1台で48種類のジェスチャーコントロール。オープンソーススマートウォッチGyroPalm

By | 2015年7月16日
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ジェスチャーコントロールで広がるIOTプロダクト

IOT(モノのインターネット化)が進むことで、あらゆるプロダクトが無線でコントロールされるようになる。以前も、ご紹介したがアメリカ第5位の小売チェーン、ターゲットが開設したスマートオープンハウスのように、部屋の照明から、テレビ、スピーカー、コーヒーメーカー、ベビーモニターと、あらゆるプロダクトがIT化されアプリケーションでコントロールされるようになる。

しかし、その一方で本当に、インターネットに接続してまで使う必要性があるのかという疑問も多いだろう。例えば色を自由に変えることができるLED照明も、わざわざスマートフォンのアプリケーションを開いて操作することに、面倒くささを感じる人がいるだろう。

ベビーモニターも隣の部屋なら扉を開けて見に行けば済むことだ。このように見てみると何から何まで無線やアプリケーションでコントロールする必要は無いし、そこに価値を感じる人は限定されるだろ。だが、これがスマートフォンなどのアプリケーションではなく、指先や手のジェスチャーコントロールだったらどうなのだろうか。

わざわざ、スマートフォンを片手に持ち、アプリケーションを立ち上げるという手間が、なくなり、指先や手を動かすだけならどうだろうか。本日はそんな未来のIOTプロダクトのコントローラーとも言えるオープンソースのスマートウォッチGyroPalmをご紹介しよう。ベースとなるジェスチャーコントロール機能は16種類、最大で48種類まで拡大可能だ。

ジェスチャーコントロール オープンソース スマートウォッチ Gyropalm

アプリインストールも不要。校正だけで48種類のジェスチャーに対応

このオープンソースのスマートウォッチ GyroPalmは、腕に装着するだけで、スマートフォンなどのアプリケーションを操作しなくてもジェスチャーコントロールでIOTプロダクトをコントロールすることができる。このGyroPalmは、腕時計型のリストウォッチと、コントロールする電化製品に取り付けるさまざまなアクセサリで成り立っている。

一般的なウェアラブル端末のように、アプリケーションのインストールなどは全く不要で、対象デバイスに適合したアクセサリを取り付け、リストウォッチの「校正」を行うだけだ。わずか数秒で、対象のデバイスに対応したジェスチャーコントローラーに早変わり。

基本となるジェスチャーコントロール機能だけでも16種類だ。その機能の一部をあげると、ドローン、車のアラーム、洗濯機、照明、テレビ、エアコン、スマートロック、プレゼンテーション、3Dデザイン、コンピューター、ゲーム、ロボット、スマートフォン、カメラなどだ。あくまでもシンプルな操作に限定されるが、カスタマイズによりこの機能を最大48種類まで拡大することができる。

このジェスチャーコントロールの鍵となるのが無線技術で、暗号化された2.4GHzのプロトコルを使い、なんと3,000フィート約914メートルまで遠隔操作可能だ。また、面白いのが3Dモデリングやパソコン操作も対応しており、マウスやキーボードではなくジェスチャーコントロールでより直感的に操作することが可能。

3Dデザインは、インテルが開発するパーセプチャル・コンピューティングRealSenseも、ジェスチャーコントロールによる直感的な操作ができるが、IOTプロダクトはジェスチャーや、音声でのコントロールが当たり前になるだろう。

GyroPalm動画

ジェスチャーコントロール オープンソース スマートウォッチ Gyropalm

1台であらゆる電化製品をコントロール

ジェスチャーコントロール オープンソース スマートウォッチ Gyropalm

基本は16種類、最大48種類がジェスチャーコントロールできる

ジェスチャーコントロール オープンソース スマートウォッチ Gyropalm

キックスターターで資金調達開始 完成版のイメージ

3Dプリンターと開発者専用アクセサリでオープンソースに改良ができる

ちなみにこのGyroPalmは、オープンソースで3Dプリンターを使い自由にカスタマイズができるが、それは時計型のデバイス本体にとどまるものではない。操作対象となるプロダクトを開発者用のプロトタイプアクセサリを使用することで可能になる。前述のスマートロックなどはGyroPalmを使い、クリエイターが開発したものだ。GyroPalmはこのように、単純にベースとなるジェスチャーコントロールだけではなく、クリエイターや起業家の自由なIOT製品の開発を促進することで真の価値を発揮する。

GyroPalm付属アクセサリ

  • ランプアクセサリ:正面、ファン、掃除機、洗濯機、充電器、ミキサー、スピーカー
  • ヒーター、コードつき電動工具の制御
  • IRアクセサリ:テレビ、ビデオデッキ、DVDプレーヤー、プロジェクター、音響システム、ほとんどのデジタル一眼レフカメラ、ビデオカメラ、ラジオ、LEDライトストリップなどを制御
  • Bluetoothアクセサリ:スマートフォン、タブレット、コンピュータ、SmartLockなどを制御
  • ロボットアクセサリ:60アンペア@ 25Vの陸上駆動ロボットを制御
  • プロトタイプアクセサリ:開発者専用キット
ジェスチャーコントロール オープンソース スマートウォッチ Gyropalm

オープンソースで3dプリンターや開発キットで改良できる

まとめ 未来のものは音声とジェスチャーでコントロールできる

このGyroPalmのようにジェスチャーコントロールで物を動かすことができるようになれば、IOT製品の使いやすさも格段に広がるだろう。例えばアップルウォッチも、あくまでアプリケーションと連動した形でなければ価値が無いが、あの小さいディスプレイで操作するとなると、かなり面倒だと言わざるおえない。

わざわざアプリケーションで操作してまで欲しいとは思わないという人が多くなる。しかし、このGyroPalmのように、シンプルな操作でコントロールすることができれば、あまり負担にもならず、導入へのマインドブロックも大きく下がるだろう。現段階におけるGyroPalmはキックスターターでの資金調達に乗り出したばかりで、本格的な製品化はもう少し先になるだろうが、次の時代のものづくりの一端を感じさせてくれるプロダクトだ。

特に、オープンソースという特性を利用して、リストバンド型のデバイス本体だけではなく、コントロールされる対象の開発も同時に加速しそうだ。現に、機能の一つであるスマートロックなどは、クリエイターが開発した機能だという。また、オープンソースは新たなモノを開発するだけにとどまらず、既にこの世に存在する伝統的なプロダクトに組み込むという行為も加速しそうだ。

いずれにせよ未来には、世の中にあるほとんどのモノがインターネットに接続されることになり、音声やジェスチャーでその全てがコントロールできるようになるかもしれない。

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