3Dプリンターの使用状況
2013年度は3Dプリンターが世界的に躍進している年だ。各調査機関が3Dプリント市場の予測を次々に発表したり、3Dプリントメーカーが上場したりと、ほぼ毎日メディアでの報道が絶えない。こうした状況の中、オープンソースの調査プラットフォームであるPeer Productionが3Dプリンターに関する調査レポートを紹介する。
本調査は344の回答から得たもので、地域分布は下記の通り、
- ヨーロッパ:44.7%
- 北米:45.4%
- オーストラリア&オセアニア:3.1%
- アジア:5.2%
- 南米:1.4%
- アフリカ:0.3%
下記は初めて3Dプリンターを使用した年度のグラフである。2006年度以降急速に増えている。
次はどのような目的で使用しているかという調査結果だ。
- 芸術品:165回
- 機能モデル:136回
- 機器のスペアパーツ:131回
- 直接パーツ製作:108回
- 研究・教育目的:100回
次はどんな種類の素材を使用しているかの比率で、ポリマー・ABSが最も多く、次いで金属の順番になっている。
次はもっとも使用されている3Dプリンターの種類だ。
次は3Dプリントサービスの利用頻度で、圧倒的に覆いのがShapewaysとなっている。Shapwaysは2012年度には100万個ちかい製品を世界中に出荷納品した実績がある。
3Dプリンターを使用する動機は以下の動機のようだ
上から、
- プロフェッショナルな品質を求めて
- 出力製品を販売してお金を稼ぐ
- どのようにサービスがなされているかのテスト
- 出力サービスが3Dモデルを配布する
- 自分の3Dモデルを共有する
- 自分の3Dモデルのフォードバックを得る
- 自分の3D製造関連のアプリを公開する
最後に将来的に3Dプリントに求めるものは
- 出力された製品の品質:166
- 出力スピード:119
- マルチカラー印刷:116
- 金属素材印刷:115
- 出力素材の価格の低下:112
- 印刷コストの低下:111
出所記事:Surveying, analyzing and documenting peer to peer practices
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