Formlabsの新型コロナウィルスに関する支援活動について
Formlabsでは新型コロナウィルス”COVID-19”の支援活動において、非医療器具の3Dデータを公開しています。特定の医療器具を製造するには、製造プロセスや製造環境など、多くの規制要件が必要です。そのためFormlabsでは、3Dプリントして誰でも使用することができる3Dデータをライブラリィにまとめて公開しています。
以下のデータは新型コロナウィルスCOVID-19への対応の取り組みをサポートするために何百ものデザインとコンセプトから検討され選択されたものです。
その過程において、Formlabsではヘルスケアの専門家と社内のエンジニアチーム、そして可能な場合には臨床医とともに注意深く精査を行い、SLA光造形方式の3Dプリンターとレジン材料への最適化を行いました。
トピック:
- 一般の人だけでなく、医療従事者にも使用できます。
- 使用前の臨床実験・認可等の必要はありません。
- Form2, Form3, Form3Bの各3Dプリンターで正常に造形できることを確認しています。
Formlabs社ではボランティア募集に同意いただいた数千人ものボランティアを動員し、支援活動を行っていきます。
下記データをFormlabsのユーザー様と共有いただき、パーツの造形および寄付にご協力ください。
データはFormlabs COVID-19コミュニティパーツライブラリよりダウンロード可能です。
※主なデータ:(2020/04/13現在:6種類)今後も追加される可能性があります。
フェイスマスクフィッター(使用レジン:スタンダード)
Bellus3Dアプリを使用して、顔をスキャンし、そのデータを使用してカスタムフィットフェイスマスクリムを作成できます。
各マスクフレームはユーザーの顔の形状に合わせてカスタマイズされています。Apple App StoreからBellus3D FaceAppの最新バージョンをダウンロードします。顔をスキャンするには、iPhone X、iPhone 11、またはiPad Pro(FaceId機能付き)が必要です。
フェイスマスク用テープストラップ(使用レジン:スタンダード)
シンプルで簡単に印刷できるツールを使用して、生地を優しく均一に折りたたみ、DIYフェイスマスクストラップの組み立てに役立てます。
このパーツは、Thingiverseのユーザーmcstouferによって設計されました。
ドアハンドル(使用レジン:スタンダード、タフ2000)
3Dプリントドアハンドルはマテリアライズと共同で開発されたものです。ドアハンドルは多くの人が触れる部分で、最も感染が懸念される部分の一つです。3Dプリントのハンズフリードア開閉装置を提供しています。
フェースマスクバックル(使用レジン:タフ1500)
フェイスマスクコンフォートバックルです。この革新的なパーツは、マスクを一日中着用することによる耳の負担を大幅に軽減します。
以下2データは、医療系専用レジン(サージカルガイドレジンのみ)です。
フェースマスクフレーム
FormlabsのユーザーであるLuiz Maracaja氏が、エール大学医学部とミシシッピ大学と共同で開発したマスクフレームです。革新的な通気性のあるフェイスマスクリムで、空気が流入するため、マスクの通気と冷却をスムーズに行うことができます。
フェースマスククリップ
EDAGが設計した3Dプリントされたクリップを使用すると、ほぼすべてのタイプのファブリックを非医療用のフェイスマスクに変えることができます。
Formlabsではデータ募集について:
引き続きパートナー様やお客様より本支援活動のデータを募集しております。またデザインの公開を許諾いただくお客様にはクレジットをお付けいたします。本ボランティアを募るお客様は、以下の情報をメールアドレス:diana@formlabs.com宛に連絡ください。
- デザインデータ(拡張子STLもしくはFORMファイル)
- デザイン担当者もしくは会社名
- 造形に使用したFormalabs社製レジン
- 貢献できる分野
- データは現状の医療現場もしくは一般市民に活用・使用されていますか?