルが1本の場合には、造形材料をそのままサポート材として使用します。3Dプリンターの種類によってことなりますが、30万円以上の機種は比較的取り外しやすいです。

一方、ノズルが2本でサポート専用材料を使用する場合には、取り外しはしやすいです。水溶性や溶剤で溶けるタイプや簡単に手で撮れるタイプがあります。
ただし、サポート専用材料は対応している材料が限定されていたり、機種によって安定性が異なります。

光造形3Dプリンターのサポート材の問題

光造形3Dプリンターは基本的に造形材料でサポート部分を形成します。そのためサポート材と造形モデルのタッチポイントによっては失敗したりする場合があります。

この調整は30万円以上の機種ではソフトウェアで自動でできるケースがあります。低価格版は調整が難しく、しっかりつけると取り外しにくい場合があります。
また設置面積が大きいと取り外した跡が残ったりえぐれてしまうので、研磨やパテ埋めが必要な場合があります。

インクジェット3Dプリンターのサポート材

インクジェット3Dプリンターのサポート材は専用のサポート材料が付きます。また水や溶剤で簡単に落とすことができるため、跡なども残りません。

レーザー焼結3Dプリンターのサポート材

レーザー焼結3Dプリンターは粉末状の材料を積み重ねて造形していくためサポート材が必要ありません。

6.3Dプリンターの後処理の問題

3Dプリンターは造形後に後処理が必要な場合があります。後処理では溶剤などを使用する場合もあります。

7.3Dプリンターの時間の問題

3Dプリンターの課題の一つとして、造形時間があります。3Dプリンターはどの造形方式も0.1mmや場合によっては0.05mmや0.025mmなどの非常に細かい層でつみあげるため、その分プリント時間がかかります。

3Dプリンターの造形速度は年々スピードアップしているのですが、まだ機種や造形物の大きさによっては時間がかかります。

まとめ 
進化してきている3Dプリンター

これまでご紹介してきたような点が3Dプリンターの問題点として挙げられますが、安定性や操作性、スピードなどは年々進化し、50万円以上の3Dプリンターであれば、かなり進化を遂げつつあります。ただし完璧ではないので、データの作り方の問題やできること、できないことがはっきりしています。ただこのまま技術の進化が進めば、いずれ解消されるかもしれません。

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3Dプリンターの原理と仕組み

3Dプリンターの原理とは?

3Dプリンターには共通の原理があります。それが積層して物体を作るという点です。プラスチックや金属、セラミックなど、あらゆる素材で共通している原理です。これまで物体を作る技術は塊を削るか、溶かして型に押し込むかのどちらかが中心でしたが、3Dプリンターは積み上げるという原理によって、新たな価値を提供し始めています。

積層原理とは?

積層する原理はさまざまです。一言で3Dプリンターといっても積層するためのアプローチがさまざまです。のちに各原理の仕組みについて詳しくご紹介していきますが、「どの素材を、どのぐらいの大きさで、いかに正確に、早く積層するか?」という点が、3Dプリンターの性能を決めています。

他の加工技術との違い

3Dプリンターは他の加工技術とは違い、さまざまな点が異なっています。品質や経済性、生産性、プロセス、すべての面で従来の加工技術とは違う特長を持ち、積層するという原理が、選択しを広げています。他の加工技術との違いは以下の通りです。

 

3Dプリント

切削

加工性

高い。自在

限定される

限定される

見た目

積層跡が残り、後加工が必要

綺麗。滑らか

綺麗。滑らか

精度

精度にばらつきがある

高い。

高い。

生産性

低い。1個~数十個

サイズによっては数百個

高い。千個~数万個、それ以上も。

低い。1個単位

経済性

低い。1個から可能。

高い。百万円単位の投資が必要。

低い。1個から可能。

リードタイム

短い。数時間から数日

長い。数週間

短い。数日から1週間程度

プロセス

3Dデータから3Dプリント。

試作と型の調整が必要。

2次元CAM3次元CAMから切削。

3Dプリンターのプロセス

3Dプリンターを行うプロセスはとてもシンプルです。基本的には以下の流れで行われます。

  1. 3Dデータを作る
  2. 3Dデータをスライスソフトで開き設定する
  3. 3Dプリンターに設定したデータを送る
  4. 3Dプリント
  5. 後処理

という流れです。それでは上記のプロセスをご紹介します。

3Dデータを作る

3Dプリントを行うためには3Dデータを作る必要があります。

3Dデータとは?

ここでいう3Dデータとは3DCGデータではなく、完全立体のポリゴンデータになります。3DCGデータは表面の見た目だけが作られており、完全立体というデータにはなっていません。そのため3DCGデータから3Dプリントを行うことはできません。ここでいう3Dデータとは一般的にはCADデータなどに代表されるデータです。

3Dプリントできるデータ形式

3Dプリントできるデータ形式はSTL形式か、Obj形式のデータになります。STL3D CADソフト用のファイルフォーマットの一つで、三角形のポリゴンで形成されているデータです。

一方、Obj形式のデータWavefront社が開発した3Dモデルフォーマットで、こちらも点群データで構成されています。Obj形式ではカラーテクスチャなどを付与することができます。

一部の3Dプリンター以外、STL形式かObj形式で書き出ししないと3Dプリントできません。

スライスソフトで設定する

次にSTLObjに書き出された3Dデータを3Dプリンター用のスライスソフトで開きます。スライスソフトとは、いわば、3Dデータをどのように3Dプリントするかの設定を行うソフトです。3Dプリンター専用のスライスソフトもあれば、オープンソースのスライスソフトもあります。

スライスソフトとは?

スライスソフトとはどのような役割を担っているのでしょうか?3Dプリンターの原理は冒頭でもご紹介した通り、積層して物体を作ります。スライスソフトでは、いうなれば3Dデータをどのように積層するかを設定するためのソフトです。設定する概要は以下の項目になります。

  1. どのような方向で積層していくか?
  2. 積層ピッチ(どのぐらいの厚み)でプリントするか?
  3. サポート材はどのようにつけるか?
  4. どの位置でプリントするか?
  5. 何個プリントするか?

という点です。

こうした項目は、30万円以上の3Dプリンターであれば、自動で設定してくれるケースが多いですが、低価格タイプの3Dプリンターですとすべて人の手で設定する必要があります。

このプリント設定が3Dプリントの品質に影響を与えます。

3Dデータを3Dプリントに送る

スライスソフトで3Dプリントの設定ができたら、3Dデータを3Dプリンターに送ります。送り方は3種類あります。Wifi経由で送付するか、USBケーブルで送る、もしくはUSB端末にさして送るなどがあります。

3Dプリントを行う

3Dデータが3Dプリンターに送られたらいよいよ3Dプリントです。3Dプリンターはスライスソフトで設定した通りに動きます。各造形方式ごとの特長は後述しますが、3Dプリントは自動で行われるため、完成するまで待ちます。

⑤後処理を行う

3Dプリンターが完成後には後処理が必要になります。この後処理は造形方式別に異なっていますが、サポート材といわれる支え材を除去する作業が必要です。いかに代表的な造形方式の後処理についてご紹介します。

FDM方式の後処理

FDM方式の3Dプリンターの後処理はサポート材の除去が中心です。サポート材専用の材料を使用する場合には、手で取り外したり、溶剤で溶かしたりが必要です。一方、造形材料と同じ材料でサポート材をつける場合、手やニッパーなどを使用して取り外します。

光造形方式の後処理

光造形方式は3Dプリントが終わったあとにIPAやエタコールといったアルコール類で洗浄が必要です。洗浄といっても表面についた余分なレジンを除去することが目的で、アルコールにつけておくだけです。洗浄が終了したあとは乾燥させてサポート材を取り外します。光造形方式はサポート材専用材料がないので、ニッパーや手で取り外します。

PolyJet方式の後処理

PolyJet方式はサポート専用材料があります。サポート専用材料は溶剤やウォータージェットで弾き飛ばすことが可能です。

3Dプリンターの仕組み

ここからは各造形方式別の3Dプリンターの仕組みをご紹介してまいります。3DプリンターはFDMや光造形方式などが一般的によく知られていますが、実はさまざまな種類が登場しています。

FDM/FFF方式の原理と仕組み

FDM方式は3Dプリンターの原理の中でも最も代表的な仕組みです。もともとストラタシスが開発した造形技術で、特許が失効後、さまざまな3Dプリンターが登場しています。ちなみにFDMという名称はストラタシスの登録商標なため、FFFという言い方をしています。

FDM/FFF方式の仕組みとは

FDM/FFF方式の仕組みはシンプルです。フィラメントといわれる糸状のプラスチックをノズルに通して加熱し、溶かして積み上げていきます。ノズルは200度から300度近い高温になり、フィラメントが溶けて積み上がります。

この積層が0.1mmや0.2mmなどのピッチで積み上がり、積層された一つの物体になります。

FDM/FFF方式の特長とは

FDM/FFF方式の3Dプリンターはソフトクリームのように積み重ねる非常にシンプルな原理ですが、第一の特長として、本物の熱可塑性樹脂が使えるという点が特長です。熱可塑性樹脂はABSやナイロン、ポリプロピレンなど工業用製品に多数使用されています。強度がありしっかりした造形物を作ることができます。

FDM/FFF方式の問題:反り

FDM/FFF方式の課題として、熱収縮による反りや、形状変化があります。ノズルを通ったフィラメントはいったん溶けて、積層され、自然に冷えて固まります。その際、冷えることでフィラメントが熱収縮を起こします。その際、ABSやナイロンといった材料は反りあがる傾向にあります。

またフィラメント材料は空気中の湿気を取り込みやすい素材で、ご使用前に十分に乾燥することが必要です。湿気を吸収すると反りが強くなったり、ノズルが詰まったりします。

光造形方式の原理と仕組み

3Dプリンターの仕組みの中で、光造形方式も代表的な原理の一つです。光造形方式はUV硬化性樹脂に紫外線を照射して硬化しますが、実はさまざまな方式が登場しています。

SLA

光造形方式の代表的な原理がSLAです。紫外線をビーム状にして照射する方式で、基本的ににはガルバノミラーに紫外線を当てて、反射してUVレジンに照射します。特長としては高精細で滑らかな造形ができますが、場所によっては紫外線ビームが斜めに当たるため、精度がばらつく場合もあります。

LFS

LFS方式はSLA方式の進化版です。Formlabsが開発した技術で、レーザー稼働部分をユニット化することで、通常のSLAの弱点であるレーザーの当て方のばらつきを解消しました。常に垂直に一定にレーザーがあたるため造形する場所でも精度にばらつきがありません。

DLP

DLP方式は紫外線をプロジェクターを使って充てるタイプの光造形方式です。SLAとは違い、面で紫外線をあてるため一度に複数プリントしても造形時間は1個の場合と変わりません。

LCD

LCD方式もDLPと同様、面で紫外線を照射するタイプの光造形3Dプリンターです。DLPがプロジェクターなのとは違い、LCD液晶ディスプレイ(LCDパネル)を使用します。低コストな反面液晶ディスプレイが消耗品なため、交換が必要で、精度もDLPSLAに比べて出にくいです。

CLIP

CLIP製法はDLPの進化版ともいうべき光造形方式です。光造形方式はUVレジンに紫外線が照射されて硬化しますが、硬化を阻害する要因として酸素が挙げられます。CLIP方式は酸素を除外することで、造形スピードを向上させ、高速造形実現した光造形方式です。

パウダーベッド方式(粉末床溶融結合)の原理と仕組み

パウダーベッド方式は、材料が粉末材料をベースにしており、そこにレーザービームを当てながら積層していく仕組みです。主に金属粉末やナイロン粉末が中心材料で、以下のような原理のものがあります。

SLS(レーザー焼結法)

パウダーベッド方式で最も代表的な原理がSLSレーザー焼結法といわれる造形方式です。

ナイロンや金属粉末にレーザービームを照射し、焼き固めて積層する仕組みです。造形物の上にパウダーが積み重なって作られるためサポート材が付かないのが特長です。材料は加熱されながらレーザーで焼結するため高強度なものが作れます。また材料が再利用できるのも特長の一つです。

DMLS

DMLSは基本的な原理は、上記のSLSと同じです。ベースは同じですがレーザーの種類が異なっており、SLSよりもより高精度で高出力な造形が可能になります。

SLM(レーザー溶融法)

SLM(レーザー溶融法)は、上記のSLSDMLSと基本原理は同じですが、焼結ではなく溶融して物体を作っていきます。基本的なレーザーの種類は上記DMLSと同じですが、出力がSLMのほうが高く、溶融しながら積層できるのが特長です。

EBM(電子ビーム溶解法)

パウダーベッド方式ではこれまでご紹介してきたレーザーを原理とするものではなく、電子ビームを使って積層する仕組みの3Dプリンターも登場しています。基本的な原理は同じですが、電子ビームの場合はレーザービームに比べて高出力、高速であり、精密な金属パーツを正確に3Dプリントすることができます。

インクジェット方式の原理と仕組み

3Dプリンターの原理の一つにインクジェット方式があります。インクジェット方式とは、マテリアルを微細なレベルで噴霧して積層していく方式です。一般的にインクジェット方式の3Dプリンターはマテリアルジェッティングとバインダージェッティングの2種類に分類されます。

マテリアルジェッティング

マテリアルジェッティングとは、その名前の通り、素材そのものをインクジェットにして噴霧する仕組みです。主にストラタシスのPolyJet方式がこれに該当します。紫外線で固まるUV硬化性樹脂を吹き付け、UV光を照射しながら硬化します。特長としては滑らかで微細な加工やフルカラー造形やマルチマテリアル造形が可能です。

バインダージェッティング

バインダージェッティングとは造形材料にバインダー(結合剤)で噴霧し固めて物体にする造形方式です。このバインダーに着色材をつけて色をフルカラーにすることもできます。

シート積層法の原理と仕組み

シート積層法とは、薄いプラスチックのシートを何枚も張り合わせてその後カットすることで造形物の形状にするという仕組みです。原始的でシンプルな仕組みなので複雑な造形物や内部が空洞などの中空の形状を作ることはできません。このタイプの3Dプリンターはほぼ販売されていない状況です。

超音波凝固(UAM3Dプリントの原理と仕組み

超音波凝固3Dプリントはシート積層法の応用版の造形方式です。超音波によって非常に薄い金属箔同士を接合させて積み重ねて物体を作り、その後CNC加工機によって余分な部分を取り除き、最終的な形状に加工していく手法です。ただこちらも機械としては販売されていない状況です。

BMD方式の原理と仕組み

3Dプリンターの中にはこれまでの技術を利用した新たな原理も登場しています。BMDといわれる方式もその中の一つです。バウンドメタルデポジションといわれる方式で、金属射出成形であるMIM(メタルインジェクションモールド)の原理とFDMの原理を応用したものです。

仕組みとしては、バインダーを配合した棒状の金属材料をノズルを通して積層します。ここまではFDM方式と近いですが、その後バインダーを抜き、焼結させるというプロセスをふむことで、本物の金属が造形できる仕組みです。

GDP方式の原理と仕組み

GDPGel Dispensing Printingといい、光造形やインクジェットと、FDM方式の融合のような原理です。大型3DプリンターMassivitのために開発された造形技術で、粘性の高いUV硬化性樹脂をノズルから押し出し、UV光を照射しながら固めて積層する仕組みです。非常に高速、かつ大型の造形モデルを作ることができ、展示会のブースやサインディスプレイなどの造形に最適です。

3Dプリンターの基礎知識

3Dプリンターの基礎知識

3Dプリンターに関する疑問

3Dプリンターという言葉は広く知られるようになってきましたが、そもそも3Dプリンターはどんな技術で、どんなことができるのか?といった疑問があるかと思います。

また3Dプリンター関連の言葉は専門的な用語が多く、ものづくりになじみがない方からすると、そもそも言葉がわかりにくく、とっつきにくいという印象を持たれるかと思います。

そこで今回は3Dプリンターの基礎知識というテーマで、3Dプリンターの基本の基からご紹介したいと思います。

そもそも3Dプリンターとは?

そもそも3Dプリンターとは、どのような技術なのでしょうか?

一般的にプリンターというと、オフィスや家庭で使用する紙のプリンターをイメージされる方も多いかと思います。

しかし、3Dプリンターは、プリンターといっても全く異なる原理、方法の技術です。3Dのデータから直接物体を作れるため、なんとなくのイメージでプリンターと呼ばれていますが、わかりやすく言うと

物体を重ねて作る方法

といったほうがいいかもしれません。

例えば、ちょっと乱暴なたとえですがレゴブロックなどをイメージするといいかもしれません。ブロックを一つずつ積み重ねて形にすれば、いろいろな形を作ることができます。

3Dプリンターは、この重ねて作る技術、積層造形のことを指しています。海外では、3Dプリンターという言葉よりもadditive manufacturing(追加して製造する)といわれています。

3Dプリンターはこれまでの技術と何がちがうの?

それでは、3Dプリンターは、これまでのものを作る技術とどのような点が異なるのでしょうか?
上記で3Dプリンターは重ねて作ることをご紹介しましたが、これまでのものをつくる技術も簡単にご紹介しましょう。

金型

わたしたちの身の回りにあるさまざまな製品は、その大半が金型量産によってつくられています。金型量産とは、型を使ってモノを大量に作る技術です。

例えば、型に溶けたプラスチックを流し込んで固めると、型の形通りにものを作ることができます。

このように世の中にある大半のプラスチック製品が金型でつくられています。

切削

もうひとつものを作る技術の一つが切削です。切削とは削って作る方法です。プラスチックのかたまりをドリルで削って形にします。

切削では1点ものなどの加工で使用される技術です。

鋳造

金属を溶かして、型に流し込んで冷やして固める技術です。古い時代には仏像などをつくる技術として現代では指輪などの宝飾品を作る方法で鋳造が使用されています。

3Dプリンターが違う点

上記でご紹介した作り方と比べて3Dプリンターはどのような点が異なるのでしょうか?
次のような点が挙げられます。

型をつくるよりもはるかに低コストでものを作れる

金型をつくる場合、どんなに小さいものでも1個あたり100万円単位で費用がかかります。一方で3Dプリンターでは1個作れば作った分の材料費しかかかりません。

積層するため形状の自由度がたかい。

金型や切削では、形状の制限があります。しかし3Dプリンターでは積み上げながら形にしていくため、形状の自由度が高いです。

大がかりな設備がいらない。

3Dプリンターでは、基本的にパソコンと3Dプリンターがあれば物を作ることができます。金型量産や切削加工機のような大掛かりな設備はいりません。

3Dプリンターでどんなことができるの?

次に実際に3Dプリンターを使うとどのようなことができるのでしょうか?ここでは3Dデータから物体を3Dプリントすることでできることをまとめました。

アイデアを形にする機会が増える

3Dプリンターが普及すると、アイデアを形にする機会が増えます。これまで製品やモノのアイデアを思いついても、形にするまでには多額の費用と時間がかかりました。しかし3Dプリンターがあればより低コストで、素早く形にすることができます。

好みに合わせたカスタマイズができる

これまでの金型をつかったものづくりでは、形状が少しでも違えば、その形の型を作る必要がありました。しかし3Dプリンターではデータから直接作ることができるため、ユーザーの好みに合わせたカスタマイズができます。より細かいニーズにこたえることができます。

試作から最終品まで一貫して3Dデータから作ることができる

製品をつくるときには、必ずテストの試作を作り、検証や修正を加え、何度も試行錯誤したのちに最終品まで仕上げます。3Dプリンターがあればこうした試作や製品化までを一貫して行うことができます。

在庫を持たない・最小限のオンデマンド製造

3Dプリンターでは、在庫を持たない、もしくは最小限にしたオンデマンド製造も可能です。注文があってから3Dプリンターで作ったり、保守メンテナンスなどのサービスパーツをデータで管理し、オンデマンドで製造するという方法もあります。

サプライチェーンの変革(製造拠点のローカル化)

また3Dプリンターをいろいろな場所に配置し、データをクラウド上で共有すれば、現場で3Dプリントし、組み立てるといった製造拠点のローカル化を行うことができます。従来の製造体制からは違う分散製造が可能です。

3Dプリンターで何がつくれるの?

このように3Dプリンターを使うと、いろいろなことができますが、実際にどのようなモノを作ることができるのでしょうか?

どんな方法があるの?

3Dプリンターには積み上げるという点は共通していても、さまざまな方法があります。ここでは、3Dプリンターのいろいろな造形方式についてご紹介します。

FDM方式

FDM方式は、フィラメントといわれる糸状のプラスチックをノズルを通して、溶かしてつみあげる方法です。

 光造形方式

光造形方式はUVレジンという液体の樹脂に紫外線を照射して、1層ずつ固めて積み上げる方法です。

PolyJet方式

Polyjet方式は光造形と同種の紫外線で固まる液体樹脂を使用します。インクジェットのように噴霧し紫外線をあてながら固めていきます。

 レーザー焼結法

レーザー焼結方式は粉末状の樹脂材料にレーザービームをあてて焼き固めて物体にしていく造形方式です。

この4種類が3Dプリンターのつくる方法ですが、これ以外にもこの4種類をベースに派生した作り方があります。

“積み上げる”という基本原理を中心にさまざまなアプローチが開発されています。

どんな材料が使えるの?

3Dプリンターではいろいろな材料が登場しています。大きく分けるとプラスチックと金属ですが、ここではプラスチックを中心ご紹介します。

フィラメント材料

FDM方式専用の材料です。一般的に私たちの身の回りで使用されている工業用のプラスチックで、加熱すると柔らかくなり、冷えると固まるという特性を持っています。
糸状の形状をしており、ノズルを通して積層します。種類は非常に豊富で、強度が高いものや熱に強いもの、紫外線につよいものなど多数あります。

 レジン材料

光造形方式専用の材料です。もともと液体で、紫外線が当たることで固まります。ハンドメイドのレジンと同じ物性で、アクリルがベースになっています。さまざまな配合によって強度に強いものや熱に強いもの、鋳造で使えるものなど多数登場しています。

UV硬化性樹脂

PolyJet方式専用の材料です。こちらもUVレジンと同じ物性でもともと液体です。インクジェットのように吹き付けながら形にするため、いろいろな色を配合したり、質感を変えたりすることができます。

 パウダー材料

レーザー焼結法式専用の材料です。ナイロンなどが中心で、粉末状です。レーザービームで焼き固めるため非常に高強度で精度の高い造形ができます。

いくらから買えるの?

3Dプリンターはいろいろな価格帯が登場しています。最も安い3Dプリンターですと1台数万円から購入することができます。一番高いと1億円近い金額になり、もはや生産設備に近くなります。その違いはどのような点にあるのでしょうか?

価格の違いとは?

3Dプリンターの価格の違いは主に以下のポイントです。

①造形サイズ    サイズが大きくなれば値段も高くなります。
②使える材料    使える材料が多いほど、機械としての安定性が求められ高くなります。
③品質       仕上がりや強度、精度などが良いものは高くなります。
④自動化      プリントするための設定などが自動化されているほど高くなります。

基本的に「値段はうそをつかない」ということで価格に比例した性能になります。

10万円以下の
3Dプリンター

基本的にシンプルな機能になります。使える材料も1種類から2種類程度で、造形サイズも小さいです。「とりあえず何とか形にできる」というレベルで自動化機能などはありません。またミスプリントや調整なども自分で行わなければなりません。

30万円~50万円代の
3Dプリンター

30万円以上~50万円代の3Dプリンターになると、そこそこ自動化されていて、材料も複数使用できる機種が登場しています。ただメーカーの機種によって異なるので、自動化レベルと対応材料の2点を確認する必要があります。この2点は3Dプリンターに最も求められる機能である“安定性”に直結しているためです。造形サイズはいずれも小さいです。

50万円~100万円代の
3Dプリンター

50万円以上から100万円代の3Dプリンターでは、自動化されていて複数の材料に対応したデスクトップ型が登場し始めています。またエンプラ系などの高強度の材料が使えるようになっています。

100万円~500万円代の
3Dプリンター

100万円~500万円代の3Dプリンターになると、これまでの価格帯にプラスして造形サイズの大きさや強度・精度面のさらなる向上が挙げられます。より大きいものやより最終品レベルのものが作れ、用途が広がります。

500万円以上の
3Dプリンター

500万円以上の3Dプリンターになると、精度や強度などがより高くなり、試作の領域を超えて製造や小ロット生産が可能になります。

どんな問題点や課題があるの?

3Dプリンターにはどんな課題や問題点があるのでしょうか?まだまだ開発途上の技術であることから、これまでの加工技術に比べていくつかの点で課題が残ります。

サポート材

3Dプリンターならではですが、造形する際に物体を支えるサポート材がつきます(レーザー焼結は除く)。3Dプリンターは積み上げて重ねながら形にしていくため、形によって支えないと作れない部分があります。これを支えるのがサポート材です。サポート材は水や溶剤で流せるものもありますが、除去の跡や除去の手間などがかかります。

見た目

3Dプリンターで作られたものの見た目は、市場に出ている量産品と比べると見劣りがします。造形方式によっては積層の跡が残ってしまったり、サポート材の跡が残ってしまったりします。そのため3Dプリント後には研磨や塗装などの二次加工が必要の場合もあります。

精度

3Dプリンターで作られたものは、金型量産などと比べると精度が出にくいです。1個ずつ重ねて造形するため、厳密な意味で型のように毎回同じにすることはできません。また積み上げるという特性上、プリントする方向によって造詣物にかかる圧力が異なり、精度が変わります。

安定性

3Dプリンターの課題の一つが安定性です。3Dプリンターは、物体を化学変化させながら形にしてくため、その物体の特性を完全にコトンロールすることが必要です。このコントロールが素材の種類、作る形状、造形方式によってさまざまで、どの形状も必ず高品質に仕上げるにはそれなりの技術力が求められます。安定性は向上してきていますが、さらなる広がりが必要です。

3Dプリンターの疑問・不安、お答えします!

「3Dプリンターのことがわからない」、「初めて導入するにはどの機種を選んだら良いのかわからない」、「価格帯と性能の違いがわからない」など3Dプリンターに関する疑問、不安にお答えします!お気軽にご相談ください。

 TEL:042-444-7220
 ZOOMも対応しております。

3Dプリンター導入に


補助金を
活用しませんか?

i-MAKERでは3Dプリンター導入サポートとして、補助金活用のご支援を行っております。
3Dプリンターでは「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」が適応されるケースが多いです。採択率90%以上を誇る弊社提携の公認会計士事務所が補助金申請の不安を払拭いたします。お気軽にご相談ください。

材料使用前のテスト3Dプリント・無料サンプル受け付け中

i-MAKERではご紹介の3Dプリンターのテスト3Dプリント、サンプルを無料でご提供しております。ご使用前の仕上がりやご用途に即した材料かどうか、ぜひご活用ください。

SOL PRO 3Dスキャナー 学習用アカデミーパック

SOL PRO 3Dスキャナー
学習用・アカデミーパック!

STEAM 教育の現場をサポートする
教育用 3D スキャナー&専用教材

学校・教育機関・研究機関関係者の皆様へ


SOL PRO アカデミーパックは、デジタルファブリケーション・STEAM 教育を手軽に実践する専用教材と、教育用 3D スキャナーがセットになったパックです!
教育現場におけるデジタル教育の課題を解決しサポートします!

教育現場の STEAM 教育の課題とは?


