イタリアで3Dプリンターで作るデザインコンテストDesignWinMakeの募集が開始

By | 2014年2月7日
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3Dプリントできるプロダクトデザインコンテスト

3Dプリンターのクオリティが高まることによって、最終製品の製造に使用される取組が各国で盛んにおこなわれ始めている。

イタリアのデザインマガジンであるArredativo.itはプロダクト、建築、インテリアに関する情報をインターネット上で配信するwebマガジンだが、新たに3Dプリンターで作ることができるデザインコンテストの募集を開始した。

Arredativo.itが開始したデザインコンテストはDesignWinMakeと言われるもので、コンテストで選ばれた製品は、イタリアのマーケットプレイスMakeTankで販売されることになる。

コンテストに選ばれるポイントは革新的で、新しいデザインであることだ。具体的なポイントとして、

募集のポイント

  • 3DCADから3Dプリンターで製造できるもの
  • 出荷しやすい電子商取引に適したもの
  • 既に工業化されたり商業科された製品は除く
  • 他人の知的財産権を侵害しないもの
  • 安全性が担保され、規制や法律に違反しないもの

デジタル上で生産から販売を行う仕組み

DesignWinMakeによって選出された製品はイタリアの電子商取引サイトMakeTankで販売されることになる。

MakerTankの特長は多くのデザイナーや職人が登録しているサイトで、デジタル製造と職人の加工技術を組み合わせて製品化しインターネット上で販売、出荷するという仕組み。

扱われているプロダクトはサイト上には3Dプリント製造できる製品も多く並んでおり、家電製品から、家庭用品、アクセサリ、ファッションアイテム等豊富にそろっている。

プロダクトによっては完全に3Dプリント製造のものもあるが、職人が加工して納品する製品が数多くそろっている。

今回のコンテストの目的はMakerTankは完全なマーケットプレイスとしての機能を果たしつつ、Arredativo.itと提携することで未来のプロダクトデザイナーを育てようという意気込みが感じられる。

Arredativo.itはもともとの設立の目的として、優れたデザイナーを見つけ育て、デザイン業界を支援するという意味も持っているからだ。

MarkTankで出品されている製品

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 まとめ デザイナーと職人が主役の時代になる

3Dプリンターの造形クオリティがよくなるにしたがって、最終品の製造に使用されるケースがどんどん増えてきている。

従来デザイナーの業務はあくまでもデザインだけにとどまるもので、量産はメーカーの仕事であった。

しかし3Dプリント技術によりデザイナーがデザインしたデータから1個単位で製造が可能になり、なおかつインターネット技術を通じてその製品に興味があるユーザーとダイレクトでつながることが可能になっている。

こうした3Dプリント技術とインターネット技術といった二つの最先端技術がもたらすものはどういう影響があるのであろうか

かつての産業革命によって職人の単品生産が主流ではなく大量生産体制の時代をもたらしたように、この二つの技術は新しい時代の主役になるのはデザイナーと職人たちかもしれない。

デザイナーはその製品をデザインする際に、その製品のあらゆる社会的背景を考慮して、以下に広く大衆に受け入れられるかを念頭におき製品を作る。

そうしたデザイナーの視点は興味関心を引く人々とダイレクトにアプローチできるインターネット技術が最適であるからだ。

また、デザイナーであれば製品の仕上がったクオリティも高く保とうとするのが当たり前になる。

現状の3Dプリントで作られたそのままのものは質感も雰囲気もないものだが、そこに更にデザイナーの感覚が分る職人の手が入ることで人に訴えかけるプロダクトができるのではないだろうか。

今回のDesignWinMakeという取り組みはものづくりの最先端を行く取り組みだ。

3Dプリント技術でデザイナーがものづくりを行う記事はこちら

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