ミラノデザインウィークで3Dプリント作品が多数登場、若手デザイナーの支援ツール

By | 2014年4月18日
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世界最大のデザインイベント ミラノデザインウィーク

4月9日から13日にかけて世界最大のデザインイベントであるミラノデザインウィークが開催された。ミラノは国際的なデザイン首都として知られ、家具メーカーやインテリアメーカー、プロダクトデザイナーなどが集うデザインの町だ。

そのデザイン首都ともいうべきミラノで毎年開催されるデザインウィークには、世界中のデザイナーやあらゆるメーカーが出展し、さまざまな新商品が発表されている。

自動車のレクサスやスポーツメーカーのナイキなど有名メーカーにはじまり、イタリアでトップクラスの素材メーカーなどものづくりに関わる様々な立場の人々が集まる一大イベントだ。その世界最大のデザインイベントにおいて今年は3Dプリンターで作られた商品や試作品が最も多く展示されている。

若手デザイナーのアイデアをかたちに変える手段

3Dプリント技術は従来は単なる製造工程上の一部であり、プロダクトデザインを確認するための試作品をつくるツールに過ぎなかった。しかし、最近の性能向上と、低価格によって、ものづくりの工程上における位置づけが変わってきている。

特に3Dプリンターで作られた作品は、町中のショップやレストラン、ギャラリーが作品の展示でいっぱいになるフオーリサローネ(Fuorisalone)で大きな役割を果たした。

より手頃な価格のマシンと3Dプリントサービスは、若いデザイナーが大金を投資することなく、自分の作品を物理的な形に変えることができる限られた手段だ。

従来であれば、若くて豊富な資金を持たないデザイナーにとって、自分の作品を具現化するためには多くの障壁があったと言える。下記フオーリサローネ(Fuorisalone)で展示された3Dプリントされた作品たち。

3Dプリントされた作品の展示

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まとめ –デザイナーに力を与えるツール-

以上の作品は3Dプリントされた作品のほんの一部だ。あくまでも試作品や展示品になるが、従来の方法に比べればはるかに早く、お金もかけずに作れるようになっている。3Dプリント技術は、素材もさまざまなものに対応したり、製造スピードも早くなったり、解像度も飛躍的に向上しつつある。

若いデザイナーにとってデザインをカタチにする選択肢を増やすことにつながっている。まだまだ性能的にも不十分な面も多く不安定だか、それでも多くのデザイナーを世に送り出すきっかけにもなっているといっていいだろう。

そのため、最近ではデザイナーが自ら商品をデザインし、3Dプリンターを使って製造し、インターネットで販売、納品まで行う動きが少しずつ登場している。もちろん、当たり前の話だが3Dプリントした後、念入りに表明加工したり、塗装したりして、商品としてのアウトプットを高めていることは言うまでも無い。

基本的に、このような、3Dプリンターを使ったビジネスは、デザイン性と商品力で成り立つため、デザイナーの力が大きく発揮される。さらにデザイン性に優れた1点ものの商品は、カスタムメイドで完全受注生産なため、在庫管理や、売り掛け回収のリスクが無いため個人でもはじめることが可能だ。

単なる試作品を作るためだけに使用されていた3Dプリンターの役割は、どんどん変わってきている。使える素材の拡大は作れる商品の幅を増やし、造形スピードの向上は、量産するための生産マシーンとしての役割を担うだろう。

これからはさらにデザイナーの力を増幅させ、ものづくりにおける役割、社会における役割すらもかえるほどの潜在力を秘めていると言える。

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