専用教材の作成時間がない

先生が新しい技術やツールを教えるための教材を作成するには、時間とリソースが必要です。

より実践的なカリキュラムがない

デジタルファブリケーションは、理論だけでなく実践的なスキルも必要とします。

3Dソフトの使い方を学ぶ時間や手間が
少ない

3Dモデリングソフトウェアは複雑で、使いこなすには時間と練習が必要です。

デジタルファブリケーションの
プロセスがわかりにくい

デジタルファブリケーションは、アイデアの生成から設計、製造、テストまで、多くのステップを含むプロセスです。

SOL PROアカデミーパックがSTEAM教育をサポートします


実践的なテキスト

デジタルファブリケーションの概念から3Dデータ編集まで学べる実践的なテキストが付属

教育用3Dスキャナー付属

簡単 3 ステップで 3Dデータができる教育用3D スキャナーが付属

専用教材のカスタマイズ

専用教材は、要望に合わせてカスタマイズ対応致します。毎年ブラシュアップが可能(有償対応)

SOL PROアカデミーパックの使用事例


3Dスキャナでリバースエンジニアリングが学べる

既存の物体を3Dスキャナでスキャンし、その3Dモデルを作成するプロジェクトを紹介します。これにより、学生はリバースエンジニアリングのプロセスと、それが製品設計や改善にどのように役立つかを学ぶことができます。

3Dプリンターでプロトタイプにつなげる

学生が自分で設計した3Dモデルを3Dプリンターでプリントするプロジェクトを紹介します。これにより、学生はアイデアを具現化し、プロトタイプを作成するスキルを学ぶことができます。

フルカラー3Dプリントでミニチュアをつくる

学生が自分のデザインをフルカラー3Dプリンターでプリントするプロジェクトを紹介します。これにより、学生は3Dモデリングとフルカラー3Dプリンティングの技術を学ぶことができます。

 SOL PRO アカデミーパックで学べること


3D データの基本と
仕組みがわかる

3D スキャナーの基本と
使い方

3D データの完成度を
高める方法

アイデアを形に出来るプロセスが学べる

フルカラー3プリンターとの組み合わせ

光造形・FDM3Dプリンターとの組み合わせ

試作開発を通じてコミュニケーションが学べる

リバースエンジニアリングの手法と概念が学べる

製品検査・測定手法の
概念が学べる

VR/AR のデータ
制作方法

SOL PRO アカデミーパックの評価


職能訓練大学校

早稲田大学

選べるSOL PROアカデミーパックのプラン


3Dスキャナー+教材のベーシック

SOL PRO 3DスキャナーSOL PROと教材のベーシックパターン。3Dデータと概念の基本が学べます。


入門編 基本的なデジタルファブリケーションが学べる

SOL PRO3Dスキャナー+FDM 3Dプリンターor光造形3Dプリンター。3Dデータ化から3Dプリントまでデジタルファブリケーションの基本プロセスが学べます。


フルカラー編 3Dスキャンからフルカラー3Dプリントまで学べる

SOL PRO 3Dスキャナー+ミマキフルカラー3Dプリンターのセット。フルカラー3Dデータ化からフルカラー3Dプリントまで合わせて学ぶことができます。


リバース編 基本的な仕組みからリバースエンジニアリングの概念まで

SOL PRO 3Dスキャナー+高強度系3Dプリンターのセット。3Dデータを使ったリバースエンジニアリングの初歩(概念)を学び、高強度系材料で出力し学べます。


型と量産学習編

SOL PRO 3Dスキャナー+光造形3Dプリンター+小型射出成型機。3Dデータ化から射出成型用の樹脂型の3Dプリント、量産の基本を学べるセットです。

他の3Dプリンターとの組み合わせもご提案できます


教材のカスタマイズも受付中

ご利用のプランやご要望に応じて、専用教材のカスタマイズ(有償)も受け付けております。お気軽にお問合せください。

 お問い合わせ・無料見積もりはこちら

今すぐ無料見積もりを依頼し、あなたのプロジェクトをスムーズに進めましょう。専門家からのアドバイスを得ることで、時間とコストを節約し、製品の品質を向上させることができます。

FUNMAT 3Dプリンター 製品詳細

FUNMAT 3Dプリンター

スーパーエンジニアリングプラスチック対応3Dプリンター

FUNMAT HT

スーパーエンプラ対応
デスクトップ3Dプリンター

FUNMAT PRO

ABS、ポリカーボネートの
大型造形に対応

FUNMAT PRO 410

デュアルヘッド搭載。
スーパーエンプラ対応3Dプリンター

FUNAMT 3Dプリンターの2大機能

FUNMAT 3Dプリンターは、二大機能で試作から機能性パーツ、治具、小ロット生産までオールインワンのものづくりを提供します。

スーパーエンジニアリングプラスチック対応

FUNMAT 3Dプリンターの最大の特長が、スーパーエンジニアリングプラスチック対応です。

スーパーエンジニアリングプラスチックとは

スーパーエンジニアリングプラスチックは、耐熱性や耐薬品性にすぐれ高い強度を持つ熱可塑性樹脂です。PEEK、PEI、PPSU、カーボンファイバー配合など最終品や金属材料の代替として使用ができます。

耐熱性

他の汎用プラスチックには無い優れた耐熱性を備えています。
200度~300度を超える耐熱性を有し、この機能により 金属パーツの代替品としても使用が可能です。

耐薬品性

スーパーエンプラは、化学薬品、溶剤などの薬品、グリースや油、放射線などに対して優れた耐性をもち極端な環境においても機能します。

高強度

スーパーエンプラの特長の一つが高い強度です。また重量比と 剛性に加え、耐薬品性と高耐熱のたわみ温度を持ち、 金属の代替材料として使用ができます。

反りが無い大型造形が可能

FFF 3Dプリンターの最大の課題が造形時に起こる“反り”です。
FUNMAT 3DプリンターはABSやポリカーボネートなどの
反りやすい材料の大型モデルも安定して造形が可能です。

反りとは?

FFF 3Dプリンターの造形時にモデルが反りかえってしまう印刷不良のことです。これは熱可塑性樹脂の持つ熱収縮から起きる現象で、造形物が剥がれミスプリントを引き起こす可能性があります。


アニール処理で物性を強固に

アニール処理では、3Dプリント後に造形物を最高200℃まで加熱することによって樹脂の結晶化を行い、スーパーエンプラならではの優れた物性を引き出します。

FUNMAT 3Dプリンターの豊富なフィラメント材料

FUNMAT 3Dプリンターは1台で汎用プラスチックからスーパーエンプラまで多彩なフィラメント材料に対応しています。

PEEK

PEEKは、優れた機械的特性および化学的耐性を備えています。航空宇宙や自動車、石油、ガス、医療などで使用されるフィラメント材料です。

PEEK-CF

PEEKにカーボンファイバーを配合して強化された材料です。炭素繊維を配合することで更に機械的強度が増えました。

PEI(ウルテム)1010

PEI(ウルテム)1010は、機械的強度、耐熱性、耐薬品性、耐放射線性にも優れた材料です。航空宇宙、自動車、医療などに使用されます。

PPSU

PPSUは耐熱性や耐薬品性にすぐれ、耐スチーム性や難燃性にも優れたフィラメント材料です。

エンジニアリングプラスチック

エンジニアリングプラスチックは耐熱性と高強度を併せ持つ工業用プラスチックです。FUNMATでは多彩なエンプラフィラメントに対応しています。

PA6-CF(カーボンファイバー配合ナイロン)

PA-6CFは、カーボンファイバー配合で高い剛性と強度を実現しました。

PA6-GF(ガラス繊維配合ナイロン)

ナイロンをガラス繊維で強化した材料です。優れた耐衝撃強度と剛性を有し、マイナス190℃の耐寒性も備えます。

PolyMide(ナイロン)

ナイロンポリアミドのフィラメント材料です。180℃の耐熱性に加え、強度や靭性に優れ高機能なパーツに最適です。

PC-FR(ガラス繊維配合ポリカーボネート)

ポリカーボネートにガラス繊維を配合した複合材料です。優れた靭性と強度、さらには耐熱性と難燃性を持っています。

PC-ABS(ABS配合ポリカーボネート)

ポリカーボネートにABSを配合することで優れた靭性と耐熱性を有する複合材です。表面仕上げや金属メッキ加工にも対応しています。

PolyMax PC(ポリカーボネート)

ポリカーボネートのフィラメント材料です。ポリカーボネートは耐衝撃性と強度にすぐれさまざまな工業用パーツにも使用されます。

PolyLite PC(ポリカーボネート)

ポリカーボネートのフィラメント材料です。ポリカーボネートは耐衝撃性と強度にすぐれさまざまな工業用パーツにも使用されます。

PolyMaker

PolyMakerはさまざまなFDM 3Dプリンターに対応したフィラメントメーカーです。PLAやABSのような汎用プラスチックから、TPU、PC、ナイロンなどのエンジニアリングプラスチック、さらにはカーボンファイバー配合や水溶性サポート材まで幅広いフィラメント材料を提供します。


付属品

FUNMAT 3Dプリンターの押出ノズルやビルドプレートなど付属品はこちらです。

無料テストプリント・無料サンプルのお申し込みはこちら

FUNMAT 3Dプリンターの導入をご検討されているお客様に無料テストプリント・無料サンプルのサービスを提供しています。

TASTE 3Dファイバーレーザーマーカー 製品詳細

TASTE 3Dファイバー
レーザーマーカー

デスクトップの3Dファイバーレーザーマーカー

LPタイプ20W

すべての金属に対応。
エントリーモデル

M7 タイプ20W

カラーマーキングも対応。
ハイエンドモデル

M7 タイプ60W

さらに深堀もできる。
ハイパワーモデル

TASTE 3Dファイバーレーザーマーカーとは

TASTEは1台で多彩な金属・プラスチックまで印字できる高性能3Dファイバーレーザーマーカーです。工業用パーツのロット管理から、カスタマイズ品の作成まで、幅広い用途に対応しています。

高性能3Dマーキングとは

TASTEの最大の特長が高性能3Dマーキングです。
高品質なファイバーレーザーによって段差(±20mm)や、凹凸、曲面など立体にもマーキングが可能。
豊富なデータ形式に対応しており、3Dプリンターでも使用できる3DCADデータ(STL、STEP、IGES、PARASOLID)もインポート可能。より複雑な形状へのマーキングもデータ通りに印字可能です。

オートフォーカス機能で簡単

TASTEではワンタッチのオートフォーカス機能が標準搭載です。
マーキング位置も手動ではなく自動で合わせることが可能で、手動によるマーキングミスを防ぎます。
マーキング位置合わせはマーキングエリアを赤色ガイド光で照射表示。目視で簡単にマーキング位置合わせが可能です。

オフィスにも置ける安全設計

TASTEはインターロックを備えた安全扉を標準装備。
扉がしまっていないとレーザーが照射されません。これによりレーザー照射の安全性を高めオフィスでも安心して使用できます。
万一の際にはレーザーを遮断する緊急停止スイッチが使用可能。内蔵光学シャッターにより安全を保ちます。

TASTE 3Dファイバーレーザーマーカーの4大機能

TASTE 3Dファイバーレーザーマーカーは4つの機能性によって高い汎用性を発揮します。

複雑な立体形状にも印字できる

3Dファイバーレーザーによって、局面、凹凸形状、±20mmの段差など平面だけではなく複雑な立体形状にもマーキングができます。

オートフォーカス機能で高精度

ワンタッチオートフォーカス機能を搭載することで、焦点距離の調節が自動です。赤色光ガイドによって印字・加工エリアをトレースし事前確認が可能です。

デスクトップで使いやすい

554mm(W)×600mm(D)×752mm(H)の卓上サイズを実現しました。またソフトウェアとの連携もUSBケーブルで接続が可能です。

カラーマーキング(ステンレス)が可能

ステンレスとチタンではカラーマーキングを入れることができます。黒と白以外のカラー印字によって写真やイラストなどの刻印が可能です。

専用ソフトウェア 3DLaser
(標準装備)

TASTE専用ソフト3DLaserは、操作もかんたん。様々なデータ形式に対応しておりレイアウトをセットするだけでマーキング可能です。

  • Windowsフォント使用可能
  • 円弧文字等レイアウト対応
  • 赤色ガイド光による位置合わせ
  • 設定パラメーターセーブ機能
  • QRコード簡単生成機

TASTEの多彩な用途

TASTEはさまざまなものづくりの分野でカスタマイズ、名入れ、QRコード挿入、管理などでご使用いただけます。

直加工素材:ステンレス
加工対象:サバイバルナイフ
マーキング:ロゴ、QRコード

直加工素材:ステンレス
加工対象:配管部品
マーキング:会社情報

直加工素材:真鍮
加工対象:金型
マーキング:表面加工

直加工素材:アルマイト
加工対象:カメラファインダー
マーキング:製品情報

直加工素材:ステンレス
加工対象:美容室ハサミ
マーキング:店名、名入れ

直加工素材:ステンレス
加工対象:マグカップ
マーキング:名入れ

直加工素材:真鍮
加工対象:部品
マーキング:QRコード

直加工素材:ステンレス
加工対象:工具
マーキング:会社名、部署名

直加工素材:ステンレス
加工対象:美容室ハサミ
店名、名入れ

直加工素材:ステンレス
加工対象:ピンセット
マーキング:データマトリクス

直加工素材:真鍮
加工対象:部品
マーキング:QRコード

直加工素材:樹脂
加工対象:ボールペン
マーキング:会社名ロゴ、QRコード

直加工素材:真鍮
加工対象:トロフィー銘板
マーキング:各種情報

直加工素材:シルバー
加工対象:宝飾品
マーキング:イニシャル

直加工素材:樹脂(ABS)
加工対象:ランプカバー
マーキング:製品番号など

直加工素材:ステンレス
加工対象:パイプ金具
マーキング:各種情報

直加工素材:ダイカスト
加工対象:パイプ継手
マーキング:各種情報

直加工素材:真鍮
加工対象:ロックパーツ
マーキング:デザイン

付属品

レーザーマーキングを拡張する豊富な付属品

ロータリーデバイス

円筒物、円錐物の形状にマーキングする際にロータリーデバイスにセットし、回転させることで、対象物に360°マーキングが可能です。

集塵装置

フィルターが三層構造の集塵装置は微細な粉塵まで取り除くことができます。

専用キャビネット

集塵装置とデスクトップPC本体を収納することができる専用キャビネットです。

3Dプリンターとの組み合わせもOK

TASTEは金属材料以外にも3Dプリンターの造形モデルにもマーキング可能です。3Dプリント+マーキングで幅広いカスタマイズニーズにこたえることが可能です。
※3Dプリンター用材料は、検証後追加してまいります。

無料テストマーキングのお申し込みはこちら

TASTE 3Dファイバーレーザーをご検討のお客様に無料テストマーキングを提供しています。

卓上射出成型機 EASY MOLD 製品詳細

卓上射出成型機
EASY MOLD

世界最小レベルの卓上真空成型機

EASY MOLD 6

最大出力量/6g

EASY MOLD 10

最大出力量/10g

卓上射出成型機 EASY MOLD とは?

EASY MOLDは手軽に射出成形が利用できる卓上型の射出成型機です。射出成形はプラスチック加工の王様ともいえる加工技術で、加熱して溶かしたプラスチックを型に流し込み、冷やして固める技術です。EASY MOLDは3Dプリンターで作られた樹脂型や、アルミ型を使用することで、手軽にオフィスなどで射出成形品を作ることができます。

EASY MOLDでできること

EASY MOLDはとても簡単に射出成形が利用できるため、さまざまな場面で使用することができます。製品開発におけるプロトタイプや色見本確認、実材料での強度試験、多品種少量生産、新素材研究、学校でのものづくり教育、更にはパーソナルファブリケーションなど、幅広い用途に最適です。

プロトタイピング

最終品と同じ材料で試作・プロトタイピングを実現。

色見本

大型の射出成型機で量産する前に、同じ材料で色見本の確認が可能です。

0.01㎜の高い寸法精度

最終品と同じ材料で作れるため、強度や耐久性などの物性確認ができます。

多品種少量生産

樹脂型を変えることで多品種少量生産に対応することができます。

新素材研究

新たな材料開発に使用することができます。

ものづくり教育

加工技術を学ぶものづくり教育の現場に最適です。

パーソナルファブリケーション

手軽な卓上型なため、パーソナルファブリケーションの実現に利用可能です。

EASY MOLDの使い方

1.3Dプリンターでプリントした樹脂型やアルミ型をセット。容量は2種類から選択できます。

2.オス型とメス型をフォルダで固定し、セット。しっかりと固定します。

3.レバーを引いて溶けた樹脂を射出します。

4.完成

幅広いプラスチック材料が使える

EASY MOLDの原理は大型の射出成型機と同じです。加熱すると柔らかくなる物性を持つ熱可塑性プラスチックが使用できます。耐久性に優れるABS樹脂やポリプロピレン(PP)から、耐衝撃性に優れるポリカーボネート、ゴムである熱可塑性ポリウレタンなど、豊富な材料に対応しています。

3Dプリンターで樹脂型を作る

EASY MOLDで使用する型は、光造形方式やインクジェット方式の3Dプリンターで作ることができます。
樹脂型に対応している材料は強度と耐熱性に優れる材料になります。
stsratasysの高耐熱レジン
formlabsのリジット10kレジン、ハイテンプレジン

EASY MOLDのスペック

製品名:EASYMOLD-6
EASYMOLD-10
最大射出量:6g 10g
生産タクト:20ショット/H
射出圧力:手動押圧力
温度調節器:1点
ヒーター容量:100W 260W
使用電源:単相AC100V
装置寸法:W150㎜×L220㎜×H485㎜ W150㎜×L220㎜×H709㎜
重量:13kg 18.5kg
付属品:シリンダーポット3本同封
無償保証期間:納品後12カ月間

Infinity 3Dプリンター 製品詳細

Infinity 3Dプリンター

Infinity 3Dプリンターシリーズは、FDM 3Dプリンターでありながら積層跡が目立たない滑らかで精密な仕上がりを実現したデスクトップタイプの3Dプリンターです。

Infinity
X1 Speed

圧倒的な滑らかさ

Infinity
X2

滑らかさと大型を両立

圧倒的な滑らかさの秘密

一般的なFDM方式の3Dプリンターは積層跡が目立ち、仕上がりが求められる造形モデルには不向きでした。しかしInfinity 3Dプリンターシリーズは、3Dプリンターを構成する各パーツを精密に仕上げ強固な機械構造を構成することで、従来にはない層と層のピッチ合わせを実現しました。

造形時のブレを抑える強固な機械構造

Infinity X1 SpeedとInfinity X2、両者に共通する最大の特長が強固な機械構造です。3Dプリント時の造形プレートの安定性を確保するために、ポールやネジといったパーツ一つ一つにまで職人がこだわりを持って仕上げました。それにより造形時のブレを極力抑え、美しい仕上がりを実現します。

誤差0.001mmのTHKボールねじ

Infinity 3Dプリンターシリーズの最大の強みが、誤差0.001㎜という驚くべき精度を実現したTHKボールねじです。1000分の1mmという超精密さによって組み上げられたシャフトと、それによって支えられたプラットフォームは、ぶれることなく上下し、3Dプリント時のヘッドの移動によるブレを極力抑えます。造形時のずれが極限まで抑えられ、FDMとは思えない滑らかさを実現します。

高精細を実現する0.9°の
ステッピングモーター

Infinity X1 SpeedとInfinity X2のヘッドには0.9°のステッピングモーターを搭載しています。これは一般的なFDM3Dプリンターが搭載する1.8°のステッピングモーターに比べさらに細かく刻んで移動することが可能で2倍の表面解像度を実現しました。特にFDM 3Dプリンターであらが目立ちやすい局面造形時にその真価を発揮します。

Infinity 3Dプリンターの4つの特長

圧倒的な滑らかさ

強固な機械構造、優れた冷却機能、メーカー独自開発のチップによってFDMとは思えない圧倒的な滑らかさを実現します。

0.01㎜の高い寸法精度

Infinity X1 SpeedとInfinity X2はレイヤーごとの正確な位置合わせによって、誤差0.01㎜の高い寸法精度を実現しました。

サポートなしでオーバーハングが造形可能

Infinity X1 SpeedとInfinity X2は優れた冷却機能を持ちサポートで支えることなく90度のオーバーハングが造形可能です。

TPU/TPEの柔軟性フィラメントに対応

Infinity X1 SpeedとInfinity X2はともにTPUやTPEといったゴム系の柔軟性があるフィラメント材料に対応しています。

Infinity 3Dプリンターシリーズで使えるマテリアル

Infinity 3Dプリンターシリーズは1台で、さまざまなマテリアルを使うことができます。

マットPLA

マットPLAはマットな質感が特長で、より積層跡が目立たず美しい表面仕上げが可能です。

Modex TPE

軟らかくてちぎれにくい高品質なエラストマーフィラメントえす。グリップなどゴムの造形に最適です。

PolyLite PLA

カラーバリエーションが豊富なPolyMaker製PLAフィラメントで多彩な用途に使用できます。

PolyWood

木目調のPLAフィラメントであるPolyWoodを使えばほぼ継ぎ目が無い木質調の造形モデルが可能です。

PolyFlex TPU95

ショア硬度95Aの硬さを持つPolyFlex TPU95Aでは柔軟性があるゴムの造形モデルを作ることができます。

PolySmooth

レイヤーフリーに対応した専用フィラメントPolySmoothを使えばより美しい仕上がりが可能です。

対応ソフトウェア Simplify3D

Simplify3Dは、高機能を備え優れたインターフェースを持つ3Dプリンター専用のスライスソフトウェアです。
Simplify3Dは造形モデルの形状に応じたプリント設定やサポート材の設定などを簡単に行うことができるスライスソフトで、高品質な造形を行う上ではソフトウェアによる最適な制御が欠かすことができません。

Infinity 3Dプリンターの付属品

Infinity3Dプリンターシリーズでは造形を拡張させたりする付属品パーツをご提供しています。

Infinity X2高温ノズル

Infinity X2専用の高温ノズルです。簡単に脱着可能でノズル温度350度まで対応しており、ターボファンによる優れた冷却システムを搭載しています。これにより幅広い材料で高精細、滑らかな質感の造形を実現できます。またオプションパーツで450度まで高温化が可能です。


PEI(ポリエーテルイミド)付き
プラットフォーム

スーパーエンジニアリングプラスチックであるPEI(ポリエーテルイミド)に対応したプラットフォームです。450度の高温ノズルと合わせることでウルテムといわれる高耐熱、高強度のフィラメント材料をInfinity X2で使用することが可能です。

材料使用前のテスト3Dプリント・無料サンプル受け付け中

Infinity X1 SpeedとInfinity X2の導入をご検討されているお客様に無料テストプリント・無料サンプルのサービスを提供しています。硬質材料ではマットPLAで、美しい仕上がりと寸法精度を、柔軟性材料ではModex TPEに対応しております。

アイデアを実現するアクセサリ・ジュエリー3Dプリント&鋳造サービス

アイデアを実現する
アクセサリ・ジュエリー3Dプリント&鋳造サービス

ジュエリーやアクセサリの3Dプリント鋳造の悩みと課題

「3Dプリンターを導入するのが不安」

「3Dプリンターの使い方がむずかしそう」

「鋳造の知識がなくて、難しそう」

「鋳造をどの会社にお願いしたらいいかわからない」

 「鋳造すると高くなりそう」

「研磨と仕上げの技術を習得したいけどわからない」

「後仕上げにどのようなツールが必要かわからない」

「設備投資や学習コストが高すぎる」

あなたのジュエリー・アクセサリ作りの悩みを解決します

1

3Dプリントから鋳造、仕上げまでのトータルサービス

3Dデータをもとに、高品質な3Dプリントと鋳造を行います。またバリ取りや研磨など、鋳造後の仕上げ工程を行い、美しい光沢を出すための磨き加工まで提供します。

2

3Dプリンター導入支援。鋳造のデジタル化をサポート

ジュエリー・アクセサリなどの開発に3Dプリンターを導入してみませんか?豊富な導入実績をもとに、3Dプリンターを使ったロストワックス鋳造のデジタル化をサポートします。

鋳造に最適な3Dプリントアドバイスから、さらに、3Dプリント後の鋳造の受付までフォローします。あなた自身が3Dプリンターを導入して試作・ワックス作成を始めることが可能です。

3Dプリントから鋳造・磨き仕上げの一貫サービス

アイデアを形にするための一貫したサービスを提供します。3Dデータをもとに、3Dプリントから鋳造まで。アイデアが現実のものとなるまでの全工程をサポートします。

3Dデータチェック


ロストワックス鋳造に最適化されたデータか確認

ご提供の3Dデータがロストワックス鋳造に最適化されたデータ確認します。これにより、鋳造の成功率を高め、アイデアを最適な形で再現します。

3Dプリント出力


鋳造で失敗しにくい造形設定

ロストワックス鋳造で失敗しにくい造形設定を用いて3Dプリントを行います。これにより、造形物の品質を向上させ、鋳造の成功率を高めます。

造形物の品質を向上させるプリント

高品質な3Dプリントを提供します。形状に応じた最適なプリント設定を行い、デザインを忠実に再現しより綺麗な仕上がりを実現します。

ロストワックス鋳造


3Dプリントに対応した鋳造

高品質な鋳造サービスを提供します。3Dプリント用ワックスレジンに対応した鋳造を行うことで、失敗が少なく高品質な成形を提供します。

シリコン型にも対応

3Dプリントワックスレジンでは鋳造できないプラチナなどの金属のためにシリコン型での成形方法も提供します。

後仕上げ


磨き加工

バリや鋳造の際に生じた微細な欠陥を取り除く仕上げ工程を行うことで、鋳造後の完成度を高めます。

見出し

私たちは美しい光沢を出すためのさらなる磨き仕上げも行います。これにより、あなたの作品は一層魅力的な仕上がりとなります。

対応素材

シルバー

シルバーはその美しい輝きと加工しやすさから、多様なデザインのジュエリー作りに適しています。

ゴールド

10K、18K、などのゴールド素材を提供しています。ゴールドはその豊かな色彩と高い耐久性から、特別なジュエリーを作り出すのに最適です。

※一部ゴム型での対応

プラチナ

高品質なプラチナ素材を使用しています。その耐久性と美しい白色の輝きは、特別なジュエリーを作り出すのに最適です。

※ゴム型での対応

作れるもの

指輪

ペンダントトップ

ブレスレット

ピアス

その他アクセサリー

3Dプリンター導入支援
鋳造のデジタル化をサポート

私たちは3Dプリンターを導入し、鋳造をデジタル化するための全面的なサポートを提供します。

3Dプリンター選定支援

あなたのニーズに最適な3Dプリンターを選定するためのアドバイスを提供します。用途、予算、操作性など、様々な観点から最適な機種をご提案します。

3Dプリンター設置・操作研修

3Dプリンターの設置から操作まで、導入初期のサポートを行います。ソフトウェアからハードウェアの使い方、メンテナンス方法などスムーズに使用できるサポートを提供します(一部有償)。

不具合時の無料プリント代行

万が一の不具合時には無料の3Dプリント代行を提供しています。機器不具合時や交換時に3Dプリントができない際には無償でプリントしお届けします。

鋳造と磨きまでの一括した
サービスの提供

3Dプリンターでワックスモデルを作ることで、鋳造プロセスが飛躍的に高まります。しかし、3Dプリンター用材料が対応している鋳造は限定されており、専門的な技術と知識が必要です。私たちは3Dプリンター導入後も鋳造から磨きまで一括して提供します。

無料テストプリント・無料
サンプル

3Dプリンターの品質と性能を確認するために、無料のテストプリントを提供します。ご希望の3Dデータを使用してテストプリントを行い、出力結果を確認できます。また鋳造用のレジンで出力したサンプルもご提供しています。

ジュエリー・アクセサリ鋳造のデジタル化が学べる
コンテンツ

3Dプリンター用ワックスレジンで作れるもの

3Dプリンター用ワックスレジンは鋳造の工程を大幅に改善します。ワックスレジンの特徴やおすすめ3Dプリンターなどを詳しくご紹介しています。

 FAQ

Q1. 3Dモデリングと鋳造用の設計の違いについて教えてください。


A1. 3Dモデリングは物体の形状をデジタルで表現する技術です。一方、鋳造用の設計は、その3Dモデルを実際に鋳造するために必要な要素(例えば、鋳造時の収縮率や金属の流れを考慮した設計)を含みます。

 Q2. 素材はどのような材質が選べますか?


A2. シルバー、ゴールド、プラチナなど、様々な材質を選ぶことができます。

 Q3. 表面処理などは選べますか?


A3. 選べます。磨き上げ、マット仕上げなど、様々な表面処理を選択できます。

Q4. 鋳造だけお願いできますか?


A4. 可能です。3Dプリントで作成したワックスモデルをお持ち込みいただければ、それを基に鋳造を行います。

 Q5. 自分で磨き仕上げをしたいです。


A5. 可能です。鋳造後の製品をそのままお渡しし、あなた自身で磨き仕上げを行うことができます。

 Q6.  3Dプリントだけお願いできますか?


A6. はい、それも可能です。あなたの提供した3Dデータを基に、3Dプリントでワックスモデルを作成します。

Q7. 3Dプリンターの導入支援サービスには何が含まれていますか?


A7.  3Dプリンターの選定から設置、操作方法の指導、トラブルシューティングまでを含む一連のサポートを提供します。また、導入前の無料テストプリントやサンプル提供も行います。

Q8.  無料のテストプリントやサンプル提供はどのように申し込むのですか?


A8.  お問い合わせフォームからご連絡いただくか、メールでご依頼ください。テストプリントやサンプル提供の詳細をご案内します。

 お問い合わせ・無料見積もりはこちら

3Dプリント、鋳造、磨き仕上げから3Dプリンター導入に向けたご相談まで承っております。

まずはお気軽に下記お問合せフォームよりお申し込みください。

3Dプリンターで作る究極の透明レシピ

3Dプリンターを使えばここまで透明ができる!

3Dプリンターでは、「透明」の造形物を作り出すことができます。これまで透明なモノは量産化されたものが一般的で、アクリル板やアクセサリのレジンなどを除いて作れるものの形状が限定されていました。

しかし、3Dプリンティングの技術が進むことで、3Dデータからさまざまな形の透明な造形物が作れるようになっています。

そこで今回は「3Dプリンターで作る究極の透明レシピ」ということで、3Dプリンターと透明材料を使えば、どのようなことができるのか?その全貌をご紹介します。

本コンテンツでご紹介する内容

3Dプリンターでどこまで透明性を実現できるのか?

3Dプリンターでどのような形の透明な造形物が作り出せるのか?

透明な造形物を作るのに向いている3Dプリンターとは?

3Dプリンターを使った透明な造形物の作り方

3Dプリンターとプラスアルファで透明性を高める方法について

3Dプリンターで作った透明造形物の劣化を防ぐ方法

3Dプリンターを使った透明のケーススタディ集

3Dプリンターで透明な造形物を作るときの値段(初期導入コストやランニングコスト)

3Dプリンターで透明な造形物を作るときのリードタイム、期間

3Dプリンターで透明に色を付ける方法

3Dプリンターで透明を作るためのおススメ商品たち

3Dプリンターを使えばどこまで透明性を実現できるのか?

3Dプリンターを使えば透明、半透明の造形物を作り出すことができます。また造形後に研磨やコーティング材による仕上げ加工を施すことで、成型品に近い高い透明度や、透明のカラーバリエーション、耐UVや防汚防傷といった機能を施すことができます。

3Dプリンターでどのような形の透明な造形物が作り出せるのか?

3Dプリンターでは、いろいろな形の透明な造形物を作り出すことができます。3Dプリンターは積層造形ともいわれ、薄い層を積層しながら形にしていくため、基本的にどのような形でも透明で作り出すことが可能です。ここでは3Dプリンターで作ることができるさまざまな「形」についてご紹介します。

3-1 板状のもの

3Dプリンターではベーシックな板状の透明造形物を作ることができます。板状ではアクリル板などがあるのでそこまでニーズはありませんが、厚さや大きさは自在に変えられます。

3-2 球体のもの

3Dプリンターでは比較的難しいですが球体の透明な造形物も作ることができます。完全球体ではありませんが、後仕上げを施すことで透明性もUPできます。

3-3 細かい造形物

3Dプリンターでは光造形やインクジェットを使用すれば細くて微細な透明な造形物を作ることもできます。

3-4 肉厚なもの

3Dプリンターでは肉厚な造形物でも造形後に後仕上げを施すことで透明性を高めることができます。

3-5 複雑なもの

3Dプリンターを使えば、量産加工や切削などでは難しい複雑な形状のもの透明で作ることができます。

3-6 カップ・ボトル

3Dプリンターでは透明なカップやボトルの形状を作ることもできます。造形後に透明なコーティングを施すことでと高い透明性出すことができます。

透明な造形物を作るのに向いている3Dプリンターとは?

