拡大する3Dプリントサービス! UPSストアが3Dプリンタ事業を開始

アメリカのUPSで3Dプリントサービスが開始

3Dプリンターの市場の中でも主要な地位を占めるといわれている3Dプリント事業。今年2013年度は3Dプリンターの販売台数が圧倒的に伸びていますが、その一因として新規で3Dプリントサービスを開始する企業があるからだと考えられます。

UPSストアは日本だと見かけませんが、キンコーズのようなビジネスプリントサービスを提供しています。今年の8月から紙の印刷物だけではなく、3Dプリントのサービスも提供し始めました。まずテストサービスとして全米店舗のうちの6店舗で3Dプリントサービスを開始しはじめ徐々にサービス取扱を増加してくとみられます。

UPSストアが導入している3Dプリンターはストラタシス製のもので、家庭用向けなどのデスクトップタイプではなく、ハイエンドな高性能タイプのものになります。エンジニアリング用部品や試作品、建築モデル等、高品質な3Dプリントアイテムを作成するために使用されるもので、ターゲットは中小企業や小売業をターゲットにしているようだ。

こうしたハイエンドの3Dプリンターは安くても1台あたり百数十万円から数百万円するため、3Dプリンターの導入を検討していたり、そこまで予算をかけたくない中小企業が主要ターゲットにしてるとのこと。

使い方は紙の印刷サービスとほぼ変わらない。紙の印刷をする場合もワードデータやPDFデータ、イラストレターデータ等をUSBメモリ等に入れて店舗に持ち込み、紙を選んで出力するというサービス。3Dプリントの場合も出力生成したデータを持ち込んで行う方法やオンライン上で入稿できるサービスだ。

UPSストアのネットワークはアメリカ全土に及んでおり総店舗数は4,300店舗以上存在し、今回のテストマーケティングで展開する6店舗はサンディエゴに置かれている。このテストマーケティングが上手くいけば、近い将来、各店舗に追加をしていくとUPSは言っている。

UPSが中小企業の経営者86人に取ったオンラインのアンケート調査によると、製品のプロトタイプを作ることや、アーティスティック・レンダリング、販促資料の作製のために3Dプリンターを使用することに関心をしめしているとのことだ。

日本でも広がる3Dプリントサービス キンコーズが3Dプリント事業を開始

UPSストアが展開する3Dプリント事業だが、日本ではキンコーズが同様のサービスを展開している。キンコーズの展開方法も基本的にはUPSストアと同様の方法だ。

まずはオンライン上で3Dデータを入稿し、キンコーズ側で入稿データのチェックと出力に関する見積もりを提示する。問題なければ3Dプリントが開始され、7日から10日程度で仕上がる仕組みとなっている。

キンコーズでは素材が高品質なプラスチックでの仕上がりができる樹脂タイプのものと、フルカラーで出力することができる石膏タイプの2種類の素材を選ぶことが可能。

基本的に高性能なプラスチック出力は高精度なパーツ類の試作であったり機能テスト用に使用することができる。品質も積層ピッチが異なる3段階から選ぶことが可能で、標準品質、高品質、最高品質の3種から三択することができる。この高性能プラスチック出力は塗装などの後加工もでき、使い勝手がいいサービスだ。

一方石膏タイプの出力はCMYKの4色フルカラー印刷で再現されるもので、こちらは試作品のイメージや模型、フィギュアなどのプリントアウトに最適な出力だ。

キンコーズは上記の3Dプリントサービス以外にも写真から3Dフォトレリーフを出力するサービスも提供している。このサービスはエンドユーザー向けのサービスで3Dデータが無くても写真を送れば立体のフォトレリーフに仕上げてくれるサービスだ。

世界的に広がる3Dプリントサービス

3Dプリントサービスは世界的にも拡大傾向にあるようで、大手出力サービスだけではなく、小規模でも始まっているようだ。ローカルの3Dプリントサービスをオンライン上で検索できるサービス3D HUBSには既に世界中から登録があり1,300近い3Dプリントサービスが登録している。アメリカ、イギリスだけではなく、ヨーロッパや中国、東南アジア、インド、オーストラリア、アフリカとほぼ世界中のローカルサービスが登録をしており、日本からも登録がされている。

まとめ

3Dプリントは製造業で取り入れられるだけではなく、出力サービスとしても急速なスピードで浸透しつつあるように見える。出力サービスの導入目的もUPSやキンコーズの例を見てみると、基本的にはものづくりの中小企業をターゲットとしており、試作品やパーツ類のテスト試作などで使用してもらうことを目的としている。

従来は3Dプリンターは大手の製造業の現場ではモックアップの作製のために使用されるケースが多かったが、設計図のデジタル化と、プリンタ本体の技術レベルの工場と素材の価格等の低下によって、安い価格で試作製造に利用できるようになりつつある。

3Dプリント技術は素材の多角化、クオリティ、出力スピード、材料代や本体価格の低下等、これからもどんどん性能がよくなることが予測されているが、利用のハードルが下がれば下がるほど中小企業にとってメリットが増加すると考えられる。

関連リンク

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参考記事:3ders.org

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2013.10.21 投稿者:i-maker

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