Form2を使用するベストな環境と設定

Form2を使用するための最適な環境とは

まず初めに、Form2の性能を最大限発揮し、より良く安定した造形を行うためには、大前提として使用する環境を最適な状態に保つことが求められます。

3Dプリンターは、材料である樹脂に一定の科学的アプローチをとることで物体にしていくテクノロジーです。そのため、それを使用する環境も、使用する材料や製法にとってより良い環境でなければなりません。

Form2 環境

紫外線(太陽光や蛍光灯)を避ける環境

Form2は、光造形法の中のSLAという製法の3Dプリンターです。

紫外線硬化性樹脂という液体状の樹脂に、紫外線レーザービームを照射することで固め、物体にしていく製法です。

そのため、紫外線硬化性樹脂は、太陽光や蛍光灯などの紫外線でも、長時間さらされると固まってしまいます。

Form2本体のガラスカバーは紫外線を遮蔽し、埃などが入るのを防いでくれる機能を備えていますが、使用しない樹脂などは、しっかりとレジンタンク付属のプラスチックカバーで遮蔽し、紫外線があたらない状態で保管します。

Form2 レジンタンク管理

埃を避け室内をクリーンな環境に保つ

Form2はレジンタンク内に液体樹脂を満たし、そこにビルド・プラットフォームが浸かり、レーザービームが照射されることで一層ずつ物体になります。

そのため、レジンタンク内の樹脂にわずかな埃やゴミが入ってしまうと、綺麗な造形が出来ません。

Form2本体がガラスカバーで保護されているとはいえ、室内はなるべく清潔にし、埃やゴミが無い状態を心がける必要があります。

樹脂の膨張を抑え高温多湿を避ける環境

また、Form2の液体樹脂は、高温化に晒されると膨張する可能性があり、造形精度に影響を与えることがあります。

Form2本体を使用する環境やレジンタンクを保管する環境では、なるべく空調で温度と湿度を一定に保つ(室温25℃程度が最適)必要があります。

Form2で高品質を実現する本体設定

Form2で高品質でミスプリントが無いプリントを実現するためには、さまざまな設定や細かいメンテナンスが必要になります。ここではそのためのForm2本体の設定と注意点をご紹介します。

Form2の水平位置とレベリングの調整

まず、基本的な前提として、Form2を設置する場所は水平でなければなりません。

Form2に限らず3Dプリンターは、X軸、Y軸、Z軸という三次元の座標軸をもとに垂直に造形を行います。

そのさい、3Dプリンター本体そのものが斜めな状態でプリントを開始すると造形モデルを正しく造ることはできません。

Form2の場合は、そもそも正しく水平に設置されていない場合、プリントを開始することが出来ません。

Form2のセッティングでご紹介したように、正しい造形を行う大前提として、Form2の4本の足の高さを調整して水平に設置します。

Form2のセットアップが完了後、電源ボタンを押すと、Form2本体のディスプレイに水平にするように促すメッセージが表示されます。

水平調整の仕方は二通りの方法があります。

一つは、足のつまみを手で回して位置調整をすることもできますし、付属品である水平位置調整用ツールを使用して位置調整を行うことができます。

Form2 セットアップ レベリング

付属品のレベリングツールを差し込みます。

基本的には大きく足の高さを変えたいときには手で、細かく少しずつ足の高さを変えたいときは水平位置調整用ツールを使用します。水平位置調整用ツールの使い方は、位置を変えたい足に挿入し回転します。

時計回りに回すと位置が高くなり、反時計回りに回すと低くなります。足の位置が変わり、水平になるにしたがって、Form2本体のディスプレイに表示されている赤い丸が動き、中心に移動していきます。

Form2 レベリング

レベリングを開始すると、水平に赤丸がよっていきます。

赤い丸が完全に中心に入ると表示がブルーに変わり、水平になったことがわかります。

Form2 水平位置調整

このレベリング作業によってForm2本体が水平にならないと、プリントを開始できません。

プリントデータを確認。樹脂カートリッジの間違いに注意

専用ソフトウェアPreFormからプリントデータが送られてくると、Form2本体のディスプレイに送信されたデータが表示されます。

その際に注意すべき点は、Form2本体に、PreFormで設定したのと同じ種類の樹脂カートリッジが装填されているか確認します。

PreFormで設定された樹脂の種類と、Form2本体に搭載されている樹脂の種類が異なるとプリントが開始できません。

Form2では、樹脂カートリッジに取り付けられているセンサーをForm2本体が読み取って、樹脂の種類を判断しています。

また、専用ソフトウェアPreFormで設定されるプリントデータには、“樹脂の種類”も含まれています。

プリントデータに問題がなく樹脂の種類も同じものがForm2に設定されていることが確認できれば、Form2のプリントボタンを押すとプリントが開始します。

Form2 レジン設定

専用ソフトウェアPreFormの画面。現在挿入されているレジンカートリッジの表示がわかる

※注意点
また、樹脂の種類も細かく決められており、同じカラーでもバージョンまで同じものにしなければなりません。各バージョンごとにForm2本体では違う種類として認識します。

例えば、スタンダードレジンのブラックでもバージョン3とバージョン4では違う種類として認識されます。またバージョンによって実際に色味や色調も微妙に異なります。

因みに古いバージョンの樹脂は購入できません。販売中の樹脂のバージョンは全て最新となります。

まとめ

Form2は液体状の紫外線硬化性樹脂と、レーザービームを使用するという性能ならではの特長から、使用する環境には十分配慮する必要があります。

また、プリンタ本体の設定やデータの送受信など、基本的な設定をしっかり行うことで、ミスプリントを防ぎ、安定した造形を可能にしてくれます。

2018.9.25 投稿者:i-maker

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