それでは透明な造形物を作るにはどのような3Dプリンターが適しているのでしょうか?

プラスチックの3DプリンターにはFDM方式や光造形方式、インクジェット方式、レーザー焼結方式がありますが、透明な造形物が作れるものは光造形方式とインクジェット方式の2種類になります。

造形方式

透明性

特長

値段

FDM方式

完璧な透明は難しい。材質が半透明なで積層跡が残る

低・デスクトップで利用可能

光造形方式

透明レジンを使い、造形後に研磨・コーティングを施すと透明性UP

低・デスクトップで利用可能

インクジェット方式

透明レジンを使い、造形後に研磨・コーティングを施すと透明性UP

高・ハイエンド機扱い

レーザー焼結法

×

材料に透明がない

高・ハイエンド機扱い

FDM方式と透明

FDM方式の3Dプリンターでは、フィラメントを積層するため積層跡が残ってしまい、透明性を表現することが難しいです。また、FDM方式の材料ではポリカーボネートやPETGが透明よりですが、厳密には半透明なため、完璧な透明性のある造形物は難しいのが現状です。

光造形方式

光造形方式の3Dプリンターでは、透明性のあるレジンがあります。透明レジンを使用すれば高い透明性のある造形物を作ることができます。ただし光造形も積層跡がわずかに残るため完璧な透明に仕上げるには造形後に研磨やコーティングが必要です。

インクジェット方式

インクジェット方式の3Dプリンターも基本的に光造形と同じ材料を使用するため、高い透明性を発揮することができます。ただしインクジェット方式の3Dプリンターは高い点や、高い透明性を出すためには造形後に研磨が必要になります。

レーザー焼結方式

レーザー焼結方式では使用できる材料がナイロンが中心であり、透明性のある造形物を作るのは難しいです。

3Dプリンターを使った透明な造形物の作り方

3Dプリンターを使った透明な造形物の作り方についてご紹介します。透明造形物を作るには以下の流れで作ります。

1.3DSTLデータを用意する

3Dプリンターで出力するためにはSTLOBJ形式の3Dデータが必要です。CADソフトなどで設計後、STLデータで書き出し、3Dプリンターに送ります。

2.スライスソフトでプリント設定

STLデータを3Dプリンター専用のスライスソフトでプリント設定を行います。スライスソフトとは、プリント方向、積層ピッチ、サポート材の設定などを行います。

3.3Dプリント

スライスソフトから3DプリンターでSTLデータを送ればプリントスタートです。3Dプリンターの設定は基本的に自動か、手動で行います。

3.後仕上げ

3Dプリント後には、後加工を行います。サポートの除去や洗浄(光造形・インクジェット)を行います。

4.後加工

3Dプリンターで作られた透明な造形物はそのままだと積層跡が残ったりしているため、透明性を発揮するには研磨やコーティングといった後加工が必要です。

3Dプリンターとプラスアルファで透明性を高める方法について

3Dプリンターで作られた透明な造形物はそれだけでは完全な透明ではありません。後仕上げを加えるだけで驚くほど高い透明性を表現することができます。

研磨 

透明性を高める第一の方法が研磨です。3Dプリンターの造形物がそのままの状態だと透明性が低い理由の一つが積層跡です。積層跡によって光の透過性が落ち半透明に見えます。研磨を施すことで積層跡が消えます。研磨は自動のブラストだけではなくやすりを使って進めます。

コーティング

3Dプリンターの造形物の透明性を高める方法として、コーティングも有効です。コーティングはクリアコートやレジンコートなどがありますが、表面の透明性を上げるだけではなく、耐候性などをUPさせるクリアコーティングや有効です。またコーティングの方法は塗ったり、つけたりなどがいろいろな方法が有効です。

研磨+コーティング

研磨とコーティングの2種類を施すことでさらに透明性を高めることができます。

3Dプリンター造形物の透明の劣化を防ぐ方法

3Dプリンターで作られた透明の造形物の劣化を防ぐ方法としてコーティング材の使用が有効です。UVコーティングや防汚、防傷コーティングを施すことでより長く造形物を使用できます。

UVコーティング

UVレジンなどUV硬化性樹脂を使用した造形物は、一般的に紫外線で劣化するといわれています。劣化の度合いは一概には言えませんが、少なくとも透明な造形物は紫外線で黄色くなります。こうしたUVの劣化を防ぐにはUVコーティング材の塗布がお勧めです。UVコーティングを施すことで、造形物の紫外線による黄ばみ、劣化を防ぎ長持ちさせます。

防汚・防傷 

耐候性を防ぐだけではなく、傷や汚れが付くのを防ぐのもコーティング材の優れたところです。特に防汚、防傷では、自動車で使用されているコーティングなどが有効です。例えばナノメタルコーティングはレアメタル配合のコーティング材で優れた防汚・防傷硬化を発揮します。

3Dプリンターを使った透明のケーススタディ

ここでは実際に3Dプリンターを使った透明のケーススタディをご紹介しましょう。

球体

球体の透明造形物の3Dプリント事例です。球体は形状によっては積層が難しく跡が残るケースもあります。なるべく細かい積層ピッチで造形し、コーティング材を手で塗ったり、つけたりすると透明性を出しやすくなります。

四角

四角い形状の透明造形物の3Dプリント事例です。四角い形状は研磨なども施しやすく、造形後に研磨&コーティングを施すことで、より高い透明性を出すことができます。

複雑なモノ

複雑な形状の造形物は後加工が難しい傾向にあります。特に手での研磨は難しくブラストやコーティング材での透明性UPが効果的です。

カバー

カバーなどの造形物も形状によっては後加工が難しい場合があります。その場合もブラストやコーティング材での透明性UPが効果的です。

やすりの違い

やすりの効果を示す例です。紙やすりで透明性を向上させるこつは番手を細かく刻んで仕上げる方法です。番手を細かく刻むことで1回あたりのやすり掛けの回数は少なくてすみ、かつきれいに仕上げることができます。仕上げにはコンパウンドなどを使用すれば成型品に使い仕上がりを実現できます。

アート作品例 

3Dプリンターと透明材料を使用したアート作品も登場しています。Form3+とクリアレジンを使った3Dプリントネイルアートをご紹介します。

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3Dプリンターで透明な造形物を作るときの値段

3Dプリンターを使って透明な造形物を作るときの値段についてご紹介します。初期導入コストやランニングコストがどの程度かかるのか、どの機種がおすすめかを合わせてご紹介します。

光造形3Dプリンターを使用する場合

光造形3Dプリンターを使って透明な造形物を作る場合、Form3+が高い透明性と安定性を発揮します。Form3LFS方式という密度が高いレーザービームの照射によって、透明な造形が可能です。

必要項目

価格

Form3+本体

767,000円(税別)

クリアレジン

22,000円(税別)

3Dプリンターで透明な造形物を作るときのリードタイム

3Dプリンターで透明な造形物を作るときのリードタイムについてご紹介します。基本的に造形物の形状の複雑さやパーツの数、造形サイズなどによって異なりますが、プリントを開始してから数日間になります。

項目

リードタイム

3Dプリント

1日~2日程度

研磨

1日~3日程度

コーティング

1日~2日程度

3Dプリンターで透明に色を付ける方法

3Dプリンターの透明な造形物に色を付ける方法はいくつかの手法があります。ここではカラーの透明な造形物を作る手法についてご紹介します。

塗装する方法

透明な造形物に塗装するためには、色付きの透明材料でしか塗装できません。色付きの透明塗料を用意するか、もしくは染料などで透明なコーティング剤を染めるという方法もあります。

ViVid Color キャンディカラーが作れる染料

Vivid Colorは透明なコーティング材や塗料に調色することができる染料です。造形後にVivid Colorで調色したカラーでコーティングすると透明材料に色を付けることができます。

ガラスペイント

ガラスペイントはガラスなどの透明な造形物に塗装できる塗料です。アクリルペースの3Dプリンターの透明造形物にも使用することが可能です。

レジンに混ぜる方法

光造形3Dプリンターの場合、レジン自体に染料を混ぜる方法があります。ただしこの場合はメーカーが推奨していないケースが多く、造形の失敗などの場合には保証が受けられません。

Formlabsカラーキット∔クリアレジン

Formlabsではカラーキットといわれるカラーインクを使用した調色キットが登場しています。このカラーインクをクリアレジンに使用することは可能です。ただしメーカーの保証対象外となります。

3Dプリンターで透明を作るためのおススメ商品たち

3Dプリンターで透明材料を作る際のおススメ商品をご紹介します。

1)Form3

Form3は透明な造形物が作れる光造形3Dプリンターです。LFS方式によって高精細で滑らかな造形が可能で、透明性も高いです。また安定性にすぐれほぼ失敗しない高品質なデスクトップ3Dプリンターです。

クリアレジン

クリアレジンForm3 3Dプリンターで使える透明材料です。アクリルベースの材料で、中空から複雑な造形物まで作ることができます。造形後に研磨やコーティングとも相性が高いです。

UVカットクリア

UVカットクリアは透明な造形物の表面に施すコーティング材です。紫外線を遮蔽するため、透明度を高めるだけではなく、紫外線からの劣化を防止します。

ナノメタルコーティング

ナノメタルコーティングは防汚、防傷のコーティング材です。レアメタルを配合したコーティング材で、造形後に塗布することで造形物が長持ちします。

5)ビビットカラー

ビビットカラーはキャンディカラーが作れる調色染料です。透明なコーティング材や塗料に混ぜることでより光沢のある多彩な色調を表現することが可能です。

6)ガラスペイント

ガラスペイントはガラスなどの透明な素材の上に塗装できる塗料です。独特の質感を表現することができます。

7)KOVAX

KOVAXはサンドペーパーです。豊富な番手を誇っており、番手を細かく刻むことでより研磨を簡単にします。

8)似我蜂

似我蜂は研磨専用のコンパウンド材です。研磨の仕上げにこのコーティング材を施すことでより美しい成型品に近い仕上がりを実現できます。

小ロットパーツ量産サービス i-MAKER idea Factory

アイデアを形にするサポートを

小ロットパーツ
量産サービス
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あなたが直面する小ロット量産の課題

「どの製造方法が最適なのかわからない…」

小ロット量産には様々な製造方法が存在します。3Dプリント、機械加工、金型製造など、それぞれに特性と利点があります。しかし、どの方法があなたのプロジェクトに最適なのかを見極めるのは難しいですよね。間違った選択をすると、時間とコストが無駄になる可能性があります。

「小ロット製造って、いったいいくらかかるの?」

小ロット量産のコストは、製造方法、材料、設計の複雑さなどにより大きく変動します。予算を立てる際に、これらの要素を全て考慮するのは困難です。また、予想外の追加費用が発生すると、プロジェクトの進行が難しくなることもあります。

「設計データ、自分で作れるかな?」

製品の設計は、専門的な知識とスキルを必要とします。自分で設計データを作成することは、時間がかかるだけでなく、間違いを犯すリスクもあります。また、設計データが不完全または不適切であると、製品の品質や性能に影響を及ぼす可能性があります。

「3Dモデリングはできるけど、金型設計は難しそう…」

3Dモデリングと金型設計は、それぞれ異なるスキルと知識を必要とします。3Dモデリングが得意でも、金型設計は難易度が高く、データの形状によって金型コストが高くなったり実用性を担保するのが難しい場合があります。

 「色やテクスチャ、どうやって決めればいいの?」

製品の色やテクスチャは、その見た目と感触に大きな影響を与えます。しかし、どの色やテクスチャが製造方法で実現できるのかがわかりにくい状況です。また製品のデザインに影響を与える要素として事前に把握しておきたいポイントです。

あなたの課題を解決するサービス

1

プロジェクトに最適な製造方法の提案

i-MAKER idea Factoryでは、あなたのプロジェクトに最適な製造方法を提案します。これにより、試行錯誤にかかる時間とコストを節約できます。あなたのアイデアと要件に基づいて、3Dプリント、機械加工、金型製造など、最適な製造方法を選択します。

2

量産方法に最適化された設計アドバイス

私たちは、選択した製造方法に最適化された設計アドバイスと改善を提供します。これにより、製品の品質を向上させるだけではなく、設計の初期段階から製造方法を考慮することで、製造コストを最小化します。

3

図面や手書きレベルのアイデアから実用的な設計

あなたが持っているのが図面や手書きのアイデアであっても、私たちはそれを具体的な設計に変換します。強度や材料力学を考慮した設計を提案することで、製品の耐久性を確保します。

4

低コストな3Dプリント試作

設計データをもとに、低コストで3Dプリントの試作品を提供します。これにより、製品の形状や機能を事前に確認し、必要な改善を行うことができます。また、大量生産前に問題を発見し、製品開発のリスクを軽減します。

5

パーソナライズされたサポート

あなたのプロジェクトに対してパーソナライズされたサポートを提供します。あなたのニーズに合わせてサービスをカスタマイズし、プロジェクトの進行をスムーズにします。製造方法の選択から設計の改善、試作品の作成まで、一貫したサポートを提供します。

選べる小ロット量産の種類

3Dプリント量産

3Dプリントは、デジタルデータをもとに物体を層状に造形する技術です。複雑な形状や内部構造も自由自在に作ることができ、カスタムメイドの製品に適しています。また、レーザー焼結法を使用すれば数十個~数百個の小ロット生産に適しています。

機械加工

機械加工は、金属やプラスチックなどの素材を削ったり、穴を開けたりして製品を作る方法です。精度が高く、強度のある製品を作ることができます。一方で、量産性には優れていないため、数個~数十個のロットに最適です。

金型量産

金型量産は、金型を作成し、その金型を使って製品を大量に生産する方法です。一度金型を作成すれば、同じ形状の製品を高速で大量に生産することができます。そのため、1000個以上などのロットに最適です。

 アイデアを形にした小ロット量産の事例

3Dプリント量産の事例


パーツ名


設計期間


加工期間


量産コスト



切削加工事例


パーツ名


設計期間


加工期間


量産コスト



 金型量産事例


パーツ名


設計期間


加工期間


量産コスト


 ユーザー事例

ユーザーAの事例

3Dプリンターの量産とは、3Dプリンターを使用して一定数量以上の製品を製造することを指します。デジタルデータをもとに、製品を層状に造形する3Dプリンターは、複雑な形状や内部構造も自由自在に作ることができます。

ユーザーBの事例

3Dプリンターの量産とは、3Dプリンターを使用して一定数量以上の製品を製造することを指します。デジタルデータをもとに、製品を層状に造形する3Dプリンターは、複雑な形状や内部構造も自由自在に作ることができます。

ユーザーCの事例

3Dプリンターの量産とは、3Dプリンターを使用して一定数量以上の製品を製造することを指します。デジタルデータをもとに、製品を層状に造形する3Dプリンターは、複雑な形状や内部構造も自由自在に作ることができます。

ユーザーDの事例

3Dプリンターの量産とは、3Dプリンターを使用して一定数量以上の製品を製造することを指します。デジタルデータをもとに、製品を層状に造形する3Dプリンターは、複雑な形状や内部構造も自由自在に作ることができます。

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はじめて小ロット量産に取り組んでみたい方、作りたい物をよりスムーズに実現するための学べるコンテンツを公開中です。

3Dプリンターの量産とは?

3Dプリンターの量産とは、3Dプリンターを使用して一定数量以上の製品を製造することを指します。デジタルデータをもとに、製品を層状に造形する3Dプリンターは、複雑な形状や内部構造も自由自在に作ることができます。


金型量産をより低コストにする設計とは

金型量産をより低コストにする設計とは、形状の最適化によって金型の作成数量を抑えたり、複数パーツを一つの金型に組み込んだりするなどの設計改善です。これらの設計手法を用いることで、初期投資や製造コストを抑えることが可能になります。


モデリングと設計データの違い

モデリングは、製品の形状や外観をデジタル上で表現する工程を指します。一方、設計データは、製品の形状だけでなく、製造方法、材料、寸法、耐久性など、製品を製造するための詳細な情報を含んだデータを指します。設計データは、製品の品質や性能を確保するための重要な要素です。

 よくある質問と回答

Q1. 3Dモデリングと設計の違いについて教えてください。


A1. 3Dモデリングは、製品の形状や外観をデジタル上で表現する工程を指します。一方、設計は、製品の形状だけでなく、製造方法、材料、寸法、耐久性など、製品を製造するための詳細な情報を含んだデータを作成する工程を指します。

Q2. 実用品として使える設計データとはどのようなものでしょうか?


A2. 実用品として使える設計データとは、製品の形状、寸法、材料、製造方法など、製品を製造するための全ての情報を含んだデータを指します。また、製品の強度や耐久性を確保するための設計も含まれます。

 Q3. 金型用の設計データとはどのようなものでしょうか?


A3. 金型用の設計データとは、金型を製造するための詳細な情報を含んだデータを指します。製品の形状や寸法だけでなく、金型として抜けるかどうか、また形状によって金型の数を減らしたりするなど製造コストにも影響を与えます。

Q4. 設計データの依頼はどのようにすればよいでしょうか?


A4. 設計データの依頼は、私たちのウェブサイトから行うことができます。依頼フォームに必要な情報を入力し、あなたのアイデアや要件を詳細に記述してください。私たちの専門家があなたの要件を確認し、最適な設計を提案します。

 Q5. 量産品の色はどのように確認できますか?


A5. 量産品の色は、試作品を作成することで確認することができます。また、色見本や色番号を使用して、具体的な色を指定することも可能です。

 Q6. 表面処理などは選べますか?


A6. はい、表面処理は選べます。表面処理は、製品の見た目や感触、耐久性を改善するための重要な工程です。製造方法や金型の仕上げによって様々な表面処理を選択することができます。

Q7. どのような材料を使用していますか?


A7. 使用する材料は、製品の用途や要件によります。3Dプリントと金型ではプラスチック、機械加工ではアルミやセラミックなどの金属です。ご要望に合わせて、最適な材料を選択します。

 Q8. 製品の強度や耐久性をどのように確認できますか?


A8. 製品の強度や耐久性は、試験機を使用して確認することができます。また、設計段階で強度解析を行うことで、製品の強度や耐久性を予測することも可能です。

 Q9. 3Dプリント試作のコストはどの程度ですか?


A9. 3Dプリント試作のコストは、製品のサイズ、複雑さ、使用する材料などによります。具体的なコストは、お見積もりをご依頼いただくことで確認することができます。

Q10. 小ロット量産の納期はどの程度ですか?


A10. 小ロット量産の納期は、製品の複雑さ、製造方法、数量などによります。具体的な納期は、お見積もりをご依頼いただくことで確認することができます。

Q11. 設計データの修正や改善のフィードバックはどのように行われますか?


A11. 設計データの修正や改善のフィードバックは、私たちの専門家から直接提供されます。あなたの要件やフィードバックを基に、設計を改善し、最適な製品を作成します。

 お問い合わせ・無料見積もりはこちら

今すぐ無料見積もりを依頼し、あなたのプロジェクトをスムーズに進めましょう。専門家からのアドバイスを得ることで、時間とコストを節約し、製品の品質を向上させることができます。

CO2レーザーカッター完全ガイド。概要とおススメ機種

CO2レーザーカッターとは?

CO2レーザーカッターとは、一種の工業用ツールで、CO2レーザーという特殊なレーザーを使って様々な素材を切断したり、マーキング(印付け)したりする装置です。これらの装置は、非金属材料の切断や彫刻に特に優れており、木材、アクリル、ファブリック、革など、さまざまな種類の素材に対応しています。また、工業用途だけでなく、アートやクラフト、教育など、さまざまな分野で利用されています。

CO2レーザーカッターの概要

CO2レーザーカッターは、その名の通り、二酸化炭素(CO2)を媒体とするレーザーを利用します。これは、電気を通すことで発生するエネルギーをレーザー光に変換する方法です。このレーザー光は、レンズや鏡を通じて特定の素材に焦点を絞り、素材を切断または彫刻します。その精度と速度から、CO2レーザーカッターは製造業から芸術分野まで幅広い分野で利用されています。

CO2レーザーカッターの原理とは:
レーザーの作成とレーザーチューブの機能について

CO2レーザーカッターの心臓部とも言えるのがレーザーチューブです。このチューブ内部には二酸化炭素ガスが封入されており、電気エネルギーを注入することでレーザー光を発生します。具体的には、電気エネルギーによってガス内の分子が励起状態になり、その後、基底状態に戻る際にレーザー光が放出されます。

このレーザーチューブから放出されたレーザー光は、一連の鏡とレンズを通過します。これらはレーザー光を導き、特定の素材に対して焦点を絞ります。そして、この高エネルギーのレーザー光が素材に衝突すると、素材の一部が高温で蒸気化し、切断または彫刻されます。CO2レーザーカッターの精度は非常に高く、複雑な形状や細かいディテールも正確に再現できます。

CO2レーザーカッターの特長

CO2レーザーカッターは、その精度、速度、そして多様な素材への適用性により、多くの業界で広く利用されています。しかし、その性能と利便性はメリットとデメリットの両方を持っています。

CO2レーザーカッターのメリット

高い精度

CO2レーザーカッターは極めて高精度な切断と彫刻が可能で、複雑な形状や細かいディテールも正確に再現できます。

速度

レーザーカットは従来のカット方法に比べて非常に高速で、生産効率を大幅に向上させることができます。

多様な素材への適用性

木材、アクリル、革など、非金属素材へのカットと彫刻に特に適しています。

ツールの摩耗が少ない

レーザーカッターは物理的な刃を使わないため、刃の摩耗や交換が不要です。

CO2レーザーカッターのデメリット

メンテナンス

レーザーチューブは時間とともに劣化し、定期的に交換する必要があります。また、レンズや鏡の清掃も定期的に必要です。

金属の加工に制限

CO2レーザーは、特に厚い金属のカットには向いていません。金属の加工には、より強力なファイバーレーザーカッターが推奨されます。

安全性

高エネルギーのレーザーを扱うため、適切な安全対策と操作の知識が必要です。

CO2レーザーと他の製法の比較

レーザーカッターにはいくつかの種類があり、それぞれが特定の素材やアプリケーションに最適化されています。ここでは、CO2レーザーカッターをダイオードレーザーカッターとファイバーレーザーカッターと比較し、それぞれがどのようにアクリルと木材の加工に適しているかを見ていきます。

ダイオードレーザーとの比較:特にアクリルと木材への適用性について

ダイオードレーザーカッターは、その名前が示す通り、ダイオードを使用してレーザー光を生成します。ダイオードレーザーは一般的に出力が低く、それ故に彫刻には適していますが、厚い素材の切断にはあまり適していません。

アクリル

ダイオードレーザーでアクリルを彫刻することは可能ですが、切断するにはパワーが不足しています。一方、CO2レーザーカッターは、アクリルをクリーンで滑らかなエッジで切断する能力を持っています。


木材

ダイオードレーザーは木材の彫刻に適していますが、CO2レーザーは木材の彫刻にも切断にも適しています。特に、CO2レーザーは厚い木材の切断に優れています。

ファイバーレーザーとの比較:特にアクリルと木材への適用性について

ファイバーレーザーカッターは、主に金属の切断や彫刻に使用されます。ファイバーレーザーは非常に高い出力を持ち、その結果、金属を含む厚い素材の切断に非常に適しています。

アクリル

ファイバーレーザーはアクリルの切断や彫刻にはあまり適していません。その一方で、CO2レーザーカッターはアクリルの切断や彫刻に最適です。


木材

ファイバーレーザーは木材の加工にもあまり適していません。一方、CO2レーザーカッターは木材の切断と彫刻の両方に適しています。

比較表

以下に、それぞれのレーザーカッターの主な特性とアクリル、木材への適用性についての比較表を示します。

CO2レーザーカッターダイオードレーザーカッターファイバーレーザーカッター
主な用途非金属素材の切断と彫刻彫刻、薄い素材のカット金属の切断と彫刻
アクリルへの適用性高い(切断と彫刻)低い(彫刻は可)低い
木材への適用性高い(切断と彫刻)中等(彫刻は可)低い
初期費用高い低い高い
メンテナンス定期的なレーザーチューブの交換と清掃が必要低い低い

以上の比較からわかるように、CO2レーザーカッターは非金属素材、特にアクリルと木材の加工において優れた選択肢となります。

CO2レーザーカッターの対応素材

CO2レーザーカッターは非金属素材の加工に適しており、さまざまな素材の切断や彫刻が可能です。以下に、いくつかの一般的な素材とそれぞれの適用性、およびカット例を紹介します。

木材

適用性:CO2レーザーカッターは木材の切断と彫刻に非常に適しています。硬い木材から軟らかい木材まで、幅広い種類の木材が加工可能です。

カット例:家具の部品、ジグソーパズル、名札、壁掛け時計、イラストや文字の彫刻など。

アクリル

適用性:CO2レーザーカッターはアクリルの切断と彫刻にも優れています。切断面が滑らかで、綺麗な仕上がりが期待できます。

カット例:看板、アクリル製アート、トロフィー、ジュエリー、ディスプレイスタンド、アクリル製ケースなど。

適用性:CO2レーザーカッターは革の切断と彫刻にも適しています。細かいデザインや文字の彫刻が可能で、オリジナルのアクセサリーやバッグなどが作成できます。

カット例:ウォレット、キーケース、ブレスレット、ベルト、革製バッグやポーチ、革製の家具など。

石膏

適用性:CO2レーザーカッターは石膏の彫刻に適していますが、切断は難しい場合があります。精密なデザインや文字の彫刻が可能です。

カット例:壁装飾、インテリアアクセサリー、アート作品、教育用模型など。

ガラス

適用性:CO2レーザーカッターはガラスの彫刻に適していますが、ガラスの切断は困難です。ガラス表面にデザインや文字を彫刻することができます。

カット例:ガラス製の飲料器、窓飾り、ミラー、アワード

CO2レーザーカッターのおすすめ機種

CO2レーザーカッターは多くのメーカーから様々なモデルが提供されています。以下に、特に人気のある2つのシリーズ、BeamoシリーズとHAJIMEシリーズについて紹介します。

Beamoシリーズ

Beamoシリーズは産業用のCO2レーザーを搭載した世界最小レベルのレーザーカッターです。材料も1台で透明なアクリルからゴム、ガラス、アルミなど多彩な材料の加工に対応しており、ものづくりの幅を大きく広げます。

HAJIMEシリーズ

HAJIME CL1 PLUSは最高レベルの加工精度と圧倒的に簡単なインターフェース、高い安全性を実現したデスクトップタイプのレーザー加工機です。アクリルから木材、ステンレスへのマーキング(※要マーキング剤)まで幅広い素材に対応しています。一台でものづくりの幅が大きく広がります。

木材 レーザーカッター用

CO2レーザー使える木材

CO2レーザーカッターでは幅広い木材材料に対応しています。杉やブナ、朴木、キハダなどレーザーカッター用に最適化されたサイズの木材を取り揃えています。

小型卓上真空成型機V.former Lab

小型卓上真空成型機
V.former Lab

かんたん・電源いらずの真空成形機

V.former Labはとても簡単に真空成形ができるコンパクトな卓上真空成形機です。
使い方は驚くほどかんたん。手動ポンプで真空状態を作りだし、成形シートを加熱しトレイにセットするだけ。掃除機などの吸引機も必要ないので大きな騒音が無くとても静かに成形できます。

開発者の思い

V.former Labは日産自動車株式会社のカーデザイナー杉谷昌保氏が開発した小型真空成型機です。杉谷氏は24年間にわたってコンセプトカーや実証実験のカーデザインの仕事に従事されました。V.former Labは、そこで培われた、「アイデアからかたちにする」というデザイナーとしての仕事を、子供たちに伝えたいという思いから開発された真空成型機です。杉谷氏はカーデザイナーとして仕事をする傍ら、12年間にわたって地元福井の小学校で出張授業を行い、子供たちに「絵に描いたものをカタチにする」というデザインの仕事を伝えてこられました。その際、子供たちに描いてもらった「未来のクルマ」を、“立体”にするにはどうしたらよいのかという課題から開発されたのがV.former Labです。

真空成形の仕組み

真空成形とはシート状のプラスチックを加熱し、型に押し当てて吸引し形にする成形技術です。
V.former Labは手動真空ポンプであらかじめ内蔵タンクに真空状態を作っておき、
軟らかくなったプラスチックを載せた瞬間に吸引することで立体を作り出します。

V.former Labが手動なわけ

V.former Labはポンプを使って手動で真空状態を作り出します。

電源がなく、あえて真空状態を「手で空気を抜く」という作業にしたのも、子供たちにモノづくりの仕組みや原理を知ってもらうため。また苦労して真空状態にすればするほど、成形のクオリティが高くなるという、「いいものを作る」条件を知ってもらうためです。また手動によって真空を作り出せることで吸引のための掃除機も不要。大きな音が発生しません。使用する電力もシートを過熱するためのトースターのみですみます。

V.former Labは、「ものづくりの楽しさをより多くの方々と共有したい」という開発者の思いが込められた「誰でも使える」真空成型機です。

V.former Labの4大特長

いろいろな形状に対応

いろいろなものを型として使用できます。また凹型・凸型などモノづくりの用途にも対応しています。

電源や掃除機などの設備が不要

手動で真空状態を作るため、電源が不要で大きい音がする掃除機なども必要ありません。

豊富なプラスチック材

1台でポリスチレンやPVCなどさまざまな厚さ、種類のプラスチック材料が使用できます。

高い拡張性

3Dプリンターで型を作ったり、溶かして流せる材料を組み合わせることで用途が広がります。

V.former Labでできること

試作・プロトタイプ

製品開発におけるプロトタイプが簡単に作れます。またパッケージなどの試作品開発にも最適です。

工作・おもちゃ

ミニ四駆のオリジナルカーボディやお面など子供向けの工作やおもちゃなどを作ることもできます。

お菓子(チョコレート・グミ)の型

グミやチョコレートなど溶かして流しこめるお菓子の型を作ることができます。プレゼントやお祝いにも最適です。

プラモデル用パーツの製作

プラモデルの用パーツの製作にも使用することができます。成形パーツを加えることで表現の幅が広がります。

V.former Labの使い方

1.成形素材をトレイにセットします。
セットした後、6ヶ所をクリップで留めます。

2.手動真空ポンプを30~50回引いて、本体にあるタンクに負圧を貯めます。
(目安:-0.3~-0.5bar)

3.本体上の成形台に 真空成形する「型」を乗せます。

4.トレイをオーブントースターに入れて、30~60秒ほど熱します。
(トレイ底面から5~10mm垂れ下がる位)。

5.トレイを成形台まで持っていき取っ手の付け根を親指で押すと 「シュッ」という音と共に 一瞬で立体に成形されます。

V.former Labの材料

V.former Lab1台でポリスチレンやPVCなど様々な厚さ、種類のプラスチック材を使用できます。

PS(ポリスチレン)【白】

0.45㎜厚 10枚/¥700(税抜)
柔らかく真空成形が簡単にできる。形状も良く出て、入門向け、かつ万能。

PS(ポリスチレン)【半透明】

0.5㎜厚 10枚/¥750(税抜)
若干硬め、うまく成形できるようになれば形状が一番シャープに出る。

PVC(ポリ塩化ビニル)【透明】

0.5㎜厚 10枚/¥750(税抜)
透明なカタチを作りたい時はこれ。加熱時に煙が出やすく、成形の難易度が若干高い。

3Dプリンターで広がる拡張性

3Dデータを作る

CADソフトで3Dデータを作成します。作成したデータはSTLかOBJデータで書き出し、3Dプリンターに送ります。

3Dプリントする

3Dプリンターで型をプリントします。真空成形用の型には滑らかな表面仕上げの3Dプリンターが最適です。

V.former Labで真空成形

3Dプリントした型をV.former Labの上にのせて真空成形します。

Form3で真空成形用の型を作る

Form3はFormlabs社の次世代型3Dプリンターで滑らかな仕上がりと精密な造形が特長です。
滑らかな表面が真空成形後もつづき、細かいディティールもしっかりと再現できます。後処理工程の自動化も進みます。

高精細で滑らかな造形が可能

鮮明でクリーンなレーザースポットにより非常に微細で超高精細を表現が可能になります。また、レイヤーごとの正確な位置合わせによって、まるで金型のような滑らかさを実現します。

Fuse1+30W/Fuse Sift レーザー焼結(SLS)3Dプリンター

Fuse1フューズワン+ 30W & Fuse Sift

レーザー焼結(SLS)3Dプリンター
高性能&低価格を両立。

真に生産可能な3Dプリントを実現

FusFuse1+ 30WはFormlabsが開発した革新的なレーザー焼結(SLS)3Dプリンターです。高強度なナイロン12を使い、正確で高品質な3Dプリントを実現します。簡単で使いやすいハードとソフトを備え、デスクトップで最終品レベルの高クオリティなものづくりを提供します。

Fuse1+ 30Wの特徴とメリット

低コスト


1gあたり@11円という低コストでの生産を実現。

自由なデザイン


サポートが不要なため複雑な形状も印刷可能。

高い生産性


ビルドチャンバー内に多くの部品を配置可能。

最終品製造


材料のナイロンは、高強度・高品質の造形。

Fuse1+ 30W とは?

