3Dプリントとプログラミングを学べるメーカー育成学習キットRoby

By | 2015年5月25日
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3Dプリントとプログラミングを習得できるキットの役割

3Dプリントとプログラミング。この二つのテクノロジーは、次の産業を支える根幹技術として注目が集まっている。しかし、比較的新しい分野であることから、どのように人材を育成させるかが課題となっている。そのような中、この二つの技術を楽しみながら習得させるためのキットが続々と登場している。

度々ご紹介してきたが、3Dプリンターで筐体を造り、内部のハードウェアでプログラミングを学ぶ、そんなキットの存在が注目されつつある。こうしたキットをつかって行うことのメリットは少なくとも3つのいい点があると言えるだろう。第一に3Dプリント技術とプログラミングの基本を学ぶことができる点。

第二にハードとソフトの連動が学べる点、3Dデータからいかに物体が作られるのか、またプログラムしたソフトウェアでハードウェアがどのように動くのか、という実践的な技術が身につく。

第三に、根幹となる二つのデジタル技術を習得することで、より発展した応用ができるという点だ。3Dプリントもプログラミングもデジタルに基盤を置くことから、オープン性が高くそこからの改変や改良が容易である。このように子供でも初心者でも楽しんで取り組めるキットはますます重要性をましてくる。本日は新たに登場した3Dプリントとプログラミングが習得できるキット、Robyをご紹介。

3Dプリント プログラミング 学習キット

メーカーを育てるための学習プラットフォーム

今回ご紹介するキットRobyは、3Dデザインやプログラミングを学びながら習得できるロボットキットだ。Robyは見た目は四輪の自動車だが、二輪で立ち上がりロボットのように動くこともでき、レーシングカーのようにアプリケーションでコントロールすることもできる。

このキットは二人のコーネル大学出身の二人の技術者によって作られたキットで、組み立てることで、プログラムの仕方や3Dプリントの方法、さらにはオープンソースハードウェアを通して、エレクトロニクス製品の構築方法まで学べてしまう。今3Dプリンターの登場でメーカーブームと注目をされているが、このキットはメーカー要請のための最初の基本を学ぶことができるというわけだ。

いわば単なるキットというよりも本格的な学習プラットフォームに近いものだといえよう。

Roby動画

Robyで習得できるポイント

  • どのようにロボットを構築することができるかの一連の仕組み
  • プログラミング言語の習得
  • Arduinoプラットフォーム
  • ラズベリーパイコンピュータ
  • Linuxベースのオペレーティング·システムでの基本的なスキル。
  • WiFiとBluetoothによる通信技術。
  • センサ、ステッパモーター、およびその他の電子機器の使用方法
  • 独自のデザインを作るための3Dプリントと3Dデータの活用方法

レベルに応じて選べる3種類のキット

このRobyには全部で3種類のラインナップがそろっている。自分のレベルによって初心者から応用まで幅広く対応している。第一はRobyジュニアというレベルでこちらのキットが最も簡単になる。Arduinoと二つのDCモーター、さらには障害物を避けるための超音波距離センサーと3Dプリントできるパーツ類で作ることができる最もシンプルなタイプ。

第二のRobyスタンダードが標準モデルで、もう一段パワーアップしたものだ。スタンダードタイプは、2つのアームを有する自己均衡ロボットで、二足歩行やレーシングカーのように4輪で走行もできる。このスタンダードバージョンになると電子部品のパーツも増え、ジャイロスコープやサーボモーターなども必要になり、プラスチックパーツを作るための3Dプリント部分もかなりの数になる。

そして最後に、最終の応用編に進むRobyジーニアスがある。このRobyジーニアスでは、標準キットに加え、最新のラズベリーパイ、無線LAN / Bluetoothモジュールなど付属しているすべてのパーツ類が手に入る。ちなみに現在Robyはキックスターターで資金調達を開始している。価格体は、基本のRobyジュニアが84ドル、スタンダードが179ドル、ジーニアスが299ドルだ。

3Dプリント プログラミング 学習キット

最も簡単なRobyジュニア

3Dプリント プログラミング 学習キット

標準モデルのRobyスタンダード

3Dプリント プログラミング 学習キット

キットの量も増加

3Dプリント プログラミング 学習キット

応用モデルのRobyジーニアス

3Dプリント プログラミング 学習キット

無線技術も加わる

まとめ 次なる産業を担う根幹技術を習得させる役割

これからの時代の一躍を担う、オープンソースのものづくりに触れる、いいきっかけになるだろう。デジタルに基盤をおくものづくりはそのスピードが圧倒的に早く、改良や製品へのフィードバッグもインターネットを通じて不特定多数のコミュニティから意見を得られるのがいい点だ。

このオープンソースのものづくりは、未来の産業として、また新たな経済を生み出す巨大な力として、一部の国や企業が注目し、行動を起こしつつある。このデジタルものづくりの世界ではプログラミングと3Dプリント技術はいわば「必須」のもの。産業を興し経済力を高める「仕組み」を作ることが政府の仕事であれば、当然、この二つの技術に精通する人材を育成する教育体制の作り込みも重要な仕事の一つになる。

そのような中、教育を助けるツールとして重要な役割を担うのが、今回ご紹介したRobyのようなキットだ。今後はこうしたキットが続々と登場し、これまでとはひと味異なる教育の役割が登場するだろう。

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