デンマークのハイテク企業リサウンドがiPhoneと連携する高性能補聴器LiNXを発表

By | 2014年3月19日
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アップルデバイスと100%の互換性を持つ補聴器

スマートフォンのアプリケーションを使用して、電子機器をコントロールする製品開発が至るところで普及しつつある。一般的にはBluetoothなどの無線を使ってコントロールする方法だが、補聴器の分野でもIT化された高性能補聴器が開発されている。開発したのはデンマークのハイテク企業リサウンドで、Apple社のiPhoneやiPadなどと100%互換性がある新型補聴器だ。

この補聴器LiNXは補聴器として使用できるだけではなく様々な機能が搭載されているのが特長的だ。単純な会話だけではなく、あらゆる音声に関わる使用シーンで、ユーザーをサポートしてくれる。第一に難聴者の方でも楽しく通話できるように電話でのサポートを行っている。

iPhoneを使って電話する際に、専用アプリケーションを使って通話することで、耳に装着されたLiNXにクリアな音声を飛ばしてくれる仕組みだ。

こうしたBluetoothと連動させた音声サポートは通話だけではない。映画や音楽でも高性能ステレオサウンドで楽しむことが可能で、専用アプリケーションで動画や音楽を開くと、その場合もクリアな音声で楽しむことができる。

音声最適化にあたっては、最先端の2.4GHz無線チップ・プラットフォーム「SmartRange」を搭載しており、iPhone, iPad, iPodといったアップル製品に最適な設計になっている。

LiNX

RS_LiNX

ReSound LiNX LINX LNX LX LN Hand

LiNXアプリ Facetimeの通話でも高性能な音声が聞ける

ReSound LiNX LN Hearing Aids iPhone

 

ReSound LiNX LN Apple iPhone Hearing aids App

 

まとめ -今後需要をます補聴器市場-

デンマークは世界一幸福な国と言われ、高い税率に比例して、政府の福祉保護、いわゆる「ゆりかごから墓場まで」という政策が徹底している国だ。そのため老人に対する福祉が他国よりも発展しており、高齢者専用の住宅と24時間体制の在宅ケア体制が整っている国でもある。

聴覚障害は、生まれつき難聴という方以外は多くが老齢からくる難聴というケースが多く、高性能補聴器であるLiNXが開発された背景にはデンマークの高齢化社会があるのではないかと思われる。

少子高齢化でいえば日本も超高齢化社会に入っており、今後10年20年で高齢化率はますます拡大すると言われている。現在でも聴覚障害を持つ方は約2000万人近い数がいると言われており、この数値は今後高齢化率が進めば進むほど拡大していくとみられている

しかし一方で、こうした聴覚障害を抱える高齢者がいるにもかかわらず補聴器は浸透していないのが現状だ。その一番の課題として難聴というものが症状として自覚しずらいケースが多く、現在でも補聴器の普及率は20%前後となっている。

こうした現状はますます拡大していく方向にあるが、LiNXのような高性能補聴器はもはや単純な補聴器としてではなく、Bluetoothを使ったイヤホンとしての機能も持っており、生活を豊かにする新たな付加価値を提供することも可能な商品だ。

同じようなものが大量に溢れ、競合品が多数出回る中にあって、LiNXのようにデジタル化する時代に対応することで、新たな高付加価値を出すことが必要なのではないか感じられる。

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