東南アジアで急成長するインドネシアのe-コマース市場

By | 2013年10月4日
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拡大する東南アジアのe-コマース

近年、経済成長が著しい東南アジア諸国だが、e-コマース市場も年々増加している。特に東南アジアにおいてはインドネシアが最大規模で、今後も潜在力が期待されている。下記のデータはVela Asiaが発表したデータで、インドネシア、タイ、ベトナム、マレーシア、シンガポール、フィリピンで500人以上のインターネットユーザーを含む公的に利用可能なデータから、東南アジア全体におけるオンラインショッピングの行動を独自に分析したものだ。

下記の図はe-コマースのマーケットとインフラをそれぞれポイントにまとめたものだ。人口に比例してインドネシアのインターネットでのマーケットが最も高くなっている。

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次は、東南アジア諸国のインターネットユーザー数の比較データと、どの程度の金額が取引されているかを示す平均取引額のデータだ。インドネシアはインターネット普及率が低いにもかからず5500万人のユーザーがおり、ついでフィリピンの3400万人が多い。

一方、平均取引額から見ると、最も高い金額はシンガポールで39 USD、最も低いのがベトナムで22 USD で、インドネシアは4位の30USDとなっている。

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さらに下記のグラフから3点の特徴がわかった。

①東南アジア諸国ではデスクトップユーザーがまだ多数を占めている状況だ。タイが95%、インドネシアが87%と高く、シンガポールはモバイル高速通信が普及しているため、デスクトップユーザーは低い傾向にある。

②一方、e-コマースに欠かすことができないオンライン決済(クレジットカード決済含む)では全体的にまだ低い状況にある。特に、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピンではインターネットで買い物をする人でオンライン上で決済する人は5%以下だ。シンガポールのみが50%の人がオンライン決済を行っている。

③第三に、シンガポールとフィリピンでは、送料無料が普及しており最も当たり前な手段となっている。そして、送料無料かかかったとしても早い納品が好まれる傾向にある。インドネシアでは19%しか送料無料で利用できる人がいなかった。

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まとめ

東南アジアのe-コマース市場はまだまだ成長途上の状況にある。インドネシアはインターネット普及率が低いにも関わらず人口が多いことも相まってe-コマース市場が大きい。しかしクレジットカード決済などのオンライン上での決済がまだ当たり前になっていないことから、発展の余地が相当残されていると見える。世界中でe-コマース市場が成長を遂げる中、アジアでは中国に次ぐ有望市場として注目し続ける必要がある。

参考レポート:Southeast Asia eCommerce Readiness Index

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