Fuse1+ 30Wは、デスクトップタイプの低価格レーザー焼結(SLS)3Dプリンターです。レーザー焼結法はこれまで高額なハイエンド機でしたが、Fuse1は、低価格と高性能を両立した革新的な3Dプリンターです。高強度材料であるナイロンと高精度な造形で最終品の3Dプリントまで実現します。

Fuse1+ 30Wの概要


レーザー焼結(SLS)
造形方式


110
ミクロンの積層ピッチ


10mm/ 1時間
造形スピード


30 〜 50%
材料再利用率


165 x 165 x 300 mm
造形サイズ

Fuse1+ 30Wの仕組み。
レーザー焼結(SLS)3Dプリンターとは

レーザー焼結法は、ナイロンや金属粉末にレーザービームを照射し1層ずつ積層して立体にする造形法式です。レーザー焼結法で作られた造形物は高い寸法精度と高強度を有します。

2014年に特許が失効することで開発が進み、1台数千万円であった造形機がFuse1+ 30Wの登場によって低価格化が実現しました。

これまで試作品の造形が中心であった3Dプリントの世界に、最終品のダイレクト製造をもたらします。

Fuse1+ 30Wの4大機能

サポートいらずの
高品質プリントを実現


レーザー焼結(SLS) 3Dプリントは、粉末状のナイロンパウダーを1層ずつ融合させます。そのためプリント中に周囲の粉末が造形モデルを支えるため、サポート構造を必要としません。そのため複雑な形状も3Dプリント可能です。

Fuse1+ 30Wは、特許出願中の独自技術“Surface Armorテクノロジー”を採用することで、高度な機械的特性と表面仕上げを実現しました。パーツの表面を囲むようにプリントする半焼結シェルによって、従来のSLS 3Dプリンターのような高額なコストがかかりません。

粉末材料の高い再利用率


Fuse1+ 30Wは造形後の後処理にオールインワンの粉体回収ステーションFuse Siftを使用します。Fuse Siftを使用すれば造形モデルの取り出しから粉体の回収、保管、混合を1台で行うことができます。

粉末材料の再利用率は30%で、材料を無駄にすることなく造形パーツを無制限のサイクルで生産可能です。これは、最大70%のリサイクルパウダーでプリントできることを意味します。

Fuse Siftは、使用済みパウダーと新品パウダーを自動的に混合、供給でき、廃棄物の削減を可能にします。

速くて簡単なワークフロー


Fuse1+ 30Wはナイロン粉末によるレーザー焼結法ですが、早くて簡単なワークフローを実現しました。専用ソフトウェアPreFormにSTLかOBJファイルをインポートするだけ。モデルの配置や、プリント時間の見積もりなどがワンクリックで可能です。

Fまた、PreFormの部品パッキング・アルゴリズムによって、複数の造形モデルも1回のプリントで自動的に配置が可能。驚くほど簡単なセットアップと直感的なTouch UIですべてが簡単です。

ダウンタイム無しの連続プリント


Fuse1+ 30Wは粉末処理機Fuse Siftと互換性のある取り外し可能なビルドチャンバーを搭載しています。これによって連続プリントを可能にし、造形間のダウンタイムを削減します。

レーザー焼結3Dプリンターでは業界トップクラスのクールダウン時間によって、前回のプリントが終了してから約1~2時間後に次の3Dプリントを開始することができます。

Fuse1+ 30Wでできること・作れるもの

IREAL 2Eのハンディと広範囲3Dスキャンは、アートや教育現場、医療から、VR・ARなどのメタバースの領域において、3DCGや、フルカラー3Dプリントなどに最適な3Dデータを生成します。

高品質な試作・プロトタイピング

Fuse1+ 30Wではレーザー焼結の特長の一つである高い寸法精度によって最終品さながらの高品質な試作品を作ることができます。より精度の高いプロトタイピングに最適です。

治工具

高強度なナイロンは製造現場における治工具に最適です。治具、留め具、工具など幅広い用途でオンデマンド3Dプリントが可能で、製造現場のワークフローを効率化します。

高強度パーツ

Fuse1+ 30Wのナイロンは高い靭性と引張強度を持ち、非常に高強度なパーツをつくることができます。オンデマンドのパーツ製造やカスタム3Dプリントに最適です。

最終品

Fuse1+ 30Wでは、最終品のオンデマンド製造にも使用することができます。高い寸法精度に高強度の造形クオリティによって実際に最終品として使用することができる造形を実現します。

Fuse1+ 30Wの3Dプリント例と他社比較

測定器組立パーツ

材料消費量 0.28kg/部品

1パーツあたりの推定コスト

3Dプリントサービス約55,000円(512.45ドル)
他社SLS 3Dプリンター約6,255円(57.92ドル)
Fuse1+ 30W約3,390円(31.38ドル)

ドリル筐体


材料消費量 0.22kg/部品

1パーツあたりの推定コスト

3Dプリントサービス約23,755円(219.96ドル)
他社SLS 3Dプリンター約2,852円(26.41ドル)
Fuse1+ 30W約1,545円(14.31ドル)

ハードケースサンプル

1パーツあたりの推定コスト

3Dプリントサービス約864円(8ドル)
他社SLS 3Dプリンター
1回の造形で27パーツ
(0.06kgの粉末重量/1パーツ)
Fuse1+ 30W1回の造形で84パーツ
(0.02kgの粉末重量/1パーツ)

Fuse1+ 30Wの材料

ナイロン12

Fuse1+ 30Wの材料であるNylon 12 Powderは、
Fuse1+ 30W専用で開発された高強度材料で、高い寸法精度に加え、より優れたクリープ性能、耐摩耗性、耐薬品性、耐紫外線性、高い環境性を持ちます。

またFDM方式のナイロンフィラメントとは違い水分をほとんど吸収せず、ナイロン6などのように機械的特性の変化もありません。そのため試作から高強度パーツ、最終用途で使用される造形まで幅広い用途で使用されます。


引張強さ:50Mpa
引張係数:1.85Gpa
破断点伸び(X/Y):11%
破断点伸び(Z):6%
荷重たわみ温度@0.45Mpa:87℃


Fuse1+ 30Wの材料

ナイロン11

Nylon 11 Powderは、⾼い延性と堅牢性を持つ高強度な材料です。曲げたり衝撃に強いパーツの造形に最適で、最終品の小ロット生産から、機能性プロトタイプなどに使用できます。

またFDM方式のナイロンフィラメントとは違い水分をほとんど吸収せず、ナイロン6などのように機械的特性の変化もありません。そのため試作から高強度パーツ、最終用途で使用される造形まで幅広い用途で使用されます。


引張強さ:50Mpa
引張係数:1.85Gpa
破断点伸び(X/Y):11%
破断点伸び(Z):6%
荷重たわみ温度@0.45Mpa:87℃

Fuse1+ 30Wの後処理
Fuse Sift

Fuse1+ 30Wでは、3Dプリンター本体で造形を行った後、粉末処理機であるFuse Siftを使用して部品の抽出、粉末の回収、保管、混合を行います。レーザー焼結法の仕上げに必要な機能をオールインワンで行います。

Fuse1+ 30W(SLS)3Dプリンターのコツ。

レーザー焼結法(SLS)3Dプリンターで正しく造形を行うためのデザインガイドはこちら。
Fuse1+ 30Wではナイロン粉末にレーザービームを照射して焼結しますが、形状やできること、プリントのコツをご紹介しています。

Fuse1+ 30Wで3Dプリントを始める。ワークフローガイドはこちら

Fuse1+ 30Wで3Dプリントを始めるワークフローガイドはこちら。レーザー焼結法を導入するにあたっての事前準備から、プリント開始と仕上げまでのセットアップ、後処理まですべて学べます。

Fuse1+ 30W準備編

Fuse1+ 30Wセットアップ編

Fuse1+ 30W後処理編

Fuse1+ 30W/ Fuse Siftのスペック

Fuse1+ 30Wの付属品

Fuse1+ 30W(Fuse1+ 30W Build Chamber付属)

Fuse1+ 30W150 Sieve (ふるい)

Fuse Sift

バキューム

Fuse1+ 30W Build Chamber

Nylon 12 Powder

(3kg×2)

Fuse1+ 30W Powder
Cartridge

Nylon 11 Powder

(3kg×2)

Fuse1+ 30W Printer 
Stand

エアフィルター3種

専用ソフトウェア PreForm

PreFormは、直観的に使えるForm3/Form3L専用ソフトウェアです。
プリント方向、サポート材の設定、レイアウトなどワンクリックで設定が可能。またサポート材1本単位から細かい設定も簡単にできます。プリント設定を簡単にできる優れた無料ソフトウェアです。

3Dプリント造形比較:レーザー焼結VS光造形VS FDM

Fuse1+ 30Wの3Dプリント技術であるレーザー焼結法(SLS)。高い寸法精度や高強度、サポート材がつかないなど多くのメリットがあります。光造形法やFDMとの比較はこちらをご参照ください。

Fuse1+ 30Wテストサンプル・ベンチマークプリントのお申し込み

Fuse1+ 30Wのお見積り・お問い合わせなど、お気軽にお問い合わせください。

 Form3 B+歯科用3Dプリンター

Form 3B+

歯科専用・生体適合材料対応

次世代の歯科3Dプリンティングを実現

Form 3B+は、生体適合性材料用に最適化された高度なデスクトップ3Dプリンターです。正確で信頼性の高いForm3B+の3Dプリントは、歯の製作におるワークフローを改善し、次世代の歯科3Dプリンティングを実現します。

LFSテクノロジーで高精度を実現

Form 3B+はForm 3+と全く同じLFSテクノロジーを搭載しています。密閉型光学エンジンLight Processing Unit(LPU)とフレキシブルレジンタンクによって、歯科分野に求められる高精細と高い安定性を実現する3Dプリント技術です。

 Form 3B+の歯科ソリューション

Form 3B+はForm 3+と全く同じLFSテクノロジーを搭載しています。密閉型光学エンジンLight Processing Unit(LPU)とフレキシブルレジンタンクによって、歯科分野に求められる高精細と高い安定性を実現する3Dプリント技術です。

歯科技工所

歯科模型に求められる高精度、正確性、生産性を実現した3Dプリントを提供します。

歯科診療

生体適合性樹脂の対応によってインプラント用など歯科用ソリューションを提供します。

矯正

長期の使用に耐えうる生体適合材料によって、歯列矯正の効果的なツールを提供します。

デジタル歯科を実現する豊富な歯科用材料

Form 3B+では1台で豊富な歯科用材料を使用することができます。模型からサージカルガイド用材料、さらに長期使用の生体適合材料まで利用可能です。

モデル(模型用)レジン

歯科模型製作やアライナー製造に特化したレジン材料です。±35ミクロン以内の高精度なモデルを3Dプリントします。

Surgical Guide Resin

Surgical Guide Resinは、オートクレーブ可能な生体適合性樹脂です。インプラント用のガイドなどに最適です。

BioMed Clear Resin

BioMed Clear Resinは、スプリント、ナイトガード用に開発された生体適合性材料です。

Custom Tray Resin

Custom Tray Resinは高速で生体適合材料がプリントできる材料です。インプラントや義歯、歯冠用です。

Castable Wax Resin

Castable Wax Resinは、本物のロウを20%配合したロストワックス鋳造専用のレジンです。

Grey Resin

スタンダードのGrey Resinは、最も高精細で滑らかな表面が特長です。模型などの造形に最適です。

White Resin

スタンダードのWhite Resinは、美しい白が特長的。プロトタイプからプレゼンテーションモデルまで使用可能です。

Clear Resin

スタンダードのClear Resinは、研磨することで驚くほど透明性を発揮します。光学用プロトタイプに最適です。

Form3とForm3Bの違い

Form3とForm3Bの最大の違いは対応材料です。Form3Bでは、Form3では使用することができない豊富な歯科用レジンに対応しています。それ以外の性能・使い方はForm3と同じです。

専用ソフトウェア PreForm

PreFormは、直観的に使えるForm3B専用ソフトウェアです。

プリント方向、サポート材の設定、レイアウトなどワンクリックで設定が可能。またサポート材1本単位から細かい設定も簡単にできます。プリント設定を簡単にできる優れた無料ソフトウェアです。

ダッシュボードでより便利に

ダッシュボードに登録することでForm3やForm3Lの拡張性がUP。

プリントの進捗状況や利用可能な3Dプリンター情報の遠隔監視、プリントの開始時や終了時などのSMSやメールでの通知。消耗品全般の使用状況や過去のプリントジョブの管理など、さまざまな機能をクラウド上で利用することが可能です。

後処理ツール:洗浄と二次硬化

高品質で手間いらずの自動洗浄ツール

Form 3B/Form 3LBでは造形後の後処理をより手軽に、高品質にしてくれる洗浄機と二次硬化機があります。
後処理工程の自動化も進みます。

Form Wash

高品質で手間いらずの自動洗浄ツール

Form Washは、Form 3B/Form 3LBでプリントした造形モデルを手軽に洗浄することが出来る自動洗浄ツールです。Form 3のビルド・プラットフォームをそのまま装着しボタンを押すだけ。内部インペラーが攪拌し、余分なレジンを正確に取り除きます。

Form Cure

自動二次硬化ツール

Form Cureはプリント後に造形モデルを二次硬化してくれる自動二次硬化ツールです。
回転式のターンテーブルと、360度を覆うミラー仕上げで造形モデルに全方位で405nmのLED光が照射。ボタンを押すだけで二次硬化を自動で行います。

使い方完全ガイド

i-MAKERではForm 3+とForm 3Lに関する使い方完全ガイドを公開しています。
造形の知識や、使い方、材料の特長、メンテナンス方法、プリントのコツなど高品質な3Dプリントを実現する手助けをします。

光造形3Dプリンターを購入する前に、テストプリントがおすすめです!

Form3B+の購入を検討されている方には、テストプリントをおすすめします。お客様が提供された3Dデータをもとに、Form3B+で実際にプリントして、その品質や精度を確認していただくことができます。テストプリントを行うことで、Form3B+がお客様のニーズや要求に対応できるかどうかを事前に確認することができ、購入後の満足度を高めることができます。

Form3B+の専門家として、お客様の3Dプリントの成功をサポートします。お問い合わせやテストプリントのご依頼はお気軽にお申し付けください。

個人向け低価格3Dスキャナー選びの秘訣とおすすめ機種5選

個人向け低価格3Dスキャナー選びの秘訣と
おすすめ機種5選

低価格化する個人向けの3Dスキャナー

近年、3Dスキャナーはプロフェッショナルな業務用途だけでなく、個人向けの用途にも広がっています。例えば、ホビーやデザイン、教育、研究、個人的なアートプロジェクトなど、さまざまな分野での利用が増えています。これに伴い、低価格で手に入る個人向けの3Dスキャナーも増えており、ますます身近な存在になってきています。

しかし、低価格化が進む一方で、3Dスキャナーの性能や精度に関する情報が錯綜し、適切な機種を選ぶことが難しくなっています。

本記事では、3Dスキャナーの精度について、初心者にもわかりやすく解説し、低価格化する個人向けの3Dスキャナー選びに役立つ情報を提供します。これを参考に、自分の用途に適した3Dスキャナーを見つけ、効率的かつ正確なデータ取得を実現しましょう。

いくらからが個人向けの低価格3Dスキャナーなのか?

個人向けの低価格3Dスキャナーは、一般的に10万円~50万円の範囲だと定義します。用途や性能によって価格帯が異なります。ここでは、主な価格帯とそれぞれの特徴を紹介します。

 10万円以下

10万円以下の3Dスキャナーは、エントリーレベルの製品が多く、シンプルな機能しかない機種がほとんどです。スキャン精度や解像度は、より高価な機種に比べてやや劣りますが、簡単なホビーやアートプロジェクト、教育などには十分な性能を提供しています。また、操作性が簡単で、ユーザーフレンドリーなインターフェースが多いのも特徴です。


 10万円~50万円

10万円~50万円の3Dスキャナーは、個人向けの機種の中では高機能な部類に入ります。スキャン精度や解像度は、10万円以下の機種よりも機能が充実しており、マージ機能などを搭載している機種もあります。デザインやプロトタイピング、研究など、より高度な作業が求められる場合には、この価格帯の3Dスキャナーが適しています。

単純にシンプルな形状のみをワンショットでスキャンしたい場合であれば10万円以下の機種がおすすめで、もう少しこだわったことがしたい場合では10万円以上の3Dスキャナーが推奨です。

低価格3Dスキャナーと
高価格3Dスキャナーとの違い

低価格の3Dスキャナーと高価格の3Dスキャナーは、スキャン精度や安定性、スキャンサイズ、ソフトウェア機能など、さまざまな点で違いがあります。ここでは、それらの主な違いについて説明します。

スキャン精度

低価格の3Dスキャナーは、一般的に高価格の3Dスキャナーに比べてスキャン精度が低く、解像度も劣ります。単純にスペックの数値が同じでも高価格の機種がより高度な測定原理やセンサー技術を採用しているため実際の仕上がりは異なります。高価格の3Dスキャナーは、リバースエンジニアリングや検査など、より精度が求められる用途や精密な作業に適しており、低価格の機種はホビーや教育、簡単なプロトタイプ用などに向いています。


安定性とユーザーインターフェース

高価格の3Dスキャナーは、低価格の機種に比べて安定性が高く、堅牢で耐久性に優れています。スキャン中のロストも少なく、正確に素早くスキャンできます。また、高価格の機種はより直感的なユーザーインターフェースや操作性が優れており、より短時間でデータが習得できることが多いです。一方、低価格の3Dスキャナーは、ユーザーインターフェースがシンプルで、初心者にも操作しやすいことが特徴です。


スキャンサイズ

高価格の3Dスキャナーは、大きなオブジェクトや広範囲のスキャンが可能で、低価格の機種に比べてスキャン範囲が広いケースが多いです。これにより、建築や産業用途などで大きな対象物をスキャンする際に適しています。一方、低価格の3Dスキャナーは、小さなオブジェクトや狭い範囲のスキャンに適しており、個人用途や簡単な作業に向いています。


ソフトウェアの機能

高価格の3Dスキャナーは、低価格の機種に比べてソフトウェアの機能が充実しています。これにより、データの編集や解析が容易に行えるほか、専門的な用途にも対応できます。たとえば、高価格の3Dスキャナーでは、データの自動整合やエラー訂正機能、複雑な形状のモデリング、マルチセンサー統合などの機能が利用できます。

一方、低価格の3Dスキャナーは、基本的なデータ編集や整形ができるソフトウェアが付属していますが、高度な機能は限定的です。これは、低価格の3Dスキャナーが主に個人向けや簡単な用途に対応することを目的としているためです。しかし、低価格の3Dスキャナーでも、オープンソースのソフトウェアやサードパーティ製のソフトウェアを利用することで、機能を拡張することが可能です。

低価格3Dスキャナーの可能性と限界

個人向け・低価格3Dスキャナーでできること

低価格の3Dスキャナーは、プロフェッショナルな用途には不向きな場合がありますが、それでも多くのことができます。以下に、低価格3Dスキャナーで実現可能な活動やアプリケーションをいくつか紹介します。

3Dデータのあたりをつける

低価格の3Dスキャナーは、対象物の大まかな形状やサイズを把握するための3Dデータを作成するのに十分です。これにより、設計や製造の初期段階でのデザイン検討や、寸法確認が可能になります。

3Dデータや3Dソフトの教育に使える

3Dスキャンや3Dデータ編集の基本を学ぶために、低価格の3Dスキャナーは非常に有用です。教育現場や研修で、初心者が3Dスキャン技術を習得するためのツールとして活用できます。

プロトタイピング

低価格の3Dスキャナーを使用して作成した3Dデータは、プロトタイプの作成に活用できます。3Dプリンターと組み合わせることで、新しい製品やデザインの試作品を手軽に作成することができます。

ホビーや作品づくり

低価格の3Dスキャナーは、ホビー用途や個人の作品づくりにも適しています。アートやクラフト、模型制作、コスプレ衣装の制作など、さまざまな分野で活用できます。

VR/AR用の3Dデータ作成

低価格の3Dスキャナーは、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)用の3Dデータを作成するのにも利用できます。これにより、自分の作品やアイデアをデジタル空間で表現し、共有することができます。

個人向け・低価格3Dスキャナーでできないこと

低価格の3Dスキャナーは多くの用途に対応できますが、それでも限界があります。以下に、低価格3Dスキャナーで難しいまたは不可能なアプリケーションをいくつか紹介します。

高精度なリバースエンジニアリング

リバースエンジニアリングは、実物の製品や部品を3Dスキャンして、その形状や寸法を正確に再現したデジタルモデルを作成するプロセスです。これには高い精度が求められますが、低価格の3Dスキャナーではその要求に応えることが難しい場合があります。高精度なリバースエンジニアリングが必要な場合は、より高価なプロフェッショナル向けの3Dスキャナーが適しています。

検査・インスペクション

3Dスキャンや3Dデータ編集の基本を学ぶために、低価格の3Dスキャナーは非常に有用です。教育現場や研修で、初心者が3Dスキャン技術を習得するためのツールとして活用できます。

低価格3Dスキャナーの選び方

低価格3Dスキャナーを選ぶ際には、いくつかのポイントを考慮することが重要です。以下の要素を考慮しながら、自分のニーズに最も適した3Dスキャナーを選びましょう。

性能と価格のバランス

低価格の3Dスキャナーでも、性能や精度はさまざまです。予算内で最も高性能なものを選ぶことが理想的ですが、性能だけでなく、用途や目的に合った機能も重要です。価格と性能のバランスを見極めることが、適切な3Dスキャナー選びに繋がります。


ソフトウェアの機能と
使いやすさ

3Dスキャナーには、専用のソフトウェアが付属しています。このソフトウェアの機能や使いやすさも、3Dスキャナー選びにおいて重要なポイントです。データの編集やエクスポート機能、自動メッシュ機能、マージ機能などが充実していると、作業効率が向上します。また、使いやすいインターフェースは、特に初心者にとっては大きなメリットです。


教材やサポート体制のチェック

初心者にとって、教材やサポート体制も重要な選択基準です。3Dスキャナーの使い方やソフトウェアの操作方法を学べるチュートリアルや教材が充実していると、スムーズに学ぶことができます。また、メーカーや販売元のサポート体制も確認しておくと安心です。


拡張性とアップグレードの可否

3Dスキャナーを使いこなすにつれ、より高度な機能や精度が求められることがあります。拡張性やアップグレードの可否を確認しておくことで、将来的にニーズが変わったときにも対応できる3Dスキャナーを選ぶことができます。例えば、追加のセンサーやアクセサリーが利用できるか、ソフトウェアのアップグレードが可能かなどを確認しておきましょう。

個人向け・低価格3Dスキャナーを使いこなす方法

個人向け・低価格3Dスキャナーを上手に活用するためには、いくつかのポイントに注意することが重要です。以下の方法を取り入れて、効果的に3Dスキャナーを使いこなしましょう。

ソフトウェアの機能を知る

3Dスキャナーに付属するソフトウェアは、スキャンデータの編集やマージ作業などに欠かせないツールです。ソフトウェアの機能を十分に理解し、活用することで、効率的な作業が可能になります。チュートリアルや教材を活用して、ソフトウェアの操作方法を身につけましょう。


他の3Dソフトと連携して
使用する

低価格3Dスキャナーのスキャンデータは、そのままでは他の3Dソフトウェアで利用するのに適していない場合があります。そこで、他の3Dソフトウェアと連携して使用することで、より高品質なデータを作成できます。


ゴミとり

3Dスキャンデータには、ノイズや不要なデータが含まれることがあります。これらのゴミとりを行うために、3Dデータ編集ソフトウェアを使って、不要な部分を削除しましょう。これにより、データの品質が向上します。


データの軽量化

低価格3Dスキャナーで作成されたデータは、場合によっては非常に重くなることがあります。これを解決するために、3Dデータ編集ソフトウェアを使って、データの軽量化を行いましょう。メッシュの最適化やポリゴン削減などの手法を用いることで、データサイズを小さくすることができます。これにより、3Dデータの取り扱いが容易になり、他の3Dソフトウェアでの利用もスムーズになります。

個人向け・低価格のおすすめ3Dスキャナー5選

以下に、個人向け・低価格のおすすめ3Dスキャナーを5つ紹介します。それぞれの特徴やスキャン精度を比較しながら、自分の用途に合ったものを選びましょう。

初心者におすすめの教材付き!
SOL PRO 3Dスキャナー

SOL PRO 3Dスキャナーは、初心者におすすめの3Dスキャナーです。付属の教材が充実しており、スキャンからデータ編集までの基本操作が学べます。また、高性能ながら手頃な価格であり、初めての3Dスキャナーに最適です。

フルカラーでハンディスキャンなら
IREAL2E

IREAL2Eは、フルカラーでハンディスキャンが可能な3Dスキャナーです。小型で軽量ながら、20センチ以上のサイズの高品質なカラースキャンデータを得られます。美術品や人物像のスキャンに適しており、ホビーや作品制作に活用できます。

EinScan SP
50ミクロンのスキャン精度

EinScan SPは、50ミクロンのスキャン精度を持つ3Dスキャナーです。高精度なデータが得られるため、プロトタイピングに適しています。また、自動ターンテーブルが付属しており、効率的なスキャンが可能です。

EinScan SE
100ミクロンのスキャン精度

EinScan SEは、100ミクロンのスキャン精度を持つ3Dスキャナーです。EinScan SPよりも価格が手頃でありながら、十分な精度を持っています。教育や研究、ホビー用途におすすめです。

シンプルな3Dスキャンなら
SOL 3Dスキャナー

SOL 3Dスキャナーは、シンプルな操作で3Dスキャンができる製品です。USB接続でPCと繋げるだけでスキャンが始められるため、初心者にも扱いやすいです。価格も手頃であり、3Dスキャンに興味がある方におすすめです。

まとめ:個人/低価格3Dスキャナーを選ぶポイントとは?

