学校や図書館へ普及が進む3Dプリンター、MakerBotの新たな動き

By | 2015年3月5日
スポンサーリンク

教育機関への導入を促進するMakerBotの動き

アメリカは教育関連に対する3Dプリンターの配備を盛んに行っている。学校や大学だけではなく、図書館や博物館にも配備を加速させている状況だ。以前もご紹介したが図書館では無料で3Dプリンターが利用でき、新たなデジタル教育の拠点にもなりつつある。また既存の学校や大学でも盛んに導入を行いつつある。

既に各地方レベルでは学校が主体となり3Dプリンターメーカーが作成したカリキュラムを元に、独自の3Dプリント教育を行いつつある。こうした中、学校や図書館への3Dプリンターの配備を更に加速させようという動きが登場している。その主体的な役割を果たすのがデスクトップタイプの3DプリンターメーカーMakerBotだ。

こうした3Dプリンターの導入のために、MakerBotは3Dプリンタースターターキットと、イノベーションセンター導入という二つのサービスを展開している。

3Dプリンター 教育

アメリカの図書館の3Dプリントサービスや3Dプリントカリキュラムの記事はこちらをどうぞ

すぐに3Dプリントが開始できるスターターキット

MakerBotのスターターキットは、誰でもこのキットを導入すればすぐさま3Dプリンターが開始できるというキットになる。ご存知のとおり3Dプリンターを手軽に開始しようと思ってもFDMの基本的な仕組みや、フィラメントの種類と特性、溶融温度、3Dデータの扱い方、プリンターの置き方、その機械固有の癖など、身につけなければならないことが多岐に渡る。

そのためまったくゼロから導入する場合には相応の準備が必要だ。しかし、MakerBotのスターターキットは、この全てがパッケージングされたキットであり、キットを導入すれば一通りの3Dプリンターを開始する準備ができるというもの。

このキットの内容は以下のとおりだが、MakerBotはこのスターターキットを学校、図書館、中小企業、デザイン事務所、起業家、メイカーズを対象に導入することを考えている。

MakerBot 3Dプリンタースターターキット

3Dプリンタースターターキット

MakerBotスターターキットの内容

ハードウェア:

  • MakerBot Replicator Desktop 3D Printers×4
  • MakerBot Replicator Z18 3D Printer×1
  • MakerBot Replicator Mini Compact 3D Printer×1
  • MakerBot Digitizer Desktop 3D Scanner×1
  • swappable MakerBot Replicator Smart Extruders×10

トレーニング&サポート&ソフトウェア:

  • インストーラー
  • MakerBot学習ワークショップ Q&Aつき
  • 6ヶ月保証
  • MakerBotデスクトップ、MakerBot PRINTSHOP、とMakerBotモバイルの無料ダウンロード

材料&アクセサリ:

  • PLAフィラメント3色(小、大、XXL)80スプール
  • プレートテープ

トータルサポートのイノベーションセンター

もう一つMakerBotが3Dプリンターの導入を勧めているのがイノベーションセンターという方法だ。前述のスターターキットがある意味売り切りなのに対し、このイノベーションセンターはハードウェアや材料などの消耗品の販売と同時に、トレーニングや技術提供、メンテナンス、サポートといったトータルソリューションを提供するスタイルになる。このイノベーションセンターは既にアメリカの幾つかの大学には導入されている。下記はフロリダ工科大学に設置されたイノベーションセンターの動画。研究開発に役立っているという。

MakerBot イノベーションセンター

フロリダ工科大学のイノベーションセンター

MakerBotイノベーションセンター動画

MakerBot イノベーションセンター

ハードウェアから技術サポートまで

まとめ 社内や学校のデジタル製造のスキルアップ

このMakerBotのスターターキットのイノベーションセンターは既に幾つかの学校や企業に採用がされつつある。特にスターターキットは買い切りに近いが、イノベーションセンターはその企業や大学、研究機関に応じた3Dプリント研究所のカスタマイズが提供されるサービスだ。3Dプリント技術とデジタル製造に精通する人材や設備がなかったとしても、このサービスを利用することで、徐々に自社や教育機関をレベルアップできるというわけだ。とりわけFDMタイプの3Dプリンターはデータの状態や3Dプリンターの癖、扱い方で試作に大きな違いが出るのが一般的。またハードウェアとしての安定性もまだまだ不安定な部分が多い。

MakerBotイノベーションセンターの記事はこちらもどうぞ

スポンサーリンク