花の3Dプリントカスタマイズ
母の日は世界中にある日頃の母への感謝を表す日だが、国によってその日にちはまちまちだ。
日本やアメリカ、カナダやドイツ、中国など、主要な国は5月の第二日曜日に設定している。 もともと日本はアメリカの母の日に習ったので同じ日にち。
そんな母の日には花を贈るのが一般的だが、MakerBotが母の日向けに花の3Dプリント用データの販売を開始している。
「SPRING BLOSSOMS(春の花)」と言われるこのシリーズはミスプリントしない3Dデータの販売サイトMakerBotデジタルストアで販売が開始されている。
1本4.99ドル、約500円程度で販売されているこのデータは、バラとチューリップの2種類。色はお好みの色にカスタマイズすることが可能で、合計8つのファイルと14ピースからなる組み立て式の造花だ。
合計プリント時間は10時間33分で、MakerBotが提供する低価格3DプリンターReplicator 2とReplicator 第5世代モデルに対応している。
バラとチューリップで色をカスタマイズ可能
プリント後組立
「SPRING BLOSSOMS」スペック
- 価格:4.99ドル/1本
- ファイル数:8
- ピース数:14
- 合計プリント時間:10時間33分
- サイズ:96㎜×200㎜×465㎜
- 対応プリンター:Replicator 2、Replicator第五世代
まとめ
MakerBotデジタルストアには続々とラインナップが登場している。
今回発表された花も新たに追加されたラインナップのうちの一つだ。 気になるのがチューリップとバラだけで、カーネーションが無い点。
母の日にプレゼントする花は最もポピュラーなのがカーネーション。 もともとアメリカの母の日の起源で送られた花が白いカーネーションだからだが、カーネーションはバラやチューリップに比べ花の形状が複雑でミスプリントしないようなデータにするのは難しかったのかもしれない。
なかなか造花を母の日にプレゼントしようという気にはならないだろうが、毎年プレゼントしている人であれば、1回ぐらいは3Dプリンターでカスタマイズして作ったものをプレゼントしても面白いかもしれない。
MakerBotはデジタルストア上で様々な3Dデータの販売を開始し始めているが、今後3Dプリンターの性能が向上し、MakerBotからもフルカラーの低価格3Dプリンターなどが登場すれば更なる拡大が見込まれるのではないだろうか。
今はまだ単色のABSやPLAの2種類に過ぎないが、今後の3Dプリント技術の向上と素材の多角化により、3Dデータ販売や3Dプリントサービスはどんどん需要が高まりそうだ。
MakerBotデジタルストアはそんな将来の可能性を秘めた取り組みと言えよう。
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