個人向け・低価格の3Dスキャナーを選ぶ際のポイントを以下にまとめます。これらの要素を考慮して、自分に適した3Dスキャナーを選びましょう。

ソフトウェアによってカバーできる機能の違い

3Dスキャナーを選ぶ際には、ソフトウェアの機能も重要なポイントです。編集や修正、データ軽量化、マージ機能などの機能が使いやすく、自分の用途に合ったものであることを確認しましょう。また、他の3Dソフトとの連携が可能かどうかもチェックしておきましょう。

教材やサポート体制のチェック

初心者にとっては、教材やサポート体制が整っている3Dスキャナーがおすすめです。操作方法やソフトウェアの使い方を学べる教材があることで、スムーズに3Dスキャンの技術を身につけることができます。サポート体制も重要で、万が一トラブルが発生した場合にサポートを受けられるかどうかを確認しましょう。

用途と可能性を理解し、適切な機種を選ぶ

低価格の3Dスキャナーでも、用途や可能性によっては十分に活用できることがあります。自分の用途に合った精度や機能を持つ3Dスキャナーを選ぶことが重要です。また、拡張性やアップグレードの可否を確認しておくと、将来的にニーズが変わったときにも対応できるでしょう。

以上のポイントを踏まえ、自分に合った個人向け・低価格の3Dスキャナーを選び、楽しく3Dスキャンの世界を楽しみましょう。

3Dスキャナーの疑問・不安、お答えします!

「3Dスキャナーのことがわからない」、「初めて導入するにはどの機種を選んだら良いのかわからない」、「価格帯と性能の違いがわからない」など3Dスキャナーに関する疑問、不安にお答えします!お気軽にご相談ください。

 TEL:042-444-7220
 ZOOMも対応しております。

3Dスキャナー導入に


補助金を
活用しませんか?

i-MAKERでは3Dスキャナー導入サポートとして、補助金活用のご支援を行っております。
3Dスキャナーでは「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」が適応されるケースが多いです。採択率90%以上を誇る弊社提携の公認会計士事務所が補助金申請の不安を払拭いたします。お気軽にご相談ください。

3Dスキャナー価格完全ガイド: 予算別・用途別のおすすめ機種とコストを網羅的に解説

3Dスキャナーに関する選び方の完全ガイドをご紹介しています。
価格や用途など予算に合わせたおすすめ機種を網羅しています。

Form3+/Form3L 3Dプリンター製品詳細

Form3+ 3Dプリンターで失敗知らず!
簡単・高品質な造形でストレスフリーな3Dプリントを実現

・導入台数全世界7万台以上の導入実績

・業界をリードする技術で研究開発を加速

さまざまな3Dプリントの悩みをForm3+なら解決

3Dプリンターの導入を検討している方、初心者から上級者まで、多くのユーザーが抱える3Dプリントの悩みを、Form3+は効果的に解決します。以下で、よくある悩みとForm3+が提供する解決策をご紹介します。

 悩み:3Dプリントが不安定で、連続して失敗することがある

解決策:Form3+は、独自のLFS(Low Force Stereolithography)技術を採用しており、従来のSLAプリンターに比べて安定性が格段に向上。自動キャリブレーション機能も搭載しているため、連続して数日間などの3Dプリントが可能です。


悩み:設計したデータ通りにプリントできないことがある

解決策:Form3+は、精密なレイヤー厚調整と高解像度の光学システムを採用。設計データを正確に再現し、細部まで精密なプリントが可能です。


悩み:材料を変更するとプリントがうまくいかないことがある

解決策:Form3+は、20種類以上の樹脂に対応しており、専用カートリッジを使用することで簡単に材料を変更できます。各樹脂に最適化されたプリント設定も用意されており、材料を変更しても安定したプリントが可能です。


悩み:サポート材の除去に手間がかかり、煩わしい

解決策:Form3+のLFS技術は、従来のSLAプリンターよりも軽い力でプリントを行うため、サポート材が簡単に除去できます。また、専用の洗浄・硬化機器も用意されており、後処理がスムーズに進行します。


悩み:3Dプリント用ソフトウェアの操作が複雑で、初心者には難しい

解決策:Form3+の専用ソフトウェア「PreForm」は、直感的な操作性を備えており、初心者でも簡単に操作できるように設計されています。また、オンラインで充実したチュートリアルやサポートが提供されており、安心して利用できます。


悩み:3Dプリントの品質が低く、高精細で滑らかな造形ができない

解決策:Form3+は、独自のLFS技術と高解像度の光学システムを採用しており、高品質で滑らかな表面の造形が可能です。また、Formlabsが提供する樹脂は、細かいディテールや高精細なプリントに最適化されています。

これらの解決策を通じて、Form3+は3Dプリントに関する様々な悩みを効果的に解決し、初心者からプロフェッショナルまで幅広いユーザーに信頼性と快適な3Dプリントを提供します。

1台で多彩な用途を実現!
Form3+があなたのアイデアを形に

Form3+ 3Dプリンターは、その高い汎用性と革新的技術によって、あなたのアイデアを現実のものにする強力なツールです。1台のForm3+で、プロトタイプ制作、治工具、フィギュア作成、ジュエリー製造、高強度パーツ、アート作品、柔軟性パーツ、透明パーツなど、幅広い用途に対応が可能です。

プロトタイプ

Form3+は、製品開発や研究開発におけるプロトタイピングに最適です。短時間で高精度なプロトタイプを作成し、デザインや機能の検証を効率的に行うことができます。

高精度プロトタイプ

Form3+は、高精細なディテールや微細な構造を持つプロトタイプにも対応しています。精密な機器や部品の開発にも活用できます。

フィギュア

Form3+は、フィギュアなどの精密な造形物も作成できます。細かい表情やポーズを忠実に再現し、オリジナルのフィギュアを作成することができます。

ミニチュア・ジオラマ

Form3+で高精度なミニチュアやジオラマの作成が可能です。建物や風景、車両など、細部までこだわった作品を制作できます。

高強度パーツ

Form3+は、高強度の樹脂も使用できるため、機械部品やエンジニアリング用途に適したパーツを作成することができます。

治具・工具

Form3+は、治具や工具の製作にも利用できます。効率的な作業をサポートするオリジナルの治具や工具を設計し、実現することができます。

ネイルアート・ファッション

Form3+で、独自のネイルアートやファッションアイテムを作成できます。個性的なアクセサリーやシューズなど、あなたのアイデアを具現化しましょう。

ジュエリー鋳造用ワックス

Form3+は、鋳造用のワックス樹脂も使用可能です。オリジナルのジュエリーやアクセサリーの試作品を作成し、実際の鋳造工程に移行することができます。

透明モデル

Form3+は、透明な樹脂を使用して、光学機器や照明器具などの透明モデルを作成することができます。光の伝播や反射などを確認しながら、デザインを最適化できます。

樹脂簡易金型

Form3+を使用して、樹脂製の簡易金型を作成することができます。小ロット生産や試作品の製造に役立ちます。

ゴムライク・柔軟性の造形物

Form3+は、柔軟性のある樹脂も使用できるため、ゴムライクな質感を持つ造形物を作成することができます。シリコンモールドの作成や、柔軟な素材が求められる製品の試作に活用できます。

Form3+の特長と機能

Form3+は、他の3Dプリンターと比較しても、その革新性と高い性能が魅力です。以下にForm3+の主な特長と機能をご紹介します。

非常に高い安定性

Form3+は、最先端のLFS(Low Force Stereolithography)技術を採用しており、非常に高い安定性を実現しています。連続して失敗することなく、安定した出力が可能です。

かんたんで初心者でも高品質プリント

Form3+は、材料ごとの細かいパラメーター調整が不要です。これにより初心者でも3Dデータを送れば高い品質で仕上がりが可能です。また、専用ソフトウェアPreFormソフトウェアも直感的で使いやすく、初心者でも簡単に3Dプリントを始められます。

1台で20種類以上が使える

Form3+は、20種類以上の異なる樹脂に対応しており、様々な用途に対応できるのが大きな魅力です。プロトタイプから透明モデル、柔軟性のある造形物まで、1台で幅広い用途に対応できます。

アップデートで進化する3Dプリンター

Form3+は、定期的にファームウェアやソフトウェアのアップデートが提供され、機能が向上し続けます。新しい樹脂や機能が追加されることで、常に最新の技術を活用でき、プリント品質も向上し続けます。

Form3+は、その革新性と高い性能により、初心者や新規ユーザー、企業の研究開発チーム、学校の教員、個人の設計者やエンジニア、趣味で3Dプリントを行う人など、幅広いユーザーに対応した3Dプリンターです。

Form3+導入事例インタビュー

Form3+は、その高い性能と多様性から幅広い分野で活躍しています。ここでは、実際にForm3+を導入しているユーザーからのインタビューを通じて、その活用事例をご紹介します。

プロダクト・製品開発の事例

ブラックレジンとクリアレジンを使い、最終製品に近いレベルのプロトタイプをForm3で実現。完成度の高い試作で、製品開発を効率化した事例です。

大学や研究機関での開発事例

東京大学はエラスティック50Aを使い研究開発を加速させています。導電性の伸びるパーツというアイデアの実現と検証にForm3が活躍しています。

オンデマンドのカスタマイズ製品の事例

タフ2000は高い高強度と靭性が特長です。これによりカスタムエアガンのオンデマンド3Dプリントが可能となりました。カスタマイズ造形の事例です。

ネイルアート・ファッションの事例

クリアレジンの高い透明性と滑らかさ、Form3の微細な表現力によって、ネイルアートの領域で革新的な3Dプリントが登場しています。

Form3+で実現する高い費用対効果

プロトタイプ


造形サイズ:68.6×70.7×131.2mm


積層ピッチ:100ミクロン


プリント時間:6時間5分


レイヤー数:1312層


ボリューム:46.74ml


材料コスト(グレイレジンの場合):980円


治工具 


造形サイズ:42.3×135.8×33.4mm


積層ピッチ:100ミクロン


プリント時間:3時間43分


レイヤー数:335層


ボリューム:71.74ml


材料コスト(デュラブルの場合):2,080円


小ロットパーツ


造形サイズ:30.4×24.4×28.5mm


積層ピッチ:100ミクロン


プリント時間:4時間10分


レイヤー数:286層


ボリューム:48.95ml


材料コスト(ホワイトレジンの場合):約1,027円


1個当たりの単価:36.6円


大型造形


造形サイズ:243.1×192.8×155.9mm


積層ピッチ:100ミクロン


プリント時間:28時間


レイヤー数:1560層


ボリューム:412.5ml


材料コスト(グレイの場合):8,652円

 Form3+の製品ラインナップと選び方

Form3+は幅広いユーザーのニーズに対応できるよう、さまざまなバリエーションが揃っています。ここでは、各機種の特徴と選び方について解説します。

Form3(リフロービッシュ 1年保証)

マークダウンでよりお求めやすい価格に。リフロービッシュ品として受注生産です。従来通り高いプリント性能を誇ります。

Form3+(1年保証)

Form3+は、Form3から内部パーツが進化し、耐久性が向上したモデルです。長時間の使用や、連続してプリントすることが多いユーザーには最適な選択となります。

Form3L

Form3Lは、最大300×330×200mmの大型造形に対応したモデルです。大型のプロトタイプやアート作品を作成する際には、このモデルが最適です。

Form3B+

Form3B+は、歯科用や生体適合レジンが使用できる医療・歯科向けのモデルです。医療分野での利用に特化しており、精密な部品や器具の製造に適しています。

Form 3+とForm 3Lの製品詳細情報はこちら

Form 3+

完璧なプリント、 いつでも

Form 3L

微細かつ、 多大な成果を

Form3+の後処理(二次硬化と洗浄)

Form3+を使用した3Dプリント後の後処理は非常に重要です。適切な後処理を行うことで、製品の品質や耐久性を向上させることができます。ここでは、Form3+シリーズに対応した二次硬化と洗浄用機器を紹介します。

Form3・Form3+・Form3B+用

Form3、Form3+、Form3B+用の後処理機器には、FormCureとFormWashがあります。

FormCure

FormCureは、3Dプリントされたオブジェクトを二次硬化させるためのUV硬化機です。適切な硬化を行うことで、造形物の強度や柔軟性を高め製品の品質や耐久性が向上します。

FormWash

FormWashは、3Dプリントされたオブジェクトを洗浄するための装置です。造形後にこびりついたレジンをきれいに洗浄することで、仕上がりの品質が向上し、より美しく滑らかな仕上がりが得られます。

Form3L用

Form3L用の後処理機器には、FormCureLとFormWashLがあります。

FormCureL

FormCureLはForm3Lの造形サイズに対応した大型の二次硬化機です。通常のFormCureよりも二次硬化のスピードをUPしました。

FormWashL

FormWashLはForm3Lの造形サイズに対応した大型の自動洗浄機です。洗浄液は第2種有機溶剤に該当しないエタコールやメディカルクリーンが推奨です。

Form 3+の豊富なマテリアル

Form 3+は1台で、驚くほど豊富なマテリアルを使うことができます。


スタンダードレジン

スタンダードレジンは、ブラック、ホワイト、グレイ、クリアの4色に加え、
カラー表現を自在にできるカラーキット、ラピットプロトタイピングを可能にするドラフトレジンまでそろえています。

ブラック(Black)

ブラックレジンはマットな質感が特長で、高精細なディティールが特長です。

グレイ(Gray)

グレイレジンは、最も汎用性が高くフィギュアやアートなど、塗装にも適しています。

ホワイト(White)

ホワイトレジンの美しい白と滑らかさは試作からプレゼンテーションモデルに最適です。

クリア(Clear)

クリアレジンは高い透明性も発揮します。光学用プロトタイプや流体光学などに最適です。

ドラフトV2(Draft V2)

ドラフトレジンV2は、100~200ミクロンの積層ピッチでグレイの4倍高速で造形できます。

カラーキット(Color Kit)

カラーキットはCMYKの4色のインクを配合し自由に色を作り出すことができます。

エンジニアリングレジン

エンジニアリングレジンは、強度や柔軟性、耐熱性など、さまざまな物性を持ち、幅広い用途に使用することができます。

Tough 1500
ポリプロピレンライク

Tough 1500は、剛性と柔軟性を持つPPのレジン。折り曲げても壊れない強さを持ちます。

Tough 2000
ABSライク

Tougn 2000は強度と剛性、伸び、耐熱性すべてが向上したABSライクレジンです。

デュラブル(Durable)
ポリエチレンライク

デュラブルは、耐久性と靭性を併せ持ポリスチレンライクの高強度材料です。

フレキシブル80A(Flexible)
ゴムライク

フレキシブル80Aは、ショア硬度80Aの柔軟性を持つゴムライクなレジンです。

エラスティック (Elastic)50A
シリコーンライク

エラスティックはシリコーンのような半透明と柔軟性を持つレジンです。

ハイテンプ(High Temp)
高耐熱

ハイテンプレジンは、耐熱性に優れ最大で238°Cの耐熱性を有します。

グレイプロ(Gray Pro)
機械的強度強化

グレイプロレジンは、グレイの見た目・質感・高精細と一定の強度を持つ材料です。

リジッド4000(Rigid 4000)
ガラス繊維強化

リジッドは、ガラス繊維強化レジンです。高い剛性と研磨による美しい仕上がりが特長です。

リジッド10K(Rigid 10k)

リジッドよりもガラス繊維が多く配合されており、最高レベルの剛性を誇ります。

ESDレジン

ESDレジンは線電気帯電防止のレジンで、強度も高く電子機器周りのプロトタイプや治工具、パーツに最適です。

ジュエリー鋳造用レジン

ジュエリー鋳造で使用することができる2種類のレジンを用意しています。

キャスタブルワックス
(Castable Wax)

キャスタブルワックスは本物の蝋を20%配合し焼失時間を8時間に短縮したレジンです。

キャスタブルワックス40
(Castable Wax40)

キャスタブルワックス40は本物のロウを40%配合し優れた焼失性を発揮します。

Form 3+を快適に活用できるさまざまなオプション

空気清浄機(オプション)

3Dプリントの過程で発生する樹脂のにおいを抑えるために、空気清浄機の導入がおすすめです。オプションで用意されている空気清浄機は、効率的に空気を浄化し、作業環境を快適に保ちます。

環境にやさしい洗浄液とお手軽洗浄サービス(オプション)

樹脂製品の洗浄に使用される洗浄液は、環境に配慮されたものや効率的な洗浄が行えるものが用意されています。また、お手軽な洗浄サービスも利用可能です。

3Dメディカルクリーン 17.7L

3Dメディカルクリーン 17.7Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

3Dメディカルクリーン 4L

3Dメディカルクリーン 4Lは、エタコール同様毒性が低く、臭いが少なく有機則に該当しない洗浄液です。また廃液の回収もセットで行い産業廃棄物処理の手間をなくします。

エタコール, 洗浄液
エタコール, 洗浄液

エタコール

エタコールは、環境にやさしい洗浄液で、IPAよりも毒性や臭いが低い洗浄液です。作業環境を良好に保つことができます。

使い方完全ガイド

i-MAKERではForm 3+とForm 3Lに関する使い方完全ガイドを公開しています。
造形の知識や、使い方、材料の特長、メンテナンス方法、プリントのコツなど高品質な3Dプリントを実現する手助けをします。

i-MAKERのForm3+導入サポートをご利用ください!

i-MAKERは、Form3+の導入に関して、幅広いサポートを提供しています。初心者から研究開発、学校機関様、設計者やエンジニア、趣味で3Dプリントを行う人など、あらゆるユーザーに対応したサービスを展開しています。

導入教育無料サポート

Form3+の導入にあたって、i-MAKERは無料の教育サポートを提供しています。
専門家が3Dプリンターの操作方法や設定、メンテナンス方法などをわかりやすく指導し、スムーズな導入をサポートします。

セット提案

i-MAKERでは、お客様のニーズに合わせたForm3+のセット提案を行っています。
機種や付属品、消耗品など、お客様の用途や予算に応じた最適なセットを提案します。

無料プリント・無料サンプル

Form3+の性能を実際に確認していただくため、無料でプリントサンプルを提供しています。
お客様のデータをもとにプリントし、品質や精度を実感していただくことができます。

導入後の徹底サポート

Form3+を導入した後も、i-MAKERは徹底したサポートを提供しています。
メンテナンスやトラブルシューティング、アップデート情報など、安心してForm3+をご利用いただけるようサポートいたします。

i-MAKERのForm3+導入サポートを活用することで、初心者から経験者まで、幅広いユーザーが3Dプリントの世界を楽しく探求し、創造力を発揮できる環境が整います。どんな悩みや要望にも応えるi-MAKERのサポートをぜひご利用ください。

お得なForm 3+セット

Form3+の専門家として、初心者や新規ユーザー、企業の研究開発チーム、学校のデジタルファブリケーション、個人の設計者やエンジニア、趣味で3Dプリントを行う人などに対して、お得なセットを提案します。以下に、いくつかのお得なセットを紹介します。

レジンおまとめセット

レジンおまとめセットでは、Form3+本体と共に、いくつかの種類のレジンをお得な価格でまとめて購入できます。多彩な用途に対応できるように、様々な特性を持つレジンをセットに含めています。

Form 3+ コンプリートパッケージ

Form3+は二次硬化機のFormCureと自動洗浄機のFormWashがセットになったお得なコンプリートパッケージがおすすめです。エンジニアリング系レジンなど二次硬化が必要な場合にはセットがお得です。

3Dスキャナー SOL PROセット

3Dスキャナー SOL PROセットでは、Form3+本体と高精度な3DスキャナーSOL PROがセットになっています。このセットを使えば、実物をスキャンして3Dデータ化し、Form3+でプリントすることができます。

小型射出成形型 EasyMoldセット

小型射出成形型 EasyMoldセットでは、Form3+本体とEasyMold射出成形型がセットになっています。このセットを使えば、Form3+で作成した3Dプリントモデルを短時間で簡単に射出成形型に変換しテストショットも可能になります。

ご要望に合わせてカスタマイズ提案いたします!

お客様のニーズに合わせて、カスタマイズされたForm3+セットを提案いたします。お客様の用途や予算に応じて、最適な機器や消耗品を組み合わせたセットをご提案いたします。お気軽にご相談ください。

光造形3Dプリンターを購入する前に、テストプリントがおすすめです!

Form3+の購入を検討されている方には、テストプリントをおすすめします。お客様が提供された3Dデータをもとに、Form3+で実際にプリントして、その品質や精度を確認していただくことができます。テストプリントを行うことで、Form3+がお客様のニーズや要求に対応できるかどうかを事前に確認することができ、購入後の満足度を高めることができます。

Form3+の専門家として、お客様の3Dプリントの成功をサポートします。お問い合わせやテストプリントのご依頼はお気軽にお申し付けください。

業務用3Dスキャナーの選び方と活用の完全ガイド。おすすめ機種8選

進化する業務用3Dスキャナー

近年、3Dスキャナー技術の進化により、業務用3Dスキャナーがさまざまな分野で活躍するようになりました。3Dスキャナーは、物体の形状やサイズを高精度に測定し、デジタルデータとして取得できる装置です。これにより、製品開発や品質検査、リバースエンジニアリングなどのプロセスが効率化され、企業や研究機関において大きなメリットが生まれています。

業務用3Dスキャナーは、一般的な低価格の3Dスキャナーと比較して、より高い精度や安定性、ユーザーインターフェースの使いやすさ、ソフトウェアの機能などが求められます。これにより、業務用3Dスキャナーは、さまざまなサイズや形状の物体を正確にスキャンし、高品質なデータを生成することができます。

しかし、業務用3Dスキャナーには多くの種類や価格帯があり、どの機種が自分たちのニーズに適しているのかを見極めるのは容易ではありません。この記事では、業務用3Dスキャナーの選び方と活用法について、初心者にもわかりやすく解説します。また、おすすめの機種も紹介し、あなたが最適な3Dスキャナーを見つける手助けとなることを目指します。

価格帯別の業務用3Dスキャナーとその特徴

業務用3Dスキャナーは、価格帯によって機能や性能に違いがあります。ここでは、価格帯別の業務用3Dスキャナーの特徴と適用分野について解説します。

100万円~300万円

特徴

この価格帯の業務用3Dスキャナーは、業務用ハイエンドの中では、比較的手頃な価格です。性能面では、低価格の3Dスキャナーと比較して高い精度が期待できますが、最高水準の精度は求められません。また、機能面では、基本的なスキャン機能やソフトウェア機能が備わっていますが、上位モデルに比べると限定的です。


適用分野

この価格帯の業務用3Dスキャナーは、製品開発やプロトタイピング、フルカラーなどのスキャナーでは高品質な3DCGの制作に利用できます。ただより高精度で精密なリバースエンジニアリングなどの分野では一部難しい場合もあります。

300万円~500万円

特徴

この価格帯の業務用3Dスキャナーは、高い精度と安定性が求められる用途に向いています。スキャン精度や速度が向上し、0.02mmなどの非常に高いスキャン精度を誇る機種があるます。またソフトとハードも非常に使いやすく、ロストなどが少ない機種が多いです。


適用分野

この価格帯の業務用3Dスキャナーは、自動車や航空機の部品製造、建築・土木分野、医療用途など、高精度が求められる業界でのリバースエンジニアリングでの使用が適しています。また、品質検査やインスペクションなどの分野でも活用されます。

500万円以上

特徴

500万円以上の業務用3Dスキャナーは、300万円以上の3Dスキャナーと同様に非常に高い精度でスキャン精度を持ち、さらには大型のスキャンサイズを誇る機種が登場します。また、最先端の技術や機能で、スキャン速度も速く効率的なデータ処理が可能です。これらの高価な3Dスキャナーは、高度なユーザーインターフェースやサポート体制が整っていることが一般的です。


適用分野

500万円以上の業務用3Dスキャナーは、特に精密機器製造、航空宇宙産業、自動車産業など、最高水準の精度が求められる分野で活用されます。また、文化財や歴史的建造物の保存・修復、考古学調査など、貴重な資料のデジタル化にも利用されることがあります。さらに、ボディスキャナーなどもラインナップとしてあり、映画やゲーム業界での3DCG制作や、VR・AR技術の開発など、高品質なデータが必要な分野でも活躍しています。

業務用3Dスキャナーと低価格3Dスキャナーとの違い

業務用3Dスキャナーと低価格3Dスキャナーは、性能や機能面でいくつかの違いがあります。ここでは、スキャン精度、安定性とユーザーインターフェース、スキャンサイズ、ソフトウェアの機能について、それぞれの違いを解説します。

スキャン精度

業務用3Dスキャナーは、低価格3Dスキャナーに比べて高い精度でスキャンが可能です。業務用3Dスキャナーは、製品設計や品質検査など、高精度が求められる用途で使用されることが多く、より正確なデータが必要です。例えば、一般的に業務用といわれるハイエンドクラスはスキャン精度が0.02mmや0.01mmなどのレベルです。一方、低価格3Dスキャナーは、業務用ほどの精度はなく、0.05mmや0.1mmになります。


安定性とユーザーインターフェース

業務用3Dスキャナーは、低価格3Dスキャナーに比べて安定性が高く、操作性が高いです。300万円以上のハンディタイプなどは対象物をロストしにくく、安定してスキャンが可能です。また、業務用3Dスキャナーは、ソフトもハードもユーザーインターフェースがより使いやすく、操作性が高いです。


スキャンサイズ

業務用3Dスキャナーは、低価格3Dスキャナーと比べて、より大きなサイズの物体をスキャンできる場合があります。これは、業務用3Dスキャナーが、自動車や航空機の部品など、大きな物体の測定に適しているためです。一方、低価格3Dスキャナーは、主に小規模なプロジェクトや個人利用向けであるため、デスクトップ型が中心でスキャンサイズが限られることが多いです。


ソフトウェアの機能

業務用3Dスキャナーには、低価格3Dスキャナーに比べて、より簡単で高機能なソフトウェアが搭載されています。スキャン中リアルタイムで素早くデータ化、メッシュ処理なども自動です。

業務用3Dスキャナーの種類

業務用3Dスキャナーには、デスクトップ型、ハンディ型、360度ボディ3Dスキャナーといった種類があります。それぞれの特長と用途について解説します。

デスクトップ型

特長

デスクトップ型3Dスキャナーは、据え置き型で、スキャン対象の物体をターンテーブルに置いて回転させながら3Dスキャンを行います。物体を360度スキャンすることができます。業務用ハイエンドのデスクトップ型は、高精度な機種やフルカラータイプの機種がそろっています。

用途

業務用ハイエンドのデスクトップ型3Dスキャナーは、小さな物体や複雑な形状の物体を高精度でスキャンする用途に適しています。たとえば、レーザータイプの機種では製品のプロトタイプやリバースエンジニアリング用途、カメラ型のフルカラータイプは高品質な3DCGをスキャンして作ることが可能です。

ハンディ型

特長

ハンディ型3Dスキャナーは、手に持ってスキャン対象の周りを移動しながらスキャンを行うタイプの3Dスキャナーです。業務用ハイエンドのハンディ型では、0.02mmなど非常に高いスキャン精度をもちながら、大型の対象物などのスキャニングが可能です。また機種によってはロストがしにくく、安定して3Dデータ化が可能です。

用途

ハンディ型3Dスキャナーも、そのタイプによってことなっていますが、レーザータイプの高精度な機種はリバースエンジニアリングや検査に、フルカラータイプは比較的大型の対象物の3DCG化に適しています。

360度ボディ3Dスキャナー

特長

360度ボディ3Dスキャナーは、人体や動物の全身を一度にスキャンできるタイプの3Dスキャナーです。複数のカメラやセンサーが一つのシステムに組み込まれており、高速で高精度なスキャンが可能です。

用途

360度ボディ3Dスキャナーは、全身を一度に3DCG化することが可能で、ファッション業界での衣服のカスタマイズやフィッティングなど人体に関連する様々な用途で使用されます。また、映画やゲーム業界でのキャラクター作成やアニメーション制作にも利用されることがあります。

業務用3Dスキャナーでできること・用途

業務用3Dスキャナーは、高精度のデータ取得や広範囲のスキャンサイズに対応しており、さまざまな用途で活用されています。以下では、その主な用途について詳しく説明します。

高精度なリバースエンジニアリング

リバースエンジニアリングとは、既存の物体を3Dスキャナーでデジタルデータ化し、そのデータを基に新たな製品や改良品を開発するプロセスです。業務用3Dスキャナーは、その高い精度とスキャン速度のため、自動車や航空機、電子機器などの複雑な形状や精密な部品を正確に再現するのに適しています。


検査・インスペクション

業務用3Dスキャナーは、製造工程での品質検査やインスペクションにも利用されています。3Dスキャナーで取得した寸法データを元に、製品が設計図に従った寸法や形状を持っているかを確認し、製造工程での不具合や欠陥を検出することができます。このような検査は、自動車や航空機の部品、建築材料など、品質が重要な分野で特に求められます。


高品質な3DCG用フルカラーデータVR・ARなど

業務用3Dスキャナーは、高品質な3Dデータを生成するために、映画制作やゲーム開発、建築設計などのCG分野で広く活用されています。リアルな質感やディテールを再現することが可能なため、映画の特殊効果やゲームのキャラクター、VRやARアプリケーションの開発において、リアリティあふれるコンテンツを作成することができます。また、建築設計や都市計画の分野では、現実空間と連動した3Dモデルを利用して、デザインの検討やシミュレーションが行われています。

業務用3Dスキャナーの選び方

業務用3Dスキャナーは、多くの種類が存在し、価格や性能にも大きな差があります。適切な機種を選ぶためには、用途、スキャンサイズ、精度などの要素を検討することが重要です。以下では、これらの要素について詳しく解説します。

用途から選ぶ

業務用3Dスキャナーを選ぶ際には、まずは自分がどのような目的で使用するのかを明確にしましょう。例えば、リバースエンジニアリングや検査・インスペクションであれば、高精度のデータ取得が可能な機種が適しています。一方、映画制作やゲーム開発の場合は、質感やディテールを正確に再現できるフルカラーデータが取得できる機種が望ましいです。用途に合わせて適切な機能や性能を持つ機種を選ぶことが、効率的な作業につながります。


スキャンサイズから選ぶ

スキャンサイズとは、3Dスキャナーが一度に取得できる範囲のことで、大きな物体をスキャンする場合や、広範囲をカバーする必要がある場合は、ハンディ型などが推奨です。大逆に、小さな部品や細かいディテールをスキャンする場合は、小さなスキャンサイズで高精度なデータが取得できるデスクトップ型の機種が適しています。スキャン対象のサイズや形状を考慮し、適切なスキャンサイズを持つ機種を選びましょう。


精度から選ぶ

3Dスキャナーの精度は、取得したデータの正確さや再現性に直結しており、業務用であれば高い精度が求められます。精度は、一般的にポイント間距離(点と点との間の距離)やポイント密度(単位面積あたりの点の数)で表されます。高い精度が必要な用途であれば、これらの数値が小さいほど望ましい機種を選びましょう。また、精度は使用環境や対象物の材質にも影響を受けるため、自分の使用状況に適した機種を検討することも重要です。

おすすめ業務用3Dスキャナー7選

以下に、業務用3Dスキャナーのおすすめ機種を7つ紹介します。それぞれの機種の特徴や用途を理解し、自分のニーズに合った機種を選ぶことが重要です。

SIMSCAN

SimScanは、高い精度と速度を兼ね備えた業務用3Dスキャナーです。

自動車や航空機の部品など、複雑な形状や大きな対象物のスキャンに適しています。リアルタイムでデータを表示し、迅速なデータ取得が可能です。また、ハンディ型でありながら高い精度を誇り、多様な業務に活用できます。

KSCAN-MAGIC

KSCANは、複雑な形状や大きさの対象物に対応する3Dスキャナーです。高い精度と速度を実現し、リバースエンジニアリングや品質検査などの用途に適しています。無線接続に対応し、作業の自由度が高いのも特長です。

TRACKSCAN

TRACKSCANはマーカー不要で高精度&広範囲な3Dスキャンが可能です。

スキャナー本体にマーカーを搭載することで、大型な対象物もマーカーシールを張ることなく正確に高精度に3Dデータ化ができます。

建築物や橋梁などのインフラ設備の検査や、大型製品の設計・開発に活用できます。また、高い精度と安定性を持ち、屋外での使用も可能です。

EinScan ハイエンド

EinScan ハイエンドは、高い精度と柔軟性を備えた3Dスキャナーです。

デスクトップ型としてもハンディ型としても使用でき、幅広い用途に対応します。リバースエンジニアリングやプロトタイピング、アート・デザインなどの分野で活用できます。

FacTrans Pro / E-M1 III

FacTrans Pro / E-M1 IIIは、、高解像度のフルカラースキャンが可能なフォトグラメトリーの3Dスキャナーです。小さいオブジェクトの高品質な3DCGデータ作成に適しており、VR・ARコンテンツ制作、フルカラー3Dプリントなどに活用できます。

EinScan H

EinScanHは、高精度なスキャンが可能なハンディ型3Dスキャナーです。

リバースエンジニアリングや品質検査、教育・研究用途などに適しています。また、複雑な形状や大きさの対象物にも対応し、幅広い業務で活用できます。無線接続に対応し、作業の自由度が高いのも特長です。

3DスキャナーArtecLeo
3DスキャナーArtecLeo

ArtecLeo

3DスキャナーArtecLeoは、高精度なスキャンが可能なハンディ型3Dスキャナーです。

パソコンへの接続が不要でスタンドアローンでの使用ができる高品質な3Dスキャナーです。リバースエンジニアリングや品質検査、教育・研究用途などに適しています。また、複雑な形状や大きさの対象物にも対応し、幅広い業務で活用できます。

FacTrans for Full Body

FacTrans for Full Bodyは、高品質なボディスキャンが可能な3Dスキャナーです。

人体や衣類、小物などの360度スキャンに適しており、ファッションデザインやアート制作、ゲーム・映画のキャラクターモデリングなどに活用できます。操作性が良く、初心者でも扱いやすいのが特長です。

これらの業務用3Dスキャナーは、それぞれ異なる特徴や用途を持っています。自分のニーズに合った機種を選ぶことが重要であり、価格帯や精度などの要素を考慮して選ぶことが望ましいです。また、具体的な業務内容や将来の展開を考慮し、最適な3Dスキャナーを選択しましょう。

まとめ:業務用3Dスキャナーを選ぶポイントとは?

