導電性インクと紙のDJキットは有名アーティストのリミックスを提供

By | 2015年1月13日
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導電性インクと紙のDJデッキはオリジナルなリミックスを提供

導電性インクを紙にプリントすることで、紙ならではの電子機器にすることが可能だ。以前もご紹介したNovaliaが、導電性インクを紙にプリントすることで表現したさまざまなプロダクトをリリースしている。今回ご紹介するのはアメリカの有名ディスクジョッキー、DJキューバートとのコラボレーションプロダクト。世界初のインタラクティブなDJキットだと言えよう。今回のプロダクトも前回ご紹介したのと同様、紙に触れると音楽が鳴る仕組みだ。

前回はドラムポスターのような形で、押すとドラムの楽器の音が流れるというシンプルなモノであったが、今回のDJキューバートとのコラボ作品は、リミックスのオリジナル曲を楽しめるといったものだ。対応しているのはDJキューバートのアルバムEXTRATERRESTRIAで、このアルバムの曲を開き、Novaliaが開発したDJキットのさまざまな部分を触ると、曲が思い通りに自由にリミックスすることができるといったもの。曲の再生はiPhoneに対応しており、自分の操作によるリミックス曲が手軽に楽しむことができる。

DJキューバートの音楽と紙のDJキット

紙のDJキットの使い方と製造中の動画

導電性インクと紙のDJキット

導電性インクと紙のDJキット

導電性インクと紙のDJキット

iPhoneでオリジナル曲をリミックス可能

まとめ 導電性インクの新たな可能性と利用拡大

Novaliaは、2004年にイギリスケンブリッジに設立されたテクノロジー企業だ。エレクトロニクスとソフトウェアアプリケーションを使用することで、音を通じてハードとソフトを融合させるさまざまなインタラクティブなプロダクトを開発している。以前は上記で述べたようなドラムポスターといったシンプルな製品であったが、この導電性インクとプリント技術を使って、壁面の音楽再生ディスプレイなどを作っている。

例えばイギリスのレコード会社HMVとの企画では、壁を触ると音が鳴る音楽再生のキャンペーンが行われている。この企画は、香港のMTRセントラル駅で行われたもので、HMVと広告代理店マッキャンとのキャンペーン企画だ。この取組は多くの人に大好評で、音楽をデジタル化することで、あらたな体験を提供している。このポスターも裏側には導電性回路がインクで描かれており、これまでの電子機器では不可能であった取組を可能にしている。

HMVとのコラボ企画 壁面の音楽再生キャンペーン

このように、Novaliaのコンセプトは音を中心に印刷とエレクトロニクスを融合させることにある。そのコンセプトの元、導電性インクを使ったさまざまなプロダクト開発を行なっている。今回ご紹介した紙のDJキットやHMVの壁面再生キャンペーンなどはその代表的な作品だ。導電性インクの利用は薄い電子機器を作る可能性として期待が集まっているが、複雑で多層化が進むプリント基板にはまだまだとってかわることは難しい。しかし、このNovaliaのようなプロダクトや取組はこれまでなかったことから、導電性インクの利用はさらに拡大するだろう。そんな可能性を感じさせる取組だ。

Novaliaの前回の記事はこちらをどうぞ

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