84億ドルの市場に!世界最大3Dプリンターメーカー、ストラタシスの見通し

世界シェアNo.1の3Dプリンター製造会社 ストラタシス

ストラタシス社は3Dプリンターを製造する最大手企業だ。イスラエルの大手3DプリンターメーカーであるObjet社と合併し、デスクトップタイプで圧倒的なシェアを誇るメーカー・ボットを買収を行った。そのためストラタシス社は3Dプリンターのメーカーでは高性能な業務用と低価格な一般家庭用の両方の分野において圧倒的な市場シェアを誇っている。

3Dプリンターはこのストラタシス社ともう1社のトップ企業である3Dシステムズ社の2社が圧倒的なシェアを持っており、2社で世界シェアの70%以上を占めている。

3Dプリントは大幅なコストダウンと時間短縮を可能にする

ストラタシス社は、3Dプリンターを使用することでサプライチェーンの効率化をより高められるとともに、製造の競争力を強化することができると発表している。主な用途としてラビットプロトタイピングと呼ばれる試作品の製造、ダイレクトパーツの生産の二つの分野で用いられ、コストと時間を削減することに役立ちデザインの迅速な変更・修正を可能にする。

アメリカの製造業では様々な分野で導入されており、自動車、医療、航空宇宙産業などで3Dプリンターは使用されており、試作品の製造と、パーツ生産の二つの用途で威力を発揮している。

3Dプリント市場は84億ドルのグローバル市場になる

3Dプリンターが使用されることによって生み出される市場は2025年には84億ドルのグローバル市場になるとも予測されている。従来の大量生産体制をしいている製造よりも大幅なコストダウンをもたらすことから、世界中の製造現場での導入が増えていき、3Dプリント産業は2017年までに6億ドルに達する可能性があるとウォーラースアソシエイツ・コンサルティング会社が発表している。

今後数年間で3Dプリント市場は2桁の比率で成長していくとも言われており、その業界の中でもストラタシス社の製品は自動車、航空宇宙、防衛、エレクトロニクス、消費財、教育、その他の企業で使用されている。

まとめ

クリスアンダーソンのメーカーズが発売されて以降、3Dプリンターは急速に注目を集め、次の産業革命やメーカーズ革命と呼ばれ多くの注目を集めているが、実際にどのように製造業の現場で役に立つのだろうか?実際に3Dプリンターを導入して革新的に何かがかわったという事例はまだあまり多くはない。

もともと3Dプリンター自体は製造の現場やデザインの仕事に関わっている人たちにはそんなに珍しいものではなく、何年も前から、プロダクトデザインの工程で、試作品を製造するのに使用されてきた。

アメリカの製造業では導入がかなり進んでおり、自動車業界や航空宇宙産業の分野では「試作品の製造」と「ダイレクトパーツ製造」の二つの用途で使用されている。代表的なメーカーでもGM,フォード、ロッキード・マーチン、GEなどの超大手企業が導入をしているが、どの企業も共通していえることはコスト削減と時間短縮という二つのメリットだ。

本サイトでは今後も可能な限り製造現場での3Dプリンターの使用事例を取り上げ、どのように製造現場やサプライチェーン、デザインの工程に影響を与えていくかをご紹介したい。

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