業務用3Dスキャナーを選ぶ際には、以下のポイントを押さえることが重要です。

できることと具体的な精度を知る

3Dスキャナーは、精度や機能が様々です。自分の業務に必要な精度や機能が備わっているかを確認しましょう。また、用途によっては、特定のタイプの3Dスキャナーが適していることもあるため、事前にリサーチが必要です。

用途と可能性を理解し、適切な機種を選ぶ

業務用3Dスキャナーは、リバースエンジニアリングや検査、3DCG制作など、多岐にわたる用途があります。自分の業務内容や将来の展開を考慮し、適切な機種を選ぶことが重要です。また、価格帯や精度などの要素も考慮して、最適な3Dスキャナーを選択しましょう。

以上のポイントを踏まえた上で、業務用3Dスキャナーを選ぶことが成功の鍵となります。是非テスト3Dスキャンなどもお気軽にお問い合わせください。

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3Dスキャナー価格完全ガイド: 予算別・用途別のおすすめ機種とコストを網羅的に解説

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3Dスキャナーハンディタイプ徹底ガイド: 特長からおすすめ機種

3Dスキャナーハンディタイプ徹底ガイド: 特長、機能、価格とおすすめ機種

3Dスキャナーのハンディタイプの重要性と普及

近年、3Dスキャナーは様々な分野で幅広く活用されるようになりました。特に、ハンディタイプの3Dスキャナーはその持ち運びやすさと使いやすさから、教育、研究、製品設計、アートや文化財の保存、リバースエンジニアリング、品質検査、VR・AR用の3Dデータ作成など、幅広い用途で活用されています。

ハンディタイプの3Dスキャナーは、従来のデスクトップタイプに比べて手で持ってスキャンすることができるため、大型オブジェクトや対象物もスキャンすることができます。

本ガイドでは、3Dスキャナーのハンディタイプについて、その基本から種類、特長、機能、価格帯、おすすめ機種まで、わかりやすく解説し、あなたがハンディタイプの3Dスキャナーを選ぶ際に、最適なガイドとなることを目指しています。

ハンディタイプ3Dスキャナーの基本

ハンディタイプの3Dスキャナーは、実は3種類のタイプが存在します。本章では、ハンディタイプの基本や、デスクトップタイプとの違いなどをご紹介することで、どのタイプが自分のニーズに適しているかのご参考にしていただければ幸いです。

ハンディタイプ3Dスキャナーとは

ハンディタイプ3Dスキャナーは、手で持って操作できる小型の3Dスキャナーで、物体の形状やサイズをデジタルデータとして取得することができます。このタイプの3Dスキャナーは、携帯性と使いやすさが特徴であり、比較的大型の対象物がスキャンできたり、オンサイトでの測定や移動しながらの作業も可能です。

ハンディタイプの3Dスキャナーは、レーザー、ストラクチャードライト、光学式など、さまざまな技術を使用しています。これらの技術はそれぞれ特長や適用範囲が異なりますが、どの技術も高い精度と速度で3Dデータを取得することができます。

ハンディタイプとデスクトップタイプの違い

ハンディタイプとデスクトップタイプの3Dスキャナーは、主にスキャンサイズ、携帯性、使いやすさの点で違いがあります。

サイズと携帯性

ハンディタイプの3Dスキャナーは、小型で軽量であるため、持ち運びやすく、比較的大きいサイズ(20センチ以上)のスキャンが可能です。一方、デスクトップタイプは、卓上であるため、20センチ以下の小型サイズのスキャンに使用されます。


使いやすさ

ハンディタイプの3Dスキャナーは、手で持って操作することができ、大型オブジェクトや複雑な形状の対象物もスキャンしやすいです。デスクトップタイプは、固定された台座に設置されているため、対象物を台座の上に置く必要があります。


スキャン範囲

ハンディタイプの3Dスキャナーは、手で持ちながらスキャンすることができるため、広範囲の対象物を測定することが可能です。一方、デスクトップタイプの3Dスキャナーは、一定の範囲内でしかスキャンできないため、対象物の大きさが制限せれます。


精度と解像度

ハンディかデスクトップかで、精度の違いはあまりありません。精度は機種や価格で異なります。ただし、ハンディタイプは、20センチ以上の大きな対象物をスキャンする際には高精度ですが、小さいオブジェクトの場合にはデスクトップ型を使ったほうが精度よくスキャンできます。

ハンディタイプの種類

ハンディタイプの3Dスキャナーには、主にレーザータイプ、ストラクチャードライトタイプ、およびフルカラータイプがあります。それぞれのタイプは独自の特性と利点があり、用途に応じて選択することが重要です。

レーザータイプ

レーザータイプの3Dスキャナーは、レーザーライトを使用して物体の表面を照らし、その反射を検出することで3Dデータを取得します。レーザータイプの3Dスキャナーは、一般的に高い精度と速度を持っており、特に幾何学的な形状やエッジが鮮明な物体のスキャンに適しています。

利点:高い精度と速度、無光沢な表面や幾何学的な形状の物体に適している

欠点:反射する表面や透明な物体には適していない


ストラクチャードライトタイプ

ストラクチャードライトタイプの3Dスキャナーは、特定のパターンを持つ光(通常は白色LED光)を物体に投影し、その変形をカメラで捉えることで3Dデータを取得します。このタイプのスキャナーは、レーザータイプに比べて安全性が高く、高い解像度を持つことが特徴です。

利点:高い解像度。安全性が高い。色の再現性が良い(カラー情報を取得できる場合)

欠点:スキャン速度がレーザータイプに比べて遅いことがある。環境光の影響を受けやすい


フルカラータイプ

フルカラータイプの3Dスキャナーは、物体の形状と同時にカラー情報も取得できるスキャナーです。このタイプのスキャナーは、アートや文化財、映像制作など、カラー情報が重要な用途に適しています。フルカラータイプの3Dスキャナーは、レーザーまたはストラクチャードライト技術を使用することが一般的です。

利点(フルカラータイプ):カラー情報を取得できる。アートや文化財などの用途に適している。テクスチャ付きの3Dモデルを作成可能

欠点(フルカラータイプ):一部の機種では、精度が他のタイプに比べて劣る場合がある。価格が高い場合がある。反射する表面や透明な物体に対応できない場合がある

これらのタイプを理解し、用途や予算に応じて適切なハンディタイプの3Dスキャナーを選択することが、効果的な3Dスキャン作業を行う上で重要です。

ハンディタイプ3Dスキャナーの特長と機能

ポータブル性と使いやすさ

ハンディタイプ3Dスキャナーの最大の特長は、ポータブル性です。手に持って使えるため、現場での取り回しが容易で、さまざまな場所でのスキャンが可能です。また、多くのモデルが直感的な操作を実現しており、初心者でも簡単に使いこなせることが一般的です。


精度とスキャン範囲

ハンディタイプの3Dスキャナーは、精度とスキャン範囲に関しても優れています。レーザータイプやストラクチャードライトタイプのハンディタイプ3Dスキャナーは、高い精度でデータを取得できます。また、スキャン範囲が広いため、大きなオブジェクトも効率よくスキャンできます。


ソフトウェアとデータ処理

ハンディタイプ3Dスキャナーには、専用のソフトウェアが付属しており、スキャンデータの編集や後処理が可能です。またハイエンド機種ではリアルタイムにスキャンしながらデータ化を確認することが可能で、正確に3Dデータ化につなげることができます。ソフトウェアの使いやすさや機能も、ハンディタイプ3Dスキャナーの選定ポイントの1つです。

ハンディタイプの価格帯とおすすめ3Dスキャナー

ハンディタイプの3Dスキャナーは、価格帯でできることや特長などが異なっています。

50万円以下

この価格帯のハンディタイプ3Dスキャナーは、フルカラー3Dスキャンのエントリーモデルが主流です。精度やスキャン速度は高価なモデルに比べて劣りますが、20センチ以上のサイズのオブジェクトのフルカラー3Dデータ化には最適です。簡単な3Dモデリングや3DCG化の使用には十分な性能を持っています。

IREAL 2E

IREAL2Eは、フルカラーでハンディスキャンが可能な3Dスキャナーです。小型で軽量ながら、20センチ以上のサイズの高品質なカラースキャンデータを得られます。美術品や人物像のスキャンに適しており、ホビーや作品制作に活用できます。

50万円~100万円

この価格帯は基本的には50万円以下のハンディタイプのバージョンUP版になります。基本的な操作性やスキャンできる性能などは同じですが、若干スキャン精度が向上しています。同じくフルカラー3Dスキャナーで3DCGの作成用途や簡単なモデリング用に使用ができます。

EinScan H

EinScan Hは2種類の光源を搭載し高速と高分解能を実現したハイエンド3Dスキャナーです。

高精度が求められるエンジニアリング用途をはじめ幅広い分野で高品質な3Dモデリングを提供します。

100万円~300万円

この価格帯のハンディタイプ3Dスキャナーは、さらに高い精度やスキャン速度を実現しており、プロフェッショナル向けの製品が主流です。工業用途や文化財の保存、リバースエンジニアリングなど、高い精度が求められる場面で活躍します。また、多機能なソフトウェアも含まれており、データの編集や解析が柔軟に行えます。

EinScan HX

EinScan HXは2種類の光源を搭載し高速と高分解能を実現したハイエンド3Dスキャナーです。

高精度が求められるエンジニアリング用途をはじめ幅広い分野で高品質な3Dモデリングを提供します。

EinScan Pro HD

EinScan Pro HDは高解像度・高精度に加え、卓越した汎用性・究極の高効率を実現したハイエンド3Dスキャナーです。

300万円以上

この価格帯のハンディタイプ3Dスキャナーは、最高レベルの精度とスキャン速度を誇ります。非常に複雑な形状のオブジェクトのスキャンにも対応しており、リバースエンジニアリングやインスペクションなどより精度が求められるニーズに最適です。

SIMSCAN

SIMSCANは、わずか570g片手で扱うことができる高精度な工業用3Dスキャナーです。

スキャン精度は最高レベルの0.02mmを実現。リバースエンジニアリングや精度検証などプロレベルのニーズにお応えします

TRACKSCAN

TRACKSCANはマーカー不要で高精度&広範囲な3Dスキャンが可能です。

スキャナー本体にマーカーを搭載することで、大型な対象物もマーカーシールを張ることなく正確に高精度に3Dデータ化ができます。

Artec Leo

Artec Leoは、PCに接続することなく、完全にスタンドアローンでエンジニアリングレベルの高精度3Dスキャンを提供します。ワイヤレスでかつAI駆動によって、高速で正確に対象物を3Dデータ化します。

ハンディタイプ3Dスキャナーの用途

ハンディタイプの3Dスキャナーで使える具体的な用途と、推奨機種をご紹介します。

VR・AR用の3Dデータ作成

ハンディタイプ3Dスキャナーは、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)用の3Dデータ作成にも利用されています。リアルな環境を再現するためには、高い精度とフルカラーのスキャンが求められます。おすすめの機種としては、Artec Eva やIREAL 2E、 EinScan H が挙げられます。

アートと文化財の保存

アートや文化財の保存には、高い精度とディテールの再現性が重要です。また、フルカラーのスキャンが求められることもあります。この用途に適した機種としては、Artec Eva やIREAL 2E、 EinScan H が挙げられます。

リバースエンジニアリング・検査・インスペクション

リバースエンジニアリングでは、精密な3Dデータが必要です。また、ソフトウェアの機能も重要で、CADデータへの変換や編集が容易であることが求められます。この用途に適した機種としては、SimScanなどがおすすめです。

まとめ

本記事では、ハンディタイプ3Dスキャナーの基本から種類、特長と機能、価格帯、用途とおすすめ機種までを解説しました。最後に、ハンディタイプ3Dスキャナー選びのポイントを再確認しましょう。

用途に合ったタイプを選ぶ

レーザータイプ、ストラクチャードライトタイプ、フルカラータイプなど、用途に応じて適切なタイプを選ぶことが重要です。精度とスキャン範囲を考慮する:用途に応じて、必要な精度とスキャン範囲を確認しましょう。

ソフトウェアとデータ処理

機種によっては、独自のソフトウェアが必要になる場合があります。データ処理やCADデータの変換・編集が容易かどうかを確認してください。

価格帯と予算

予算に応じて、適切な価格帯の機種を選びましょう。高額な機種でも、用途に合った性能がなければ意味がありません。

ハンディタイプ3Dスキャナーは、そのポータブル性と高い性能によって、様々な分野で革新的な可能性をもたらしています。用途に合った機種を選ぶことで、効果的に活用することができるでしょう。是非テストスキャンなどお気軽にお問い合わせください。

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3Dスキャナーでは「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」が適応されるケースが多いです。採択率90%以上を誇る弊社提携の公認会計士事務所が補助金申請の不安を払拭いたします。お気軽にご相談ください。

3Dスキャナー価格完全ガイド: 予算別・用途別のおすすめ機種とコストを網羅的に解説

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3Dスキャナーとは: 基本概念から種類、原理と仕組み、活用方法

3Dスキャナーの原理。進化する3Dデータ化

近年、テクノロジーの発展とともに、現実世界をデジタル化する技術が急速に進化しています。その中でも注目を集めているのが、3Dスキャナーという画期的な技術です。3Dスキャナーは、物体の形状やテクスチャを正確にデジタルデータ化することが可能で、多くの産業分野で活用されています。この記事では、3Dスキャナーの基本的な原理から種類、原理と仕組み、活用方法までを詳しく解説します。3Dスキャナーがどのように進化し、どのような技術が組み合わされているのかを知ることで、より自分にあったスキャン技術を知ることができます。

3Dスキャナーとは?

3Dスキャナーとは、実際の物体をデジタルデータ化するための高度な技術です。このデバイスは、物体の形状やサイズ、色やテクスチャを正確に捉え、3Dモデルとして再現することができます。このような3Dデータは、設計や製造、品質管理、建築や教育など、さまざまな分野で利用されています。また、デジタルアートやVR・AR技術と組み合わせて、新たな表現方法や体験を生み出すことも可能です。


3Dスキャナーの基本的な仕組み

3Dスキャナーは、物体の表面にある無数の点を測定することで、3Dデータを生成します。これらの点は、点群データと呼ばれる形式で保存され、さまざまなソフトウェアを用いて編集や解析が行われます。点群データは、最終的に3Dモデルとして再構築されることで、物体の形状や特徴を再現します。

3Dスキャナーは、さまざまな技術や原理に基づいて動作します。主な種類には、光学式スキャナー、レーザースキャナー、X線/CTスキャナーなどがあります。それぞれの技術は、物体の表面に対して光やレーザー、X線を照射し、反射や透過した光を検出することで、物体の形状を計測します。

次の章では、これらの3Dスキャナーの種類とそれぞれの原理、仕組みについて詳しく解説していきます。どのような技術が開発され、どのように進化してきたのかを理解することで、3Dスキャナーの機能や性能をより深く把握することができます。

3Dスキャナーの種類と特徴

3Dスキャナーにはいくつかの主要な種類があり、それぞれが異なる原理と仕組みに基づいています。ここでは、光学式スキャナーの原理と仕組みについて詳しく解説していきます。

光学式スキャナーの原理と仕組み

光学式スキャナーは、光を利用して物体の形状やサイズを測定する技術です。光学式スキャナーには、以下のようないくつかの方式があります。

パターン光投影方式

パターン光投影方式は、プロジェクターで特定のパターンの光を物体に投影し、カメラでその光の変化を捉えることで物体の形状を計測します。投影された光が物体の表面で歪むことによって、物体の形状に関する情報が得られます。この方式は、高精度で迅速な測定が可能であり、自動車や航空機の設計など、精密な寸法測定が必要な分野で広く利用されています。


ステレオカメラ方式

ステレオカメラ方式は、2つのカメラを使って物体を撮影し、その画像から物体の形状を再構築する方法です。2つのカメラは異なる角度から物体を撮影するため、それぞれの画像には物体に関する異なる情報が含まれています。これらの画像を組み合わせることで、物体の3D形状を計算できます。この方式は、ドローンやロボットなどの自律走行システムでの環境認識や、VR/ARアプリケーションでのリアルタイム3Dモデリングに使用されます。


構造光方式

構造光方式は、特定のパターンの光を物体に投影し、その光の歪みをカメラで捉えることで物体の形状を計測します。パターン光投影方式とは異なり、構造光方式では、通常、格子状やストライプ状のシンプルなパターンが使用されます。この方式は、高精度で迅速な測定が可能であり、医療分野や映像制作、デジタルアートなどで活用されています。

レーザースキャナーの原理と仕組み

レーザースキャナーは、レーザー光を用いて物体の形状やサイズを測定する技術です。レーザースキャナーには、以下のようないくつかの方式があります。

タイムオブフライト方式 (ToF)

タイムオブフライト方式(ToF)は、レーザー光を物体に向けて照射し、その反射光をセンサーで検出することで物体までの距離を測定する方法です。レーザー光の往復時間を測定することで、物体までの距離を計算します。この方式は、大規模な建物や構造物の測定、地形測量、建築・土木分野などで広く利用されています。ToF方式の3Dスキャナーは、広範囲を高速でスキャンできる一方で、精度は光学式スキャナーに比べてやや劣ります。


トライアングレーション方式

トライアングレーション方式は、レーザー光を物体に照射し、その反射光をカメラで捉えることで物体の形状を計測する方法です。レーザー光源とカメラは一定の角度で配置され、レーザー光が物体に反射する位置によって、カメラが捉える光の位置が変わります。この位置の変化をもとに、物体までの距離を計算します。トライアングレーション方式は、精度が高く、小さな物体や複雑な形状の測定に適しています。工業用途やリバースエンジニアリング、品質検査などでよく用いられます。

X線/CTスキャナーの原理と仕組み

X線/CTスキャナーは、X線を用いて物体の内部構造を3Dデータとして可視化する技術です。通常の光学式やレーザー式のスキャナーでは表面の情報しか取得できませんが、X線/CTスキャナーは物体の内部まで詳細に調査することが可能です。

CT(Computed Tomography)スキャナーは、X線源とX線センサーを対象物の周囲に配置し、物体を回転させながらX線の透過画像を撮影します。これらの画像をコンピュータが解析し、3Dボリュームデータを生成します。これにより、物体の内部構造や欠陥、隠れた部品などを詳細に分析することができます。X線/CTスキャナーは、工業用途、医療機器、材料科学、航空宇宙など、様々な分野で利用されています。

各種類の比較と適用分野 

カテゴリ技術概要
光学式
スキャナー
パターン光投影方式特定のパターンの光を物体表面に投影し、カメラで変形を撮影することで3D情報を取得します。
ステレオカメラ方式2台のカメラを使って物体を撮影し、画像の視差から3D情報を取得します。
構造光方式特定のパターンの光を物体表面に投影し、光の変形をカメラで撮影して3D情報を取得します。
レーザースキャナータイムオブフライト方式 (ToF)レーザー光を物体に照射し、反射光が戻ってくるまでの時間を測定することで距離を計算します。
トライアングレーション方式レーザー光を物体表面に照射し、反射光をカメラで撮影することで3D情報を取得します。

現在の3Dスキャナーと3Dスキャンプロセス

現代の3Dスキャナーは、さまざまな技術が組み合わされており、より高精度で効率的な3Dデータ取得が可能になっています。本節では、光学式とレーザー式の融合や、3Dスキャンプロセスについて解説します。

光学式とレーザー式の融合

光学式とレーザー式の3Dスキャナーは、それぞれ独立した技術として開発されましたが、現在では両者の特長を活かすために融合された製品も登場しています。例えば、レーザー光で点群データを取得し、カメラで画像をキャプチャすることで、形状とテクスチャを一度に取得できる3Dスキャナーがあります。これにより、効率的で高精度な3Dモデルの生成が可能になります。


3Dスキャンのプロセス

3Dスキャンのプロセスは、一般的に以下の手順で行われます。

①スキャン対象の準備: 対象物をクリーンにし、適切な環境設定(照明や背景)を整えます。

②3Dスキャン: スキャナーで対象物の形状データ(点群データ)を取得します。

③テクスチャ取得: カメラで対象物の表面の色や質感をキャプチャします。

④データ処理: 点群データやテクスチャデータを整理し、3Dモデルに変換します。

形状と点群データ

3Dスキャナーは、対象物の形状を表す点群データを取得します。点群データは、空間上の点の座標が集まったデータで、これをもとに3Dモデルが生成されます。


テクスチャの取得

テクスチャは、3Dモデルの表面に貼り付けられる画像データで、対象物の色や質感を表現します。光学式や融合型の3Dスキャナーでは、カメラで対象物のテクスチャを同時に取得できます。


マージとメッシュ化

点群データを基に、3Dモデルを生成するプロセスをメッッシュ化と言います。点群データを三角形のポリゴン(メッシュ)に変換し、表面を構築します。対象物が大きい場合や複雑な形状の場合、複数の角度からスキャンを行い、それらのデータをマージ(統合)して一つの3Dモデルにまとめる必要があります。

マージでは、各スキャンデータの位置合わせや、重複部分の削除などのデータ処理が行われます。メッシュ化とマージが完了した後、テクスチャデータを3Dモデルに適用し、リアルな外観を持つ3Dモデルが完成します。

このように、3Dスキャンプロセスは多くの工程が含まれており、現在の3Dスキャナーはそれらの効率化や精度向上に向けて進化を続けています。光学式とレーザー式の融合やデータ処理技術の向上により、より高品質でリアルな3Dデータが手に入るようになっています。

3Dスキャナーの応用と事例

3Dスキャナーは、様々な分野で活用されており、その技術が進化することで、さらに多くの分野での応用が期待されています。以下では、3Dスキャナーが活用されている具体的な事例をいくつか紹介します。

VRやARでの3DCG

3Dスキャナーは、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)技術においても重要な役割を果たしています。スキャナーで取得したリアルな3DモデルをVRやAR空間に取り込むことで、没入感のあるリアルな環境を作り出すことができます。これにより、ゲームやシミュレーション、訓練、教育などの分野で幅広く活用されています。

リバースエンジニアリング

3Dスキャナーはリバースエンジニアリングにも使用されます。リバースエンジニアリングとは、既存の物理オブジェクトからデータを取得し、その構造や機能を解析して新しいデザインや改良を行う技術です。3Dスキャナーで取得したデータをもとに、CADモデルを作成し、新しい製品開発や設計変更、部品の交換などに活用されています。

品質検査・インスペクション

製造業や建設業では、3Dスキャナーが品質検査やインスペクションの目的で使われています。3Dスキャナーで取得したデータと元の設計データを比較することで、製品の寸法や形状のばらつきを検出し、品質管理を行うことができます。また、建設現場では、現場の状況を正確に把握することができ、問題の早期発見や対策が可能となります。

3Dプリント

3Dスキャナーで取得したデータは、3Dプリンターを使って実際の物体として出力することができます。これにより、プロトタイプの作成や部品の製造、アートやファッション、医療用具の作成など、幅広い分野で活用されています。一般的な3Dプリントからフルカラー3Dプリントまでさまざまな製法に対応しています。

製造業における活用事例

製造業では、3Dスキャナーが製品開発の段階から量産まで幅広く活用されています。例えば、自動車業界では、3Dスキャナーを用いて車体や部品の形状データを取得し、リバースエンジニアリングや設計や解析を行っています。また、航空宇宙産業では、複雑な形状の部品の検査やアセンブリプロセスの最適化に3Dスキャナーが使われています。

教育・研究分野における活用事例

3Dスキャナーは教育・研究分野でも役立っています。美術館や博物館では、貴重な文化財や展示物のデジタルアーカイブを作成するために、3Dスキャナーが使われています。また、考古学や人類学の研究で、遺跡や化石、昆虫などの3Dデータを取得することで、より詳細な解析が可能となります。

文化財保護などの活用事例

文化財保護においても、3Dスキャナーは重要な役割を果たしています。例えば、古代遺跡や歴史的建造物の3Dデータを取得することで、自然災害や人為的破壊による損失を防ぐためのデジタルアーカイブが作成できます。さらに、修復や再建の際にも、3Dスキャナーで取得したデータが貴重な情報源となります。

3Dスキャナーの選び方と注意点

3Dスキャナーを選ぶ際には、用途や予算に応じて、適切な製品を選択することが重要です。ここでは、3Dスキャナーの選び方と注意点について解説します。

用途と予算にマッチしているかどうか

3Dスキャナーを選ぶ際には、まず用途にマッチしているか確認しましょう。重要なポイントとしては、精度、測定範囲、カラースキャンの有無などが挙げられます。例えば、非常に高い精度が求められるリバースエンジニアリングや検査などでは、数百万円代からの機種が必要です。一方、スキャンサイズが大きくても精度がそこまで出ない3DCG用のスキャナーなどもあります。

また、予算も選び方の重要な要素です。高性能な3Dスキャナーは高価ですが、用途によっては低価格の製品でも十分な性能を発揮できる場合があります。用途や予算に見合った3Dスキャナーを選ぶことで、コストパフォーマンスの高い選択が可能となります。


スキャンサイズと精度

スキャンする対象物のサイズや求める精度に応じて、適切な3Dスキャナーを選ぶことが重要です。例えば、デスクトップ型の3Dスキャナーは20センチ以下が適切なスキャンサイズです。一方、ハンディタイプは20センチ以上のスキャンサイズが適しています。またスキャン精度は価格帯に大きな影響をあたえます。


表面のテクスチャーや素材

また、スキャンしたい対象物の素材や表面状態によっても、適切な3Dスキャナーが異なります。光学式スキャナーは、透明や鏡面のような光沢のある表面には弱い場合がありますが、レーザースキャナーはそれらの素材でも比較的スキャンが可能です。ただし、レーザースキャナーでも黒い表面や極端に鏡面のものは測定が難しい場合があります。対象物の素材や表面状態を考慮して、適切な3Dスキャナーを選ぶことが重要です。


選ぶポイントを明確にする

3Dスキャナーを選ぶ際には、製品のスペックや性能、用途や予算、スキャンサイズや精度などを考慮して選択することが重要です。また、対象物の素材や表面状態も考慮に入れることで、最適な3Dスキャナーを選ぶことが可能となります。用途に見合った3Dスキャナーを選ぶことで、効果的な3Dスキャンが実現できます。

まとめ

この記事では、3Dスキャナーの基本的な概念や原理、種類と特徴、現在の3Dスキャナーとスキャンプロセス、応用と事例、選び方と注意点について解説しました。3Dスキャナーは、現実の物体をデジタル化し、さまざまな分野で活用されています。

3Dスキャナーの疑問・不安、お答えします!

