磁器とコルクのコーヒーカップはコーヒーの味を落とさず持ち運び可能

By | 2014年9月16日
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プラスチックや金属製カップの不味さ

世界の使い捨て紙コップの廃棄量は年間で580億杯分になると言われている。その大半がコーヒーによる消費だ。最近ではエコ意識の高まりからタンブラーや水筒を持ち歩くことが普及してきているが、そのほとんどがプラスチックでできている。

飲料水に使用されるプラスチック容器は基本的に食品安全基準を満たした素材が使用され影響はないが、味には影響すると言われている。

そのためスターバックスやタリーズコーヒーなどの本格コーヒーショップでは磁器によるコーヒーカップで提供をしている。これは洗う手間などを考えてもコーヒーはやはりコーヒーカップで飲んだ方がおいしいからだ。

しかし磁器や陶器のコーヒーカップを持ち歩こうという人はいないだろう。かさ張るし、移動中に落として割れたり、カバンの中で割れる可能性もあるからだ。一方金属製のカップは割れることは無い。だが金属製のカップで飲むコーヒーも決しておいしいとは言えないものだ。プラスチックとは異なる独特の金属臭がし、コーヒー本来のおいしい味を楽しむことはできない。

そんな磁器の質感を残したまま、割れることがないコーヒーカップが開発され登場している。それはCORTICAと言われるコーヒーカップで磁器とコルクでつくられたコーヒーカップだ。

 磁器の味とコルクの耐衝撃性を融合

CORTICAは、磁器のまわりをコルクで覆うといった商品設計が特長だ。磁器のコーヒーの味を保つという機能と、コルクの耐衝撃性、保温性を合わせることに成功したコーヒーカップだ。

このコーヒーカップを作ったロバート氏は持ち歩くことができるマグカップを15年間も探し続けたという。その結果、常に目にする持ち歩き可能なカップはプラスチック製か金属製のものばかりで、コーヒーの味を磁器並みに保つことができるカップを見たことは無かったという。

その15年間の思いがこのCORTICAの開発に生かされている。また、開発に当たり、コーヒーによる紙コップの廃棄量の多さも影響を与えており、使い捨て紙コップが減らせるようなコーヒーカップを作ることが情熱になっていったという。

一般的にあまり知られていないがコルクは加工しやすく再生可能な素材。いろいろな商品の製造に使用されているが、このCORTICAでも再利用のコルクが使用されており350ものコルクの森林の保護に役立っている。ちなみに1個あたり25ドル約2500円とお得な値段。

CORTICA

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磁器のカップをコルクで保護

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フタ尽きで持ち歩けるタンブラーとしても使用可能

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外出先でもコーヒー本来の味を保ったまま楽しめる

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最もコーヒーの味を保てる素材を使用

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手作りで作られる

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まとめ

このCORTICAは設計者のコーヒーカップに対する熱い思いが詰まった商品だ。その思いは徹底したユーザー目線という形で表れている。コーヒーの味をそのままどこでも楽しめるという徹底した機能以外に、食洗機で洗うことも可能だし、まわりのコルク部分が汚れれば取り替えることも可能だ。

確かに水筒やタンブラーで飲むコーヒーはプラスチックについた独特の臭気がありおいしくはない。この微妙に感じる不快感や違和感を突き詰めるとCORTICAのような商品が生まれるのかもしれない。商品開発やプロダクトデザインの原点にあるのは既存商品に存在するちょっとした違和感から始まるケースが多い。そんなことを実感させてくれる商品開発だ。

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