プロダクトのIOTを加速するオープンソースプラットフォームfreeboard

By | 2015年7月22日
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開発スピードが重要となるIOTプロダクト

アプリケーションを通じてさまざまな機能を搭載したIOTプロダクトが拡大し始めている。既存のプロダクトとアプリケーションの組み合わせはこれまでの単一的な使い方から、インターネットを通じた多角的な使い方が可能になる。

しかし、こうしたIOTプロダクトの開発には、ハードウェアのこれまでどおりの技術だけではなく、アプリケーションを開発するためのソフトウェアプログラミングの技術や、ハードウェアとソフトウェアをつなぐための無線技術が必要だ。特に両方の分野に精通する人材はなかなか少なく、また一から教育するとなるとかなりの時間がかかる。

何よりもまず、IOT化するプロダクトの開発に必要なのが、製品のコンセプトや機能ももちろんだが、開発のスピードが鍵となる。というのも、アプリケーションを使用するという特性から、アプリビジネスと同様、はじめに多くのユーザー数を獲得した企業が圧倒的に優位に立つことができる。

登録するユーザーの膨大なビッグデータを元にすれば、その使用方法からさまざまな傾向が分析可能で、次の製品開発やそれ以外のサービス提供につなげられることができる。いわばIOTプロダクトのビジネスモデルは、単純な製品そのものの価値以外に、アプリケーションによる生活環境や行動の変化まで拡大するものだといえよう。

その際、開発スピードを他社よりも早くし、いち早く浸透させるためには技術的なバックグランドの確保が絶対条件だ。だが冒頭で述べたとおり、ゼロから開発を始めるのは非常にコストがかかり、全ての企業が開発できるわけではない。そのような中、新たに一定レベルのアプリケーションを利用でき、自由にカスタマイズしてモノに組み込むことができるオープンソースのサービスが登場している。

本日はIOT化を促進させるbuglabsのオープンソースコミュニティフリーボードをご紹介しよう。

IOT オープンソースプラットフォーム 製品開発 freeboard

プロダクトをIOT化するオープンソースプラットフォーム

冒頭で述べたとおり、プロダクトをIOT化するには、一定の技術レベルや開発予算、人的確保といったハードルが存在するが、Buglabsが提供するオープンソースのプラットフォームをフリーボードを利用すれば、手軽にプロダクトとアプリケーションの連動ができ、一定のアプリケーションを初めから利用することができる。

モノをインターネットでコントロールするためのアプリケーションは様々だが、フリーボードを利用すれば、アプリケーションの機能をウィジェット化でき、簡単にシームレスにアプリとして利用することができる。例えばGPS機能による追跡システムや、空気の状況をモニターするセンサー用アプリ、湿度、温度、や部品の位置情報を計測するための機能、またセキュリティや遠隔監視モニターのアプリケーションなどさまざまな機能を自由にモノに組み込むことができるわけだ。

プロダクトを機能させるためのコードは、dweet.ioというベースコードが配布されており、それを書き換えることで簡単に上記のような機能が発揮することが可能。

ちなみにこのサービスはデータとアプリを共有するパブリックサービスがゼロ円。セキュリ的保護されたプライベート専用のアプリ利用は、月額料金がかかるビジネスモデルだ。既にこのdweet.ioとフリーボードを使い、フォードやユナイテッド·テクノロジーズ、ルネサスのようなハイテク企業が独自のIOTプロダクトの開発に乗り出している。

フォードとスタンフォード大学が開発する完全自律走行自動車の開発にも使用

例えばフォードは今年の1月にパロアルトに新たなイノベーションセンターを開発したが、そこで開発される自動車にこのフリーボードを使用している。ここの研究所で開発される次世代型自動車は、IOT化された完全な自律走行自動車だ。

この自律走行自動車は完全に自動で動く車で、センサやカメラ、GPSなどを用いて位置情報を特定、障害物を避けて目的地に向かうことができる、まさに未来の車だといえる。その際にクラウドコンピューターやアプリケーションと接続され、顧客のさまざまな体験をビッグデータとして蓄積、更なる改善に結びつけるという役割が期待される。

フォードはこの開発にスタンフォード大学やアップルをはじめシリコンバレーの研究者がフォードと共同で開発を進めるが、そのアプリケーションの開発のベースとしてBuglabsが提供するオープンソースのプラットフォームをフリーボードが利用されている。

IOT オープンソースプラットフォーム 製品開発 freeboard

IOT オープンソースプラットフォーム 製品開発 freeboard

まとめ IOTプラットフォームの拡大とその影響

Buglabsが提供するフリーボードのようなオープンソースのプラットフォームによって、大手メーカーもあらたな新製品開発を行う新興メーカーも一定の開発スピードを手にすることが可能だ。Iまた今回ご紹介したフリーボード以外にも既に、GoogleやアップルがIOTプロダクトの開発を促進する開発キットを提供し始めている。

このような状況を見てみるとプログラムやアプリケーションの開発はおそらく一定のレベルまでは安価で提供できる時代になっていくことが伺える。そのため新たにその製品をIT化する場合はこうしたプラットフォームを利用することで比較的容易になるのかもしれない。

このようにハードウェアの開発がどんどん容易になれば、多くのアイデアを形にしやすくなるかもしれない。しかし同時に、その中において価値を発揮し続けることは難しくなるだろう。

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