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3Dスキャナーの精度マスター!正しい選び方と実用ポイント

3Dスキャナーの精度に関する疑問お答えします!

3Dスキャナーは、現実世界の物体をデジタル化する技術として、様々な業界で活用されています。建築、製造、医療、エンターテイメントなど多岐にわたる分野で、3Dスキャナーはプロセスの効率化や品質向上に貢献しています。しかし、3Dスキャナーの技術や性能は機種ごとに大きく異なり、特に精度に関する情報は初心者には理解しづらいことが多いです。この記事では、3Dスキャナーの精度に関する疑問を解決し、適切な機種選びができるように解説していきます。

精度の重要性と適切な機種選びとは?

3Dスキャナーの精度は、スキャンした物体のディテールや形状を正確に再現する能力のことで、適切な精度を持つ機種を選ぶことが、プロジェクトの成功に大きく関わります。例えば、製造業では高い精度が求められる部品の設計や品質管理に、3Dスキャナーが活用されることがあります。一方で、エンターテイメント分野では、ゲームや映画の背景やキャラクターを作成する際に、必ずしも高い精度が求められないことがあります。

精度が高い3Dスキャナーは、その性能に応じて価格も高くなる傾向があります。しかし、必ずしも高価な機種が最適とは限らず、用途や予算に応じて適切な機種を選ぶことが重要です。この記事では、3Dスキャナーの精度の基本概念や関連要素を解説し、公表値だけではわからない実際の性能や選び方のポイントを明らかにしていきます。

3Dスキャナーの精度とは?

3Dスキャナーの精度は、スキャンした物体の形状やサイズをどれだけ正確にデジタルデータとして再現できるかを示す指標です。精度が高いほど、現実世界の物体を忠実にデジタル化することができます。3Dスキャナーの精度は主に2つの要素で評価されます。

3Dスキャナーの精度の定義

実際のスキャン精度を測る指標には二つの指標があります。下記は少しわかりづらいので具体例を共にご説明します。

①スキャン精度

スキャン精度は、3Dスキャナーが計測する物体の形状やサイズが、実際の物体とどれだけ一致しているかを示す指標です。単位は通常、ミリメートル(mm)やマイクロメートル(μm)で表されます。例えば、スキャン精度が0.02mmで、実際の物体の幅が50mmである場合、スキャンされたデータの幅は、49.98mmから50.02mmの範囲内になることが予想されます。


②解像度

解像度は、3Dスキャナーが捉えることができる最小のディテールの大きさを示す指標です。これは、3Dスキャンデータ内の隣接する点の最小距離として表されます。解像度が高いほど、より細かいディテールが再現できます。解像度も単位はミリメートル(mm)やマイクロメートル(μm)で表されます。例えば、スキャン解像度が0.025mmで、対象物の表目に1mmのシボ加工などがある場合、このスキャナーの解像度範囲内にあり、表面のディテールも正確に再現されることが期待できます。

スキャン精度と最高解像度の違い

スキャン精度と解像度は、それぞれ異なる側面を評価する指標ですが、どちらも3Dスキャナーの性能を測る重要な要素です。

①スキャン精度は、スキャンデータの全体的な正確さを示すのに対して

②解像度は、どれだけ細かいディテールを捉えられるかを示します。

適切な精度と解像度を持つ3Dスキャナーを選ぶことで、プロジェクトの要求に応じたデータが得られます。

例えば、製造業のリバースエンジニアリングなどでは、高いスキャン精精度が求められることが多いです。これは、製品の品質を確保するため、実際の物体とデジタルデータの形状やサイズの一致が重要だからです。一方、美術や建築の分野では、細かいディテールやテクスチャを再現することが重要であるため、高い解像度が求められることがあります。

これらの指標は互いに独立しているため、高いスキャン精度を持つ3Dスキャナーが必ずしも高い解像度を持つとは限りません。また、逆もまた然りです。したがって、3Dスキャナーを選ぶ際には、目的に応じて適切なスキャン精度と解像度を持つ機種を選ぶことが重要です。

3Dスキャナーの精度はどのような要素で
成り立っているのか?

3Dスキャナーの精度は、どのような要素で成り立っているのでしょうか?例えば、スキャン精度とスキャン解像度は各メーカーもスペック表に公表値を記載していますが、一般的には以下の要素が合わさって数値が決められています。レーザー光の径、波長、距離測定方式、スキャン速度とサンプリング間隔などです。

レーザー光の径

レーザー光の径が細いほど、より細かいディテールを捉えられます。これにより、スキャン精度が向上します。ただし、径が細すぎると、測定対象からの反射光が減少し、測定が困難になる場合があります。


波長

波長が異なると、測定対象の表面の反射特性や透過特性が変化します。適切な波長のレーザー光を選択することで、対象物に応じた高い精度の測定が可能になります。これにより、スキャン精度が向上します。


距離測定方式

距離測定方式によって、測定精度や測定距離の範囲が異なります。例えば、時間飛行法(Time of Flight, TOF)は長距離測定に適していますが、精度がやや劣ります。一方、位相シフト法や三角測量法は、より高い精度の測定が可能です。


スキャン速度と
サンプリング間隔

スキャン速度が速いほど測定時間が短くなりますが、サンプリング間隔が広がるため、解像度が低下する可能性があります。逆に、スキャン速度を遅くし、サンプリング間隔を狭くすることで、解像度が向上します。ただし、測定時間が長くなる欠点があります。


フィールドオブビュー(FOV)

フィールドオブビュー(FOV)は、3Dスキャナーが一度に測定できる範囲を示します。FOVが広いほど、一度のスキャンで広範囲のデータを取得できますが、解像度が低くなることがあります。一方、FOVが狭いと解像度が高くなりますが、スキャン範囲が狭くなります。用途に応じて、適切なFOVを持つ3Dスキャナーを選ぶことが重要です。

公表値(例えば、スキャン精度0.02mm、解像度0.025mmなどの数値)は、上記の要素が最適化された状態での理論値です。実際の測定では、照明条件や対象物の表面特性など、さまざまな要素が影響を与えるため、公表値と同じ精度・解像度が得られるとは限りません。公表値は、スキャナーの性能を比較する際の一つの基準になります。

スペック値が同じでも3Dスキャン精度が異なる理由

3Dスキャナーを選んでいる際に、低価格な機種と高価格な機種で、スキャン精度が同じケースがあると思います。例えば、わかりやすい例では、10万円以下の低価格3Dスキャナーと100万円以上の高価格な3Dスキャナーでスキャン精度が同じ0.05mmだったとしても、実際の性能は異なります。具体的にご紹介します。

センサーの品質

100万円の3Dスキャナーは、高品質なセンサーが使用されている可能性があります。これにより、ロストが少なく、安定したスキャンが可能になります。一方、10万円のハンディタイプでは、低価格のセンサーが使用されており、測定信号のノイズが多く、対象物をロストしやすくなることが考えられます。


ソフトウェアの性能

100万円の3Dスキャナーは、高性能なソフトウェアを搭載している可能性があります。このソフトウェアは、測定データの処理や解析を効率的に行い、正確なスキャンデータを生成します。一方、10万円のハンディタイプでは、ソフトウェアの性能で、データ処理や解析が不十分である可能性があります。


計測範囲と解像度

100万円の3Dスキャナーは、広い計測範囲を持ち、高解像度でスキャンが可能です。一方、10万円のハンディタイプでは、計測範囲が狭く、解像度が低いため、スキャンが進みにくいことが考えられます。


エラー訂正機能

100万円の3Dスキャナーは、エラー訂正機能が強化されており、測定データの欠損やノイズを自動的に補正できます。これにより、ロストが少なく、スキャンがスムーズに進みます。一方、10万円のハンディタイプでは、エラー訂正機能が弱く、欠損やノイズの影響を受けやすいことが考えられます。


ハードウェアの堅牢性と耐久性

100万円の3Dスキャナーは、堅牢で耐久性のあるハードウェアを使用している可能性があります。これにより、機器が環境や使用状況による影響を受けにくくなります。一方、10万円のハンディタイプでは、安価なハードウェアが使用されているため、耐久性や堅牢性が劣ることが考えられます。


キャリブレーションと
メンテナンス

100万円の3Dスキャナーは、正確なキャリブレーションが行われており、メンテナンスが容易です。これにより、スキャナーが常に最適な状態で使用でき、正確なスキャンが可能になります。一方、10万円のハンディタイプでは、キャリブレーションやメンテナンスが不十分である可能性があります。


ユーザーインターフェースと
操作性

50万円の3Dスキャナーは、使いやすいユーザーインターフェースを備えており、操作性が高いです。これにより、効率的なスキャンが行えます。一方、10万円のハンディタイプでは、ユーザーインターフェースや操作性が劣っており、スキャンが進みにくいことが考えられます。


光源の種類

3Dスキャナーには、レーザー光や白色光、青色光など、さまざまな光源が使用されます。光源の種類によって、測定対象の表面材質や色に対する反応が異なり、スキャン結果に影響を与えることがあります。高品質な3Dスキャナーは、複数の光源を組み合わせることで、より正確なスキャンが可能になります。


データポスト
プロセッシング機能

3Dスキャナーによって取得されたデータは、ポストプロセッシングを行うことで、品質が向上します。高品質な3Dスキャナーは、自動的にノイズ除去やメッシュ生成、データ整合性の向上などのポストプロセッシングを行うソフトウェアを搭載しています。これにより、スキャン結果の品質が向上し、性能に差が出ます。


照明条件と環境への適応性

3Dスキャナーの性能は、照明条件や環境に大きく影響を受けます。高品質な3Dスキャナーは、照明条件が悪い場合でも安定したスキャンが可能であり、さまざまな環境に適応できます。一方、低価格の3Dスキャナーは、照明条件や環境によって性能が低下することがあります。


マルチセンサー統合

一部の高品質な3Dスキャナーは、複数のセンサー(例えば光学センサーと触覚センサー)を統合し、それらのデータを組み合わせることで、より正確なスキャンを実現しています。このようなマルチセンサー統合技術により、公表値が同じであっても性能に差が出ることがあります。

これらの要素が組み合わさって、高価格な100万円以上の3Dスキャナーが低価格の10万円以下の3Dスキャナーよりも優れたスキャン性能を発揮します。公表値が同じであっても、上記の技術的な要素によって実際のスキャン結果が異なるため、購入前に詳細な比較や検討が必要です。

3Dスキャナーの精度に影響を与える要因

3Dスキャナーの精度に影響を与える要素は、ハードウェアとソフトウェアの機能だけではありません。使用する環境や対象物の形状、表面特性、適切な使用方法などによってスキャナーの精度は異なってきます。

照明条件

適切な照明条件がないと、3Dスキャナーの測定精度が低下することがあります。特に光学式やレーザー式の3Dスキャナーは、環境光や対象物の反射率に影響されやすいため、照明条件を最適化することが重要です。


対象物の表面特性

対象物の表面が光沢や透明性を持っている場合、光学式やレーザー式の3Dスキャナーでは正確な測定が難しくなることがあります。このような場合、表面に特殊なスプレーを塗布することで測定精度を向上させることができます。


スキャナーと対象物の相対位置・姿勢

3Dスキャナーと対象物の相対位置や姿勢が不適切であると、測定精度が低下することがあります。対象物を複数の角度からスキャンして、データを統合することで測定精度を向上させることができます。


ソフトウェア処理

3Dスキャナーで取得したデータは、ソフトウェアによって処理されます。この処理の精度が低いと、測定結果の精度も低下します。高品質なソフトウェアを使用することで、データ処理の精度を向上させることができます。


キャリブレーション

3Dスキャナーは、定期的にキャリブレーション(校正)を行うことで、測定精度を維持・向上させることができます。キャリブレーションが不適切であると、測定精度が低下することがあります。

これらの要素に注意して、3Dスキャナーの選択やスキャン環境の調整を行うことで、より高い精度の測定結果を得ることができます。また、用途に応じて適切な3Dスキャナーの種類(光学式、レーザー式、触覚式など)を選択する

まとめ:スペック値に惑わされない正しい3Dスキャナーの選び方

3Dスキャナーの精度を理解し、適切な機種を選ぶためには、以下のポイントに注意して選択を行うことが重要です。

用途を明確にする

最初に、3Dスキャナーをどのような目的で使用するのかを明確にしましょう。用途によって求められるスキャン精度や解像度が異なるため、正確なニーズを把握することが重要です。リバースエンジニアリングや検査であれば、高精度が、簡易的なモデルを作成したのか、また、対象物のサイズや形状、環境条件なども考慮に入れて、適切な機種を選びます。

スペック値以外の点をしっかりと検証する

スペック値だけで3Dスキャナーの性能を判断しないようにしましょう。公表値が同じでも、測定原理や距離測定方式、光源の種類、データポストプロセッシング機能、照明条件と環境への適応性など、多くの要素が精度に影響を与えます。これらの要素は一般的に公開されていませんが、ソフトウェアの性能やハードの機能などから、可能な限り自分の用途に適した機種を選ぶことが重要です。

実際にテスト3Dスキャンを行う

最後に、可能であれば実際に3Dスキャナーを使ってテストスキャンを行うことがベストです。実際にテストしてみれば、どのレベルまでスキャンが可能で、さらに操作性などがわかれば、なおベストです。

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3Dスキャナー価格完全ガイド: 予算別・用途別のおすすめ機種とコストを網羅的に解説

3Dスキャナーに関する選び方の完全ガイドをご紹介しています。
価格や用途など予算に合わせたおすすめ機種を網羅しています。

Guider 3 Plus 3Dプリンター

大型サイズと高速3Dプリントを両立

Guider3 Plusは大型造形と高速3Dプリントを両立したFFF方式の3Dプリンターです。造形サイズは350mm×350mm×600mmまで対応可能で、最高250mm/sの造形スピードを誇ります。

Guider3 Plusの5大特長

最大高さ600mmの造形サイズ

Guider3 Plusは軽量コンパクトのデスクトップ3Dプリンターでありながら、350×350×600mmの大型造形サイズを実現しました。大きいプロトタイプも卓上で実現できます。

高速3Dプリントを実現

Guider3 Plusは内部構造に新たにCore-XY構造を採用。従来のGuider2を超える高速3Dプリントを実現しました。250mm/sの造形スピードによって、データから素早く形にします。

ぶれない安定性

Guider3 PlusはX軸とY軸に工業用リニアガイドレール、Z軸にはリニアシャフトを搭載し、大型造形と高速造形を行ってもぶれない安定した出力を実現しました。最大30kgの大型重量の造形物も3Dプリントできます。

高温ノズル搭載でエンプラも対応

Guider3 Plusは高温ノズルも対応しました。ノズル加熱温度が320度まで可能で、ポリカーボネートやナイロンといったエンプラ素材も対応しています。0.4mm/0.6mm/0.8mmの3種類のノズル径に対応しています。

フィラメント除湿機能を搭載

Guider3 Plusはフィラメント挿入部分に密閉型の収納ボックスが搭載されており、乾燥剤を入れることが可能。湿度20%以下で最大5日間保存し、湿度計、温度計も搭載し、フィラメントを吸湿から守り造形品質を保ちます。

Guider3 Plusの4大機能

HEPA13フィルター

Guider3 PlusはHEPA13フィルターを搭載し、プリント時に発生する臭気や粉じんなど粒子から除去します。

スリープモード

Guider3 Plusは長時間使用しない場合には、自動的にスリープモードになります。これにより電力消費量を抑えることが可能です。

自動シャットダウン機能搭載

Guider3 Plusは自動シャットダウン機能により、プリント終了後には電源が自動できれます。

柔軟性磁気プラットフォーム

Guider3 Plusは、柔軟性を持つ磁気プラットフォームによって3Dプリント後に造形モデルを簡単に取り外し可能です。

専用スライサーソフトFlashPrint

Guider3 Plusは専用スライスソフトFlashPrintに対応しています。FlashPrintは1台で複数3Dプリンターを利用可能な直感的ソフトウェアで、プリントパラメーターの設定が簡単に可能。よりプリントワークフローを円滑にしてくれるソフトです。

Guider3 Plusの多彩なフィラメント材料

Guider3 Plusは1台で多彩なフィラメント材料に対応しています。

PLA

植物由来のPLAフィラメントは試作・ラピッドプロトタイピングに最適です。

ABS

ABSフィラメントは高い強度を持ち、高強度パーツや治工具などに使用できます。

ASA

ASAフィラメントはABSの強度に耐候性を備えたフィラメント材料です。

PC(ポリカーボネート)

PCフィラメントは高硬度かつ高強度を両立し、高強度パーツの造形が可能です。

PA(ナイロン)

PA(ナイロン)は高靭性かつ耐薬品性に優れるフィラメント材料です。

PETG

PETGはABS並みの強度とPLAのプリント安定性を両立したフィラメントです。

PETG-CF

PETG-CFはPETGにカーボンファイバーが配合された高強度&高硬度のフィラメントです。

 PLA-CF

PLA-CFは植物由来のPLAにカーボンファイバーが配合されたプリント性と高強度を両立した材料です。

PA-CF

PA-CFはナイロンにカーボンファイバーが配合された高強度&高硬度フィラメントです。

Guider3 Plusのスペック

メーカーFLASHFORGE
モデル名 Guider3 Plus(ガイダー3プラス)
保証1年
プリント方式FFF(熱溶解積層法)
最大造形サイズ350mm×350mm×600mm
造形精度±0.15mm
積層ピッチ0.05-0.4mm
位置決め精度X/Y軸:0.011mm Z軸:0.0025mm
XY軸移動速度10-250mm/s
ノズルタイプステンレス製ノズル
ノズル径0.4mm(0.6mm/0.8mm)
最大ノズル温度320℃
最大プラットフォーム温度120℃
プラットフォームマグネット式磁気プラットフォーム
対応フィラメントPLA/PETG/ASA/ABS/PC/PA/PLA-CF/PETG-CF/PA-CF など
本体サイズ635mm×590.5mm×1060mm
電源AC100-240V、50/60Hz、650W
通信方式Wi-Fi、イーサネット、USBメモリ
スライサーソフトFlashPrint
タッチパネル7インチフルカラー
認証CE/FCC/RoHS
動作環境温度15~30℃
対応データ形式stl、obj、3mf、fpp、gx、g、bmp、png、jpg、jpeg
対応OSWindows 8/10/11、macOS、Linux

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Guider 3 3Dプリンター

デスクトップで大容量と高速3Dプリントを両立

Guider3はデスクトップタイプでありながら、造形サイズを300×250×340mmの大容量を両立し、かつ高速造形を可能にしたFFF方式の3Dプリンターです。より高速プロトタイピングが実現できます。

Guider3の5大特長

デスクトップで30cm以上の造形サイズ

Guider3は軽量コンパクトのデスクトップ3Dプリンターでありながら、300×250×340mmの大型造形サイズを実現しました。大きいプロトタイプも卓上で実現できます。

高速3Dプリントを実現

Guider3は内部構造に新たにCore-XY構造を採用。従来のGuider2を超える高速3Dプリントを実現しました。250mm/sの造形スピードによって、データから素早く形にします。

ダブルギアノズルで押出不良を軽減

Guider3は新たにヘッドにダブルギアを搭載しました。これによりフィラメントの送り出しをよりスムーズにし、押出不良やノズルつまりを軽減することに成功しました。フィラメント送り出しはGuider2の150%向上しています。

高温ノズル搭載でエンプラも対応

Guider3は高温ノズルも対応しました。ノズル加熱温度が320度まで可能で、ポリカーボネートやナイロンといったエンプラ素材も対応しています。0.4mm/0.6mm/0.8mmの3種類のノズル径に対応しています。

自動レベリング機能搭載で簡単・正確

Guider3は高度近接センサー搭載により補助レベリングと自動レベリングを最適化。プラットフォームの水平調整を自動レベリング機能によって簡単、正確に実現します。

Guider3の4大機能

HEPA13フィルター

Guider3はHEPA13フィルターを搭載し、プリント時に発生する臭気や粉じんなど粒子から除去します。

スリープモード

Guider3は長時間使用しない場合には、自動的にスリープモードになります。これにより電力消費量を抑えることが可能です。

自動シャットダウン機能搭載

Guider3は自動シャットダウン機能により、プリント終了後には電源が自動できれます。

フィラメント検出機能で再開可能

Guider3は、フィラメントが切れた際には、自動検出機能でプリントを一時停止、フィラメント補充後再開します。

 専用スライサーソフトFlashPrint

Guider3は専用スライスソフトFlashPrintに対応しています。FlashPrintは1台で複数3Dプリンターを利用可能な直感的ソフトウェアで、プリントパラメーターの設定が簡単に可能。よりプリントワークフローを円滑にしてくれるソフトです。

Guider3の多彩なフィラメント材料

Guider3は低価格なデスクトップタイプでありながら1台で多彩なフィラメント材料に対応しています。

PLA

植物由来のPLAフィラメントは試作・ラピッドプロトタイピングに最適です。

ABS

ABSフィラメントは高い強度を持ち、高強度パーツや治工具などに使用できます。

ASA

ASAフィラメントはABSの強度に耐候性を備えたフィラメント材料です。

PC(ポリカーボネート)

PCフィラメントは高硬度かつ高強度を両立し、高強度パーツの造形が可能です。

PA(ナイロン)

PA(ナイロン)は高靭性かつ耐薬品性に優れるフィラメント材料です。

PETG

PETGはABS並みの強度とPLAのプリント安定性を両立したフィラメントです。

PETG-CF

PETG-CFはPETGにカーボンファイバーが配合された高強度&高硬度のフィラメントです。

 PLA-CF

PLA-CFは植物由来のPLAにカーボンファイバーが配合されたプリント性と高強度を両立した材料です。

PA-CF

PA-CFはナイロンにカーボンファイバーが配合された高強度&高硬度フィラメントです。

Guider3 のスペック

メーカーFLASHFORGE
モデル名 Guider3(ガイダー3)
最大造形サイズ300mm x 250mm x 340mm
造形精度±0.15mm(造形サイズが100mm未満)
±0.002mm/mm(造形サイズが100mm以上の1mmあたりの誤差は±0.002mm)
例:造形サイズが110mmの場合±0.22mm
位置決め精度X/Y軸:0.011mm Z軸:0.0025mm
積層ピッチ0.05~0.4mm
ノズル径0.4 (0.6/0.8)mm
ノズルタイプステンレス製ノズル
エクストルーダーIDEX(独立型デュアルエクストルーダー)
エクストルーダー方式ダイレクト式
ノズル径0.4mm(0.6mm/0.8mm)
ノズルタイプステンレス製ノズル
XY軸移動速度10~250mm/s
最大ノズル温度320℃
プラットフォームガラスプラットフォーム、フレキシブル鋼板プラットフォーム
最大プラットフォーム温度110℃
対応フィラメントABS/PLA/PC/PA/ASA/PETG/PA-CF/PLA-CF/PETG-CF
電源AC100-240V、50/60Hz、650W
本体サイズ496x436x696mm
梱包サイズ585x530x760mm
通信方式Wi-Fi、イーサネット、USBメモリ
スライサーソフトFlashPrint 5
本体重量N.W-28kg、G.W-35kg
タッチパネル4.3インチフルカラー
認証CE/FCC/RoHS
動作環境温度15~30℃
動作音50dB程度
対応データ形式stl、obj、3mf、fpp、gx、g、bmp、png、jpg、jpeg
対応OSWindows8/10/11、macOS、Linux

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3Dプリンター導入に


補助金を
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3Dプリンターでは「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」が適応されるケースが多いです。採択率90%以上を誇る弊社提携の公認会計士事務所が補助金申請の不安を払拭いたします。お気軽にご相談ください。

3Dプリンターと型の完全ガイド

3Dプリンターと型の完全ガイド

3Dプリンターと型で何ができるのか?

3Dプリンターでは3Dデータから造形物を作るだけではなく、型そのものを作ったり、型の原型をつくることでさまざまなことができるようになります。

3Dプリンターで型自体を作る場合

3Dプリンターでは耐熱性や強度に優れる材料で型を作ることができます。3Dプリンターで作られた樹脂型は、射出成形やプレス成形で使うことができます。ただし小ロットや試験用になります。

3Dプリンターで型の原型を作る場合

3Dプリンターで型の原型を作ることで、真空成形やシリコーン型の成形に利用できます。流し込める成形材などと型を使用することで、オリジナルな造形物を作ることができます。

3Dプリンター+シリコン型+成形材

3Dプリンターでシリコン型を作ると、できたシリコン型にさまざまな成形材を流し込むことで、いろいろなものを作ることができます。この使い方の場合、シリコン型のもととなるマスターモデルを3Dプリンターで作ります。

3Dプリンターでシリコン型を作る仕組み

初めにシリコン型で成形したい形状の原型・マスターモデルを3Dプリンターで作ります。その後、原型を型枠などで囲み液体のシリコンを流し込みます。シリコンは1日程度で固まるので、原型を取り外せばシリコン型の完成です。

原型モデル

枠を作り原型モデルにシリコンを流し込む

1日程度で固まる

原型から取り外すとシリコン型の完成

3Dプリンターとシリコン型でできること・作れるもの

3Dプリンターの原型をベースに作られたシリコン型にはいろいろなものを流し込むことができます。ジェスモナイトなどのアクリルベースの成形材を流し込めば、身近な小物やプランターなども作ることができます。

ジェスモナイト

ジェスモナイトは水性のアクリルベースの成形材です。粉末とリキッドを配合することで、成形することができ、カラーの着色剤や金属粉末を配合することでメタル調の製品が簡単に成形可能です。また水性ベースで環境にやさしい素材なので、使用も安心です。

チョコレート

食用シリコンをベースにすれば、チョコレートなども流し込むことができます。3Dプリンターでオリジナルの形を原型で作れば、あなただけのオリジナルチョコレートが簡単に作れます。

ジェスモナイト

UVカットクリアは高い透明性と同時に紫外線からの劣化を防ぐUVカット機能を備えたコーティング材です。3Dプリンターの造形物やその他のプラスチック製品のコーティング仕上げに最適です。水性塗料で使いやすく安全です。

最適な3Dプリンターと材料とは?

3Dプリンターでシリコン型を作る際に最適な3Dプリンターと材料はどのような種類になるのでしょうか?マスターモデルとして使用するためには、表面の再現度が重要です。研磨などを施す手間が少ない光造形3Dプリンターであれば、滑らかな仕上がりや高精細な質感を表現できます。

Form3+/Form3Lとグレイレジン

光造形3DプリンターのForm3+やForm3Lは非常に高精細な仕上がりが可能です。特にグレイレジンは最もきれいな仕上がりが可能で、微細な表現や滑らかな質感を表現できます。また25ミクロンという小さいピッチでも3Dプリント可能です。

Form 3+/Form 3L

Form3+やForm3Lは非常に高精細な仕上がりが可能な光造形3Dプリンターです。

グレイレジン

最もきれいな仕上がりが可能なレジンで、微細な表現や滑らかな質感を表現できます。また25ミクロンという小さいピッチでも3Dプリント可能です。

3Dプリンター+樹脂型+小型射出成型機

3Dプリンターでは原型ではなく、直接樹脂金型を作ることができます。一般的に金型を作る場合非常に高額になるケースが多く、3Dプリンターで簡易的な樹脂型を作ることで、より低コストで小ロット量産が実現できます。

3Dプリンターで樹脂型を作る仕組み

3Dプリンターで樹脂型を作る方法は、直接3Dデータから3Dプリンターで作ります。ただし樹脂型として使えるためには
①材料がUV硬化レジンであること、
②高耐熱であること、
③強度に優れること、が必要条件です。

樹脂型ができた後は、小型の射出成型機にセットし、成形を行います。

3Dプリンター樹脂型でできること・作れるもの

3Dプリンターで作られた樹脂型と小型射出成型機を使用すればABSやナイロン、ポリカーボネートなどさまざまな成形品を作ることができます。ただし、樹脂型自体が射出時の圧力に耐える力が弱いため、小型の成形品で、かつ小ロットになります。試験や試作、マーケティング目的の小ロット量産に最適です。

最適な3Dプリンターと材料とは?

樹脂型が使える3DプリンターはUV硬化性レジンが使える機種になるため、光造形3Dプリンターがインクジェット3Dプリンターになります。また材料は射出の圧力や高温に耐える強度と耐熱性がある材料に限定されます。

Form3+/Form3Lとリジット10Kレジン

光造形3DプリンターのForm3+やForm3Lは高精細で滑らかな仕上がりができるため、樹脂型の成形に最適です。また、リジッド10Kレジンは100度(二次硬化)、200度(三次硬化)の耐熱性を持ち、かつ高硬度なため3Dプリンター樹脂型に最適です。

Form 3+/Form 3l

Form3+やForm3Lは非常に高精細な仕上がりが可能な光造形3Dプリンターです。

Rigid 10Kレジン

100度(二次硬化)、200度(三次硬化)の耐熱性を持ち、かつ高硬度なため3Dプリンター樹脂型に最適です。

最適な小型射出成型機とは?

