35種類のIOTプロダクトが使えて体感できる。ターゲットオープンハウス

By | 2015年7月14日
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IOTプロダクトの価値を提案するオープンハウス

IOT(モノのインターネット化)がすすむ時代において、プロダクトとそれに関する我々の生活はどのように変化するのだろうか。例えば、IOT化された製品は、スマートフォンやスマートウォッチといったデバイスを使用し、アプリケーションと無線で遠隔操作することが可能になる。

しかし、実際のところアプリを使って操作することにどれほどの利便性があるのだろうか。多くの人が、その機能や利便性について今ひとつ実感できていないのが現実ではないだろうか。こうしたプロダクトの最終的に行き着くところが、完全な自動化であったとしても、アプリケーションを開いて操作するという手間や、わざわざ遠隔操作する必要性があるのかどうかという疑問は多く残る。

そのような中、新たにアメリカの大手小売チェーンターゲット・コーポレーションがIOT時代のプロダクトを体感できるオープンハウスをサンフランシスコにオープンさせた。ここでは実際にインターネットに接続して使用することができる35ものプロダクトが公開され、実際のその機能性や利便性を体感することができる。

本日はIOT時代のプロダクトを手に取って体感できるスマートオープンハウスをご紹介しよう。

IOTプロダクト 体験 ターゲット スマートオープンハウス

35種類のIOTプロダクトが集結。実際に使えて体験できる

ターゲット・コーポレーションは、アメリカで売上高第5位の小売チェーンだ。代表的なディスカウント百貨店チェーン「Target」は1500店舗近くに登る。その設立は古く1902年という古さだが、実店舗とECサイトを運営し、取り扱い商品は多岐に登る。

そんなアメリカを代表する小売チェーンが今回行った取り組みは、IOTプロダクトを実際に体験することができるスマートオープンハウスの開設だ。

冒頭で述べたとおり、最近ではさまざまなIOT製品が登場しつつあるが、インターネットに接続することでどのようなメリット、価値があるのか実感できる機会は少ない。このターゲットが開設したオープンハウスでは35種類ものIOTプロダクトを手に取って体感することが可能になる。

例えば、そのうちのいくつかをご紹介すると、Googleに買収され、人工知能を搭載したラーニングサーモスタットNESTや、フィリップスのスマートフォンで色を変えられる電球Hue、赤ちゃんの睡眠を監視できるmimoのベビーモニター、Sonosのスマートスピーカーなどだ。

ここのオープンハウスでは、単純にIOTプロダクトを展示するだけではなく、全てが動いている常態で触れることができ、全てがスマートハウスに統合される様を体験することができる。そのため、このスマートオープンハウスは、3500平方フィート(325平方メートル)にもおよぶ広大な広さでありながら、その内部は全て透明なアクリル板が使用され統合される方法がガラス張りにされている。

IOTプロダクト 体験 ターゲット スマートオープンハウス

35種類ものIOT製品が体験できるスマートオープンハウス

IOTプロダクト 体験 ターゲット スマートオープンハウス

実際にインタネットに接続する使用を体験

IOTプロダクト 体験 ターゲット スマートオープンハウス

体験できるIOTプロダクトは35種類

ターゲットを選ぶIOTプロダクト

このターゲットのスマートオープンハウスは、IOTプロダクトの体験を通して身近なものに感じてもらい、それぞれの製品に利便性を感じる個人に最適化することである。そのため実際の販売を目的としたものというよりは、IOTプロダクトの使い方や、インターネットに接続された状態の家庭環境を提案することで、理解を深めてもらうことを目的としているようだ。

続々とプロダクトがIT化されているとは言え、そこに価値を感じる人がいるかどうかは、個人の価値観によって異なるというのが現状のところだろう。

例えば、以前もご紹介したが、インターネットのレシピサイトと連動して、調理方法を自動設定してくれるオーブンレンジなども、自分でつくることに価値を感じ、料理にこだわりたい人にとっては、さほどの価値は無いだろう。また、フィットネスや体調管理などを目的としたプロダクトも、運動をしない人や、したとしてもデータ管理までこだわりたい人でなければあまり意味をなさない。

極端な表現を使えば、厳密にその機能がいるのかどうかというレベルにもなってしまうものだとも言える。こうしたことから、現段階におけるIOTプロダクトは使う人を選ぶのだろうし、その製品が価値を感じる人もより限定されるという状況が見て取れる。

このターゲットのオープンハウスは、新たな時代のプロダクトの使い方を提案するものとして、非常に効果的だと言えるだろう。

IOTプロダクト 体験 ターゲット スマートオープンハウス

まずは体験し、利便性があるか、価値を感じてもらう

IOTプロダクト 体験 ターゲット スマートオープンハウス

ターゲットを選ぶIOT製品

まとめ IOTプロダクトの製品開発とは

前段で述べたとおり、IOTプロダクトは完全に使う人を選ぶプロダクトなのではないだろうか。このターゲットのオープンハウスもそうだが、あらゆる人を対象にしたものではなく、インターネットに接続して使うことに利便性を感じる人を個別に最適化することを目的としている。

これによりIOTプロダクトの製品開発は、従来のような不特定多数の人々を対象にした画一的なものではなくなることが予測される。よりターゲットを絞り、そのターゲットにとってどれだけ優れた機能を発揮することができるかに尽きるのだろう。そこに求められるものは、まさにユーザーの気持ちを考え続けるあくなき追求が必要だ。

また、同時にIOT製品の開発と改良には、ユーザー数を数多く獲得した企業が有利になるだろう。インターネットに接続することで、そこから収集することができるユーザーデータの数が多いほうが、よりユーザーの関心度や、価値を感じる点、不満に思っている点を分析しやすいからだ。

これからのIOTプロダクトのものづくりは、徹底したユーザー目線と、圧倒的なスピード感が求められるのかもしれない。

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