誰でも簡単に3Dプリントサービスが開始できる!受発注システムプラグインProtoCow

拡大するスモール3Dプリントサービス

3Dプリンターの普及が進むにしたがって3Dプリント市場も拡大しています。3Dプリントサービスで最も代表的な企業がshapewaysで、デザイナーが作った大量のデザインの中から製品を選択して購入したり、三次元化してもらいたいデータを送り3Dプリントして納品してもらうということも可能だ。

また、金属や樹脂、石膏などあらゆる素材を選択することができる。

そのほかにも、大手ビジネスプリントサービスであるUPSやキンコーズが中小企業向に3Dプリントサービスを開始したり、イギリスではテスコなどの大型小売チェーンが3Dプリントサービスの提供を検討したりという動きが出てきている。

さらには3Dプリンターメーカーである3Dシステムズがポータルサイトを立ち上げ3Dプリントを提供するなど続々と立ち上がっている。

こうした大企業は3Dプリントサービスを展開する場合オンライン上に3Dデータをアップロードするような発注システムを自社で組んで行っている。

3Dプリントサービスの基本的な流れはデータ送付とともに素材や造形の精度、サイズ等を選択すれば自動的に料金が分る仕組みになっており取引はスムーズだ。

しかし、こうした大手の3Dプリントサービス以外に新たに事業を始める3Dプリントサービスが増えてきている。

世界中のローカルな3Dプリントサービスをオンライン上で紹介するポータルサイト3D HUBSには既に1500もの3Dプリントサービスが登録されており、続々と増えている。こうしたローカルな3Dプリントサービスは大手とは違いメールで3Dデータを送ってもらい素材や精度、サイズなど個別に受発注を受けて見積もりを提出し3Dプリントを行うという方法をとっている。

こうした取引はオンライン上で取引することのメリット、すなわちユーザーにとってのスムーズさが無く、一度注文を受け見積もりで確認し問題なければ正式に受注という方法で二度手間になる。

インストールするだけで簡単に3Dプリントサービスを開始

こうしたオンライン上での決済取引システムを導入していない3Dプリントサービスは以外に多く、ヨーロッパでは500近くに上るという。

そうした中、ウェブサイトにプラグインをインストールするだけで簡単に3Dプリントの受発注ができるサービスが生まれている。開発したのはオランダのProtoCowという企業で、STLハーベスタと呼ばれる3Dプリントサービスのためのプラグインを開発した。

このプラグインは、材料費や、機械費や処理費用などを考慮し、事前に定義されたパラメータに基づいて価格を生成するものだ。

その後、ウェブサイトに訪れた顧客がボタンをクリックするだけで簡単に注文することができる仕組みでプラグインを導入するだけで誰でも簡単に3Dプリントサービスを展開することができる。

このProtoCowは無料でスターターキットを使用できるが、受注ごとに10%の手数料を支払うという仕組みだ。

様々な素材に対応

まとめ

今ではインターネット普及率が上がり誰でも簡単にホームページを持つことができる。しかしホーム―ページ上で受発注や決済などを行う場合にはシステムを組み込まなければならず、自社でこのシステムを組みこんだ場合数百万円から多い場合には数千万円程度の金額がかかってしまう。

そのため新規にホームページでビジネスを開始する個人や、小規模企業新しく事業展開する場合には決済システムや受発注システムの導入は一つの障壁になってしまうだろう。せっかくホームページデザインを見やすくし予算も過去に比べて少ない予算で済んだにも関わらず、受発注の部分だけ、アナログになっていたら、ユーザーにとっても使いがっての悪いサイトになってしまう。

しかしこのProtoCowプラグインサービスを導入することで従来かかっていた受発注における時間や手間を省くことが可能になる。今から新しく3Dプリントサービスを開始する人も導入するだけでユーザーにとって手間がかからない受発注システムを利用することができるのだ。

いまではソフトウェアやテクノロジーがいろいろと進化し過去には大きな費用が掛かっていたものが今でははるかに安価な値段で利用することができる。こうした変化はビジネスへの新規参入者を容易にすることができる。ビジネスへの新規参入者の増加は競争を激化させ更なる革新を生むだろう。

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