3Dプリンター樹脂型に使用できる小型射出成型機には卓上タイプの機種があります。成形の容量は少ないですが、いろいろな熱可塑性樹脂に対応しており、小ロットや実験に最適です。

EasyMold 10

EasyMoldは小型の卓上型射出成型機です。10グラムと15グラムの2種類のラインナップを持ち、その場でペレットを注入し簡易金型で成形が可能です。3Dプリンター樹脂型とも相性がよく、小型の成形が手軽にできます。

EasyMold 15

EasyMoldは小型の卓上型射出成型機です。10グラムと15グラムの2種類のラインナップを持ち、その場でペレットを注入し簡易金型で成形が可能です。3Dプリンター樹脂型とも相性がよく、小型の成形が手軽にできます。

3Dプリンター+原型+卓上真空成形機

3Dプリンターで原型を作り、卓上の真空成形機で使用すると、簡単にプラスチックの成形シートを作ることができます。流し込み材や、成形したシートそのものを使うことができます。

 3Dプリンターで原型を作り真空成形する仕組み

初めに真空成形したい形状の原型・マスターモデルを3Dプリンターで作ります。その後、原型を卓上の真空成形機にセットし、PVCやPSなどのプラスチックシートを加熱して押し付けることで真空成形できます。

原型モデルを3Dプリンターで作成

成形シートを加熱


成形シートをセットします。

原型とシートの間の空気を抜いて真空状態にします。

原型の形に成形されます。

3Dプリンターと真空成形機でできること・作れるもの

3Dプリンターの原型をベースに真空成形を行うことで、いろいろな成形品、型を作ることができます。真空成形されたシートはチョコレートなどを流し込みできる型として使用できたり、パッケージやプラモデルのパーツ、カバーなどに利用ができます。

最適な3Dプリンターと材料とは?

3Dプリンターで真空成形機のマスターモデルとして使用するためには、表面の再現度が重要です。真空成形では圧力で加熱されたシートがぴったりとくっついてしまい、積層跡が残ってしまうため滑らかな仕上ができる光造形3Dプリンターがおすすめです。

Form3+/Form3Lとグレイレジン

光造形3DプリンターのForm3+やForm3Lは非常に高精細な仕上がりが可能です。特にグレイレジンは最もきれいな仕上がりが可能で、微細な表現や滑らかな質感を表現できます。また25ミクロンという小さいピッチでも3Dプリント可能です。

Form 3+/Form 3L

Form3+やForm3Lは非常に高精細な仕上がりが可能な光造形3Dプリンターです。

グレイレジン

最もきれいな仕上がりが可能なレジンで、微細な表現や滑らかな質感を表現できます。また25ミクロンという小さいピッチでも3Dプリント可能です。

最適な小型真空成形機とは?

3Dプリンターの原型が使用できる小型真空成形機には卓上タイプの機種があります。卓上タイプなため低価格で、3Dプリンターで成形した型を利用すれば手軽にさまざまな成形シートを作ることができます。

VformerLab

VformerLabは手動型の卓上型真空成形機です。ポンプを手動で引くことで真空状態を作り出し、型の上に加熱したPS(ポリスチレン)やPVCのシートをかぶせて押すと空気が抜けて成形が可能です。

塗料と研磨

塗料と研磨

3Dプリンターの見た目・品質を向上させる塗料と研磨

3Dプリンターの課題の一つが見た目です。3Dプリンターで作られた造形物は射出成形などの金型量産で作られたものよりも見た目が劣ります。FDMでは積層跡が残り、光造形ではサポート材の跡などが残るためです。

この3Dプリンターの課題の一つである見た目は、造形後に研磨や塗装を施すことで向上します。

塗料&コーティング

塗料やコーティングをつかうことで3Dプリントされた造形物や木材、またそれ以外の既存の素材の見た目を向上させることができます。

ガラスペイント

ガラスペイントはガラスや透明な材料の上に塗装することができる塗料です。アンティーク調などに仕上げたいときに最適です。

 ミルクペイント

ミルクペイントは森永乳業のミルク原料を使用した安心安全の水性ペイントです。独特の質感で3Dプリンターの後加工だけではなくDIYやペイントなどいろいろな用途で使用できます。

アイアンペイント

アイアンペイントは鉄の質感を表現できる水性塗料です。いろいろなものに塗ることでプラスチックや木材を鉄調に仕上げることができます。

金属塗料

金属塗料は、金属粉末を配合した塗料です。結合剤に本物の金属を混ぜて塗るため表面のみ本物の金属にできます。

透明UVコーティング

透明UVコーティング材は、色がついているものにコーティングするとUVカットの効果が得られます。また3Dプリンターの透明材料に塗ることで、より透明性を高めることができます。

ゴム塗料

ゴム専用塗料は、ゴムやシリコーンなどの柔らかい柔軟性があるものの専用塗料です。塗料自体も柔軟性があることで、折り曲げたり、引っ張ったりしても塗装が割れません。

ナノメタルガラスコーティング(高硬度&高強度&高耐熱)

ナノメタルコーティングを使用すると硬度や強度、耐熱性を高めることができます。自動車のコーティングを利用した塗料です。

木材専用コーティング

木材専用コーティング材では、木の腐食を抑えたり水が入り込むのを防ぐ効果があります。

革専用コーティング

革専用コーティング材を使用すると革の表面のうるおいが戻りかつ被膜によって革が長持ちします。

研磨

3Dプリンターで作られた造形物は積層跡やサポート材の跡が残ります。研磨を施すことで成形品に近い仕上がりを実現できます。

KOVAX

KOVAXの研磨剤は、IT関連、航空機、自動車、家具、スポーツ・レジャーなどあらゆるものに使用されています。

似我蜂(Jigabadhi)

似我鉢は研磨材専用のコーティング材です。研磨工程の磨き仕上げの際に使用することで、より光沢のある美しい表面仕上げを実現できます。

簡単な研磨のやり方

研磨作業は決して難しくはありません。正しいやり方を行うと、驚くほど簡単に効率的に研磨加工を施すことができます。

最適な番手を選ぶ

研磨のコツは、対象物の仕上がりに応じた最適な番手選びからです。研磨が大変になる理由に一つが、番手選びを間違っているからです。サンドペーパーそ使用する場合、粗目、中目、細目の3種類があり、それぞれ順番に研磨することで時間や労力をかけることなく、仕上がりを綺麗にできます。


粗目、中目、細目を使い分ける

サンドペーパーの番手は数値が大きいほど細かくなります。一般的には200~280番が粗目、360~800番が中目、1200~2500番が細目となっています。

研磨時間の目安

研磨時間の目安です。粗目から順番に細かくやすりを使い分けることで、短い時間で仕上げることができます。いきなり細目などから始めるよりも効率的に磨くことができます。

研磨・コーティングによる仕上がりの違い

3Dプリンター出力のまま

Form3とクリアレジンで100ミクロンでの仕上がりです。

3Dプリンター出力+研磨

3Dプリンターで出力したあと、サンドペーパー全番手で1分ずつ、合計8分研磨し、最後に研磨剤で磨いた仕上がりです。

3Dプリンター出力+研磨+クリアコート

さらに追加でクリアコートで仕上げたものです。

クリア塗料の違い

3Dプリンター出力+クリアコート

Form3のクリアレジン出力にクリアコートを施した仕上がりです。

3Dプリンター出力+研磨

Form3のクリアレジン出力にク研磨のみを施した仕上がりです。

3Dプリンター出力+研磨+クリアコート

Form3のクリアレジン出力後に研磨を行い、クリアコートを施した仕上がりです。

ターナーUVカットクリア(水性)

UVカットクリアは高い透明性と同時に紫外線からの劣化を防ぐUVカット機能を備えたコーティング材です。3Dプリンターの造形物やその他のプラスチック製品のコーティング仕上げに最適です。水性塗料で使いやすく安全です。

クリアレジン

レーザーカッター/レーザーマーカーの選び方

レーザーカッター

レーザーカッターはレーザービームを照射し、カットや彫刻といった平面加工を行う機械です。写真やイラスト、文字といった二次元の画像データをもとに加工を施します。木材やアクリル板、ガラス、革など多彩な材料が使用できます。

レーザーカッターでできること

レーザーカッターは二次元の画像やイラストデータをもとに、対象物の平面にカットや彫刻を施すことができます。名入れやオリジナルのデザインを施したり、自由な形にカットすることができます。

カット

レーザーカッターではさまざまな素材をレーザービームでカットすることができます。素材はアクリル板から木材、紙、ゴム、革などで、カットできる厚さはレーザーカッターごとに異なっています。

彫刻

レーザーカッターは素材の表面にレーザー彫刻を施すことができます。素材の平面をレーザーで削り取り、模様や字を掘ることができます。ほとんどの素材に彫刻は可能です。(※一部金属は焼き付け)

レーザーカッターで作れるもの

レーザーカッターを使えばさまざまなものを作ることができます。また素材と組み合わせることで作れるものの幅は大きく広がります。

キーホルダー

アクリル板や木の板を好きな形や模様を施すことでキーホルダーが作ることができます。

プラスチックや木材など額縁の表面に名入れを施すことでオリジナルの額が作れます。

財布

革素材をカットし、模様やイラストを彫刻すれば財布を作ることができます。

ペーパークラフト

紙をレーザーカッターでカットすることでハサミなどでは加工できないペーパークラフトが作れます。

木材クラフト

木材の形をさまざまな形にカット、彫刻すれば、いろいろな木材クラフト作品が作れます。

成形材への名入れ

他の成形材と組み合わせれば独自の形、独自の名入れ加工が施すことができます。

レーザーカッターで加工できる素材

レーザーカッターを使えば様々なものを作ることができます。また素材と組み合わせることで、作れるものの幅は大きく広がります。

アクリル

レーザーカッターで加工できる最も代表的な素材がアクリルです。アクリル板はカットと彫刻両方加工が可能です。

木材

木材もレーザーカッターが使える代表的な素材です。木材にもいろいろな種類があり、さまざまな木工作品が作れます。

紙もレーザーカッターで使える代表的な素材の一つです。レーザーの微細加工では、ハサミでは表現できない仕上がりが可能です。

ゴム

ゴム素材を使えばオリジナルのスタンプやハンコ、刻印をほどこすことができます。

革はレーザーカッターではカットや彫刻両方対応しています。さまざまなレザー作品を作れます。

金属

金属はカットはできませが、一部の素材に彫刻(スプレー塗布の焼き付け)が可能な場合があります。

木材の板 種類とラインナップ

レーザーカッターを使えば手軽にオリジナル商品が作ることができます。コースターやキーホルダー、アクセサリーなどさまざまな木の製品を手軽に作れます。

豊富な木材ラインナップを1枚単位でご注文可能

杉、ブナ、朴木、唐変木、イタヤ、キハダなど豊富な木材の板を3サイズでご用意しています。1枚単位からご注文が可能です。

機種名メーカー名加工サイズカット圧(※素材で異なる)価格
BeamoFLUX300x260mm5mm297,000円
BeamBoxFLUX370x400mm10mm451,000円
BeamBoxProFLUX370x600mm12mm599,500円
HEXAFLUX410x730mm20mm990,000円
HAJIME CL1 PLUSOh-Laser490×300mm5mm―10mm836,000円
EmbraserAfinia300x 500mm3mm-6mm437,800円

beamoシリーズ

beamoシリーズはデスクトップタイプのレーザーカッターです。CO2レーザーを使用しているため小型ながらもパワーがありカットから彫刻まで使用することができます。 ラインナップも最も小型のbeamoからbeambox、beamboxPro、HEXAまで4種類がそろっています。

beamoシリーズのおススメポイント

  • 高いコストパフォーマンス
  • 初心者にやさしいソフトとハードの簡単な操作性
  • 低コストで1台20万円台から利用可能
  • 1台で11種類の材料に対応(彫刻のみの材料もあり)

Beamo

Beamoは世界最小レベルのプロ用CO2レーザーカッター・レーザー彫刻機です。段ボールから木材、竹、レザー、繊維、ゴム、アクリルなどカットから彫刻まで対応しています。

カット厚:5mm(材質による)

造形サイズ:横300x縦260mm

BeamBox

BeamBoxはBeamoの性能をそのままに加工エリアを広げた中型サイズのレーザーカッター・レーザー彫刻機です。段ボールから木材、竹、レザー、繊維、ゴム、アクリルなどカットから彫刻まで対応しています。

カット厚:最大10mm(材質による)

造形サイズ:横370x縦400mm

BeamBoxPro

BeamBoxProはBeamBoxをよりもさらに大型のレーザーカッター・レーザー彫刻機です。段ボールから木材、竹、レザー、繊維、ゴム、アクリルなどカットから彫刻まで対応しています。

カット厚:最大12mm(材質による)

造形サイズ:横370x縦600mm

HEXA

HEXAはBeamoシリーズで最大級の加工サイズを誇るレーザーカッター・レーザー彫刻機です。また同時に高速加工も実現しました。カット厚もサイズもさらに大型です。

カット厚:最大20mm(材質による)

造形サイズ:横410x縦730mm

HAJIME CL1 PLUS

HAJIME CL1 PLUSは、最高クラスの安全性能と圧倒的な簡単さを備えた高性能のレーザー加工機です。クラス1レベルの高い安全性を持つレーザーで1台でアクリルから木材、ゴム、石、紙、ステンレスマーキング(用塗料)が加工できます。

 HAJIME CL1 PLUSのおススメポイント

  • デスクトップながら高い加工性と操作性
  • クラス1レベルの高い安全性
  • 非常に繊細な加工が可能
  • 1台で非常に多彩な材料が使用可能
  • 初心者にやさしいソフトとハードの簡単な操作性

HAJIME CL1 PLUS

HAJIME CL1 PLUSは、最高レベルの加工精度を持つデスクトップタイプのレーザーカッターです。1台で段ボールから木材、竹、レザー、繊維、ゴム、アクリル、ガラス、石材、アルミ、ステンレスなどカッティングから彫刻まで微細加工ができます。

AFINIA Emblaser

AFINIA EmblaserはLEDレーザーを使用したデスクトップタイプのレーザー加工機で、繊細で細かいレーザー加工が特長です。

 AFINIA Emblaserのおススメポイント

  • LEDレーザーによる高精細な彫刻
  • ソフトウェアで細かい設定が可能
  • デスクトップサイズで手軽
  • Co2レーザーに比べるとEmblaser2はコストが1/5
  • Emblaser2はミラーを使用しないので、調節が不要
  • Co2レーザーと比べ、写真刻印の解像度が高い

木材各種

レーザーカッター用の木材材料では、杉、朴木、ぶな、唐変木などさまざまな種類の木材をご用意しています。サイズもS、M、Lと3種類から選べます。

アクリル板材

アクリルはレーザーカッターの最も代表的な素材です。厚さも3ミリから利用ができ、サイズもS、M、Lと3種類から選べます。

レーザーマーカー

レーザーマーカーはレーザービームによって物体の表面を炭化させマーキングする機械です。金属や一部のプラスチックに文字やイラストなどの二次元の画像データをもとに加工を施すことができます。

レーザーマーカーでできること

高精度なレーザーマーカーを使えば次のようなことが可能です。

ロット番号のマーキング

製品のロット番号を正確にマーキング可能です。

製品情報・製品番号マーキング

製品情報や製品番号をマーキングできます。

名入れ等の印字

オリジナル製品の名入れなどに利用できます。

バーコード

バーコードを名入れすることで、製品管理にも役立てられます。

QRコード/データマトリクス

データマトリックスも入れることができます。

写真やロゴの彫刻(Jpeg)

写真やロゴなどを画像から名入れ可能です。

イラスト・デザインの彫刻(Jpeg)

イラストなどオリジナルデザインも画像から彫刻可能です。

レーザーマーカーで作れるもの

レーザーマーカーを使えばさまざまな製品の仕上げに利用することができます。

金属部品

ステンレスや真鍮など多彩な金属部品に対応しています。

配管部品

平面だけではなくアール形状も加工が可能です。

精密部品

レーザーの精密加工は微細な精密部品のマーキングも可能です。

水栓金具

アール形状の水栓金具などのパーツにも使用できます。

工具

工具などの管理にもマーキングが役立ちます。

名刺ケース

名入れやロゴなどを施すことで名刺ケースなども作れます。

マグカップ

マグカップなどにもオリジナルな名入れ、ロゴ入れが可能です。

宝飾品等

宝飾品などの名入れにも活躍します。

レーザーマーカー対応素材

金属マーキング深彫り(※1カラーマーキング
アルミニウム
アルマイト
ステンレス
チタニウム
タングステン
真鍮
※1深彫りは高出力モデルで対応可能になります。
樹脂マーキング深彫りカラーマーキング
ABS
PP(ポリプロピレン)
PET
3Dプリンタ樹脂

TASTE

TASTEはファイバーレーザーを使用した高性能レーザーマーカーです。金属からプラスチックへ対応しており、きめの細かいマーキングが可能です。またオートフォーカス機能、立体、局面への加工なども対応しており、高い安全設計を誇ります。

 TASTEのおススメポイント

  • 金属への細かいマーキング機能
  • 立体や局面などに加工がほどこせる
  • 金属加工へはスプレーなどが不要
  • 非常に微細な加工
  • バーコード・QRコードなども可

TASTE

TASTEはファイバーレーザーを使用した高性能レーザーマーカーです。金属からプラスチックへ対応しており、きめの細かいマーキングが可能です。またオートフォーカス機能、立体、局面への加工なども対応しており、高い安全設計を誇ります。

テストカット・マーキング無料受け付け中

i-MAKERではご紹介のレーザー加工機のテスト加工を無料(一部有料の場合があります)でご提供しております。ご使用前の仕上がりやご用途に即した材料かどうか、ぜひご活用ください。

3Dスキャナー完全ガイド: 価格別・用途別のおすすめ機種とコストを網羅的に解説

3Dスキャナー完全ガイド: 価格別・用途別のおすすめ機種とコストを網羅的に解説

3Dスキャナーの進化と普及

近年、3Dスキャナーは急速に進化し、その技術が多くの業界で活用されるようになっています。3Dプリンターと同様に、3Dスキャナーも幅広い用途で利用され、企業の開発現場や、学校教育、個人の設計者やエンジニアの方など、様々な層に利用されています。しかし、3Dスキャナーの価格帯や種類が多く、初心者や新規ユーザーにとっては、どの機種が自分の目的に適しているのか、価格と性能のバランスが取れた選択が難しいことが課題となっています。

この記事の目的は、3Dスキャナーの価格に関する網羅的な情報を提供し、皆様が3Dスキャナーを購入する際に参考にできる最適なガイドを提供することです。価格帯別の特長、代表的機種、できることできないこと、初期導入コストとランニングコストをわかりやすく解説し、読者が3Dスキャナーの選び方を理解しやすい形で提示します。

3Dスキャナーの種類と価格帯

3Dスキャナーは様々なタイプや価格帯がありますが、主にハンディタイプ、デスクトップタイプ、そして工業用のハイエンドタイプの3つに分類されます。それぞれのタイプには特徴があり、用途や予算に応じて選ぶことが重要です。

ハンディタイプの3Dスキャナー

ハンディタイプの3Dスキャナーは、その名の通り手で持って操作することができるコンパクトなデザインが特徴です。小型で軽量なため、持ち運びが容易であり、場所を選ばずにスキャンを行うことができます。

価格帯は10万円から500万円と非常に幅広いです。初心者や個人ユーザーにも手頃な価格で入手できる機種が多く存在します。ただし、高精度のスキャンが必要な場合や大型のオブジェクトをスキャンする場合には、性能面で限界があります。


デスクトップタイプの3Dスキャナー

デスクトップタイプの3Dスキャナーは、据え置き型で、一定の場所に設置して使用することが前提となっています。ハンディタイプに比べてスキャンサイズが小さいものに適しています。こちらも価格帯は10万円以下から300万円程度までと幅広く、中小企業や研究機関などでの使用が一般的です。

デスクトップタイプは、スキャン範囲が限られるため、大型のオブジェクトには向いていませんが、小型から中型のオブジェクトのスキャンに適しています。


工業用のハイエンド3Dスキャナー

工業用のハイエンド3Dスキャナーは、最高の精度と性能を求める業界で使用されることが多いです。自動車、航空宇宙、エネルギーなどの産業で、品質管理や検査、リバースエンジニアリングなどの用途で活用されています。

価格帯は上記の目的で問題なく使用できることを求めると、約300万円から1000万円以上の機種が最適です。非常に高価ですが、その性能は他のタイプの3Dスキャナーと比較して圧倒的です。大型のオブジェクトや複雑な形状のオブジェクトも精度良くスキャンすることができます。また、高速でスキャンが可能であるため、効率的に作業を行うことができます。

3Dスキャナーの価格選びのポイント

3Dスキャナーを選ぶ際には、価格だけでなく、正確さ、スキャンサイズ、使いやすさ、および安定性を評価することが重要です。それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

正確さとその基準

3Dスキャナーの正確さは、スキャンしたオブジェクトのデジタルモデルが実物にどれだけ近いかを示す指標です。正確さが高いほど、デジタルモデルは実物に忠実になります。正確さは、一般的にミクロン単位で表示されます。用途に応じて、どの程度の正確さが必要かを検討しましょう。

例えば、リバースエンジニアリングなどで使用する工業用途や品質管理では高い正確さが求められることが多いですが、教育用途や趣味の範囲では、それほど高い正確さは必要ない場合があります。


スキャンサイズと適切な範囲

3Dスキャナーのスキャンサイズは、一度にスキャンできるオブジェクトの大きさを示します。スキャンサイズが大きいほど、大きなオブジェクトを短時間でスキャンできますが、その分価格も高くなる傾向があります。

逆に、スキャンサイズが小さい場合は価格が抑えられるものの、大きなオブジェクトをスキャンする際には時間がかかることがあります。用途や予算に応じて、適切なスキャンサイズを選択しましょう。


使いやすさと安定性の評価方法

使いやすさは、3Dスキャナーを操作する際の手間や労力を示します。使いやすい3Dスキャナーは、初心者でも簡単に操作できることが多く、短期間で3Dデータ化ができます。

一方、使いにくい3Dスキャナーは、操作が複雑であったり、対象物をロストしやすいなど、ある程度使いこなすためには熟練を要することが多いです。3Dスキャナーの使いやすさを評価する際には、操作方法やソフトウェアの使い勝手、サポート体制などを検討しましょう。

3Dスキャナーの価格帯とそれぞれの特徴

3Dスキャナーは、価格帯によって性能や機能が異なります。ここでは、さまざまな価格帯の3Dスキャナーについて、それぞれの特徴を紹介していきます。

3Dスキャナーの価格帯一覧

価格帯特長主な用途スキャン精度
10万円以下10万円以下の3Dスキャナーは基本的にシンプルな卓上型が中心。大まかな3Dスキャンで正確な工業用途には向かない。また安定性は機種によって異なる。3Dデータの入門。シンプルな形のスキャン。100ミクロン以上
10万円~50万円デスクトップ型が中心。20㎝以下の対象物であれば、比較的綺麗にスキャンが可能。カラースキャンにも対応しており、機種によっては操作性も高い。ただし工業用の精度検証などには適さない。フルカラー3Dスキャン、3Dデータの入門・教育、試作、フィギュア・模型など、AR・VRなどメタバース。50ミクロンから100ミクロン
50万円~100万円ハンディ型のフルカラー対応が中心。20~60㎝程度の対象物をフルカラーでスキャンが可能。フルカラー3Dスキャン、試作、フィギュア・模型など、AR・VRなどメタバース。50ミクロン
100万円~300万円デスクトップ、ハンディの両方あり。フルカラーとレーザーのみの機種と混在している。スキャンサイズも比較的広範囲。フルカラー3Dスキャン、試作、一部リバースエンジニアリングなど。40ミクロン
300万円~デスクトップ、ハンディの両方あり。高精度で高い正確さが特長。精度検証、リバースエンジニアリングなど。20ミクロン以下

10万円以下の3Dスキャナー

この価格帯の3Dスキャナーは、主にエントリーレベルのユーザーや教育、趣味などの用途に適しています。

正確さやスキャン速度は、より高価な機種に比べて劣ることが多いですが、基本的な機能を持っており、初心者でも扱いやすいことが特徴です。また、コンパクトで持ち運びが容易なモデルも多く、手軽に3Dスキャンを楽しむことができます。


10万円~50万円の
3Dスキャナー

この価格帯の3Dスキャナーもシンプルなスキャンが特長です。またフルカラースキャンも可能で、さまざまな用途で利用されています。

正確さやスキャン速度は、10万円以下の機種よりも向上し、より高度な機能(マージ機能やノイズ除去など)やソフトウェアが付属していることが一般的です。これらの機種は、50ミクロン~100ミクロンのスキャン精度で、より幅広い用途にも対応できる性能を持っています。デスクトップ型が中心です。


 50万円~100万円の
3Dスキャナー

この価格帯の3Dスキャナーは、スキャン精度や操作性は50万円以下の3Dスキャナーと変わりません。ただし、スキャンサイズがより大型のハンディタイプが中心です。

50万円以下の価格帯と同様に、高度なソフトウェアやアルゴリズムが採用されており、データ処理も比較的簡単に行えます。これらの機種は、アート・文化財や大型スキャンなど、特殊な用途にも対応できる性能を持っています。


100万円~300万円の
3Dスキャナー

この価格帯の3Dスキャナーは、ハイエンドな性能を持っており、工業用途や航空宇宙産業などで利用されています。

高い正確さとスキャン速度が特徴ですが、機種によって異なります。高くなればなるほどより精密なスキャニングが可能ですが、100万円前後ではリーバス目的では難しい可能性があります。高度な自動化やソフトウェア機能が搭載されており、効率的なデータ処理や解析が可能です。


300万円以上の3Dスキャナー

300万円以上の3Dスキャナーは、最先端の技術を駆使し、非常に高い正確さとスキャン速度を実現しています。これらの機種は、主に航空宇宙、自動車産業、建築、医療など、高度な技術が必要な分野で使用されています。

非常に高いスキャン精度を持ち、リバースエンジニアリングやインスペクションなどより正確さが求められる用途に最適です。また、ソフトウェアやハードウェアの操作性も非常に簡単で、専門知識がなくてもスキャニングを開始できます。

価格帯別おすすめ機種

初心者からプロフェッショナルまで幅広いユーザーが利用できる3Dスキャナーをいくつかご紹介します。それぞれの機種の特徴と適切な用途を確認しましょう。

10万円以下のおすすめ

シンプルな3Dスキャンなら
SOL 3Dスキャナー

SOL 3Dスキャナーは、シンプルな操作で3Dスキャンができる製品です。USB接続でPCと繋げるだけでスキャンが始められるため、初心者にも扱いやすいです。価格も手頃であり、3Dスキャンに興味がある方におすすめです。

EinScan SE
100ミクロンのスキャン精度

EinScan SEは、100ミクロンのスキャン精度を持つ3Dスキャナーです。EinScan SPよりも価格が手頃でありながら、十分な精度を持っています。教育や研究、ホビー用途におすすめです。

10万円~50万円のおすすめ

初心者におすすめの教材付き!
SOL PRO 3Dスキャナー

SOL PRO 3Dスキャナーは、初心者におすすめの3Dスキャナーです。付属の教材が充実しており、スキャンからデータ編集までの基本操作が学べます。また、高性能ながら手頃な価格であり、初めての3Dスキャナーに最適です。

EinScan SP
50ミクロンのスキャン精度

EinScan SPは、50ミクロンのスキャン精度を持つ3Dスキャナーです。高精度なデータが得られるため、プロトタイピングに適しています。また、自動ターンテーブルが付属しており、効率的なスキャンが可能です。

フルカラーでハンディスキャンなら
IREAL2E

IREAL2Eは、フルカラーでハンディスキャンが可能な3Dスキャナーです。小型で軽量ながら、20センチ以上のサイズの高品質なカラースキャンデータを得られます。美術品や人物像のスキャンに適しており、ホビーや作品制作に活用できます。

50万円~100万円

EinScan H

EinScanHは、高精度なスキャンが可能なハンディ型3Dスキャナーです。

リバースエンジニアリングや品質検査、教育・研究用途などに適しています。また、複雑な形状や大きさの対象物にも対応し、幅広い業務で活用できます。無線接続に対応し、作業の自由度が高いのも特長です。

100万円~300万円

EinScan HX

EinScan HXは2種類の光源を搭載し高速と高分解能を実現したハイエンド3Dスキャナーです。

高精度が求められるエンジニアリング用途をはじめ幅広い分野で高品質な3Dモデリングを提供します。

EinScan Pro HD

EinScan Pro HDは高解像度・高精度に加え、卓越した汎用性・究極の高効率を実現したハイエンド3Dスキャナーです。

FacTrans Pro / E-M1 III

FacTrans Pro / E-M1 IIIは、、高解像度のフルカラースキャンが可能なフォトグラメトリーの3Dスキャナーです。小さいオブジェクトの高品質な3DCGデータ作成に適しており、VR・ARコンテンツ制作、フルカラー3Dプリントなどに活用できます。

300万円以上

SIMSCAN

SIMSCANは、わずか570g片手で扱うことができる高精度な工業用3Dスキャナーです。

スキャン精度は最高レベルの0.02mmを実現。リバースエンジニアリングや精度検証などプロレベルのニーズにお応えします

KSCAN-MAGIC

KSCANは、複雑な形状や大きさの対象物に対応する3Dスキャナーです。高い精度と速度を実現し、リバースエンジニアリングや品質検査などの用途に適しています。無線接続に対応し、作業の自由度が高いのも特長です。

Artec Leo

Artec Leoは、PCに接続することなく、完全にスタンドアローンでエンジニアリングレベルの高精度3Dスキャンを提供します。ワイヤレスでかつAI駆動によって、高速で正確に対象物を3Dデータ化します。

1000万円以上

TRACKSCAN

TRACKSCANはマーカー不要で高精度&広範囲な3Dスキャンが可能です。

スキャナー本体にマーカーを搭載することで、大型な対象物もマーカーシールを張ることなく正確に高精度に3Dデータ化ができます。

建築物や橋梁などのインフラ設備の検査や、大型製品の設計・開発に活用できます。また、高い精度と安定